最終更新日:2025/4/10

(株)十八測量設計

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設コンサルタント

基本情報

本社
熊本県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社員を大切にする温かな社風のもとで、地域密着で貢献できるやりがいある仕事

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若手・中堅社員がそれぞれの立場で語る、働きやすさや仕事の魅力

熊本県の地場建設コンサルタントとして、創業から半世紀以上の歴史を重ねる(株)十八測量設計。社長自ら「社員が財産」と語る企業理念が反映された社風や、地域に貢献する仕事のやりがいについて話を聞きました。

■荒木さん(写真左)
調査部 技師 (学士を経て専門卒2年目 2023年入社)

■鈴木さん(写真右)
測量部 測量技師 (専門卒4年目 2021年入社)
 
■丹生さん(写真中央)
技術部 主任調査役 (大卒9年目 2016年入社)

(株)十八測量設計で働く、先輩社員たちをご紹介!

調査部の若手技師として活躍する荒木さん。測量現場で基準となる杭やプレートを見つけ出し、図面の情報と現場の状況が一致した時の爽快感は格別!
ドローン測量のエキスパートとして期待される鈴木さん。「ドローンの飛行計画を自分で立て、計画通りにデータがとれた時に一番のやりがいを感じます」と語ってくれた。
「主任調査役」として現場を率いる丹生さん。設計をする際には、一つのミスが後々の作業に大きな影響を与えかねないという責任感を胸に、細心の注意を払って仕事に臨む。

日々の地道な測量が、地域の役に立っていることを実感して、力がわいてきます【荒木さん】

●文系出身、大学卒業後に測量を学び直す
大学では経営学部で学んでいましたが、在学中にコロナ禍となり社会情勢が不安定になったことから将来を考え直しました。資格をとって技術で勝負できる仕事を検討するなかで魅力を感じたのが、測量の仕事です。私が高校生の頃に熊本地震が発生し、実家周辺も大きな被害を受けました。測量は災害からの復旧時にも欠かせない仕事であることを知り、大学卒業後に測量の専門学校へと進学。当社を選んだ理由は、会社見学をした際に感じた人の温かさです。複数の企業を見学しましたが、先輩方の親しみやすい人柄に惹かれました。

●「土地の戸籍」を確定するための測量
測量のなかでも私が担当しているのは「地籍調査」と呼ばれる分野です。”地籍”とは、いわば土地の戸籍のことで、土地の境界と面積を測量して図面を作成しています。その図面をもとに登記がなされ、どの場所にある、どれくらいの広さの土地を、誰が所有しているかが明確になります。そのため、私たちの測量の一つひとつが重要な役割を担っているのです。

●被災地の測量で地元に貢献
生まれ育った熊本県の益城町や、その隣の御船町の測量を担当しており、地震による影響で再測量を行う機会が多いです。そのため、地元の役に立っているというやりがいを感じています。また土地を所有されている住民の方が測量に立ち会われることがあり、直接ねぎらいの言葉をかけていただけることも喜びにつながっています。現在は先輩のサポート業務が中心なので「地籍主任調査員」の資格をとり、班長として現場を任されるようになるのが当面の目標です。資格取得にあたっては、講習会や受験の費用が会社負担であるなど、バックアップしてくれるので心強いです。

●社員思いの温かな社風
測量は屋外での作業になるので、決して楽な仕事とはいえません。やりがいを感じながら仕事を続けられているのは、入社前に感じた通りの、温かい人間関係のおかげだと思っています。社長は毎朝「きつくない?」「何かあればすぐに言いにおいで」と声をかけてくれますし、測量中も先輩方が経験の浅い私を気遣ってくれます。測量はチームで作業をするので、常に先輩方と一緒に行動しますが、趣味の話や世間話で盛り上がって毎日楽しいです。社員を大切にしてくれる社風は、当社の大きな魅力だと実感しています。

ドローン測量をはじめとした先進技術に触れる機会が多く、充実しています【鈴木さん】

●社会インフラ構築のスタートとなる測量の仕事
技術部が計画や設計を手掛ける、道路や河川、堤防などの新設工事。その計画は、私たち測量部が行う「測量結果」をもとにスタートします。そんな測量は、社会インフラの新設時のためだけではありません。ダムの川底の高さを定期的に測量して土砂を取り除く工事の計画に役立てたり、火力発電所に積まれている石炭の量を割り出すための測量を行ったりなど、まだ入社して数年ですが、さまざまな現場を経験することができています。

●ドローン測量で業務を効率化
私は学生時代にドローン操縦の資格を取得し、そのスキルを活かして、社内でドローン測量を推進する役割を担っています。ドローンにスキャナーやカメラを搭載して飛ばすことで、安全かつ効率的に測量することができるのです。これまで何日もかかっていた道路の測量が、ドローンで上空から撮影することによって一日で終わるなど、その効果は大きなものです。

●先進技術を導入するため、新部署が設置される
当社ではドローン測量以外にも、先進技術の導入に積極的で、レーザースキャナーを手に持って歩行しながら測量できる「LidarSLAM」による測量も進めています。2024年度からは専門部署として「DX推進室」が設置されたので、今後は新しい技術の導入がさらに加速しそうです。先進的なテクノロジーに触れる機会が多いので刺激になっています。その分、学ぶことも多くなりますが、勉強したことを現場で実践し、自分の成長を実感できるので手応えを感じています。今後は社内のドローン測量技術をさらに広めていくために、力を発揮したいです。

●年次や役職に関わらず、距離の近い人間関係
測量部には20代の若手社員が多いので、入社の頃からなじみやすい雰囲気でした。また上司とも距離が近く、話しやすいです。ドローン測量の技術を先輩方に教えることもありますが、良好な人間関係のおかげで教えにくさはありません。ドローン以外の技術は先輩方から丁寧に教わることができ、互いに得意な分野を教え合うことで高めていけるポジティブな環境です。「元気にやってるか?」と社員一人ひとりを気にかけてくれる社長の優しさも嬉しいです。当社では日常の風景になっていますが、社長と若手社員が毎日必ず会話を交わす会社は、きっとめずらしいのではないかと思います。

愛着のある熊本で、安全で便利なまちづくりに貢献できることがやりがいです【丹生さん】

●技術+コミュニケーションが重要な仕事
技術部では橋や道路、河川、下水道などのインフラの新設・整備にあたって、その設計や計画を担当しています。測量部が作成した地形図を元にCADを使って図面をつくったり、工事で必要となる資材の数量を管理したりしています。公共事業に携わることになるので、自治体の担当者と打ち合わせをする機会が多いです。相手の要望をヒアリングした上で納得していただける成果物にするためには、技術力に加えて、円滑に意思疎通を図るコミュニケーションスキルが重要な仕事です。

●キャリアを重ねながらマルチプレーヤーへと成長
入社後、まずは「構造・メンテナンスチーム」に所属しました。その後、災害の復興を担う県庁の出先機関への出向を経て、現在は「道路・河川・防災チーム」に所属しています。技術部内でチーム分けされているものの、特定の分野に特化しないマルチプレーヤーを育てるというのが当社の方針です。所属チームの枠に縛られることなく、多様な現場を経験できるのが当社の魅力。道路も橋もつながっているので、道路のことだけ、橋のことだけ詳しくても質の高い仕事はできません。安全で便利なまちづくりに貢献できることにやりがいを感じています。

●地域住民の期待の声が力になる
私たちが計画する土木インフラは何十年も利用され続けるものです。家族でドライブしながら「この道路はパパが計画したんだよ」などと自慢できるのは、この仕事ならではの魅力だと思っています。私はこれまで、県道の車線を増やしたり、幹線道路を延伸したりする事業に関わってきました。その時に、地域住民の皆さんから「工事が完成して生活が便利になることを待ち望んでいる」という期待を直接聞くことができました。人の役に立つ仕事ができていることに誇りを感じつつ、その期待に応えたいという思いが原動力になっています。

●いつまでも学び続ける姿勢を大切に
キャリアを重ねるにつれて役職が上がり、現在は「主任調査役」として現場の主担当者を任されています。サブ担当者である後輩を指導する立場にもなりました。これまで経験した技術や知識を後輩に伝えつつ、私自身まだまだ学ぶことばかりです。技術は常にアップデートされていきますし、土木業界は資格がものを言う仕事でもあります。向上心を忘れず、新たな技術の習得や資格取得を目指し続けることが目標です。

学生の方へメッセージ

【荒木さん】
社員思いの温かな社風は、現場での気遣いだけではなく、オンとオフのバランスがとれる環境にも表れています。土日祝日の休みに加えて有給休暇も申請しやすく、残業せずに定時の17時に退社できることも多いので、自分の時間がたっぷりあります。ジムに行って体を動かしたり、趣味のスポーツ観戦に出かけたりなど、仕事もプライベートも充実しています。

【鈴木さん】
当社ではソフトボール大会やボーリング大会などの社内イベントが充実しているので、普段仕事で接点のない社員とも交流しやすいです。イベントへの参加は強制ではなく、やりたい人だけが自由に参加できるので安心してください。個人的に楽しみにしているのは毎年の社員旅行です。コロナ禍を経て再開され、鹿児島や沖縄に行くことができました!

【丹生さん】
全社的に社員満足を追求しており、困っていることがないか、社長が積極的に聞きに来てくれます。私が入社してからも制度の拡充が図られ、働きやすい環境が進化し続けています。育児休暇などの制度も、社長や上司の方から「利用しなくていいの?」などと声をかけている様子が見られます。社員一人ひとりに目を配ってくれるので、ありがたいですね。

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部署の異なる3名だが、撮影中も会話の絶えない和やかな雰囲気。部署や役職に関係なく、社員全員が互いのことを見知った関係のなかでチームワークを発揮している。

マイナビ編集部から

「企業にとっての一番の財産は社員である」と考え、社員を大切にすることに全力を注ぐ同社の魅力について、取材した3名の社員それぞれから具体的に聞くことができた。

普段仕事で接する同じ部署の先輩・上司から、仕事面だけではなく、体力・メンタル面にまで及ぶ手厚いサポートが受けられることに加えて、同社の魅力は全社的に社員同士の距離が近い点だろう。毎朝、社長自ら若手社員に声を掛けてコミュニケーションを図る様子や、部署や年次の異なる社員同士の談笑の輪に、いつの間にか社長も加わっているといった光景は同社の日常。「苦手な人が社内に一人もいないんです」「困ったことがあれば、社長や上司にすぐに相談できる安心感があります」といった社員の声が印象的だった。

今後入社することになる後輩に求めるポイントを取材したところ、挙がってきたのは“コミュニケーション能力““協調性“そして”向上心“といったキーワードだった。測量も計画、設計も、巨大な土木インフラに関わる同社の仕事は、一人で完結できるものではない。社内外のさまざまな関係者とコミュニケーションをとって協力することで、未来に残る道路や橋などをつくり、守っていくことになる。この視点からも、同社の良好な人間関係が心強いポイントとなるだろう。

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50年以上の歴史を重ね、豊かな社会づくりに貢献。厚労省認定の、子育てサポートが充実する企業「くるみん認定」を取得するなど、社員が働きやすい環境整備に力を注ぐ。

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