最終更新日:2024/6/1

中林建設(株)

業種

  • 建設
  • 建築設計

基本情報

本社
大阪府

取材情報

先輩100人100の就活

自分の“軸”と“価値観”を大切に、自身の目で会社の雰囲気を確かめて欲しい!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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土木・建築それぞれの先輩たちの就職活動をレポート

土木・建築の最前線で活躍する入社4年目の粟井さんと田中さんが登場。それぞれのフィールドで生き生きと働く先輩2人に、中林建設との出合いや入社を決めた理由、企業研究でのポイントについて話をうかがいました。

■粟井 朋弥さん(左)
土木部 工事課
2021年入社
関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科卒

■田中 菜摘さん(右)
建築部 工事課
2021年入社
摂南大学 理工学部 建築学科卒

先輩の仕事場拝見!

粟井「上司や先輩にわからないことを聞くだけでなく、主体的に考え行動しながらスキルアップできるよう心掛けています。当面の目標は国家資格を取得することです」
田中「面接で役職の方と話をした際、距離感がとても近く雰囲気の良さに惹かれました。入社した今もその時に感じた雰囲気はそのまま。ラフな社風が当社の魅力です」
「フレンドリーで話しやすい先輩が多く、実践を通していろいろなことを教えてもらえる風通しの良い職場環境だから安心して取り組める」とふたり。

インターンシップで複数の現場を経験。働きやすい雰囲気と人柄の良さがポイントに

高校時代、校舎の改修工事をきっかけに建築業界に興味を持ち、大学では都市システム工学科で幅広い観点から街づくりを学びました。その一方で、野球少年だった私は、ソフトボール部に入部して、毎日の練習を通じて多くの仲間と交流を深めていきました。

就職を意識したのは、大学3年生のとき。インターンシップに関する合同説明会で各社の話を聞きながら、同じ建設業界でも企業規模や事業の特徴、社風などが異なることを知り、本格的に企業研究をスタートしました。働く環境を重視した私は、夏に2社、冬に3社のインターンシップに参加。中林建設には夏と冬の2回連続で申し込み、護岸と高速道路、ダム関連の施工現場に行きました。どの現場もアットホームな雰囲気で話しやすく、働きやすい会社だと直感したことが決め手に。また、地方出身の私にとって、家賃補助などの一人暮らし支援制度があることも魅力でした。

入社後は、配水管の布設工事の現場で、朝礼の進行、施工写真の撮影と管理、安全に関する書類作成を担当。大学時代に土木を学んできたものの、新たに覚えることがたくさんあり、頭の中で整理するだけでも大変でした。そのとき、上司から「これからもわからないことはたくさん出てくるから、何かを知る方法を熟練させることが大切」とアドバイスを受け、自分で調べたり、先輩や職人さんに聞きながらスキルアップを図る毎日。この仕事は一生涯勉強であり、その重要性を痛感しながら、みなさんの優しく丁寧なサポートのもと、意欲的に仕事に取り組んでいます。

地上からはマンホールしか見えませんが、地下には複雑に配管が入り込んでいます。最初から最後までのすべての工程を見ながら「自分が手がけている!」と実感したときがやりがい。これからもいろんな現場を経験し、スキルを広げていきたいと思います。
【粟井 朋弥】

自分らしく働ける環境や最初から最後まで携われる仕事内容に惹かれて入社

興味を抱いた建築を学びたいと大学に進み、施工管理と設計の授業を受け、設計は向いていないと判断しました。もともと、毎日のように通り過ぎる工事現場が、日に日に様子が変わっていくのを見てワクワクして眺めていた私は、漠然と建築現場で働きたいと考えており、将来は施工管理に進みたいと思うようになりました。

大学3年生の夏休みには、インターンシップに参加。施工管理3社と一度は経験してみようと設計1社のインターンシップに参加し、やはりデスクワークが中心となる設計の仕事は私に向いていないと再確認しましたね(笑)。一方、施工管理のインターンシップでは、3社ともそれぞれ特徴があり、企業の大きさで建設現場の規模も異なるなど、いろいろな違いを知ることができました。大きな現場になると一つの現場に最後までいられないと聞いたことで、現場の最初から最後まで関わりたいと思うようになり、最終的にはインターンシップや会社面接でいちばん雰囲気の良さを感じた当社に決めました。

入社後は、13階建てのホテル、高速道路の料金所の現場を経て、現在は、10階建て2棟の集合住宅で工事写真の撮影や内装関係を担当しています。ほぼ更地の時から配属となり、今は5階まで工事が進み、1階の一部は内装までほぼ完成しています。何社もの業者さんとやり取りしながら、スムーズな工程を意識して仕事を進める難しさを感じていますが、建物がどんどんカタチになっていく様子を見るとやりがいを感じます。段取りする力が求められる仕事になるため、工程がスムーズに流れたら嬉しいですね。

特に嬉しい瞬間は、型枠をばらす瞬間です。建物の骨格が現われた時に一つの達成感が得られます。そんな私の目標は、後輩にも教えられるくらいの知識やスキルを磨くこと。これまで先輩たちに質問すると必ず何かしらの回答をしてもらえるなど、安心して仕事を進めることができていたので、今度は私がそんな存在になれたらと思っています。
【田中 菜摘】

学生のみなさんへのメッセージ

大手企業から中堅・中小企業まで幅広い視野で業界研究をし、勤務地や仕事内容、社風などの優先順位を決めることが企業研究の第一歩。できるだけ多くのインターンシップに参加することもお勧めします。友人からも情報が入ってきますが、自分に合う・合わないは人それぞれ。実際に足を運んで社風を肌で感じ、より多くの先輩方とコミュニケーションを取って判断することが大切です。

仕事は人生でも大半の時間を占めるため、私は働く環境や人間関係を重視しました。同じ現場で働く上司や先輩、職人さんはもちろん、他の現場の先輩も丁寧に優しく指導してくれる人に恵まれた環境で、多くのことを学んでいます。また、社会人になってから先輩に誘われてゴルフを始め、仕事とは異なるリラックスした雰囲気の中で親睦を深め、社内の人脈を広げています。

学生の皆さんは授業や研究、課題の提出、企業研究などで忙しいと思いますが、社会人と比べると自由な時間がたくさんあります。うまく時間を活用して旅行や趣味、友人との交流など、今しかできない経験をして存分に楽しんでほしいと思います。【粟井】

インターンシップで施工管理だけに絞らず、設計にも行ってみたのは、もしかしたら設計も合っているかもしれないと思ったからです。後から後悔したくないですし、設計の現場を経験することで役に立つこともあるかも知れません。最初は幅広く見ることが大切だと思います。

また、社会人になるタイミングで一人暮らしをはじめると大変だと感じていた私は、慣れ親しんだ大阪から離れたくないという思いもあり、働く場所に関しても地域に根ざせる会社を選択。どこで働くかも想像してみるといいかも知れません。

私が就活していた当時はコロナ禍で、会社訪問できない企業もありましたが、人事の方と直接話し、会社の雰囲気を知りたいと動いていましたね。学生の皆さんも機会があればぜひインターンシップにも参加してください。参加してはじめて面白いと思える企業と出合えることもあると思いますよ。

当社を企業研究する学生さんには、手厚い福利厚生にも注目して欲しいですね。私の場合、休日になると趣味のフィルムカメラを手に街に出て、好きな風景や建物を撮影してリフレッシュしています。【田中】

企業研究のポイント

まずは自分のしたいことを早めに明確にすること。方向性が早く決まるとインターンシップに参加するチャンスも増えるので、その後の活動の期間を有意義に過ごせるのではないでしょうか。インターンシップは、その会社の雰囲気を垣間見ることができる良い機会です。時間が許す限り参加することをお勧めします。

また、企業の規模によってもそれぞれに魅力が異なります。建設業界を例に挙げると、ネームバリューのある大規模な企業であれば、シンボリックな建物の建設に携わるチャンスがあるかもしれません。しかし、中小規模の企業も、地域に根付いた街づくりに携われるというおもしろさがあります。

50年以上にわたって大阪の街づくりに貢献してきた当社では、自分たちが手がけた建物を日常的に目にします。友人や家族に「このビルは自分が建てたんだ」と実物を見ながら言えるのも、当社のような地域密着型企業ならではの魅力だと思います。さらに、中小規模の企業の場合、一人ひとりが携わる仕事の領域も広く、若いうちから責任のある仕事を任されることが多いので、社会人として早く成長したいという人にとっても非常に良い環境だと思います。

進みたい業界を絞ったら、自分が望む働き方に合った企業を選択できるよう、しっかりと企業研究を行ってください。
【社長室 人事課長 岡本憲美】

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企業にはそれぞれに魅力と強みがあり、先入観を持たず、広い視野を持って企業研究に励んでいれば、おのずと進むべき道も見えてくると先輩からアドバイス。

マイナビ編集部から

独自開発の技術とノウハウを強みに公共事業から民間事業まで、幅広い土木・建築工事を手がける中林建設。地域に根差した総合建設会社として、大阪府を中心に55年以上にわたって確かな実績を積み重ねている。

社員が安心して長く働ける環境づくりも進んでおり、その一つが「健康経営」の推進。健康診断で良い結果が出た社員に金一封を支給する「健康手当」や、健康に関するテーマに沿って学べる「健康講座」など、さまざまな取り組みを実施し、経済産業省から「健康経営優良法人」の認定も受けている。その他、少ない自己負担で一人暮らしができるよう家賃を補助する「一人暮らし応援制度」や、1万円相当の肉などがプレゼントされる「バースディプレゼント制度」などもあり、社員にも好評だという。

また、地域に根差した事業を展開しているため転勤や遠方への長期出張が少なく、社員の持ち家比率が高いのも大きな特徴。現場が違っても仕事の後や休日に同僚と気軽に交流でき、そうしたことが温かい社風や人間関係の良さにつながっている。近年は、粟井さんや田中さんのような若手も活躍しており、全社員の約3割が20代で、女性の施工管理職の割合も増えているという。「先輩から見て盗み学べ」ではなく、「分からないことはそのままにせず質問しよう」という社風もある同社。取材を通して若手が生き生き、伸び伸び仕事に取り組める環境が整っていることも魅力だと感じた。

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近年は現場で働く女性社員が増え、年次を問わず、力のある人が活躍できる環境に。社員のモチベーションも高まり、社内の雰囲気もこれまで以上に明るくなったという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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