最終更新日:2025/3/16

(株)おてんとさん

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 専門店(その他小売)
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
宮城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

生産者に寄り添い、日本の基幹産業「農業」を支えることが私たちの使命

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農業は日本の「宝」。生産者と消費者をつなぐ架け橋に

地域農業を支える株式会社おてんとさんで活躍する3名の先輩社員にインタビュー。やりがいや目標から、農業の素晴らしさと仕事への意義を感じよう!

八島 理(EC事業部係長 /2015年入社)
嶋倉 史宙(ドローン事業課主任 /2019年入社)
及川 未実(おてんとさん大和店 / 2022年入社)

私の仕事術

問い合わせに対し、どのような対応をしたかを共有するようにしています。そうすることで次に同じ問い合わせがあった際、スムーズに対応することができます。
わかりやすい言葉で伝えることです。言葉のチョイス1つでその理解度が変わります。お客様がどんなことに困っているかを的確に理解するよう努めています。
レタスの隣にキュウリを置くなど、購買意欲につながる売り場の動線作りを工夫しています。生産者と消費者、それぞれの目線に立つことを大切にしています。

EC事業を通じ、全国の生産者に寄り添った商品・情報を届けたい

大学で植物生理学を学んだ私は、その知識を活かせると思い、当社への入社を決めました。入社3年目まで勤務した名取店での店舗業務では接客や発注業務を担い、農家さんをはじめとしたお客様の声を直接聞くことでニーズやトレンドにしっかり応える大切さを学びました。その経験は現在所属しているEC事業部の業務にも活かされています。

インターネット通販の運営を担うEC事業部は、肥料などの農薬資材をはじめ、当社が農家さんから直接仕入れて販売している宮城県産の米などを販売しています。具体的な業務としては発注管理、問い合わせ対応などです。店舗勤務の時は直接来店が可能な地域の方への対応でしたが、EC事業部は全国から注文や問い合わせがあり、これまで知らなかった地域性や農業の特徴を知ることができ、とても勉強になっています。また、農家さんから教えてもらうことも多く、日々、知識が蓄積されていることにも喜びを感じます。得た知識は私が担当するメルマガやSNSで発信すると共に、その年の病害虫などの傾向に合わせた商品など、農業に関する情報をご案内しています。

農業従事者は高齢の方も多く、ECサイトでの購入や、メールでの問い合わせに不慣れな方もいます。そのような場合は電話で対応するのですが、お悩みや困り事をお聞きし、商品を提案するようにしています。ニーズに適したものを購入いただいた結果、お喜びいただけることにやりがいを感じます。

農薬や灯油などを取り扱う当社では、国家資格である毒物劇物取扱責任者の資格取得が求められます。また、米の販売を担う私はお米の目利きとされる農産物検査員と、お米マイスターの資格を取得。資格取得の費用は会社が負担するので、自分が目指すキャリアパスを業務やスキルに応じて明確に描くことができます。

このように、社員の挑戦を後押しする当社は良い意味で上下関係がなく、誰もがフラットに意見を言える環境です。農業資材専門店と聞くと、少しかたいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、アットホームな社風の中、地産地消やSDGsに携わることができる魅力的な職場です。

今後はさらに知見を広げ、日本の基幹産業である農業を支えていくことが目標です。
(EC事業部係長 八島 理/2015年入社)

ドローンで農業の担い手不足問題に貢献。適切な対応で、事故ゼロを目指す

ドローン事業課では、農薬や肥料などを散布するドローンを取り扱っています。私は購入いただいたお客様のドローンのメンテナンス、アフターフォロー、ライセンス講習会の運営を主に担当しています。

農業従事者の高齢化や担い手不足により、近年、農業用ドローンの需要は増えています。宮城県でいち早くドローンに着目した当社は、農家の方に安心、安全に使っていただくため、操作方法などをしっかりマスターし、わかりやすくお伝えすることを心がけています。

メンテナンスの他、農家さんの依頼で圃場に出向き、ドローンによる農薬や肥料を散布することもあるドローン事業課は、農家さんと直接触れ合うことができる仕事です。ドローン散布によって作業効率が上がったことや、作物に良い影響を与えたなどリアルな声が聞けることにやりがいと面白さを感じます。

農業用ドローンは、農家さんによっては年に1~2回しか使用しないこともあるため、翌年の使用時期になると操作を忘れてしまったということがあります。電話での対応が難しい場合は直接農家さんに出向いて対応したり、農繁期に入る前の練習会を実施したりすることに加え、当社が販売した全てのドローンを回収、点検する作業を年に1回必ず行っています。このようなきめ細かな対応をすることで、安全性を高めています。

農学部出身の私は、実は機械にはそれほど詳しくなかったのですが、メーカーさんから指導を受けたり、自分で学んだりすることで知識を深めてきました。新しいことにチャレンジできる環境は自己成長にもつながっていると感じます。

今後の目標はドローンによる事故をゼロにすることです。操作の誤りから建造物にドローンをぶつけたりなどの事故はヒューマンエラーが最も多い原因なので、農家さんが安全、安全にドローンを扱えるよう、指導を徹底していきたいと考えています。高齢化や担い手不足は日本の農業が抱える大きな課題です。ドローンでその課題解決に貢献していくことを使命とし、しっかり応えていきたいです。
(ドローン事業課主任 嶋倉 史宙/2019年入社)

生産者と消費者をつなぐ架け橋に。産直を通じて地元の魅力を届けたい

私が当社に入社したきっかけは、就活期にコロナ禍を経験したことが大きく関係しています。英語科出身の私はそれまで、海外に興味が向いていたのですが、行動制限を余儀なくされるなか、改めて地元の良さを実感し、農業が盛んな宮城県内での就職を考えるようになりました。

現在、大和店内の産直担当の私は、店内に併設する農産物直売所「あじわいの朝」で売り場責任者を務めています。地元の農家さんの委託を受け、野菜や米、花きの他、精肉店の肉などを販売する売り場はいつも活気にあふれています。売り場を任されることに最初はプレッシャーを感じましたが、自分の頑張りが成果につながることをモチベーションに、日々、仕事に向き合っています。

非農家出身の私は、入社する前は野菜の旬をあまり意識することなく、スーパーで買うことがほとんどでした。産直を担当することで季節を意識するようになりました。また、旬の食べ物の美味しさや、生産者さんが丹精込めて作っていることに触れることで、農業の素晴らしさを感じています。

私の仕事は生産者と消費者をつなぐ架け橋のような存在です。具体的には、生産者さんの利益につなげるために、旬の農産物を一番目立つ場所に置いたり、搬入時に生産者さんに聞いた食べ方などをお客さんに教えたりしています。また、商品が品薄になった時は生産者に直接依頼し、商品を持ってきてもらうことで、魅力ある売り場を心がけています。

仕事をするうえで最も大切なのはコミュニケーションです。あいさつなど基本的なことはもちろん、日々の会話から信頼関係を築くことを常に意識しています。娘や孫のようにかわいがっていただくことも多く、改めて、地元の良さを実感する毎日です。

最近は農作物の旬の時期がわかるようになり、店頭に並ぶ時期を予想した売り場作りもできるようになってきました。作り手の思いに寄り添い、地域農業の発展に貢献することが当社で働く意義だと思います。その土地にしかない価値を見出し、生産者と消費者の期待に応えるお店を作り、発信していきたいです。
(おてんとさん大和店 及川 未実/ 2022年入社)

農業を通じて「地元を元気に」したい。意欲ある方を歓迎

当社は、農業用品を販売する農業資材専門店、農産物直売所、地元の食材を使ったレストラン、農業用品やお米を販売するネットショップ、ドローン販売・教習所、米穀の卸として20あまりの事業所を展開しています。
「農業は国の宝 地産地消を推進し 地元を元気にします」を企業理念に掲げ、創業以来130年にわたって地元農家に寄り添い続けることで農家の利益向上はもちろん、日本の農業を守り、食料自給率を高めることで食の安全保障にも貢献してきました。
今後も店舗の拡充や事業の拡大を計画しています。そのためには農業に興味と関心を持ち、農業を通じて「地元を元気に」することに意欲的に取り組める若い力が必要です。
私たちと一緒に進化し続ける「おてんとさん」を創造していきませんか。

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宮城県内に13店舗、岩手県内に1店舗を運営。売上高・店舗数ともに成長する当社は、農家さんに寄り添った事業展開を強みとしています。

マイナビ編集部から

明治30年に「高五商店」として創業した株式会社おてんとさんは、130年もの長きにわたって地域農業を支える歴史ある企業である。農業資材をはじめ、宮城県産の米の販売や、農産物直売所「あじわいの朝」の運営を通し、地域に根ざした事業を展開。消費者はもちろん、生産者からも厚い信頼が寄せられており、今後さらに店舗数を増やす予定だ。

成長著しい同社を支えているのが、今回取材した3名をはじめとする若手社員である。企業理念「農業は国の宝 地産地消を推進し 地元を元気にします」に感銘し、日々、農業の発展に向け尽力する彼らの言葉からは、日本の農業を支えることへの覚悟と、仕事への誇りを感じることができる。若手に裁量を与えながらも周囲がフォローする社風のなか、それぞれのセクションで農業に寄り添い、目標に向かっている。地域農業に寄り添うことは、日本の基幹産業である農業の発展に貢献することでもある。「農家さんとの距離が近く、教えてもらうことが驚くほどたくさんある」とは3名に共通する言葉だ。その真摯な姿勢からも、同社の仕事がいかに魅力的であるかを感じることができるだろう。

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農家にとってなくてはならないインフラ的存在として農業用品を中心に販売すると共に、すべての社員が元気に働けることを目標に日々企業努力を重ねている。

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