最終更新日:2025/5/2

(株)昭和システムエンジニアリング【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

堅実に成長を続ける独立系システム開発企業で働く社員のワークスタイル

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先輩SEの仕事やキャリアパス、やりがいとは

金融分野や公共サービス分野などのシステム開発を手がける昭和システムエンジニアリング。ここでは入社から約15年にわたりSEとして活躍している先輩社員に、キャリアパスややりがいなどについて話を伺った。

井上 宗一さん
ソリューションサービス事業本部証券第一統括部システム二部長
文学部卒/2009年入社

新人研修終了後から一貫して証券会社のシステム開発に携わっており、基幹システムの様々なプロジェクト開発を経験。約160名の開発メンバーをまとめるリーダーとして活躍している。

先輩社員からの一言

各チームリーダーとともにプロジェクトをマネジメントすることが多いのですが、次のチームリーダー候補となる若手社員育成の仕組みを作りたいとも考えています。
開発スキルはもちろん必要ですが、それ以上にSEにはコミュニケーションスキルが大切だと感じています。
社名がそれほど知られているわけではありませんが、約60年独立系SIerとして開発事業を展開しており、大手企業を顧客に安定した事業基盤があるのも当社の特色です。

入社以来、証券会社のさまざまなシステム開発を担当。現在は約160名を束ねるリーダー

当社は成長戦略の指針として「バイモーダル」というキーワードを掲げています。これは「Traditional IT Business:従来からのソフトウェア開発事業を主軸に事業を拡大」+「DX Business:DXビジネスへの参入を強力に推進」という2軸で、DXカンパニーの実現に取り組んでいくというものです。これまでの既存技術を活用し安定性を重視した開発だけでなく、クラウドやAIなど先端技術を活用したプロジェクトにもチャレンジし、時代のニーズに最適化しつつ、バランスの取れた事業体系の構築にも注力しています。

当社では金融業、製造業、流通業、官公庁等、多岐にわたるお客さまのシステム開発を請け負っています。私のキャリアとしては、2009年に入社して半年後に証券会社をお客さまとする開発部門に配属となって以来、さまざまな証券システムに関わってきました。現在は課長となりマネジメントを担当しています。開発現場ではリーダーとして約160名のメンバーを束ねる立場です。証券会社のプロジェクトでは、証券会社の業務で必要とされるような株取引システムや決済処理システム、一般のお客さまが利用するスマホから口座開設を行うシステムなど、証券会社の事業にまつわるシステムを当社で開発しています。

実際の開発チーム編成は、株、決済等、お客さまのチーム編成に合わせて、当社メンバーもそれぞれのチームに参画し、お客さまと一緒に開発に取り組んでいます。私の役割は各チームリーダーと連携しながら開発プロジェクトを進めることです。最終的なお客さまは証券会社となりますが、当社と証券会社の子会社であるシステム会社と開発パートナーとなってシステムを形にしていきます。

どのプロジェクトにも通じる、SEとして働く上でのやりがいは、やはり自分の手を動かしながらプログラミングを行ってシステムを組み上げていく楽しさでしょう。加えて開発の起点となる要件定義から設計や開発、テスト、本番リリースといった、上流から下流までの一連の工程に携われるのも達成感が得られます。

直近の開発プロジェクトでは300人月の大規模な開発をマネジメント。自身の成長にもつながった

私のこれまでの具体的なキャリアパスもご紹介します。入社後は2カ月間、新入社員研修でビジネスマナーから開発の基礎的な知識について学びました。研修ではJava言語を使った模擬開発も経験しました。研修後は仮配属としてメーカーの開発現場に勤務。先輩社員の業務を見ながら、OJTを通じて実践的な知識を身に付けていきました。その後、証券会社をお客さまとする開発部門に本配属となります。株式や債券の決済システムの開発プロジェクトを担当後、株式のオンライントレードシステムなどにも携わりました。以降もNISAに対応するためのシステム開発、税制の変更に対応するためのシステム開発などを担当。NISAや税制変更の開発プロジェクトは関わる人数も多かったのですが、その中でリーダーを任されました。リーダーとしての経験を積んだ後、直近で任されたのはマイグレーションと呼ばれる、既存環境からの最適化を目指して新しい環境に移行する開発プロジェクトです。工数で換算するとおよそ300人月(1カ月10人前後で約3年間に亘って対応)という規模の大きなものでした。

私はそれまで開発に必要な技術やシステム構成については自分自身ですべてを細かくチェックするようにしていました。しかし、このプロジェクトでそのやり方を適用した場合、業務が追い付かなくなることが予想されたため、任せることのできる部分は思い切って開発メンバーに任せる方針に切り替えました。開発メンバーとの信頼関係の強化、そして私自身のマネジメントスキルの成長にも繋がったこのプロジェクトはとても印象に残っています。

日々のワークスタイルとしては、サテライトオフィス2拠点と、お客さま先常駐のオフィス2拠点の4拠点があるので、1週間で各拠点を周ります。異なる拠点に勤務するメンバー、主に若手メンバーたちとコミュニケーションを取って、業務をするかたわら、何か困りごとはないか相談にも乗っています。開発拠点が分散していると社員同士の関係が希薄になりがちと思われるかもしれませんが、社内の縦横のつながりはしっかりしています。飲み会もありますし、必要に応じて直接コミュニケーションを取るようにするなど、親密な関係性を保つように意識している社員も多くいるからです。

漠然と営業職を志望していた就職活動。実はSE職は全く想定していなかった

私は大学では文学部に在籍していました。就職活動では漠然と営業職を考えていて、実はSE職は全く想定していなかったんです。誰でも知っている企業にエントリーシートを送って、選考に臨んでいたのですが、なかなかうまくいきませんでした。そこで今までに自分が目を向けてこなかった業界にもチャレンジしてみようと考えをあらためて、SE職を見てみることにしたのです。物は試しで受けてみたのが当社で、縁あって入社に至りました。

当社の説明会では担当者が文系卒のSEの方だったんです。学生の時にはラグビーに熱中されていた話をしていて、私も野球や登山などでアクティブに体を動かすのが好きなので、似た嗜好の社員がSEとして働いている点に親近感を持ちました。そのような方がいるのであれば、私もSEになれるだろうという、背中を押されたような安心感を持って選考に臨めたのが良かったんだと思います。

このエピソードからも分かるように、当社は文系理系を問わずSE職として活躍できます。その活躍を支えているのが研修です。2カ月間の新入社員研修で基礎的な知識を身に付けた後、OJTで実際のプロジェクトを通じて実践的なスキルを学びます。新入社員に必要なスキルアップ目標を設定しながらPDCAを回していくので、新入社員は次に何をすればいいのか理解しながら、着実にステップアップできます。

働く環境という観点からお話させて頂きますと、当社ではコロナ禍においていち早くテレワークを導入しました。もちろんお客さまの状況にもよりますが、現在も当社の働き方として定着しています。また転勤がないのも魅力。東京と大阪にオフィスがあるのですが、東京から大阪に転勤といった辞令はまずありません。そのほかにも、誰もが育休が取得できるのは当社のいいところだと思います。私も近々育休を取得します。私が特別なのではなく、当社は当たり前に皆さんが取得されています。

学生の方へメッセージ

就職活動に対するモチベーションを保つためにも、自身の興味や関心の向くままに就職活動を進めていくのも一つの方法でしょう。一方で私の就職活動の経験上、最初に全く関心・興味のなかったIT企業への入社となったことを考えると、うまくいかなかったり、行き詰まりを感じた時には、それまでに見ていなかった業界にも幅広く目を向けてみるのもお勧めです。就職活動はいろいろな企業を知る機会でもあるので、多くの企業と接してみてください。

私が当社の選考を受けた際には、対応してくれた社員の人柄の良さ、話しやすい雰囲気などがとても印象に残っています。ですからオンラインでの説明会はもちろんのこと、実際にオフィスなどに足を運ぶ機会があれば、直接、訪問してみるといいでしょう。働き始めたら社員の皆さんとは、毎日、顔を合わせることになります。オフィスがどんな雰囲気で、社員の皆さんはどんなふうに働いているのか、コミュニケーションはどんな感じなのか、感覚的に把握できる部分も含めて意識して見ておくのをお勧めします。

また就職活動の下調べでは事業内容や給与面に注目してしまいがちですが、休暇やテレワーク、育休・産休などワーク・ライフ・バランスに関する福利厚生の制度についても、しっかり確認しておきましょう。
(井上さん)

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「同期との仲もいいですよ。新入社員研修から切磋琢磨してきた関係でもありますし、今でもコミュニケーションを取っています」

マイナビ編集部から

今回の取材では入社から順調にキャリアアップを図っている井上さんに登場いただいた。業務内容ややりがい、入社理由など幅広く話を伺ったが、そのほかにも多くの話題をいただいたので、こちらに紹介しておきたい。

一つは同社が求める人物像について。「論理的に筋道を立てて、相手に話を伝えられる人がいるとうれしいですね。それさえできれば、入社時に開発の知識がなくてもプログラムができるようになると思います。新入社員の時から『論理的に筋道を立てて』というのは難しいかもしれませんが、意識を持ってそのように業務に取り組もうとする人なら大丈夫です」と話されていた。ご自身も学生時から物事を論理的に考えるタイプだったので、入社後にSEは向いていると気づいたのだそう。

また残業や休暇取得についても話を伺っている。「プロジェクトによって波はありますが、残業は月に15時間程度です。休暇の取得も気兼ねなく申請できます。お客さまである証券会社や開発パートナーのシステム子会社のほうでも、働く環境については高い意識を持っているので、当社でも働きやすい環境作りに努めています」とのこと。

井上さんは文学部出身。文系理系を問わずSEとして活躍できているモデルケースでもある。「IT企業で働いてみたいが知識がなくて不安…」と考えている人には、同社についてぜひチェックしてほしい。

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証券・銀行・保険を中心とした金融業務に加え、製造、流通、医療から電力や官公庁などの公共サービスまで。多種多様な業界のシステム開発を手がけている。

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