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最終更新日:2025/5/16
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部署名アイソトープ部 技術課
仕事内容医療用・工業用線源の検収業務
工学部で原子力工学を学んでいた私は、大学院に進み核燃料における燃焼計算の研究をしていました。使用済核燃料を対象に、核燃料中の組成がどうなっているかを3次元で計算するのですが、この研究にモンテカルロ計算を組み入れたことが日本原子力学会で評価され、優秀賞を受賞することができました。その経験が励みとなり、就活では自分の専門分野が活かせるところを絞り込んでいました。日本アイソトープ協会については、協会が発行しているアイソトープ手帳というデータ集を研究でも使用していたのでその存在は認識していました。たまたま大学のキャリアセンターの掲示板で同協会が新卒募集をしていることを知ったのが、応募のきっかけです。結果的にアイソトープ関連企業5社から内定を頂戴したのですが、実際にアイソトープそのものを扱えるところは限られており、より専門性を高められる環境を求めて日本アイソトープ協会への入職を決めました。少数精鋭で、年齢に関わらず様々なことにチャレンジできる風土も魅力的でした。
技術課における私の業務は、医療用・工業用の放射線源の検収です。検収とは、発注に応じて納められたアイソトープが、注文時の条件を満たしているか確かめた上で受け取ることですが、品物がアイソトープであるだけに、そこには様々なハードルがあります。特に当協会ではアイソトープの大半を海外から輸入しているため、実際に使用するお客様のオーダーに沿った入念な確認が必須です。まず、アイソトープが格納された容器の確認からスタートし、容器の破損や輸送時に問題はなかったか、容器が汚染などしていて施設・設備を汚染する危険はないかをチェックします。続いてそのアイソトープがお客様側の要件を満たしているかどうか検査をするのですが、放射性物質は減衰するため、輸送期間なども加味した計算が求められます。さらには線源番号という固有のシリアル番号による徹底管理も、私たちの役目です。こうして検収を経たアイソトープは、医療用ならば人々の生命を救う機器に、工業用ならば非破壊検査など社会生活を支える機器に用いられ、世の中で広く役立っています。そこに大きなやり甲斐を感じます。
日本アイソトープ協会は、1951年に設立された歴史ある団体です。それだけに技術ノウハウの蓄積が豊富であり尊敬できる先輩もたくさんいます。私は入職してまだ4年目ですが、頼れる先輩たちのように自分を磨き、将来の後輩にも尊敬されるようにスキルを身に着け、協会にとって必要な人材になることが今の私の目標です。
これは入職してから分かったことですが、日本アイソトープ協会の業務は実に幅広いんですね。状況によっては丸一日現場に出ていることもあれば、事務業務でその日が終わることもあります。ですから仕事の分野にとらわれず環境を楽しみながら仕事に取り組める方が向いていると思います。ぜひ共に、協会の未来を創っていきましょう!