最終更新日:2025/4/24

(株)レゾナック・ガスプロダクツ

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ガスに関する知識“ゼロ”で入社した若手社員3名の挑戦と成長の軌跡!

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充実の新人研修、OJTによりイチから着実に学べる環境が魅力!

液化炭酸ガスを中心に各種産業ガス、産業機材の製造・販売を手掛ける「株式会社レゾナック・ガスプロダクツ」。2024年入社の若手社員3名に入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺いました。

品質保証部 検査・試験センター 引地 良さん(2024年入社)
事業本部 産業機材事業部 産業機材部 産業機材グループ 石上 飛翔さん(2024年入社)
事業本部 九州支店 福岡営業所 木暮 蓮さん(2024年入社)

若手の一日!

【引地さん】9時に出社後、点検や品質保証の関連書類の回収など始業前点検を実施。その後は17時45分まで製品の検査・分析。書類作成を終えてから退社する。
【石上さん】朝9時の出社から17時45分の退勤まで、製品の組み立てに取り組んでいる日が多い。残業はほぼゼロ。退勤後やオフの日は趣味のバスケを楽しんでいる。
【木暮さん】1日に1、2社のお客様を訪問するが、長距離の移動も多いため直行直帰も少なくないという。移動の車中に先輩のアドバイスを仰ぐのがスキルアップのポイント。

学生時代の学びを活かし、品質管理の仕事に挑戦。ミッションは製品の安定供給に貢献すること(引地さん)

学生時代は工学部の生命応用化学科で分光学について研究し、特定の波長のレーザー光を照射したときに生じる水分子の振動について分析していました。就職活動では「世間的にはあまり知られていないが、私たちの生活にとって絶対に欠かすことのできない業種」に焦点を当てて会社選びをしたなかで出会ったのが産業ガス業界でした。当社を選んだ理由としては、川崎工場を拠点に全国規模で事業を展開している点と、選考の際に私の話にしっかりと耳を傾けてくれる姿勢に魅力を感じたことが大きかったですね。

2024年に入社すると、まずは約2ヶ月間の新入社員研修を行いました。最初の約2週間は川崎本社で会社の概要や基本的なビジネスマナーについて学び、その後は川崎工場で実務研修を行いました。液化炭酸ガスやドライアイス等の製造の流れを一通り学んだ上で、品質保証部の検査・試験センターに配属となりました。現在はガスクロマトグラフィーをはじめとする各種分析機器を用いて、川崎工場で生産される液化炭酸ガス等の構成成分の分析をしています。規格通りに製造されているかどうかを確認・判断し、品質証明書を作成するとともに、分析値に変動が認められる場合には製造担当者と連携して、製造工程や運転状況の改善を図っています。また、お客様の工場で各種産業ガスを使う工程で変更が生じた場合、直接お客様先に出向き、使用している産業ガスの品質に問題がないか確認することも重要な仕事です。基本的な実験・検査器具の扱い方や段取りの仕方など、学生時代の学びが活きる場面もたくさんありますが、ガスクロマトグラフィーなど、当社に入社して初めて触った機器も少なくありません。有効なデータとノイズの識別など、自分一人では解決できない部分については先輩の指導を仰ぎ、分析に関する知識・スキルに磨きを掛けています。

日頃から心掛けているのは、正確かつスムーズな分析・検査を実施して製品の「安定供給」に貢献すること。製品の品質に最終的な責任を負っていることにやりがいを感じながら、仕事に取り組むことができています。今後の目標は、分析に関する専門的な知識を深めていくことです。将来的には品質管理のみならず、営業をはじめとした、より幅広い業務にチャレンジしていきたいと思っています。上司との面談等を通してキャリアに関する希望を伝える機会も設けられているのでモチベーションが維持できます。

知識“ゼロ”からでも安心して学べる環境。提案営業を通してお客様の困りごとを解消を目指す(石上さん)

大学では生物資源科学部で環境学を専攻し、研究室では北極地域に視点を当てて、長期的な気温上昇が環境にもたらす影響と対策について研究する傍ら、建築学の勉強にも力を入れていました。就職活動では「働きやすい環境が整っているかどうか」を軸に据えて、さまざまな業種・業界の企業を見て回りました。充実した教育・研修制度により、ガスに関する知識“ゼロ”からでも安心して学ぶことができる点、人事担当者の優しい人柄、フォローの手厚さに魅力を感じ、当社への入社を決めました。

2024年に入社後は約2ヶ月間の新入社員研修を経て、各種産業ガスの特徴を活かした産業機材(ドライアイスを使用した洗浄装置、炭酸ガスを使用した排水処理装置など)の開発・販売を行う産業機材部に配属されました。現在は上司の指導のもと、液化窒素などの冷却力を利用して、ゴムや亜鉛ダイカスト、プラスチックなど成形製品のバリ取りを行う「自動バリ取り機」の組み立てに携わることで、製品知識を習得しています。産業機材を販売するためには、産業ガスだけではなく、装置の使用方法や構造まで把握する必要があります。担当している装置に関して社内の誰よりも詳しくなり、お客様の困りごとに対して最適な提案営業が出来るようになるのが目標です。

日頃から心掛けているのは、上司のアドバイスを聞き漏らすことなく、確実に覚えていくこと。上司の話は逐一メモに取り、読み返すようにしています。配属当初は機材の仕組みや構造はもちろん、工具の名称、使い方すら分からず苦労する場面もありましたが、経験を積み重ねていくなかで基本的な知識、スキルを身に付けることができました。どんなことでも気軽に質問できる雰囲気が浸透していることが、働きやすさにつながっています。今後は上司や先輩に一歩でも近づくことができるよう、一人でできる業務を着実に増やしていきたいと思っています。

先輩の手厚い指導のもと、九州北部の販売店等へのルート営業・新規開拓営業にチャレンジ(木暮さん)

学生時代は商学部でマーケティングを専攻していました。就職活動では「将来的にも需要がなくなることのない、安定した業界で働きたい」との思いから、産業ガス業界を志望しました。数ある企業の中でも当社を選んだ理由としては、国内トップクラスの炭酸ガスメーカーとして日本最大級の生産能力を誇る川崎工場を保有していること、面接で対応してくれた先輩社員や役員の優しい人柄、堅苦しさを感じさせることのないフラットな雰囲気に魅力を感じたことが大きく、自分の“素”を出して話すことができる会社だと思いました。

2024年に入社後は、上でお話ししている二人と同じ約2ヶ月間の新入社員研修を経て、福岡営業所に配属になりました。現在は教育担当の先輩社員に同行しながら、営業活動の基本をOJTで学んでいます。私の場合は九州北部(福岡県・長崎県・佐賀県)を担当している入社6年目の先輩とともに、各地の販売店を中心に、大手飲料メーカーや各種工場へのルート営業や新規開拓営業をしています。商材に関しては、液化炭酸ガスから各種産業ガス、産業機材まで、当社が製造している製品全てをカバーしています。既にお取引をさせていただいている販売店には、炭酸ガス・産業ガスの供給状況、価格動向に関する情報の提供のほか、自動車メーカーや半導体メーカー、造船業界、土木業界など、幅広い分野のお客様に当社の産業機材を販売いただけるよう提案活動にも力を入れています。私たちの提案がお客様先でのデモの実施、新たな契約につながったときは、大きなやりがいを感じられる仕事です。

日頃から心掛けているのは、人に言われてから動くのではなく、自ら主体的に行動することです。分からないこと、知らないことに直面したら、その都度先輩に質問し、疑問を一つ一つ解決しています。教育担当の先輩はもちろん、技術を担当している先輩にも気軽に質問できますし、皆さん丁寧にアドバイスをくれるので本当に助かっています。知識、経験ともに豊富な先輩が揃っているので心強いですね。今後の目標ですが、まずは独り立ちをすること。そして、先輩に頼ることなく一人で新規開拓ができるようになることです。一日も早く、先輩方に追いつくことができるよう、知識の引き出しを増やしていきたいと思っています。

学生の方へのメッセージ

【引地さん】
企業研究に当たっては、最初から志望する業種・業界を絞りすぎないこと。できるだけ幅広い業種・業界の情報を収集することが大切だと思います。私の場合、就職活動を始めた当初は食品業界などBtoCの会社ばかり見ていましたが、食品業界を支えるBtoBの会社に注目するようになったことで、一気に視界が広がりました。多角的な視点をもって会社選びを進めていただきたいと思います。

【石上さん】
就職活動では、変に取り繕ったりせず、自分の“ありのまま“をさらけ出すことが大切だと思っています。“ありのまま”をみせて選考で落ちてしまったとしても、「自分にはマッチしない会社だった」ということが入社前に把握できたという意味では、決してマイナスなことではないはずです。逆に、志望企業の求める人材像に無理に合わせて内定を勝ち取ることができたとしても、自分に嘘をつき続けるのは正直キツいのではないでしょうか。その意味でも“ありのまま”でチャレンジを続けていただきたいと思います。

【木暮さん】
企業研究に当たっては徹底的に自己分析を行い、「自分のやりたいこと」「自分の描きたい未来像」を明確にすること。そして、それを叶えられる会社を選ぶことが大切だと思います。大学のキャリアセンター等も上手に活用しながら、自己分析を積み重ねていきましょう。

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ガスに関する知識“ゼロ”から着実に成長を続ける3人。新人研修や配属先でのOJTなど、安心して学べる環境が整っているのも同社の魅力だ。

マイナビ編集部から

1944年の創業以来の主力製品である液化炭酸ガス・ドライアイスに加え、酸素や窒素、アルゴン、水素などの多彩な産業ガス、これらを利用した産業機材の開発・販売を手掛ける総合産業ガスメーカー「株式会社レゾナック・ガスプロダクツ」。液化炭酸ガス・ドライアイスの生産能力・供給能力に強みを持つ同社だが、2024年には川崎工場の設備を強化し、生産能力・貯蔵能力を増強、さらに強みに磨きを掛けている。リーディングカンパニーはたゆみない進化を続けている。

液化炭酸ガス・ドライアイスと聞いて「温室効果ガス、環境負荷が高い」といったイメージを抱かれる方もいるかもしれないが、同社が原料として使用するのは、近隣プラントでの石油精製やアンモニア製造工程で発生する副生ガスをリユースすることで環境に配慮した液化炭酸ガスやドライアイスを製造している。

人材育成に力を入れているのも大きな魅力で、約3年の長い期間をかけて人材育成を進めており、新人研修や1年間にわたるOJTはもとより、通信教育、Web研修動画なども用意している。全国に配属されている入社3年目までの社員が定期的に集まる「若手サークル」でも情報共有や研修が頻繁に行われており、同世代の仲間の絆を育む場として活用されている。成長に向かって真っすぐ走り続けられる場が整っている会社だ。

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同社の液化炭酸ガスは炭酸飲料のほか、自動車工場における鉄鋼の溶接など、日本のものづくりにも欠かせない存在となっている。

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