最終更新日:2025/4/7

(株)ヨークベニマル

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
福島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

各店舗それぞれの商品展開や価格設定で、地域ごとの食や生活スタイルを支える。

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ヨークベニマルの仕事のやりがいや会社の魅力に密着!

鮮魚部門のサブマネジャーに昇格した川瀬さん。多くの仲間に慕われる店長として後進育成に力を注ぐ伊東さん。青果部門のマネジャーとして全体を束ねる沼田さん。店舗の最前線で活躍する先輩3人にインタビュー。

■鮮魚部門 サブマネジャー
川瀬 あいら
2023年入社

■安積町店 店長
伊東 直弥
1985年入社

■青果部門 マネジャー
沼田 港都
2017年入社

\仕事場拝見/

「売り場で刺身の盛り合わせを『きれいね』とお客様が手にされている姿を見るとモチベーションが上がります。旬の魚を組み合わせながら日々工夫しています」と川瀬さん。
「各担当から『〇〇したら売上が伸びました』『全社1位が獲れました』と笑顔で報告を受ける瞬間が喜び。成果が数値として出ることが難しくもやりがいですね」と伊東さん。
「1日の中でも売り場をつくる朝の時間はワクワク感たっぷり。夕方になり“いい意味”で売り場が崩れていると今日もよく売れたと嬉しい気持ちになります」と沼田さん。

人々の食卓に彩りを添える刺身づくりに夢中。将来は、採用や教育の仕事に挑戦したい/川瀬

「食を通して多くの人と関わり、自分が役立っていることを実感できる」「勤続年数や地位に関わらず、活躍の機会が与えられる」を就活軸にしていました。スーパーマーケットを選んだのは、人々の食生活に携わり、自分がしたことに対して相手の反応をダイレクトに受け取れると考えたから。会社によりコンセプトは異なりますが、出店地域の広さに関わらず、地域で異なる生活様式や家族構成、年代層などに考慮しながら各店舗で品揃えや販売方法を変えられる、同じ店舗が1つとして存在しない当社に惹かれました。

いい意味でギャップを感じたのは、早くから責任ある仕事を任せてもらえる企業風土です。早いうちから商品づくりや発注業務を任せてもらえたことが嬉しかったですね。私自身は鮮魚部門で刺身を主に担当。盛り合わせの中身など、何をどのくらい盛り、どんな価格で提供するのか、1年目から携わりました。それも自分の好きなように組み立てられるため、どんどん夢中になりましたね。

日常でも食される刺身ですが、特別な日に贅沢に食卓を彩ることも多く、自分が携わった商品でお客様の大切な日を彩る、食卓を華やかにできる喜びを実感できる仕事です。他の地域にお住まいのお客様から「ここの盛り合わせがキレイだから」とご注文いただけることも大きなやりがいですね。先ごろ、先輩が別店舗に異動し、私自身がサブマネジャーを務めることになりました。刺身の業務を継続しながら、鮮魚全体を見渡し、足りていない商品、売り場レイアウトなどを確認する役割となります。売り込みたい商品や新商品を考え、この期間でいくらの売上をめざすなど、自分なりに提案していきたいですね。

鮮魚部門を盛り上げるとともに、ゆくゆくは採用や教育など本部の仕事に携わりたい気持ちもあります。そう感じるようになったのは、鮮魚部門に配属され2年目。月1回の頻度で同期と研修を受ける中、自分の成長が停滞していると落ち込んだ私に何か目標を持つようにとトレーナーからアドバイスを受けたことがきっかけです。目標を持つようになったことで、目の前の仕事に対する姿勢も変わり、気持ちを引き締めることができました。また、入社1年目から研修を通じて同期と関係性を築く機会が多いのも当社の魅力です。技術認定会もあれば、テーマに沿って店舗間で買い上げ率を競うなど、切磋琢磨できるライバルとして一緒に成長できる環境があります。

『誠実一路』を理念にお客様に誠実に対応しながら、後進育成で若手の成長を支える人へ/伊東

衣料品部門に配属となり、入社3~4年目でマネジャーに就任。大きな転機が訪れたのは、衣料品から生鮮品部門へのキャリアパスを叶えたときでした。店舗異動のタイミングで、衣料品マネジャーを続けるか、鮮魚部門に異動してゾーンマネジャー1号となるかの二択をいただき、生鮮品に興味があったことから後者を選びました。衣料品はどちらかといえば遅番、鮮魚は早番が中心になるなど、生活スタイルは大きく変わりましたが、衣料品の売り場づくりで学んだカラーコントロールなどの知識は、鮮魚部門でも活かすことができたと思います。

はじめて店長を任されたのは、栃木の宇都宮の店舗。総勢120名の従業員が働く店舗でした。まずは、各部門のマネジャーと話すことからスタート。各部門で抱える問題を引き出し、解決するにはどうすれば良いのか、一人で考えるのではなく、互いに知恵を出し合いながら店づくりを進めました。忘れられないのは、2019年に栃木県の大平町で水害に遭い、浸水して営業できない状況になった時のことです。大変な時に多くの従業員が力を貸してくれ、早期復旧につなげることができました。普段からめざしていたのは、ただの仲良し集団ではなく家族のような店づくり。また、バス2台で本社から応援があり、翌々日に営業を再開できたことで、ヨークベニマルの組織が素晴らしいとお客様から感謝やお褒めの声をいただきました。

創業精神に「誠実一路」を掲げる当社では、いかなる時でもお客様に誠実に対応すること、きちんとした商品をご提供することが大切だと日々伝えるようにしています。その中で自分の店舗から役職者が育ち、次のステップに進む姿を見ると嬉しいですね。若手がサブマネジャー、マネジャー、副店長、店長とステップアップできるよう支援することが店長の大事な役割。何かを成し遂げ、成果を残せば、可能性は無限に広がります。明るく、元気良く、素直な人と一緒に働きたいと思っています。

今後も店舗の数字達成を目標にしながら、個人的にはヨークベニマル人生のカウントダウンに入っていると意識しているので、スタッフをどんどん育成し、ステップアップを支援したいと思います。また、オンとオフのメリハリを大切にできるのも当社の魅力。年2回は7連休を取りましょうということで、私自身も昨日まで7連休を楽しみました。年々働きやすさもさらに充実していると感じています。

購買意欲をそそる売り場づくりでワクワク感を与えながらキャリアを重ねたい/沼田

郡山出身の私は、地元に貢献したいという想いが強く、地域密着の大手企業である当社をめざしました。ヨークベニマルといえば、県内どこにでもある私自身も通った馴染みのある店です。とはいえ、最初は右も左もわからないことだらけ。青果部門に配属となりましたが、商品知識がなくお客様の質問に答えることもできませんでした。少しずつ経験を積む中で、入社3年目、4年目になると理解度がさらに深まり、野菜の価格が高い時期、落ち着く時期など、経験値から市況感を予測できるまでに成長できました。

1年前には、マネジャーに昇格。朝出勤すると売り場づくりからスタートし、商品を整理して、パートの皆さんに仕事の依頼や商品づくりの指示出しなどを行います。日中は売り場をメンテナンスしながら、発注業務や翌日の売り場のレイアウトを練るなど、日々のルーティンワークに従事。販売計画や数値管理など、発注と連動させながら数値管理や計画実行を進めます。市場は生き物でもあるため、予測しながら売上を立てていくことが難しくもやりがい。計画がぴたりとはまり、予測通りに動くと嬉しくなります。直近だと、野菜が高騰し、キャベツが値上がりする中、少し安く仕入れることができたため、いつもより価格を下げて出したところ、反響を得ることができました。

青果部門は、どのスーパーマーケットでも入口にあり、春夏秋冬の季節感を前面に出し、ワクワク感を与えられる部門です。お買い得品を山積みにし、購買意欲を高めるなど、店舗の第一印象を与える部門でもあるため、こだわりを持ち売り場づくりをしています。また、異動で複数店舗を経験すると、客層も違えば、売れる商品も違うなど、同じ市内でも地域特性があると実感できます。季節や旬を追求しつつ、その店舗の地域性を掴みながら食品を扱う繊細な仕事ですが、だからこそ地域の食生活を支えられているというやりがいもありますね。

目標は、副店長や店長として青果だけでなく各部門の特性を捉えながら店舗全体を見渡せるようになること。管理者になると後進育成の部分も大切になると思います。私自身がめざすのは、店全体で明るい雰囲気を伝えられるような店づくり。フレンドリーに会話できる明るい店でありたいですね。実際、青果部門はもちろん、従業員の皆さんも明るく元気で優しい人ばかり。パートさんも多く、柔らかく和やかな雰囲気で働けることも当社の魅力です。

学生の方へメッセージ

私たちの事業の根幹、仕事のやりがいはすべて店舗にあります。自ら売り場をプロデュースし、数字を生み出す喜びを個店経営や店舗経営で体感できることも当社の魅力です。「本部でイノベーションを起こしたい」「バイヤーになりたい」「教育や人材開発に携わりたい」などキャリアをめざす上でも、まずは店舗で接客販売や数値計画の基礎を学び、専門的な技術や商品づくりのノウハウを身につけてほしいと思いますね。スーパーの運営を通じて、一つの業務に特化するのではなく、多様な業務を経験することで成長機会が多く、自身の領域を広げることもできるはずです。

企業研究を進める上で、学生の皆さんにはぜひ“自分にできる仕事”を見つけるのではなく、“楽しそうと感じる仕事”を見つけてほしいと思います。そうすることで、その業界、企業をめざす理由を伝えられると思いますし、企業側としてもその学生の思いをキャッチしたいと考えています。業界を絞り込まず、「やってみたい」「楽しそう」と思う仕事を探すために、どんな時に自分自身が楽しいと感じるのかを想像してみてください。人と関わるとき、モノをつくるとき、数字を見るとき、それぞれに楽しいポイントがあると思いますし、スーパーほど十人十色、いろいろな楽しさに溢れている仕事はありません。ぜひその魅力について触れていただけたら嬉しく思います。
(西條芳史/人事室マネジャー/2012年入社)

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1947年に創業以来、76年目を迎える同社。2021年には新社屋へと移転し、製販一体スーパーの体制を築くとともに、デジタル化の推進やより良い労働環境づくりに力を注ぐ。

マイナビ編集部から

「真実一路」という四字熟語に創業者の想いをのせて、「誠実一路」という企業理念を大切に育んできたヨークベニマル。同社の強みは、各店舗が独自に商品展開や価格を決めることができる「個店経営」で店舗運営を行い、各地域で住民の支持を得てきたことだろう。今回、取材した先輩たちからも、自ら売り場づくりや商品づくりができるやりがいやおもしろみを聞くことができた。また、セブン&アイグループの一員として、PBブームの仕掛け役として知られる「セブンプレミアム」の開発を進めてきた中心企業としても知られる存在だ。今後は、ヨーク・ホールディングスに移行し、HD内最大級の企業として、さらに多くの役割が求められるという。

「コロナ禍や数々の震災を経て、人々の暮らしに高い意識が集まる今、食べるものは非常に大事なものだと再認識されていますし、ただ商品を仕入れ売るのではなく、お客様にいかに喜んでいただくか、新しいスーパーのカタチがどんどん生み出されています。事業領域がさらに広がり、大きなチャンスとなる今、業界でも強い影響力を持つ企業として注目されるなど、今まで以上におもしろみを増す当社にぜひ興味を持っていただきたいと思っています」と人事室マネジャーの西條さん。昨年から年2回7連休取得制度をスタートするとともに、身だしなみルールを自由化。業界に先駆けて、働きやすさも追求していく同社の職場環境にも注目してほしい。

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東北6県企業売上ランキングや地域別企業人気ランキングなどで上位にランクイン。地域に密着しながら業界をリードするおもしろみを体感できる恵まれた環境がここにある。

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