最終更新日:2025/4/23

三共スポーツ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(スポーツ・レジャー用品)
  • 専門店(スポーツ・レジャー関連)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

多様なアイテムを通して、スポーツの楽しさを伝えていく仕事

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中堅&若手社員が語る三共スポーツ

スポーツやファッションを楽しむさまざまな人たちに、多彩なアイテムを提供する三共スポーツ。部署の異なる3人の社員たちは、どんな思いを抱えながら仕事に取り組んでいるのか、話を聞いてみた。

H.S.さん
東京店 販売1課
法学部政治経済学科卒
2015年入社

Y.K.さん
東京店 販売2課
商学部経営学科卒
2021年入社

H.A.さん
ライフスタイル販売部
観光学部観光学科卒
2022年入社

先輩の横顔

小学校から高校まで野球部に所属していたH.S.さん。今も地元の友だちと結成したチームで草野球を楽しむ。最近はゴルフにハマっており、家族と出掛けて親孝行している。
Y.K.さんの趣味はボウリング。大学時代の仲間と続けており、今でも月1回は集まっているという。東京に本拠地を置く球団のファンで、観戦にもよく出掛けている。
趣味を見つけるのが今年のテーマだというH.A.さん。ヨガやキックボクシングなどを体験しながら、自分の視野を広げようとしているそうだ。

【H.S.さん】地域のお客さまの信頼に応えるべく、地道なコミュニケーションを重ねる

私が所属する販売一課はアスレチック系のアイテムを幅広く扱う部署。地域に根差したスポーツ店に対して、野球やバスケットボール、バレーボール、陸上といった部活で使う用具などを幅広く提案しています。また、スポーツ店を介して自治体の案件を受注するケースも多く、例えば、地域の体育館に設置するスポーツ用具なども数多く扱っています。他にも、会社全体ではアウトドア系の用具も扱っていることから、防災グッズを納品するケースも少なくありません。

私の場合、入社当初は千葉県や茨城県を担当していました。三共スポーツの名が通っているだけに、新人でも地域のスポーツ店に訪問すること自体は難しくはありません。しかし、私という人間が信頼されているわけではないので、要望を引き出すのが難しく、最初の頃はどうやって信頼関係を構築するべきか、試行錯誤する時間が続きました。

その中で見えたのは、訪問して顔を合わせ、少しずつ信頼を醸成していくのが、遠回りのように見えて近道でもあるということ。加えて、頼まれた物事に素早くレスポンスする、「やります」と宣言したことは滞りなくやり切るといった地道な繰り返しの結果、役所への入札案件なども任されるようになり、自分への信頼が深まっている実感が得られるようになりました。千葉・茨城には約5年いましたが、最後の方では“阿吽の呼吸”でお互いの言いたいことが理解できるようになり、仕事もスムーズに回っていくという手応えを感じていました。

約1年前には長野県担当に異動。エリアが変わると販売スタイルも大きく変化します。店頭での商材提案にも深く携わるケースが増加しました。店頭に並べる製品を提案するには、半年に一度の展示会でのご案内が重要なものになります。世の中でどんなアイテムが求められるのか、数カ月先の未来を読み解いて提案した結果、多くの受注をいただいたことも。自分が提案した商品が戦略通りに店頭に並んだ様子を見たときの達成感は、とても大きいです。

何よりも励みになるのはお客さまの「ありがとう」の一言。もっと多くの言葉をいただけるように自分を磨き上げたいですね。また最近は若手社員の数が多くなっていますから、私がみんなを引っ張っていくリーダーとして、先頭に立って頑張っていこうと思っています。

【Y.K.さん】周囲のサポートを受けながら、一歩ずつ成長する自分がいる

高校まで野球部に所属し、大学時代は野球場でボールパーソンのアルバイトをするなど、スポーツが常に身近に存在していた私は、就職活動ではスポーツに関わるメーカーや小売り業などを幅広く見ていました。そのなかで出会ったのが三共スポーツ。実は卸売り業という業態に関して最初はピンとくるものがなかったのですが、調べていくと多彩なアイテムを扱う仕事であり、営業としてチャレンジするには面白いと思うようになりました。面接官の人たちが気さくに語りかけてくれて、上下の壁もないフラットな社風が見て取れたことにも共感し、ここで頑張ることに決めました。

配属となった販売2課では、学校関係と取引をしている外商店を担当しています。体育の授業で使う用具を全般的に扱っており、跳び箱や踏切台、バスケットボールのゴール、朝礼台など、皆さんも学校生活で見慣れたアイテムがズラリとそろっています。商社である以上、メーカーの異なる類似品を数多くラインアップしていますので、価格や品質の違いなどを把握した上での提案力が求められるのが難しい点でもあります。

先輩とのOJTを経て1年目秋には独り立ちしました。しかし、前任の先輩の信頼が厚かっただけに、私に替わってもそのレベルを維持できるのか、最初は不安でいっぱいでした。とはいえ、悩んでいても始まりません。信頼を築き上げるためにもお客さまのもとに足繁く通い、提案する品に関しては詳細まで下調べした上で中身ある会話を繰り広げることを意識しました。もちろん、雑談なども楽しみながら、人間と人間の関係づくりも心掛けてきました。

そんな繰り返しの結果、三共スポーツを信頼していただき、いつしか多くの注文をくださるお客さまも増えてきました。提案は時間との勝負です。わからないことが発生したら先輩にすぐに質問して解決するよう心掛けたことも、信頼の醸成につながったと思います。疑問をため込んでいては結果につながりませんから、先輩がいつも快く応えてくれることをとてもありがたいと感じています。

今後も「彼に言えば何でも解決してくれる」と思われる存在になれるように、いっそう頑張っていきたいですね。また、もうすぐ入社3年目を迎えますが、そろそろ後輩も増えてくるだけに、実績を積み上げることで後輩の手本となれたら幸いです。

【H.A.さん】私という人間を知ってもらうことが、信頼関係醸成の第一歩

就職活動ではメーカー、卸売り会社、マネジメント会社、スポーツクラブなどを幅広く訪問しました。実は卸売り業に関しては、三共スポーツと出会うまでは正直、よく理解していない部分がありました。しかし、当社で説明を受けてさまざまなメーカーのアイテムを扱える業態だと知り、スポーツ全般が好きな私にとって楽しく仕事ができる会社だと感じました。選考はWebで受けていましたが、画面越しからも社員の皆さんが仲良く働いているのが見えてきて、雰囲気の良さにひかれたのも入社を決める後押しとなりました。

入社後は7月まで新人研修が行われました。最初の1カ月は受注に関する内勤のフロント業務を通して仕事の流れを覚え、次の約2カ月半で営業系の3部署をローテーション。先輩に同行しての営業に臨みました。誰もが知る大手チェーンのみならず、地域に根差した個人経営の店舗にも足繁く通う先輩方に付いて、今まで知らなかった世界を垣間見ることができたのは、いい経験となりました。先輩のコミュニケーションの仕方も勉強になることばかりで、実りある時間でしたね。ちなみに研修の最後には物流センターでの業務も体験しています。

ライフスタイル販売部の一員となってからは、アウトドア系のアパレル、キャンプ用品、トレッキング用品などをお客さまに提案をする日々を送っています。店舗の規模を問わず、多店舗展開のチェーン店から個人経営のセレクトショップ、ネット専業ショップまで、さまざまなお客さまに向き合っているところです。スポーツが好きな私ですが、アウトドアは全くといっていいほど知らない世界。最初は先輩に教えてもらいながら必死になって勉強を重ね、10月くらいからは徐々に一人で担当を持つようになっていきました。

心掛けたのは私という人間を知ってもらうこと。足繁く通って顔を覚えてもらおうと努力してきました。知らない物事の問い合わせを受けることもしばしばあり、先輩に連絡すればすぐ教えてもらえるのはわかっていますが、まずは自分で考えることが成長につながるとの思いで頑張っています。まだまだ足りないことばかりだと痛感していますが、いつかは私に頼めば大丈夫と思ってもらえる存在に成長するべく、一つひとつ知識を積み重ねていくつもりです。

学生の方へメッセージ

私が企業研究をしていた時はスポーツ業界に絞りつつも、それ以外の企業も見て視野を広げようと努めていました。関東大規模イベント会場などで開催される合同企業説明会は、あまり関心を持っていなかった企業を知ることができる絶好の機会。社会勉強のつもりでいろいろとブースを巡っていると、自分自身の成長につながるきっかけが得られるかもしれません。

もし営業職を目指すのであれば、企業によって程度の差はあるとはいえ、細かい書類や数値を管理するのにパソコンスキルが必須となると思います。私は学生時代のうちにパソコンには触れておらず、入社してからかなり苦労させられました。今のうちからExcelなどを使えるようになっておくと、あとでスムーズに仕事に入れると思います。

卸売りなどの知識に関しては、学生のうちに予習しておく必要はありません。入社してからいくらでも実践の中で勉強できますので、ゼロから学んでいく気持ちさえあれば大丈夫。わからないことは周囲にどんどん質問すれば、的確に返してくれる先輩もそろっています。質問をしないと「理解している」と思われてしまいますから、臆せずに疑問点を発信してください。
〈Y.K.さん〉

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「先輩に質問をすると嫌な顔一つせず、正解まで持っていけるように指導してくれます。周囲に支えられながら頑張ることができました」(Y.K.さん)

マイナビ編集部から

創業85年以上の歴史を誇る三共スポーツは現在、国内外220以上のブランドを扱い、アイテム数も50万点以上に達するなど、スポーツ用品の総合商社として確固たる地位を築き上げている。メーカーとしての機能も有しており、野球をプレイした経験があれば、同社の野球用具ブランド「シュアプレイ」をご存じの方も多いだろう。

スポーツ用品は日々、進化しつづけている。ルールや規定の変更によって、用いられるアイテムにもリニューアルが求められるケースはよくあるし、技術の進化によって新しい素材を使った道具なども続々と登場している。例えば、直近ではアマチュア野球で“飛ばない金属バット”の導入の動きがあり、その対応にも追われていくことが予想されるという。トレンドへの敏感さが、スポーツを扱っていく者には強く問われるのである。

卸売り商社という形態である以上、人こそが最大の財産となる。そのため同社の社員たちは、誠実さや人間性を徹底して磨き上げているそうだ。その“成果”は3人の社員の真っすぐな話しぶりからもひしひしと伝わってきた。スポーツを、ファッションを楽しむ人たちのことを思って、迷わずに突き進んでいける人材が同社にはそろっている。

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秋葉原駅近くに本社オフィスを構える。全国各地に支店を有するが、拠点を横断したコミュニケーションも活発。スポーツ系企業ならではのチームワークの良さだ。

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