最終更新日:2025/4/15

(株)きんでん【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 電力
  • 通信・インフラ
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

インフラを支え人々の暮らしを守る

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社会貢献度が高くやりがいある仕事

エネルギー・環境・情報分野を中心に事業を展開する、日本を代表する総合設備エンジニアリング企業。それぞれの部門で経験を重ね、大きく成長をしている3名を紹介しよう。

■上出竜太郎さん
大阪支社 第一工事部工事第二課 主任
2015年入社
理工学部 電子工学科卒

■平田 峻さん
東京本社 国際事業本部 グアム事務所 副長
2011年入社
電気システム工学科卒

■和田結花さん
東京支社兼首都圏事業部 業務部総務課
2017年入社
経済学部 経営学科卒

学生時代に力を入れていたこと

「草野球チームの立ち上げや野球チームのコーチを買って出ました。ほかにもスポーツイベントへの参加や旅行など、興味のあることは行動に移していました」と上出さん。
「バレーボールの部活と居酒屋のアルバイトに力を入れていました。理系以外の考え方や個性に触れたくて、多くの人と出会いのある居酒屋を選びました」と平田さん。
「鎌倉の和食屋でアルバイトをしていました。常連のお客様の名前や好みを覚え、来店時には素早く対応できるように努力していたことが思い出です」と和田さん。

多くの人を巻き込み「すぐに行動する」を意識。専門資格も取得し、電気設備以外の知識も幅広く広げられた

大阪支社に所属し、ビル、工場、大型施設などの新築物件や既設建物の改修工事において、電気設備の施工管理を担当し、工事の詳細を記した設計図の作成や現場での安全品質・資材・工程・予算の管理を行っています。建物によって規模も機能も異なるため、最適な設備を提供できるように、まずはお客様の事業内容や用途、設備の運用方法を把握することが必要です。そのためにも電気設備全体を理解し、建築や電気設備以外の仕様や施工方法を理解するように努力をしています。

この仕事はひとつとして同じ現場はありません。仕事を始めた頃はお客様の要望を吸い上げることや機器の仕様や建築の内容を理解することに苦労をしました。わからないことは経験や知識を持った人に聞き、「すぐに行動する」を意識。さらに、通勤時間や休日に勉強の時間をつくり、自分で知識を身に付ける努力も続けたことで電気設備の理解を深めることができました。この姿勢は資格取得に向けた勉強にもつながり、一級施工管理技士、電験三種、消防設備士などの試験にも合格。電気設備だけではなく、それ以外の設備の知識も身に付き、納まりの調整や打ち合わせなどを円滑に進めることができるようになりました。今、幅広い視野で先を見据えた考えを持ち、多くの人を巻き込みながら舵取りすることが少しずつできるようになったことを実感しています。将来は今担当している現場よりも更にスケールの大きい現場を担当し、現場代理人として工事の指揮を執りたいと思っています。

もともと、きんでんの企業理念である「優れた設備とサービスを創造し、社会のインフラを支え、明るく豊かな暮らしや社会を提供する」という言葉にひかれ、興味を持ったことが入社のきっかけ。また、私が在籍していた大学にきんでんの社員が外部講師として講義を行い、誰もが知っている有名な建物をいくつも手掛けている会社であることを知ったのも大きな決め手でした。今も入社時に感じた「影響力の大きい、日本一のシンボルとなる建物の電気設備をここ大阪で構築したい」という目標は変わりませんね。
〈上出さん〉

「海外で仕事をしたい」。夢が叶い、国際事業本部に配属。海外の施工における統括・管理を担い、指揮を執る

きんでんは世界90カ国以上の工事実績があります。私が所属する国際事業本部は世界10数カ所に拠点を有し、電気・空調衛生・電力などの設備工事における企画・設計から据付・施工・メンテナンスまでを実施する部門です。
私は施工管理を経験し、今は複数の現場の統括・管理を任されています。たとえば、お客様への対応をはじめ、各現場の施工担当者や作業スタッフ、事務スタッフ、資材の供給会社などと調整を行いながら、現場がスムーズに進行するように指揮を執る仕事です。
きんでんは若手にも海外で活躍できるチャンスがあります。学生の頃から海外の仕事を経験したかった私には、現在の部署は夢が叶ったような配属でした。

海外での勤務を通してわかったことは、日本の「あたりまえ」があたりまえではなくなるということ。また、スケールが大きくなればなるほど、関わる人の数が増え、判断を求められる場面も多くなりました。けれども、正解や結果だけを求めるのではなく、関わった人のアドバイスを活かそうという姿勢を持ち、一歩ずつ前に進めていくことが大切だということを学びました。今は現地の技術者と情報を共有し、私たちの仕事への取り組み方を現地にも浸透させ、「きんでんブランド」の構築につなげていくのが目標です。
赴任する前は海外生活に不安もありましたが、現地にはきんでんの先輩や仲間がたくさんいました。仕事や生活において、そんな先輩たちの存在やあたたかいサポートはとても大きかったですね。

近年、景気の影響やグローバル化により、電気設備業界の競争が激化していますが、信頼ある日本の企業「きんでん」に勤めていることに誇りを持ち、これからも挑戦をしていきたいです。この仕事の魅力を後輩社員にも伝えたいですね。
そして、多くの人とのつながりと多様な技術を融合させることで、利用者様に安心・安全で感動を与えられる建物をつくりたいと思っています。〈平田さん〉

総務課にいてくれて良かったと周囲から思ってもらえる存在に。上司の言葉で気づいた、この仕事の意義

祖父が小さな電気設備会社を営んでおり、子どもの頃から電気工事をしている姿が記憶に残っていました。このときの思い出がきっかけで、電気設備業界に興味を持ちました。きんでんは事務系の仕事に就いている社員も自社の技術を深く理解し、全社員が同じ方向を向いて取り組んでいることを知り、そんな環境で仕事をしたいと思い、入社を志望しました。
総務課の中でも私は勤怠管理や労務管理などを行う人事労務を担当。首都圏事業部と東京支社の皆さんが安心して働くことができ、仕事に専念できるような環境づくりをめざしています。

総務課は間接部門。成果が数字となって現れる工事部や営業部とは異なります。自分のできることや存在意義、総務課の役割は何なのだろうと考える時期もありました。そのとき、当時の課長から言われたのは「部署異動などで総務課を離れるようなときがきても、和田さんがいてくれて良かったと周囲から思ってもらえるような仕事をしなさい」という言葉。それからは、どうすればそのような仕事ができるのかを意識するようになりました。
工事部の社員から寄せられるニーズを的確に把握し、素早く、ていねいに対応し、人事や労務に関する専門用語はできる限りわかりやすく伝える。相談されたときに、わからないことがあれば周囲に相談しながら解決するまで努力する。そんな姿勢を持つようにしているうちに、少しずつ社内から感謝の気持ちを伝えられることが増え、モチベーションが上がり、総務課の一員として働くことにやりがいを感じられるようになっていました。

最近は労務の中でも雇用保険や健康保険なども担当しています。法改正等によって制度の内容を変更することがあるため、社会の変化に対応できるように新聞に目を通す習慣もつきました。また、きんでんにおいても、より良い労働環境・職場環境に向けた改革が始まってるので、私たち総務課が支社をリードできるようになりたいと思っています。
〈和田さん〉

学生の方へメッセージ

世の中には多くの企業があります。まずはさまざまな業界を知り、興味を持った業界にはどのような会社があるのかを研究して下さい。そして、その業界や企業は将来も存在しているのかどうかを想像するのも大切なポイントです。また、今まで考えたことのなかった業界や聞いたことがない仕事を調べてみるのも良いのでは。その中で少しずつ自分はどのような会社で、どのような仕事がしたいのかが見えてくるものだと思います。

当社の事業は社会インフラを支えているという点で大変重要な役割を担っています。また、不況に強く、安定した事業基盤を持っていることが大きな強みです。福利厚生や資格取得支援なども手厚く、社員の能力開発をサポートし、安心して勤務できる環境を整えているのも魅力。約1年間の新人研修期間を設け、人材育成にも力を入れています。「社会貢献したい」「生活に必要不可欠なものに携われる」「研修の充実」「ワークライフバランスが良い」などの具体的な軸を立て、当社の事業や社内制度を調べ、入社した社員もいます。企業研究ではぜひ広く企業や仕事を知り、自分の「譲れない軸」を見つけて下さい。そこから納得のいく企業との出会いがあると思います。
〈人事担当者〉

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「きんでんは、縁の下の力持ち。インフラの心臓部を支え、社会に活力を生み出し、人々を笑顔にする。静かながらもダイナミズムを感じられる事業です」と話す人事担当者。

マイナビ編集部から

私たちが日々安全・快適に生活ができるのは、多くの企業やそこで働く人による技術があるからだ。きんでんもそんな社会の基盤を支えている企業の一社だ。

1944年に設立され、日本の歴史ととともに歩んでいた同社は、その節目で変化を重ね、現在はエネルギー・環境・情報を3本柱とする総合設備工事会社として成長。計画・設計、施工、保守、リニューアルまで一貫体制で手がけられる技術力を持ち、ビル、商業施設、教育・医療機関などさまざまな建物や空間において実績を重ねている。「当社の強みは人。私たちが提供する設備は多くの人によってつくられます。そのためにも一人ひとりの力が何より大切。『人は財産』を経営理念に置き、新入社員から管理職まで、手厚い研修を行っているのは、やはり社員の成長を重視しているからです」と話すのは人事部の社員だ。長い歴史がありながらも、旧態依然とした風土ではなく、若手社員が責任のある仕事を早期に任せられることが多く、チャレンジ精神を発揮できる場面も多くある。

企業研究を進めるときは、ぜひ柔軟な心で幅広く企業を調べて欲しい。少しでも興味を持てる企業と出会ったら、事業内容や仕事内容、働く環境はもちろん、ぜひその会社で働く人にフォーカスすることをお勧めする。きっとその会社の風土や成長ステージが浮き彫りになるはずだ。

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ビル、工場、教育・医療施設、物流、ホテルなど、仕事や暮らしで利用するさまざまな建物にきんでんの電気工事技術が生きている。

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