最終更新日:2025/7/29

世紀東急工業(株)【東急グループ・東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 建設
  • 環境・リサイクル
  • 設備工事・設備設計
  • 建材・エクステリア
  • 建設コンサルタント

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手3人が描く、“なりたい自分”への熱い想い

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施工管理、品質管理、事務管理、それぞれの1年目を追った

70年以上道路づくりに携わり、道路の舗装事業を中心に都市環境や自然環境を整備し続けている世紀東急工業。若手社員の1年目についてインタビューした内容です。仕事の面白さ・目標など聞いてみました。

■堤 勇人
 施工管理/工学部 都市デザイン工学科卒

■青木 優佳
 品質管理/理工学部 都市工学科卒

■岡田 遥平
 事務管理/文理学部 中国語中国文化学科卒

社員が語る世紀東急工業の魅力

「たとえ小さな成果であっても、自分が携わった道路が地図になる喜びはひとしおです。その喜びが次の現場への新たなモチベーションとなっています」と堤
「先輩に学ぶ身ですが、大学で学んだ内容と重なることも多いためスムーズに業務を理解できています。自分が学んできたことが活かせるフィールドがここにはあります」と青木
「本質という部分で判断したうえで仕事を任せてくれるので、高いモチベーションで取り組むことができます。自分の成長を実感できる環境が世紀東急工業にはあります」と岡田

【施工管理/堤 勇人】 自分が携わった新設道路が、地図に載る嬉しさ

大学で都市デザイン工学を学んでいた堤は、構造力学や水理学の観点から土砂災害について研究していた。

「土砂災害の発生源が土の状態なのか、雨量によるものなのか、私はその原因を求める方法を研究していました。就活では、世紀東急工業に就職したゼミの先輩と話す機会があったのですが、“今自分は地図をつくる仕事に携わっている”と聞き、とても魅力を感じました。何もないところに建造物をつくるスケール感の大きさはもちろん、自分が研究してきたことが活かせると思えたからです」

入社して半年が経過し、現在堤は施工管理担当として現場の一部を任されるようになった。もちろんまだ研修期間中のため、先輩に同行するOJTスタイルでの実務となる。

「今私が担当しているのは、空港の拡張に伴う道路の新設工事です。土地が海の近くなので、掘り進めると砂地になることは事前調査でわかっていました。そこでまず砂地部分を全て石灰処理土に置き換え沈下を防ぎ、その上に路盤材を敷いて均し、さらにアスファルトを敷くという工程を管理することになります。とはいえ私はまだ研修中なので、今は道路の路肩に設ける排水用の側溝づくりを、先輩の指導を受けながら学んでいるところです。施工管理は現場をスムーズに進行させる役割を担っており、自ら作業に携わることはありませんが、作業員の皆さんをサポートすることは大切な業務です。私は皆さんが作業しやすいよう、側溝づくりのため杭を打ち込んでレベルおよび光波を使い高さや位置を出すことなど、現場の皆さんと意見を交わしながら少しずつスキルを身に付けているところです」

まだ入社して半年の堤だが、彼には既に大きな目標ができたと言う。

「それまではただ雑草が生えているだけの何も無かった土地に、今は全長700メートルの真っ直ぐな道路が少しずつ姿を現し始めています。微力ながら自分もその工程に関わっていることが嬉しく、『ああ、これが地図をつくることなんだな』と改めて実感しています。自分も早く、現場を任せられるようになりたい。小さな規模でもいいので、責任者として自分の仕事を地図に刻みたい。完成間近の道路を見て、そんな目標ができました」

堤の目標が実現する日も、そう遠くはないだろう。

【品質管理/青木 優佳】 事業の土台を支えながら、検査スキルを磨く手応え

女性の青木が“土木を学びたい”と思ったキッカケをたどると、中学時代の授業にまでさかのぼる。

「中学時代、授業を担当してくれた先生がとある大学の教授でした。土木、河川、環境をテーマにしたその授業を聞いた私は、その面白さにワクワクし、この分野を真剣に学びたいと決意。その教授が教鞭を執る大学へ進み、3年からはその教授が開く土木研究のゼミに入り、河川と海の水質調査など水環境系の研究に没頭していました。

就職先に世紀東急工業を選んだのは、多くの会社説明会に参加するなかで、私が学んできたことが一番役立ちそうだと思えたことと、東急グループという安定基盤があったからです」

入社後、青木は品質管理担当となり、現在は「混合所」と呼ばれる施設でアスファルト合材の製造・出荷・試験に携わっている。まだ研修期間中なので先輩の背中を見ながら学ぶことが多いが、少しずつ任される範囲が広くなってきた、と青木は語る。

「原油から抽出された混じり気のないアスファルトに骨材を混ぜて練り込んだものを、アスファルト合材と呼びます。常温では固まっていますが、混合時には摂氏165度くらいまで熱した状態で骨材を混ぜ、出荷時には摂氏160度前後で加熱した状態でダンプに載せるんです。

混合プロセスのなかで、私は混合前の骨材品質チェックや、出荷前のサンプルチェックを担当しています。サンプルチェックでは温度や粒度はもちろん、アスファルトが占める配合比がオーダーに合致しているかをデータ化して確認するなど、項目は多岐にわたります。

ほとんどの業務はまだ先輩のやり方を見ながら学んでいるところですが、最近は抽出したサンプルの分析試験を任されるケースも増えてきました。その内容が、大学で学んだ土質試験と重なる部分が多く、スムーズに理解できたのはとても嬉しかったですね」

最近は、アスファルト合材を道路に施工した後に行う試験にも参加しているという。

「タイヤを装着した専用機械で施工後の平坦性を検査したり、水を染み込ませるための透水量チェックを行ったり、担当する試験の幅も拡がりつつあります。一連の品質管理は、世紀東急工業の土台部分を支える重要な役どころなので、先輩たちのように多くの項目を一人で任されるよう、早く成長したいです」

そう青木は結んだ。

【事務管理/岡田 遥平】 ミッションへの挑戦を通じ、ステップアップを図る面白さ

体育会空手部の主将。大学時代の岡田の肩書きからは、厳しいながらも充実した4年間だったことがうかがえる。

「私が取り組んでいたのは伝統派の組み手で、代々受け継がれてきた技だけに礼節が重んじられ、身体面でも精神面でも非常に鍛えられました。なかでも私は、“与えられた環境に決してNOは言わない”ことを信条にしていたので、全授業への出席はもちろん、中国の古代史を研究するゼミにも積極的に参加し、文武両道を目指していました」

やがて4年を迎え、就活で多くの会社を訪問するなか、岡田はほぼ全ての人事担当から“体育会出身の強みを活かして営業をやらないか”と言われたという。

「自分は営業向きなのか、と思い始めた頃、世紀東急工業だけが“事務職として事務管理をやってみないか”と言ってくれたんです。将来もし営業を担当するにしても、会社の業務全体をしっかり身に付けておくと必ず役に立つ、という言葉に心底納得し、私の心は傾きました。入社を決めたのは、事務管理は営業所全体の司令塔であり、空手部主将としてのリーダーシップが活かせる、と本質の部分で判断してくれたからです」

入社後しばらくは右も左も判らなかったという岡田だが、持ち前の負けず嫌いな性格が功を奏し、驚くべきスピードで業務をマスターしていく。

「世紀東急工業には独自のPCシステムがあり、まずその使い方をマスターするところから取り組みました。私が配属された営業所では常に十数件の工事が進行していて、ひとつの工事毎にお客様からの入金管理、材料費請求や外注先からの請求、さらには細々とした経費などが動いています。それらをPCを介して管理していくのですが、毎日少しずつ理解が深まりスキルが高まるのが実感でき、思っていた以上に楽しいんですよ」

嬉々として働くそんな岡田を見て、教育を担当していた事務管理課長は彼にひとつのミッションを授ける。それは、今から3ヵ月後にひとつの営業所の業務管理を行えるよう、3ヵ月で全ての業務をマスターする、という内容だった。

「私にとって初めての大きなチャンスなので、発奮しました。あと少しで締切の3ヵ月を迎えますが、実際ほとんどの業務をこなせるようになったと自負しています。締切時には全ての業務についてミスなく行えるようになっていることが、今の目標です」

そう言って、岡田は瞳を輝かせた。

学生の方へのメッセージ

私は、皆さんにぜひ知ってほしいことがあります。それは、世紀東急工業には実に様々な業務があるということ。
皆さんの大半は、大学で学んだことを社会に出ても活かしたいと思っていらっしゃるでしょう。土木施工、品質管理、研究開発、特殊機械の操作・開発、さらにはマーケティングや経営戦略まで、世紀東急工業には皆さんの専門性を育み、業務の現場で活かせる環境があります。その道のスペシャリストを目指して、ぜひ得意な分野を掘り下げてください。
しかし学生と社会人のフィールドは全く異なります。せっかく得意な分野に就けても現場でつまずくこともあるでしょう。そんな時は私たち人事スタッフが皆さんの働く現場へ直接訪問し、何がつまずきの原因になっているのか、しっかり話を聞きながら次の一歩につなげていきます。皆さんをとことんフォローすることは、私たちにとっての専門領域ですから、安心して相談してください。
当社は風通しの良い会社であることを自負しており、皆さんに隠し立てするようなことは一切ありません。ですから皆さんが希望されれば、先輩社員とダイレクトに話せる機会を設けますし、会社見学も大歓迎です。企業の名前やブランドで決めるのではなく、本気で取り組みたいことがあるなら、ぜひ世紀東急工業にご応募ください。皆さんと会える日を楽しみにしています。
(採用担当:佐藤)

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一人ひとりのやりたいという想いを尊重する当社だからこそ、選考も面接を重視した採用フローを予定しています。ぜひ皆さんの熱い想いを直接アピールしてください。

マイナビ編集部から

様々な会社を取材していると、社内の雰囲気や空気感、社員の様子などから、どのような会社なのか想像できるケースも少なくない。筆者が世紀東急工業を取材して感じたのは、「礼儀正しさ」と「楽しそうに働く姿」だった。
訪問者とすれ違う時、会釈して“いらっしゃいませ”と誰もが言える会社は、実はそう多くない。そしてあらゆる場所に笑顔がある。この会社で働く人たちは、本気で自分の役割と向き合い全うしているからこそ、仕事そのものが楽しいし、他の人を思いやれるのだろう。
そしてもうひとつ、話す機会を持てた世紀東急工業の多くの社員から、“世の中の役に立つ仕事に携わっている”という誇りを感じることができた。どんなに高い技術力を有していても、どんなに売上を伸ばせても、自らの仕事に誇りを持てなければ向上心を保つことは難しい。その点、道路インフラの整備を中心にスポーツ関連施設から河川工事や上下水道工事に至るまで、世紀東急工業の事業は社会貢献の度合いが強く、働く側のモチベーション向上につながっているのだろう。
設立から70年以上、世紀東急工業では技術の継承や若手の育成が重要な課題になっている。しかし手厚い教育体制や裁量を与え、伸び伸びと成長出来る環境を見るにつけ、次世代の活躍を疑う余地は無い。安定した基盤の上で誇りを持って働きたいなら、ベストな企業のひとつと言えるだろう。

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半世紀以上にわたり、道路建設に携わってきた世紀東急工業。東急グループの一員として、最先端の技術と長年のノウハウをもって足元から人々の生活を支えています。
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