最終更新日:2025/3/1

住友精密工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都、兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

航空宇宙とICTの独自の精密技術に挑戦できる。社風の良さも入社の決め手に!

PHOTO

技術者や人事担当者の先輩が語る「私たちの就職活動」

航空宇宙・ICT・産業機器の3つを主軸に「精密」を追求した製品開発でグローバルに事業を展開する住友精密工業。その最前線で活躍する先輩たちに就職活動でのこだわりや工夫、プロセスについて取材してみました。

■K.R
航空宇宙技術部 脚構造設計課
2023年入社
自然科学研究科 理工学専攻

■H.Y
慣性システム事業室 システム開発グループ
2023年入社
理工学研究科 電子情報工学専攻

■A.R
総務人事部 人事グループ
2020年入社

これからの目標

2年目は業務を通じて航空機の脚部の仕組みをより深く学んでいくことがテーマ。先輩方のように専門知識を培い、将来は製品開発に携わりたいと思います。(K.R)
日常生活では様々な製品を使っていますが、実際に設計をするとその高度な技術や難しさを実感します。今後も貪欲に学び、スキルアップを図っていきたいです。(H.Y)
当社のジョブローテーション制度を利用してものづくりに携わってみたいです。その経験を活かして人事部に戻り、より深い仕事に挑戦したいと思います。(A.R)

早めのスタートで幅広い業界を研究し、インターンシップに参加。航空機の脚部開発に魅力を感じた!

大学時代は流体力学の研究室に入り、航空機用エンジンの騒音シミュレーションなどを行いました。毎週、教授に進捗状況を報告し、的確に質問の受け答えをするなか、心身が鍛えられると同時に専門知識の理解度がアップ。英文の論文を読むことで英語力も身につきました。院生になってからは、主に船舶の変針制御の研究に取り組みましたが、個人に裁量が与えられ、スケジュール管理から研究の進め方まで自分のやりたいことに挑戦できました。

就職活動を意識したのは大学院生1年の夏。早期からスタートし、インターネット上で幅広い業界のメーカーを調べました。自動車・航空機・産業用ロボットの3つの軸を決め、その中で航空機に絞り込んだのは、多くの人の目に触れる大きな製品であること。さらに子どもの頃から憧れがあり、かっこいいと思ったからです。その後はコロナ禍だったため、オンラインのインターンシップに5社程度参加。住友精密工業では、航空機用アクチュエータの開発を体験しました。思った以上に難易度が高かったものの、航空機の脚部を手がける唯一のメーカーであることを知り、その技術力の高さに魅力を感じました。

エントリーシートは友人と見せ合いながら文言を検討。面接は大学のキャリアセンター開催のオンライン講座でポイントを学び、「笑顔・滑舌良く・わかりやすく」を意識しながら何度も練習を繰り返しました。就職活動を振り返り、良かった点はスタートが早かったので多くの企業のインターンシップに参加でき、じっくりと深堀りができたこと。アドバイスとしては逆に業界の幅を広げ、技術職だけでなく、他の職種も視野に入れて幅広く活動しても良いと思います。

入社後は脚構造設計課に配属され、お客様の要望に基づき、既存製品の維持設計に携わっています。仕様はほとんど英語表記。航空機は安全性などの基準が厳しく、細かいルールがあるため、隅々まで調べて要件を満たす難しさがあります。今でも先輩に頼ってばかりいますが、いつでも快く質問に答えてもらい、製造現場にも同行しながらスキルアップを目指しています。
(K.R)

企業規模や事業内容よりも自分が働くイメージができ、「やってみたい」と思った仕事を選んで正解でした!

理工学部を専攻して電気・電子・通信を幅広く学ぶなか、目に見えない電気のあらゆる現象を解明する分野に興味を持ちました。研究室では電気だけでなく、異分野の知識も習得したいと考え、プラズマを用いた植物の品種改良やゲノム編集に着手。大学でしかできない貴重な経験を積むことができました。

研究室にいると先輩から企業情報や選考方法、求める人物像など様々な経験談を聞くことができ、とても参考になりました。また、就職活動中も1人ですべてを決めず、アドバイスをもらいながら決断したことは良かったと思います。先輩たちからは「いろんな企業を見た方がいい」と言われていたので、電気・機械分野以外にも医療やインフラなど幅広い業界を視野に企業研究をスタート。インターネット上で調べるなか、私は企業の規模や事業内容よりも、自分がどんな仕事に携わるのかをイメージできる企業に絞り込みました。実務に近い仕事を体験したいと思い、インターンシップにも積極的に参加。住友精密工業では、ジャイロセンサについてどんな条件設定で、どのようなプロセスを経たらより良いデバイスがつくれるのかをディスカッションしました。専攻と重なる部分が多かったのでイメージしやすく、「この仕事をやってみたい!」と強く感じたことが志望に繋がりました。

エントリーシートで工夫したのは、面接を想定して記入したこと。学生時代に力を入れたことを記入する際には「塾のアルバイトで課題を解決した」に留め、面接で質問されたときに講師アルバイトの離職を減らすため、動画のマニュアルを作成して成果を上げたことをアピール。研究テーマは専門分野のため、誰もがわかりやすいエピソードを選び、自分の言葉で直接伝えるようにしました。

現在、慣性システム事業室のシステム開発グループで試験に使う治具や、ジャイロセンサを搭載した電子基板の金属筐体の機械設計に携わっています。ICT事業には機械だけでなく、いろんな専攻出身者が活躍しています。私自身、学生時代は電気を学んできましたが、その視点で機械設計を手がけることで、他の技術者とは違ったスキルを養い、活躍していきたいと思います。
(H.Y)

インターンシップで人の魅力を実感。長く活躍できる会社を選ぶなら社風や福利厚生をポイントに!

大学時代に熱中したのは部活動です。約150名が所属する軽音部でドラムの演奏と会計、外部の方とのイベント調整を担当しました。特に印象に残っているのは、年1回の一大イベントである六大学合同ライブに出演したことです。予選で上位入賞しないと出場できないため、みんなで努力を重ねましたが、1つの目標に向かって一致団結することの大切さを実感。この経験は就職活動時にも積極的にアピールしました。

部活が終わり、大学3年生の秋から就職活動をスタート。父が製造業を経営していた影響を受け、メーカーを中心に幅広い業界のインターンシップに参加しました。業界や会社のこと、仕事内容について今まで知らなかった情報を得られたことは大きな収穫。特に日本のものづくりはグローバルに事業展開をしている企業が多く、国内外での社会貢献度の高さに魅力を感じました。また、座談会ではたくさんの先輩方にお会いして、社風に触れることができました。住友精密工業のインターンシップに参加し、リクルーターの方とも面談をしましたが、お会いしたすべての方が優しい人柄で話やすかったこと。さらに体育大会や夏祭りなどのイベントが多く、スポーツが好きな私は、このような交流を通じてみなさんと仲良くなれると思えたことが決め手になりました。

学生のみなさんにお勧めしたいのは、マインドマップの作成です。自分はどんなタイプで、どんな仕事がしたいのか。将来はどうありたいのかを自己分析することで、企業選びの軸が定まり、エントリーシートも書きやすくなりました。また、大学の面接対策講座にも参加し、何度も練習をして本番に挑むことで自分の言いたいことをきちんとPRできたと思います。

入社後は希望していた人事部に配属され、新卒採用から若手研修まで一貫して担当。新人教育を経て配属先で活躍している話を聞くと嬉しくなります。また、会社説明会では私自身が実際に働いて感じている会社の魅力を中心に伝えています。特に腰を据えて働きたいと思っている方は、仕事はもちろんですが福利厚生や休日、社内の雰囲気なども長く働き続けるには重要なポイントだと思います。
(A.R)

学生の方へメッセージ

早めに企業研究をスタートして時間と気持ちにゆとりを持ち、最初は枠を設けずに広く浅く業界研究することをお勧めします。少しでも興味のある業界、志望先として考えていなかった業界でも「やってみたい!」と思える仕事に出会えたら深く研究してみましょう。その中で自分がゆずれないポイントを軸に絞り込み、複数の企業のインターンシップやセミナーに参加して、自分に最適な仕事や環境を見つけてください。(K.R)

経験者の意見はとても参考になるので、先輩からの話をぜひ聞いてみてください。小さなことでも気になったことを質問すると、会社にとってもやる気がある学生として印象に残りやすいと思います。また、企業情報サイトはもちろん、最新の業界動向を把握するならネットニュースもお勧めです。私は当社の落ち着いた雰囲気や、他職種と連携して1つの製品をつくり上げるチームワークの良さも志望動機になりました。ぜひ、インターンシップは積極的に活用しましょう。(H.Y)

今は口コミサイトやSNSなど様々な情報が氾濫しています。すべてを鵜呑みにせず、信用のできる確実な情報源を見極めることが大切です。また、知名度はなくても世界に通用する技術を持つような魅力的な会社はたくさんあるので、固定概念を持たずに幅広く企業研究してみましょう。仕事のやりがいはもちろん、社風や人間関係なども自分の目できちんと確かめてみてください。(A.R)

PHOTO
「当社では分野別に具体的な仕事を体験できるインターンシップを実施しています。先輩たちとの交流を通じて社風なども感じ取ってみてください」と語る先輩たち。

マイナビ編集部から

60年以上の歴史を誇る住友精密工業は、「持続可能な社会を支える世界一の『精密』を誰よりも先に創る」をスローガンに幅広い領域での事業を通じて様々な社会の課題を解決。「航空宇宙」「ICT」「産業機器」の3つの事業を核に、国内外において安全・安心な社会や地球環境に優しい省エネルギーに貢献し、未来のものづくりをリードする。

「インターンシップでは具体的な仕事がイメージでき、志望動機を高めることができました」と語るのは、入社2年目の技術系の先輩たち。航空宇宙事業に携わるK.Rさんは「当社は航空機の脚部を手がけられる国内唯一のメーカー。難しい分野ですが誇りを持ってチャレンジしています」との声が。一方、ICT事業のH.Yさんは、「開発から製造まで一貫体制を築いているので、最後まで携われることができます。問題が発生した時には他部署と連携して解決するチームワークが自慢です」と社風の魅力についても教えてくれた。

人事担当のA.Rさんは、企業研究では社風や福利厚生に注目してほしいとアドバイスする。「事業部別にチームをつくり、様々な種目で優勝を目指す体育大会をはじめ、当社は仕事以外での交流が盛んです。また、時間単位の有給休暇のほか、育児や介護などの休暇制度が整っているのでライフスタイルに合わせて活躍できます」と語る。若いうちから仕事を任せてもらい、長期スパンで技術力を高めていける環境だと感じた。

PHOTO
従業員の家族を招いて開催するサマーフェスティバルや体育大会などのイベントが多数。部活動・サークル活動も盛んで部署の枠を超えた交流が働きやすさにつながっている。

トップへ

  1. トップ
  2. 住友精密工業(株)の取材情報