それぞれの場所で積み上げて来た経験のすべてが、現在の吉野さんの礎となっています。
「キャリア的には地続きで、一本に繋がっている気がします。突飛な発想が浮かんでくればいいんですけれども、僕はあまりそういうタイプではないなと思います。現在の自分の手札を活用し、それらを結び付けて仕事をするのが自分のスタイルかな?と、30歳になって思うようになりました。」
吉野さんは今後の目標として、アーティストを見つけてくる発掘作業や、アーティストをサポートしバックアップしていくプロジェクトに引き続き携わっていきたいと語ります。
「我々の仕事はアーティストがいてこそ成り立つものです。また同時にアーティストの人生を預かっているので、売れることだけが正義だとは思わないですし、それぞれに合ったプランニング、制作業務、スタイルがあって、それに沿って進めていく、コミュニケーションが非常に大事になってきます。
ただ、このメジャーレーベルでデビューしているアーティストの多くは”一人でも多くの人に自分の楽曲を聴いてもらいたい”という気持ちを持っている方が多いと思うので、そのためにいかにバックアップできるか、が僕のミッションだと思っています」
アーティストの人生に寄り添う、人間味溢れるプランニング。A&Rとしての挑戦は続きます。
皆さんもぜひ学生時代に様々な経験を積み上げ、自己分析や企業研究に繋げていってください。