最終更新日:2025/4/15

サンスター文具(株)(バンダイナムコグループ)

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 文具・事務機器関連
  • 日用品・生活関連機器
  • ゲーム・玩具・アミューズメント製品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

文房具を愛する気持ちを胸に、真っすぐに走り続ける社員たち

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先輩たちが語るサンスター文具で働く醍醐味

独自性あふれる文房具を世に送り出し続けているサンスター文具。社員たちは年次やキャリアを問わずにチャンスをつかみ、大きく成長を果たしている。ここでは3人の先輩たちの挑戦に迫ってみた。

大津輪 貴司さん (右)
クリエイティブ本部 キッズ&ジュニア部 課長
経済学部 経済学科卒/2007年入社

阿部 みずきさん (左)
営業本部 東日本営業部 首都圏グループ
モチベーション行動科学部 モチベーション行動科学科卒/2020年入社

樋口 優里さん (中央)
クリエイティブ本部 イノベーション部
造形学部 工芸工業デザイン学科卒/2024年入社

先輩から一言

「世の中には多くの文房具が存在しますが、喜ばれるのは作り手の熱意がこもっている製品です。文房具に情熱を捧げられる人に向いている仕事だと思います」(大津輪さん)
「やりたいと声を上げたことに対して、否定的な言葉を投げかけられた経験は一度もありません。背中を押して応援してくれる人が揃っているのが当社の自慢です」(阿部さん)
「企画は1人で進めますが、形にするまでのプロセスでは多くの先輩たちがアドバイスをしてくださいます。だからこそ1年目でも挑戦を重ねることができました」(樋口さん)

【大津輪さん】喜んでもらえる商品を作るために、交渉の最前線に立つ

私は入社以来、複数の職種を経験することで、サンスター文具を多角的に見つめてきました。最初の3年間は営業として、関東エリアの文具店やファンシーショップなどを担当。文房具が好きで入社した私でしたが、“好き”という気持ちだけでは説得力ある提案にはつながらないことを痛感させられる日々でした。だからこそ、一つひとつの商品の魅力を理解し、わかりやすく伝えるという部分は磨き上げてきたつもりです。

その後は約10年にわたり、お客さまの依頼のもとでOEM製品や特注品を作る部署に配属しました。用途としては映画入場時の特典、飲食店のセットメニューの特典、成約者へのプレゼントなどが主たるところ。営業としてお客さまとの交渉に立ちつつ、クリエイティブ担当として企画をまとめ、製造との調整をかけていくというマルチな役割を担っていました。

営業時代は完成品を売るのみでしたが、この部署ではクライアントや版権元、社内の各部署など関係者が非常に多く、一つのモノができるまでには大勢の人間の力が欠かせないということを改めて実感しました。異動後に手掛けたのは私も愛飲しているドリンクの瓶にかけるキャラクターグッズ。苦労して調整した結果、売り場に並んだ姿を見た時は感慨深かったですね。

3年前からは今の部署の課長に就任し、塗り絵やパズル、新入学商材、ポチ袋などに代表される幼児・キッズ向け商品の企画開発に取り組んでいます。商品化対象となるキャラクターやIPは、一昔前に比べて格段に増えており、お客さまやバイヤーに選んでもらえる商品づくりがいっそう重要なものとなっています。開発に臨む10名のメンバーたちが気持ちよく仕事できるように、陰から支えていくのが私の務め。作りたい商品を通すために社内的な障壁があるならば、そこをクリアするべく私が先頭に立って交渉に臨むこともよくあります。

努力の末に部署内で企画した品が店頭に並び、お子さまが喜んでいる姿を見ると非常に嬉しいです。子どもといえば2年ほど前、約1年間にわたる育休を取得しました。社内のみなさんのサポートのおかげで、人生で最も素晴らしい1年間を過ごすことができました。今後、我が子も含めたさまざまな子どもたちに喜んでもらえる商品を作るべく、これからも挑戦を重ねていきたいですね。

【阿部さん】お客さまとの信頼関係づくりが、大きな成果につながっていく

就職活動では食品やマスコミ、医療などの業界を幅広く見ながら自分に合う企業を探していました。文房具業界はあまり考えていませんでしたが、会社説明会で対応してくれた当時の常務が「一番飛びたい人間が飛行機を作る」という話をしてくれたことがとても印象的でした。思いが強い人間にチャンスが広がり、やりたいことを反映できる環境が広がっている会社だということが伝わってきたので、面白そうだと感じて入社を決めました。

実はバックオフィス側の管理部門を志望していたのですが、配属されたのは営業職でした。私には向いていない職種だと思っていたので戸惑いも多かったですが、失敗を重ねながらも少しずつできることを増やしていきました。当社の営業は企画担当が作った商品を、問屋や小売店に紹介していく役割を担っています。最初の2か月ほどは先輩の同行がありましたが、その後は1人で担当をもってエリアをまわるようになりました。

最初はただ売りたい商品を提案するだけに留まっており、上手くいかない時もありましたが、次第にお客さまと信頼を深めることが大切だとわかるようになりました。まずは目の前のお客さまのことを知り、仲良くなっていくことに注力していきました。お客さまの信頼が段々と厚くなっていくと、その店の客層や売れ行き、欲しい商品構成が見えるようになり、説得力のある提案を重ねられるようになっていきました。

中にはサンスター文具のポップアップストアや専門コーナーを作ってくださったお客さまもいらっしゃいます。ある書店のお客さまが配信する動画サイトでは、自社の文具を紹介する機会もいただきました。お客さまに信頼をされ、納得した上で提案を受け入れてもらえる商談も格段に増えており、仕事が本当に楽しいと思う毎日を過ごしています。

現在は東北・新潟エリアを担当していますので出張が多いのですが、地域によって文房具のニーズは全く異なっており、さまざまなお客さまの考え方に触れられるのも刺激となっています。サンスター文具は本当に良い製品を数多く抱えています。各エリアのお客さまに手に取っていただいて、その良さをしっかりと広げていけるように、SNSでの発信やプロモーションにも注力しながら、これからも頑張っていきたいと思っています。

【樋口さん】新卒1年目から商品企画に挑戦。チャンスが多い会社だと改めて実感

美大でプロダクトデザインを学んだ私は、暮らしに身近な文房具を通して人の心を豊かにしていきたいと考えたことから、就職活動では文房具メーカーを志望しました。サンスター文具に関しては、もともと興味のあった文房具が発売していたことや、好きなキャラクターの文具も扱っていたので志望度の高い一社ではありました。サンスター文具が強みとするユニークな文房具はもちろんのこと、雑貨やグッズなども幅広く手掛けていますので、新しいこと、やりたいことにどんどん挑戦できるチャンスが広がっている点に共感して入社を決めました。

配属になったイノベーション部では、いわゆるアイデア文具の企画開発に取り組んでいます。黒鉛と金属を含んだ特殊芯で、削らなくとも書き続けられる『metacil』などは代表格。そうしたユニークな製品を考えるにはキャリアが必要なのかと思いきや、5月には早くも私が企画に携わることになりました。いきなり大きなチャンスが到来してかなり驚きましたが、OJT担当の先輩に手取り足取り教えてもらいながら実践の中で何とかノウハウを固めていきました。

最初は既にひな形があるような企画が中心だったのですが、秋頃にはゼロベースからの企画にチャレンジ。思いついたアイデアをしっかりと企画として形にすることはもちろん、適切なコストや量産化の方法を工場などとすり合わせながら進め、何度も試作を繰り返して完成形を導いていくのは非常に難しいと感じています。それでもやってみたい仕事だからこそ夢中で臨み続けられています。

大学ではプロダクトデザインを中心に学んできましたが、商品企画では文房具本体のデザインのみならず、パッケージや商品ディスプレイのデザインにかかわる機会にも恵まれています。1から10まで非常に多くの物事にトライすることができているのは、挑戦を歓迎する当社らしいところだと思っています。

直近では先輩の手伝いでかかわった文房具が、無事に発売する運びとなりました。非常に嬉しく思うと同時に、私の企画も世に送り出したいとの思いがますます強まっています。多くの人の心をつかむヒット商品を連発する先輩方に、私もいち早く追いつけるように頑張ります。アイデア面はもちろん、商品のネーミングもヒット商品には重要な要素なので、そのあたりのセンスも磨いていくつもりです。

学生の方へメッセージ

■自分にとって興味がある仕事であることが、働くための原動力となるはずです。あなた自身がまずは身近な物事で何に興味を持っているのか、しっかりと理解した上で企業選びをすることをおすすめします。私はクリエイティブ経験のないまま入社して文房具の企画に携わるようになりました。自分の可能性を限定せず、働きながら成長していける場所と出会ってください。<大津輪さん>

■長く働き続けていくためには会社の雰囲気が合うか、合わないかといった部分は非常に重要なポイントとなります。私はできるだけ多くの企業ガイダンスに参加して社風を肌で感じようとしてきた結果、当社と巡り合いました。入社前と比べ、文房具をここまで好きになるとは思ってもみませんでしたので、興味の範囲を広げて企業を見ていくことは大切だと実感しています。<阿部さん>

■商品企画をする上で大事だと思っていることは“好き”と思えるものを数多く持っておくことです。文房具のみならず、幅広い分野の引き出しを持っているとアイデアを生み出すためのきっかけが得られます。商品企画系の仕事を目指したいと思う学生は今のうちから自分にとっての“好き”を積極的に見つけていくと良いと思います。企業選びに関しても“好き”が軸となっていくと、自然と自分に合う場所に出会えるはずです。<樋口さん>

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取材に応じてくれた3人の先輩たち。和気あいあいとした会社の空気が、笑顔で話す3人の声から垣間見られた。

マイナビ編集部から

サンスター文具は創業以来、独自性あふれる文房具を世に送り出してきた。「象がふんでも壊れない!」でお馴染みの『アーム筆入れ』、金属を含んだ黒鉛芯で長寿命化を果たした『metacil (メタシル)』、不思議なカタチで見たいページをキープする『ウカンムリクリップ』など、ヒット商品を上げていけばキリがない。さらにはキャラクター商品も得意としている。これを読んでいる学生が無意識のうちに愛用している文房具にも、実は同社の製品が含まれているかもしれない。

今回の取材では入社年次が異なる3人の先輩に話を聞いたが、表現の仕方は異なれど、全員が文房具に愛情をもって接しているのがよく伝わってきた。若くしてチャンスをもらって大きく羽ばたけたのは、面倒見のいい上司たちの丁寧な支援を受けられたからこそ、安心して挑戦し続けられたと異口同音に話してくれた姿が強く印象に残った。

経営理念に掲げるのは「企画とアイデアで挑戦し続けます!」の一文。いいアイデアがあれば年次を問わずに採用され、実際に形にしていけるチャンスがあるというのは、1年目で企画に携わる樋口さんの話から特に伝わってきた。アクティブに仕事に挑みたいという人にはぴったりの環境が同社には広がっている。

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老若男女を問わないお客さまをターゲットにした文房具・雑貨を企画販売しているサンスター文具。若手社員の意見も率先して取り入れながら魅力的な製品を送り届けている。

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