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最終更新日:2025/3/3
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部署名営業部公演事業課
勤務地東京都
舞台芸術も社会にとって必要不可欠なものなのだと、多くの人に思ってもらえるような仕事がしたかったからです。舞台芸術は「役に立たない」と仰る方もおりますが、そのような意見に対して違和感を持っていました。それに対して説得力をもって答えるためにも、舞台芸術の最前線でその温度感に触れながら仕事をしたいと考え、新国立劇場ならばそれだけの環境があると思い、志望しました。
お客様が公演に集中して楽しめるよう、環境を整える仕事です。具体的には、主催公演における表周り情報(お客様に事前にお知らせすべきショッキングな演出などがあるか、団体のお客様がいらっしゃる日付や規模感、ブッフェの営業状況など)を集約して、劇場案内を委託している協力会社や舞台監督をはじめとする制作チームと共有しています。また、公演の際には、劇場ホワイエに立ち、お客様のご案内などをしています。公演以外の部分でお客様の感動を損なっては、組織として行っているすべての努力が泡沫と化すので責任が伴います。一方、お客様のリアクションを直接感じとれるのはこのポジションならではと思います。もちろん、労われるべきは演者やそれぞれの担当者なわけですが、お客様のリアクションを感じることはモチベーションにもなります。
新国立劇場では目や耳に障がいのあるお客様にも舞台を楽しんでいただけるように、演劇公演において観劇サポートというサービスを提供しています。その打ち合わせの設定から、制作部、技術部及び専門スタッフとの調整、実施当日の受付や事前舞台説明会、そして終演後のアンケート業務まで中心となって担当したときは、とても大変に感じました。稽古の進捗状況などにより、物事が一気に進むこともあったため、その勢いに振り落とされないよう必死でした。公演の現場もありつつ進んでいくので、めくるめく日々でした。現代舞台芸術のための唯一の国立劇場ということもあり、一つの作品を上演するのにも膨大なお金や時間が投じられます。それに伴う責任は大いにありますが、自主制作をする体力もあり、福利厚生なども備わっていて劇場としての労働環境はとても恵まれている職場です。
学部時代はソフトボール部に所属し、学生日本一を目指して活動しました。全体練習の後も最終バスの時間まで練習をして、ほとんどの時間をソフトボールに充当しました。監督・コーチもいましたが、学生主体で運営する組織だったのでチームのポリシーと勝利を同時に追求するというチーム運営的な部分にも腐心する日々でした。事実上、ソフトボールのことしか考えていなかったように思います。
オーケストラで演奏していたわけでも、バレエを習っていたわけでも、演劇に取り組んだわけでもない私にとって、舞台芸術についてまだまだ知るべきことばかりです。新国立劇場で上演されている作品に限らず、たくさんの作品や劇場と接して、自分の感覚を研きたいと思っています。その土台を育てながら、業務を構築して実現する力を養っていきたいです。そして、いつか社会に問いを立てるような仕事ができるようになりたいです。新国立劇場が気になっていても、「自分が志望してよいものだろうか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。もちろん、芸術に取り組んだ経験があることはアドバンテージになり得ますが、日々の業務は芸術への知識だけでやるものではありませんし、入ってからのほうが圧倒的に覚えること・考えることは多いです。是非、胸を張って志望してみてください。