最終更新日:2025/5/30

住商メタルワン鋼管(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 商社(建材)
  • 金属製品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

さまざまな製品、業界に欠かせない「鋼管」のスペシャリストとして社会に貢献できる

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地方営業所の最前線で活躍中の2人が鋼管商社のリアルを語る

2社の統合により、業界最大手の商社として2019年に誕生した住商メタルワン鋼管株式会社。北九州営業所で活躍中の主任、新人の2人による座談会で、地方営業ならではのやりがいや仕事の特徴を探る。

■配管機材本部 九州配管営業部 北九州配管チーム 主任
牧野 広夢(写真左)
経済学部 経済学科卒/2017年入社(茨城県出身)

■配管機材本部 九州配管営業部 北九州配管チーム
熊澤 喜成(写真右)
経済学部 経済学科卒/2024年入社(岡山県出身)

休日の過ごし方

「大分営業所にいた頃は毎週末サッカーをしていました。今はゴルフが週末の楽しみですね。1時間単位での有給休暇取得など、働きやすい制度が充実しています」(牧野さん)
「サウナで汗を流すのが一番のリフレッシュ方法です。入社してから先輩方の影響でゴルフを始めました。休日に牧野さんと一緒に練習場に行くこともあります」(熊澤さん)
牧野さんの仕事ぶりを見ながら、お客様の懐に入り込んで信頼を得ている姿を見習いたいと語る熊澤さん。座談会中の様子からは2人の距離の近い関係性が伝わってきた。

現場に近い地方営業所だからこそ、お客様との距離が近く、スピーディな対応が求められる

【牧野】インストラクターとしてフォローのため、一緒にお客様を訪問することもありますが、一部のお客様については熊澤君に主担当として1人で訪問してもらうこともあります。当初の予定より早いタイミングでの独り立ちとなりましたが、普段の仕事ぶりや成長スピードを見て「熊澤君なら大丈夫」と判断しました。

【熊澤】少しでも早く、主担当としてお客様をもちたいと考えていましたので嬉しい反面、専門知識の不足で苦労することも多々あります。鋼管の種類だけでもかなりの数があり、最初は名前も形も分かりませんでした。それに加えて、鋼管から派生した多様な配管機材も当社では扱っています。パイプだけを取り扱うのではないという点は、入社前にあまり想像していませんでしたね。

【牧野】北九州営業所では主に化学プラントのお客様に対して鋼管を販売しています。パイプの中を通る流体の圧力や温度、プラントを設置する場所などの条件によって、鋼管の材質やサイズなどのバリエーションは何千、何万と数えきれないくらいに広がります。入社して7年経った私でも、まだまだ学ぶことばかりです。

【熊澤】商材知識を高める上では、入社直後の本社研修や、その後の定期的な研修が役立ちました。北九州営業所に配属となった後は、商材の仕入先となるメーカーの倉庫で実際に商材を見ながら学ぶ機会がありました。一度きりではなく何度もこういった機会を作ってくださった牧野さんには感謝しています。また、とても心強く感じました。

【牧野】私たちが所属する北九州のような地方の営業所は、現場やお客様との距離が近く、オーダーに対してスピーディな対応が求められます。注文から数時間以内での納品を求められるようなケースも珍しくありません。工場のメンテナンスのためにプラントを一時的に停止し、その限られた時間内で配管を交換することもあります。時間との勝負の中で必要な商材を一刻も早く届けるスピード感や臨機応変な対応が必要となる場面は数多くあります。

【熊澤】全国の営業所に配属された同期の話を聞くと、お客様ごとに距離感や納期への厳しさは異なり、その場所ならではの特徴があるように感じます。私は北九州営業所での対応が当たり前のように感じていますが、注文を受けたと同時に動き出すスピード感は、北九州営業所ならではの特徴のようです。

目の前のお客様の喜び、その先にある社会に役立っているという仕事の“手触り感”が地方営業所にはある

【熊澤】私は自分の仕事が世の中の役に立っているという実感が得られる会社で働きたいと考え、商社の中でも鉄鋼という社会に欠かせない商材を扱う当社に入社しました。北九州営業所はお客様の化学プラントに隣接しているため、毎日プラントを見ながら勤務しています。自分が手配した鋼管が、このプラントで使われているという実感がわくと同時にやりがいを感じる環境でもあります。

【牧野】東京本社の営業はお客様も現場ではなく本社の方になるため、お互いスーツ姿での商談となるうえ、大きなプロジェクトに必要となる商材を数字ベースで検討することになります。今すぐ必要な商材ではなく、数年がかりの長期的な商談になることもあります。一方で地方の営業所では、作業服を着てプラントで働く現場のお客様と直接向き合い、リアルタイムで必要な商材を手配することが使命です。そこから得られる仕事の手触り感や、やりがいは大きいです。

【熊澤】
急ぎの注文で通常の配送では納期に間に合わない時には、通常は出荷配送担当が対応するものを私自身が仕入先まで商材を取りに行き、直接お届けすることもあります。
大変ではありますが、お客様から「助かった」と感謝の言葉を頂くことも多く、役に立てたという実感は大きいです。私はまだお客様を担当したばかりですが、こういった積み重ねが信頼に繋がるのだと思います。

【牧野】お客様の化学プラントでは半導体に使われる素材も製造しています。半導体は私たちの暮らしのあらゆる場面で、なくてはならない製品です。自分の仕事が、人々のより便利で安心な暮らしに繋がっていると想像すると、やりがいと同時に気が引き締まりますね。現在プラントの新設工事が何件か稼働しており、億単位の商談に携われたことも良い経験です。

【熊澤】まだ担当するお客様は多くありませんので先輩方ほど慌ただしくはありませんが、どのような仕事でも素早く対応することを心掛けています。いずれは私も多くのお客様を担当することになると思いますので、今からその時を想定して仕事のスピード感を意識しています。

【牧野】私は営業所内でも中堅になったこともあり、自分の仕事だけではなく営業所全体に目を向けるように心掛けています。後輩に対して、言葉だけではなく行動で見本を示せるようになりたいですね。お客様からも「牧野と仕事がしたい」と思って頂けるような営業を目指しています。

地方での生活を満喫できる福利厚生の充実や働きやすい人間関係が魅力

【牧野】お客様との距離だけではなく、社員同士の縦、横のつながりが密であることも地方ならではの特徴といえるのかもしれません。北九州営業所を含めた九州内の他の営業所と定期的に情報交換をする会議があるのですが、この会議は本社から指示されたものではなく、九州地区で自発的に生まれたものです。

【熊澤】社内外の良好な人間関係に加えて、母体の大きな企業だからこその福利厚生の充実ぶりも強調したいですね。なかでも社宅制度の手厚さはありがたいです。自分で選んだマンションが借り上げ社宅となるため、広く快適な部屋に安く住むことができます。私が北九州での生活を満喫できているのは、この制度があるからこそだと思います。

【牧野】同感です。私は出身も大学も関東で、九州は縁もゆかりもない土地でした。当社に入社しなければ九州で生活することはなかったと思うので、人生のなかで貴重な経験です。入社前はなんとなく丸の内の東京本社で働く姿をイメージしていたこともあり、地方配属と決まった時には正直、戸惑いや不安もありました。しかし、地方でしか得られないやりがいや快適な暮らしのおかげで、今は北九州に配属になって良かったと思っています。

【熊澤】入社2年目になるとインストラクターの牧野さんの手を離れて、一人の営業として結果を出していくことが求められます。目指すべき理想の営業像と現在の自分を比べると大きな隔たりがありますが、まずは目の前の仕事を一つひとつ誠実に行い、信頼を得ながらお客様の幅を広げていきたいと考えています。

【牧野】後輩にアドバイスをする時には、最初から正解を教えたり、全部指示を出したりするのではなく、方向性だけ示して本人に任せるようにしています。それを見守りながら軌道修正をするのが先輩である私の役割です。熊澤君は何より真面目さが特長で、私の想像以上に頼もしく成長しています。これからは自分の持ち味をもっと発揮しながら活躍してほしいですね。

【熊澤】ありがとうございます。牧野さんの担当を引く継ぐことを視野に入れつつ、担当が私に代わっても信頼して任せて頂けるよう、成長しようと思います。いつかは牧野さんを超えていくことが目標です。

学生の方へメッセージ

【牧野さん】
就職活動を始める時点で、絶対にこの仕事がしたいと明確な希望のある人は少ないと思います。私もそうで、漠然と「地元に帰って働こうかな」などと考えて企業を探していました。しかし、どの企業でも楽しく働けるイメージがもてず、視野を広げていろんな業界を見ていくうちに当社と出合いました。
商社のなかでも当社が扱う「鋼管」は、一般消費者が直接購入するような商材ではありませんが、実は身の回りのさまざまな製品につながっています。「これを聞いたらマイナスな印象を与えるのではないか」などと遠慮せずに、会社説明会や面接などの機会に積極的に質問して、当社の仕事に対するイメージをふくらませてほしいと思います。

【熊澤さん】
私は商社への就職を志望して、いろいろな商社の企業説明会に参加しました。自分の仕事が世の中の役に立つ実感を得られるか、という基準で各商社を比較した際に、「鉄鋼」という幅広い領域で必要とされる商材を扱っていることに魅力を感じたことが、当社への入社のきっかけです。入社後は業界や商材に関する専門知識の不足を痛感しましたが、それは当社に限らずどの商社でも同じことだと思います。当社の場合、しっかりとした研修制度が整っていますので、入社後にゼロベースから学ぶことが可能です。安心して入社を検討してください。

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メタルワングループ(三菱商事と双日が母体)と住友商事の出資によって誕生した母体の大きさ、鉄鋼という世の中に必要とされ続ける商材による安定した経営は大きな魅力。

マイナビ編集部から

取材中、牧野さんが「入社前は丸の内の東京本社で働く姿をイメージしていた」と語ったように、日本を代表するオフィス街「丸の内」に本社がある大手商社と聞くと、スーツを着こなし颯爽と仕事をするクールな営業職の姿だけをイメージしてしまいがちだ。

しかし住商メタルワン鋼管の事業は本社だけで行われているのではない。全国各地の営業所による丁寧な対応、迅速な配送といった、現場に密着した仕事が事業を支えている。今回取材した北九州営業所の2人も地方の最前線で“汗を流しながら”活躍しており、仕事のやりがいや成果を実感しやすい地方ならではの魅力を語ってくれた。

鋼管という学生にとってはなじみの薄い商材を扱う専門商社だけに、入社後にゼロから商材知識を学べる研修プログラムが充実。加えて、商材の仕入先である各メーカーと良好な関係を築いていることから、メーカーの工場見学やメーカー主催の勉強会など、商材を見て、触れて、学べる機会が豊富なことも強みとなっている。

インタビューで2人が口をそろえた福利厚生の充実ぶりも大きな魅力。借り上げ社宅に対する会社からの家賃補助は、給与の額面には反映されない数字なので見逃されがちだが、非常に手厚い制度といえる。お客様に近い地方ならではのやりがいと、地方勤務をサポートする充実した制度、双方の魅力が詰まった企業だと感じられた取材だった。

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どの部署に配属されても新人にはインストラクターの先輩がついて、1年間マンツーマンでのサポートを実施。仕事のみならず社会人1年目の悩みを多方面から支えていく。

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