最終更新日:2025/4/15

四電エナジーサービス(株)【四国電力グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
香川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

家庭の電化機器から大規模な熱供給システムまで、最適なエネルギーサービスを提供する

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理系出身の若手社員が語る、今の仕事と学生時代の学びについて

四国電力グループの一員としてエネルギーの最適サービスを提供し、四国の地域発展に貢献している四電エナジーサービス株式会社。技術系の各部門で活躍する若手社員に、学生時代の学びと仕事の関連性を聞きました。

■技術本部 エネルギーソリューション部 エネルギーサービス推進課
Wさん(写真中)
2020年入社/電気コース卒業

■技術本部 エネルギーソリューション部 地域熱供給管理課(保守総括)
Oさん(写真左)
2020年入社/電気科卒業

■技術本部 設備サービス事業部 設備サービス課
Tさん(写真右)
2021年入社/機械電子工学科卒業

先輩からのアドバイス

「学生時代には発電や送配電といった、電力会社から電気が送られてくる仕組み関連の科目もありました。もっとしっかり学んでおけばよかったなと感じています」(Wさん)
「業務のなかで、『これ、学校で習ったけど思い出せない…』と調べ直すことが多々あるので、理系の基礎的な科目はどれだけ学んでおいても損はありません」(Oさん)
「学生時代から機械は得意でしたが電気系が苦手でした。電気に詳しければ、空調設備の修理対応がもっとスムーズにいくだろうと感じることはありますね」(Tさん)

【Wさん】理系科目に苦手意識がないことで、資格対策の勉強がスムーズでした

●現在の仕事内容について
主に学校向けに空調設備を設置したり、点検や修理を行ったりするサービスの管理業務を担当しています。設置や修理などの工事は協力業者の方が行うため、自分で手を動かして作業する機会は少なく、お客様や協力業者の方とコミュニケーションを図り、全体を管理する仕事です。具体的には導入前に空調機器の設置場所や機器の種類を検討したり、導入後の空調設備の稼働状況や室温、電気代などのデータを分析して、お客様のニーズに沿うような設定の見直しなどを行っています。学校に空調設備を導入するとなると、工事期間も費用も規模の大きなものになります。その一連の工程に関わりながら、無事に空調が稼働した時には、ほっと胸をなでおろしつつ達成感を味わっています。

●学生時代の学びが仕事に役立っていること
学生時代には電気回路やLEDなどの素子について、電気主任技術者の資格対策など、電気に関する専門知識を学びました。今の仕事にそのままリンクする場面こそありませんが、つながっていると感じることは多いです。例えば、空調設備の消費電力を分析する際に、どれくらいの大きさの機器がどれくらいの大きさの教室に設置されているかなどが記された技術書類を見ることがあります。電気の知識があることで、書類を理解しやすいことは確かです。また、学校に設置された高圧受電設備の現物や図面を見る際にも、学生時代に学んだ経験が役立っています。そして、理系で学んでいて良かったと一番感じるのが、資格対策の勉強をしている時です。入社後に冷凍機械責任者や冷媒フロン類取扱技術者の資格を取得しました。大型空調設備の定期点検をするために必要な資格です。資格試験には学生時代に勉強したこととつながる内容も含まれており、苦手意識をもつことなく取り組めました。

●社内の雰囲気について
社内のいたるところで会話が飛び交う賑やかで明るい職場です。仕事の話はもちろんですが、雑談で盛り上がることも多いですね。入社して間もない頃は分からないことが多く、先輩や上司に質問する頻度が多くなります。気軽に相談しやすい雰囲気があり、さらに日々の雑談で距離を縮めることで、もっと話しかけやすくなりました。おかげで、分からないことをそのままにせず、その都度解決できました。

【Oさん】計装図面の解読や協力業者との連携に、電気系の知識が役立っています

●現在の仕事内容について
私が担当しているのは、地域熱供給(地域冷暖房)システムの保守・管理です。地域熱供給システムとは、オフィスビルやホテル、病院など複数の建物の冷暖房に使用される熱媒体(温水・冷水)を一括してつくるための地下にあるプラント設備です。はじめてプラントに行った時には、町の地下にこんな巨大なプラント設備があるのだと驚かされました。制御室内でセンサーなどを監視して数値に異常がないかをチェックし、トラブルが発生した際には現場で対応する専門チームと連携を図ります。また、より効率的に無駄なく熱媒体をつくるためのプラント機器の稼働状況を検討するのも私たちの役割です。四国電力から委託を受けた3か所の地下プラントを一元管理していますが、この地域熱供給システムは四国でも限られた設備の一つです。そんな設備に技術者として関われていることに誇りをもっています。

●学生時代の学びが仕事に役立っていること
学生時代には電気や計装についての知識を学び、また、電気工事士の資格も取得しました。地域熱供給システムは電気の力で動いているので、運転管理や維持管理に電気関連の専門知識は欠かせません。また、プラントを制御するために計装図面を見る機会もありますが、その際にも学生時代の学びが役立っています。電気工事士の資格を活かして自らが作業をすることはありませんが、資格取得時に技術的な学びを深めたことで、協力業者の方がどのような作業をするのかが理解できますし、作業内容の指示を出す際にも説明しやすいと感じています。

●社内の雰囲気について
入社前に想像していた職場のイメージよりも当社はかなりフランクで、誰にでも話しかけやすい雰囲気です。プラントの機械操作についてはマニュアルが整備されているので、分からないことがあればマニュアルをしっかりと読めば解決できるようになっています。にもかかわらず、私が困っていると一緒にマニュアルの解決箇所を探してくれるような優しい先輩に囲まれています。今では私が先輩として後輩に指導することも増えてきました。経験を積むとつい専門用語を当たり前に使いがちですが、新人だった頃のことを思い出して、できるだけ分かりやすく、かみ砕いて伝えるように意識しています。

【Tさん】空調機器の内部にある細かな部品の理解に、機械系の学びが活かされています

●現在の仕事内容について
空調設備の点検や室内の二酸化炭素濃度をはじめとした空気環境の測定、不具合を起こした空調設備の修理対応などを行っています。四国電力送配電の変電所や中継所・事業所に加えて、図書館や市役所などの公共施設内でも点検・測定業務を担当。修理が必要な際は基本的に協力業者に依頼して立ち合うことになりますが、空調機器からの水漏れなど簡単なものであれば自分で作業することもあります。私たちが点検に行く施設には、変電所など普段は無人の施設も多くあります。もし空調設備に不具合が発生すれば室内に熱がこもり、機械の故障、さらには、電力の安定供給にも影響を及ぼす可能性があります。だからこそ、日々の業務が決してルーティンワークにならないように感覚を研ぎ澄ませて、些細な変化を見逃さないように心掛けています。

●学生時代の学びが仕事に役立っていること
学生時代は電気も機械も幅広く学べるコースでした。機械やロボットの設計・制作、プログラミング、CADを使った製図などを経験するなかで、私は電気よりも機械関係により興味があり、学びを深めていきました。空調設備については入社してから学ぶことばかりでしたが、機器の内部にある細かな部品については空調だけが特殊なわけではありません。例えば、モーターの仕組みや構造を学生時代に学んでいたので、故障の原因がすぐにわかったり、機械系に強いことが役立つ場面はありますね。もともと機械いじりが好きなので、修理などの作業自体が楽しく、やりがいを感じています。

●社内の雰囲気について
社内にいるよりも、現場で点検作業をすることが多くなりますが、デスクワークの時はリラックスした雰囲気で、落ち着いて仕事に取り組めています。堅苦しさは一切なく、ワイワイ賑やかに働ける環境が私には向いています。常務と席が近く、とても話好きな方なので、普段からよく会話しています。もう慣れてしまいましたが、常務などの役員と一般社員の距離がこんなに近い会社は珍しいのかもしれませんね。この雰囲気の良さは当社の大きな魅力です。現場で分からない用語や設備に触れた時にも、会社に戻れば誰に聞いても教えてもらえる安心感があります。時にはわざわざ調べ直し、他の人に確認してから教えてくれる場合もあって心強いです。

学生の方へメッセージ

【Wさん】
自分のできることと、したい事を整理して考えることで、譲れない部分など自分の希望する働き方が明確になってくると思います。技術系の職種の場合、職場が工場になる企業もあり、24時間稼働する工場であれば3交代制の勤務になります。私は規則的な勤務時間で働くことを希望していたので、配属される可能性のある職種の勤務時間帯についても着目して企業研究を進めました。

【Oさん】
企業研究を始める前に、働く上での自分の優先順位(仕事内容、給与、福利厚生、勤務地、勤務体系など)を明確にしておくこくと、効率良く進められると思います。時間を有効活用しながら、できるだけ多くの企業を知ることにウエイトを置くといいのではないでしょうか。あえて畑違いの分野を見ることもこの時期にしかできない経験なので、いろんな可能性を模索してほしいですね。

【Tさん】
企業研究期間に私はできるだけ数多くの企業を知ろうと考えていました。知名度の低い企業が日本で最先端のモノづくりに取り組んでいたり、逆に有名な企業でも、イメージしていた仕事はその企業の事業内容のほんの一部分だとわかったりしました。学生が想像できる業界や企業の範囲は狭く、また、知名度のある大企業に興味が偏りがちです。そんななか、多くの企業の話を聞けば、自分の専攻内容とリンクした企業や、やりたい仕事が見つかるチャンスは広がると思います。

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取材した3名が口をそろえて語る社内の緩やかで温かな雰囲気は、取材の合間にあった3人での雑談の様子からも十分に伝わってきた。

マイナビ編集部から

取材中、入社を決めた理由や、入社して感じる自社の魅力について話が及んだ時、3名の若手社員からは四国電力グループであることの安定した経営や、福利厚生の充実、そして休日の多さといったポイントが共通してあがってきた。

有給休暇の平均取得日数は年間12日程度で、通常の休日や夏季、年末年始の休暇と合わせると、年間の休日数は140日程度になるという。また、社員一人ひとりにポイントが付与されて、旅行や趣味、子育て、介護、財形貯蓄への積み立てなど、さまざまな使い方が選べるカフェテリアプランも同社ならではの制度。1ポイント1円換算で、毎年10万ポイントが付与されるという手厚いものだ。

特定の資格取得に際しては2~10万円の報奨金が支給され、業務上必要な社員が取得した場合のみならず、自己研鑽のために取得した社員にも支払われるそうだ。さらに業務上必要であれば、受験料や書籍代、交通費などの資格取得に関係した諸費用は全額支給(2回目の受験からは半額支給)され、社員のスキルアップをサポートしている。

他にも、通常の約40%オフで加入できる四国電力グループ共通の自動車保険や、住宅補助、人間ドック補助、育児・介護休職、勤続年数によるリフレッシュ休暇&奨励金なども整っている。理系の知識やスキルが活かせる仕事内容、柔らかな職場の雰囲気と合わせて、福利厚生の充実が四電エナジーサービスの魅力であることは間違いないだろう。

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アパートやマンションのいくつかの候補から好きな部屋を選べる借上社宅制度は若手社員に好評。社内の人とは同じ場所にならないように配慮されプライベートも保たれている。

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