最終更新日:2025/5/28

(株)日立プラントサービス【日立グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

プラントエンジニアリングは、健康な社会や日常生活を守る仕事でもある

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社会インフラを支える3人の仕事をご紹介!

プラントづくりは、実は私たちの身近な生活を支えている仕事である。プラントエンジニアリングを通して社会に貢献している3人の社員に、仕事のやりがいや会社の価値について話していただいた。

■Sさん
水処理事業部 産業水処理本部 フロント技術部
2020年入社

■Hさん
営業統括本部 社会システム営業本部 水処理営業部
2016年入社

社風や環境について

「私はどちらかというと内にこもりがちな性格でしたが、今ではコミュニケーションの大切さを自覚。不明点は先輩に何でも聞けるので、殻を破りやすい環境です」とSさん。
「営業も技術も、出身やキャリアは多様なので、柔軟な発想や異なる視点にも触れることができます。20代で成長するには、もってこいの環境だと感じます」とHさん。

モノづくりの過程で出る排水の悩みに応え、課題解決となるシステムを開発。完成品を世に出したい(Sさん)

学生時代は化学を専攻し、環境保全や水処理について研究を行っていました。その学びを生かせる場所として当社に着目。プラントづくりにおいて設計・施工・メンテナンスまで一貫したサービスを提供し、水処理から空調、医薬まで幅広いフィールドを有する当社。ここなら大きな仕事ができそうだと感じ、また、ジョブローテーションでいろいろな技術を身に付けられるだろうと思い入社しました。

1年目は工場プラントを持つ民間企業を相手に、排水処理に関する計画設計を担当。2年目以降は、多様なお客さまの「こんなものがあれば」の声を社内にフィードバックし、その解決方法となる新しい水処理システムを開発しています。
例えば、どんなプラントも製造工程では必ず排水が出ますが、工場の敷地面積やコスト面の事情で、大きな排水設備はなかなかつくれません。排水を下水に流すと、下水処理場を使うのでコストがかかります。河川に排水を流す方がコストダウンになりますが、環境保全のためより厳しい規制を順守する必要があります。
その狭間で「何とかできないか」というお客さまの声は多く、そうしたニーズに応えるため、排水処理システムを当社のラボで実験・検証し、ミニ試験設備をつくって実証試験を行っています。私たちの仕事の先にはメーカー企業の利益(経費削減)と同時に、河川をきれいに保つことへの貢献があるといえるでしょう。

自分で検証して課題を抽出し、考察する。それを繰り返した末に製品やシステムが生まれ、それをお客さまに提供するのが私たちの使命です。お客さまと環境の双方に貢献できたときには、大きなやりがいを感じます。
ただ、開発期限があるため、学生時代のように気長に実験しているわけにもいかず、きちんと計画を立て、期日までに何らかの結果を導き出すことが大変ではあります。スピーディな開発に責任とプレッシャーを感じますが、難題をクリアした先に課題解決と社会貢献が待っていることは大きな励みになっています。学生時代の研究を生かし、やりたいことができていることも日々の充実感につながっていますね。

今後は開発チームに入って完成品を世に出してみたいですし、計画設計を1年目にやったので、実施設計や施工現場の監督としての経験も積みたいです。展示会やセミナーなどにも出席して視野を広げ、積極的に新しい技術やシステムを開発していけたらと思います。

自身の経験と知識を生かし、自治体に水処理施設や機械の導入を提案。持続可能社会に貢献したい(Hさん)

大学では有機化学を専攻し、活性炭に不純物を吸着させて汚水を浄化するシステムや、海水を淡水化する水処理関係の研究に打ち込んでいました。当社は日立グループの一員として、幅広い案件に対応できる技術を持っていることが魅力でした。ただ、技術の知見を生かしてお客さまのフロントに立って対話をし、課題解決の窓口となる営業の方が自分の性格に合っていると感じ、営業職として仕事をしています。

入社して5年間は空調事業に配属され、最初は先輩から引き継ぐ形で、民間企業のお客さまの空調設備を更新していく営業を担当。次第に、新工場計画など大型の新規拡販営業に携わるようになりました。
例えば、食品工場の空調設備は法令も厳しくなっており、衛生が第一。しかも省スペースでコンパクト、現場の温度を一定にし、空気もクリーンに保つなど能力アップが求められます。また、空調には排水も欠かせません。特に水質調整に四苦八苦されているお客さまは多く、大学で学んだ水処理の知識も生かせました。
自らの提案によって機器を納入し、水質をクリアにできたときはもちろん、新工場が立ち上がって軌道に乗り、「ありがとう」とお客さまに言われたときは、良い関係を築けた喜びが押し寄せてきます。

現在は水処理事業の営業として、自治体の水道局と下水道局(水再生センター)のお客さまを担当しています。前者は水道の蛇口から直接飲めるクリーンな水を供給すること、後者は下水や汚泥を再生処理して浄水センターに持っていくことが役割。まさに多くの人の暮らしや健康を支える、安定的なインフラ整備につながる仕事といえるでしょう。
仕事の内容としては、当社が納めた設備の更新時期には、事前に改修の提案をしたり、お客さまのご要望を基に技術チームと連携して大規模改修を提案したりします。下水道に流れてきた不純物を処理するには、溶かす、掻きあげる、砕くなど、それぞれに対応した機械が必要になります。そのため、お客さまから「Aが欲しい」と言われても「Bもつけた方が、効率アップと長寿命化につながります」など、複合的かつ長期的視点から課題解決となる提案を心掛けています。

今後は人の生活を安定的に支える意識を持って技術の知見を増やし、継続的な信頼関係を構築できるビジネスパーソンへと成長していきたいです。さらに持続可能社会へ向けて、当社の付加価値を高めていけたらと思います。

学生の方へメッセージ

■私は研究室での学びから、「水処理関係の仕事がしたい」という気持ちで業界を絞って当社に入社しました。ただ、広く企業を見られるのは企業研究の特権です。もう少し視野を広げていろいろな業界・企業を比較し、総合的な判断をしてもよかったとも思います。不明点は聞きづらいと思いますが、当社の先輩たちは優しく何でも教えてくれます。企業研究も仕事も、積極的なコミュニケーションの姿勢で挑むといいと思います。(Sさん)

■最初に自分が好きで興味ある業界だけを対象にすると、入社してみたら合わなかったということにもなりかねません。なるべく最初は食わず嫌いをせず、さまざまな業界業種を調べ、OBがいれば訪問したり話を聞いてみるといいでしょう。理系だからと技術職に結び付けがちですが、私のように営業の仕事をする道もあります。営業志望の方は、OJTで先輩から営業のイロハをしっかり学べる環境かどうかも確認するといいと思います。(Hさん)

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「当社は若くして、広い裁量と自由なやり方で仕事ができます。間違っていれば先輩が見守り指摘するので、思い切ったチャレンジができる会社です」と人事を担当するお二人。

マイナビ編集部から

日立プラントサービスは、日立グループの一員として空調設備、産業プラント設備、水処理設備など、環境関連の事業を展開している総合エンジニアリング企業だ。SDGs(持続可能な開発目標)を掲げる世界において、省エネシステムや環境にやさしい水処理などに関する顧客の多様な要望に応え、企画から設計、施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供している。日立グループが長年培ってきたノウハウをベースに、あらゆる分野の技術を結集させて課題を解決してきた実績がある。

同社では、OJTを通して先輩から多くの知識や技術を継承し、若いうちから自分らしく挑戦できる。プラントづくりに携わることで、産業や人々の生活を支える実感を得られるということも取材を通して伝わってきた。

また、Sさんは「フレックスタイム制を利用してオンとオフのバランスを取りやすい」、Hさんは「家賃の安い借り上げ寮に住める」と、制度面の充実も語っていた。フレックスタイム制のコアタイムは10時50分から15時20分で、自分の都合に合わせて出勤のタイミングを選べる。こうした働きやすい環境が、仕事のモチベーションをアップさせているようだ。先端技術についての知見を広めながら、技術者また営業職として成長し、キャリアを築ける会社だと感じた。

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