薬剤師の活躍のフィールドには調剤薬局やドラッグストア、病院などがあり、働き方は多様です。当社のような調剤薬局でも、企業それぞれで運営方針が異なります。企業研究ではそうした違いを知り、自分がどんな企業で働きたいのか、どこが合うのかということをよく考えることが大切です。
地域密着型の薬局、大手の薬局で働きたいという学生さんによくお会いしますが、その考えをもっと深めて、薬局でどんなことをしたいのか、また譲れないことは何かを言葉にしてみてください。例えば地域密着型の調剤薬局なら、在宅診療に関わりたい、かかりつけ薬剤師になりたいといった具体的な考えを持つことで、入社後のミスマッチも減らせるでしょう。薬剤師の男女比率や離職率、人材育成の方針などを調べるのも大切です。当社には時間をじっくりかけて実力を育てる社風などに惹かれて、説明会にいらっしゃる学生の方が多いようです。
また、一つの企業で一つの店舗だけを見学するのではなく、複数の店舗を見てみてください。同じ企業の店舗でも、地域へのアプローチの仕方が違うこともありますから、意外な発見があるかもしれません。
【経営企画室長兼人事統括課長/伊藤裕子さん】