最終更新日:2025/3/19

(株)ダイキンアプライドシステムズ【ダイキン工業グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客様が求める環境をカタチに──こだわりの「仕事術」で製造業の未来を切り拓く!

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若いうちからスケールの大きな仕事で活躍する3人のエキスパート

ダイキン工業グループのエンジニアリング会社として安定成長を続ける同社。設計で手腕を振るうMさん、現場のまとめ役として信頼の厚いOさん、高度な技術力で設備を守るIさんに、それぞれの仕事術を伺った。

【設計技術者:構想力No.1】
■K・Mさん
設計本部
2016年入社/電気通信大学大学院 情報理工学研究科 知能機械工学専攻了

【施工管理技術者:コミュニケーション力No.1】
■K・Oさん
工事本部
2013年入社/神戸市立工業高等専門学校 電子工学科卒

【サービスエンジニア:改善提案力No.1】
■所長 W・Iさん
東京支店 関東サービスグループ
2012年入社/日本大学 生産工学部 応用分子化学科卒

仕事場拝見!

「数式などを用いた検討業務はフォーマットを作成し、次回、他のお客様で類似設計があった場合に転用できるようにし、業務の効率化を図っています」とMさん。
「現場ごとにお客様も関わる業者の方も違ってきます。いろいろな人と関わるこの仕事はとてもおもしろくて、私のモチベーション向上につながっています」とOさん。
「メンテナンスサービスをする際には、お客様にわかりやすい説明を心がけ、きちんとご理解いただいたうえで作業を行うように心がけています」とIさん。

【設計】大規模な飲料工場立ち上げに挑戦。お客様のニーズを実現し、ものづくりを支えるやりがいを実感!

大学院で学んだ熱と液体の知識を生かしてものづくりができるメーカーを中心に就職活動を進めていました。合同説明会で当社に出会い、今まで見てきたさまざまなメーカーの工場のシステムをつくっている会社だと聞き、すごく興味が湧きましたね。入社を決めたのは、多くの機械に関わり、お客様のものづくりの過程を知ることができる点に魅力を感じたからです。

私が所属する設計グループは、一般空調やクリーンルームの設計業務を行っている部署ですが、現在は大手飲料メーカーの新工場の立ち上げ業務に携わっています。担当しているのは、製品(ミネラルウォーター)を冷やす水を送る設備と機械を動かす圧縮空気を送る設備です。お客様のニーズに合わせて機器を選定し、作業者の動線やメンテナンス性を考えた上で、工場のレイアウトに合わせて配管や設備の設置の構想を練って設計を行いました。今はすでに設計段階が終わり、機械を据え付け、現地で調整業務を行っているところです。心がけているのは、一つの装置を設計するにあたり「万が一、こういう事象が起こったときにエラーが起きないか」と常に起こり得るリスクを事前に予測し、十分な検討を行いながら仕事を進めることです。

新工場立ち上げもいよいよ終盤です。今回初めてこうした大規模プロジェクトに参加し、水と圧縮空気の供給という生産ラインで重要な役割を果たす設備を任せてもらいました。もし、設備の稼働が遅れれば、最終的にはお客様の製品の出荷が遅れることになる。正直プレッシャーは大きかったですが、上司や先輩方が経験則に基づいた的確なアドバイスをしてくださったので、大変助かりました。こうした大規模な工場の立ち上げ業務に携われたこと、そしてお客様から「これすごく良いですね」と直接感想をいただけたことは大きなやりがいであり、今の私のモチベーションになっています。また、設計が現場に長期にわたって入ることは稀なケース。実際に現場で施工して、自分の検討が正しかったのかどうかを見られたことは、自身の成長につながったと感じています。今後は現場経験を生かし、“現場もわかる設計者”になりたいです。そして他の業種の工場も手がけてみたいですね。
【K・Mさん】

【施工管理】過去最大規模の大型・新築物件を経験。厳しい条件をクリアし完成を迎えたときの達成感は絶大!

学生時代は、電子工学科に所属していました。就職を考えたときに、電子工学の知識を生かした仕事は「向いていないかもしれない」というのが正直な気持ちでした。別のジャンルで探していたときに高専の進路指導部で当社を知り、私たちの身近にあるエアコンなどの空調機器のしくみに興味を持ちました。また、空調機メーカーで有名な「ダイキン」のグループ会社であることにも魅力を感じて入社を決めました。

現在は飲料メーカーの新築工事の施工管理に携わっています。設備機器の手配や施工図作成など工事開始前の準備、現場スタッフへ作業依頼の連絡、工程管理、お客様とのやり取り、定例会議、工事完成後の試運転、検査などが主な業務です。

今までで最も達成感が得られたのは、入社3年目のときに携わった大手空調機メーカーの新築物件です。これはオフィス棟と実験棟からなる技術開発の一大拠点。そのなかで当社が手がけたのは、お客様が製品の性能試験を行う実験棟の環境試験室です。温度条件が異なる32もの試験室を同時に施工するのは、当社においても過去最大規模の大型物件でした。このプロジェクトの工期は約1年半。規模にしてはスケジュールがタイトで工程管理には苦労しましたね。さらに困難を極めたのは、完成を目前に控えた直前の試運転。厳しい温度条件があり、何度も試運転を繰り返し、お客様が必要とする精度を実現しました。今までに経験のない大規模な物件で工事はとても大変でしたが、無事にすべての工事と試運転を終えたときには、安堵感でいっぱいになりましたね。この経験を通して、設備工事全体の流れを学ぶことができました。また、大規模な現場をスムーズに回すには現場スタッフとの密なコミュニケーションがいかに大切かということをより一層実感しました。

今後の目標は、自動車の環境試験設備などまだ携わったことのない分野にもチャレンジし、どんな分野の仕事もこなせる万能な施工管理技術者になることです。そしてゆくゆくは、先輩方のように協力者を得ながら同時に複数案件をこなし、マルチな活躍ができるよう頑張りたいですね。当社は特殊空調を得意としているので、当社にしかできない高い施工技術を学ぶことができるのは、大きな魅力だと感じています。
【K・Oさん】

【サービス】次世代型「CO2冷凍システム」導入・メンテナンスで知識を蓄え、拡販・事業拡大に挑む!

入社以来、サービス部門で仕事をしており、現在は多摩営業所の所長とサービスエンジニアの仕事を兼務しています。多摩営業所は東京23区以外の西東京、山梨、長野をサービスエリアとしており、食品工場が多く、ほかにも電子部品や電池の工場などがあります。サービスの役割は、空調・冷熱設備の保守・メンテナンス、コスト削減や生産効率向上に向けて設備の改善策の提案、トラブル発生時の点検・修理など、お客様の設備を守っていくこと。改善提案をする際には、お客様のお困りごとをしっかり理解したうえで、ニーズに合った提案をするよう心がけています。幸いにも提案が受け入れられることが多く、お客様と会社の双方に貢献出来ていることに喜びを感じています。

今、最も力を入れて取り組んでいるのが、昨年の4月に山梨エリアの食品工場に導入した「CO2冷凍機」です。この「CO2冷凍機」は二酸化炭素(CO2)を冷媒とした、より環境に優しいノンフロンの新しい冷凍機。会社にとっても新しい取り組みなので、導入時には設計・工事・サービスがチームとなってプロジェクトに取り組みました。サービスの仕事は基本一人で行うので、チームで連携してお客様のニーズをカタチにすることの大切さを学びましたね。ただ、海外メーカーの機械なので、トラブル対応の際には日本基準と違うため苦労しますが、新しいことを学ぶのはとてもおもしろく、知識の向上が私のモチベーションになっています。最近ではこの機械の製品知識や導入のメリット・デメリットもわかるようになり、どのようなお客様に導入提案をすればよいかの判断材料が身についてきたように思います。「CO2冷凍機」は地球温暖化防止に大きく貢献できることから、次世代の冷凍機として今後も需要が高まることが予想されており、身についた知識は今後の拡販・事業拡大していくうえで大いに役立つと感じています。社内の「技術発表会」でも「CO2冷凍システム」の導入事例を発表したところ、多くの意見をいただくことができ、うれしかったですね。

今後の一番の目標は、所員の教育と営業所の拡大です。定期的な訪問を通して既存顧客との深耕を図っていきたいと考えています。当社のエンジニアは設備全体の幅広い知識を身につけることができるのが良いところ。私もさまざまな資格を取得し、自身の成長を実感しています。
【W・Iさん】

学生の方へメッセージ

当社は空調機や冷凍機などの機械を組み合わせて、多種多様な製造業のお客様の生産現場の環境条件に合った最適な“システム”をつくる空調・冷熱エンジニアリング会社です。空気のクリーン化や換気技術、温湿コントロール技術を駆使し、ダイキン工業グループならではのソリューションを提供しています。
簡単に言えば、お客様のニーズをしっかりとカタチ(システム)にする仕事。システム全体をイメージ(想像)する能力と、実際に機能するシステムを構築(創造)する能力。この2つの“ソウゾウ”力が求められる仕事です。やりごたえのある仕事ですが、充実した研修で着実に知識やスキルを身につけていけば、早い段階から第一線で活躍していただけます。

企業研究をするうえで大切なことは、まずその企業が扱うものは何か、ユーザー(客先)はどこか、この2つを押さえること。確実に事業の流れが理解しやすくなると思います。そして企業を選ぶ際には、専攻を生かすのか、もしくは視野を広げていろいろチャレンジしてみるのか、自身の企業選びの軸をしっかりと持ち、自分がやってみたい仕事を具体的にイメージしながら、企業研究を進めてほしいと思います。
【人事担当 佐井さん・小森さん】

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「さまざまな個性を持った人を歓迎します。共通のマインドとしては、いろいろなことに興味関心を持ってほしいですね。知識をつけ、何事にも積極的に挑戦してください!」

マイナビ編集部から

グローバル空調総合メーカー「ダイキン工業」のグループ会社として、日本国内ファクトリー市場を中心としたエンジニアリング事業を展開するダイキンアプライドシステムズ。お客様のニーズや課題に応え、オーダーメイドでお客様の工場や研究所の空調や冷熱システムを考え、創り上げていく役割を担っている。
同社は1969年にダイキン工業の低温空調部門から分離独立して誕生。食品工場の冷凍機の据え付け工事に始まりシステムへと進化し、やがて工場・生産設備の建設にまで到達し、食品、医薬、化学、自動車、半導体といったあらゆる分野のものづくり企業にソリューションを提供する企業へと成長を遂げた。世界トップクラスの空調機・冷凍機メーカーであるダイキン工業グループの技術力と同社のエンジニアリング技術のシナジー効果が大きな強みとなり、安定成長を続けている。

エンジニアリングの仕事は、決まった製品を販売するのではなく、個人の思考を仕事にダイレクトに反映できるのが魅力だ。もちろん専門知識が必要になるが、人材育成を重視している同社では充実した研修を用意。入社後3カ月間の基礎技術研修に続いて、設計・施工管理・サービス部門を回る9カ月間のローテーション研修を経て本配属。配属先でじっくりと専門性を高めていけるので安心だ。今回の取材では社員一人ひとりがプロとしての自覚を持ち、仕事にやりがいを持って働いている様子を感じることができた。

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建築系、機械・電気系、生物・化学系、情報系等、さまざまな専攻分野の出身者が空気と熱のプロとして第一線で活躍中。早い段階から多くの経験を積めるチャンスがあります。
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