(株)魚国総本社

もともと料理が好きで、食に関わる仕事に就きたいと見つけたのが魚国総本社でした。社員食堂や学校給食センター、病院など、さまざまな事業所があり、幅広い人を対象に「食を通して満足を提供する」という理念に共感し、入社を決めました。
各事業所の管理をするには、まずは現場での仕事を一通り経験する必要があることから、現在は当社が請け負う社員食堂で勤務しています。安全衛生基準を徹底して遵守し、安全性を担保することを大前提としながら、毎日同じ人が利用する社員食堂という特性上、いかに飽きさせないか、毎回楽しみにしてもらえるかが大きなポイントです。旬の食材を前面に押し出した各種フェアなどのイベントを開催したり、盛り付けに一工夫加えたりして、安全・安心に加え、おいしさ、楽しさも追及しています。食事を召し上がるお客様の反応がダイレクトに伝わり、やりがいも大きいです。「おいしかったよ」と声をかけてもらえれば当然うれしいですし、そうでない時は「次こそ満足してもらえるように頑張ろう」と意欲がわきます。
運営管理の視点から、人員配置の適正化や作業工程の効率化も大切なポイントです。課題を見つけた時は、上司と相談しながら現場改善につなげるようにしています。最近では検収業務の効率化に向けて課題を洗い出し、納入業者と食材の納入時間について打ち合わせたり、作業担当者を明確にしたりすることで、工数削減を実現することが出来ました。「役に立てた」と実感でき、うれしかったですね。
これからも現場業務を通じて、お客様の求めるサービスとは何かを常に考えるとともに、現場スタッフが働きやすい環境づくりに力を注いでいきたいと考えています。お客様もスタッフも満足できる、そんな事業所運営を目指していきます。（鈴木さん）

小中学生の頃、学校給食が大好きで、“おかわりジャンケン”に参加するほどでした。そんなわくわくした気持ちで仕事にも打ち込めたらと、栄養士になることを決意。魚国総本社が運営する社員食堂での現場実習を経験したことがきっかけとなり、保育園から高齢者まで幅広い対象に向けて給食事業を展開していることを知り、入社を決めました。
入社後は、希望通り学校給食センターでの勤務からスタート。1日8,000食をつくるため、材料の量も膨大です。パートさんも80人と多く、的確に指示を出すことが求められます。私は先輩と一緒に、誰がどう動くかを示す作業動線図の作成に当たっていたのですが、なかなか先輩のように臨機応変に対応することができず、奥の深さを感じました。先輩が自治体の栄養士の人と一緒に試食して、意見を交わしている姿はとても格好よく素敵でした。また学校給食センターで厳密な衛生管理をしっかりと学んだことは、その後の私の財産となるなど、まさに私の成長の基盤を築く1年だったと思います。
その後、社員食堂での勤務では、見た目にも華やかで仕事の活力につながるような盛り付けや、季節に合わせた献立の作り方、イベント食などを経験。休日に外食した時も、盛り付けを意識して観察するなど、また異なる視点や知識が身に付きました。
現在は、特別養護老人ホームに勤務しているのですが、1人ひとりの禁止食を確認したり、通常の食事を摂ることが難しい人向けに出来あがった料理を刻み食にしたり、より細やかな対応が求められます。さらに利用者さんの顔を見て、直接言葉を交わせる距離の近さも大きな特徴で、利用者さんの目の前でてんぷらを揚げる実演イベントなども行っています。
一口に調理や栄養士の仕事といっても、求められることは多種多様で、どれもそれぞれにやりがいがあるということを様々な分野を経験して感じました。今後は幅広い経験を積んで、どの分野でも柔軟に対応できる適応能力の高い専門人材になっていきたいと思います。（宮田さん）

フォロー体制が充実していることが当社の大きな魅力だと思います。私も最初は慣れない調理の仕事で戸惑うことも多かったのですが、上司がきめ細かにサポートしてくれました。またメンター制度のもと、年4回の面談もあり、年の近い先輩にいろいろと相談できる機会があったのもよかったですね。
当社は「3S経営」という、お客様、従業員、そして社会の3つの満足（Satisfaction）の追求を掲げているのですが、まさにそれが示す通り、「お客様第一」の姿勢を貫きながらも、私たち社員だけでなく、現場で働くパートさんも含めてすべての従業員を大切にし、あたたかく見守ってくれていると感じています。そして当社の提供する食を通じて人々の健康や暮らしを支え、社会を豊かにしている、そう感じられることも、当社で働く私たちのやりがいであり、誇りでもあります。
「食を通して満足を提供する」という理念に共感し、お客様や利用者さんに喜んでもらえることに喜びを感じる人なら、きっと活躍できる会社だと思います。（鈴木さん）

当社の魅力は、保育園や学校給食から働く人のための社員食堂、高齢者が多い福祉施設や病院など、幅広い人を対象にした給食委託事業を展開していることと、あたたかい社風だと感じています。
私の場合、特に学校給食に携わりたいという希望を持って入社したのですが、社員食堂や福祉施設も経験する中で、同じ調理や栄養士でも、分野が変われば求められるものも大きく違うということがよくわかりました。もちろん衛生管理基準など、応用できる知識やスキルも多くありますし、対象者さまが求めるご希望を考え、それに合わせたサービスを提供するという根柢のところでは変わらないのですが、いろいろな現場を経験することで得られる知識の幅も広がり、応用力も高められます。
また当社には面倒見のよい先輩が多く、なかには育児と両立している人もいて、いろいろとアドバイスもくれるのでとても心強いです。私も先輩を見習って経験値を上げ、後輩から頼られる先輩に成長していきたいと思います。（宮田さん）