最終更新日:2025/4/10

東電物流(株)【東京電力グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 環境・リサイクル
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

東京電力グループとして《物流×商社》を担い、多彩なキャリアを歩める!

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物流現場での経験を生かし、配車、経営企画、支社支援で活躍!

電力用資機材の仕入れ・販売・輸送・リユースなどを幅広く手がけ、活躍フィールドが多彩に広がる東電物流。先輩社員は物流現場を経験後、どのようなキャリアを描いているのでしょうか。3名にじっくりと伺いました。

山本 きみ香さん(写真中央)
中央支社 業務課
2022年入社

岩渕 祐哉さん(写真右)
経営企画本部 経営管理部 経営管理グループ
2018年入社

阿久津 諒さん(写真左)
業務管理・運営本部 資材管理部 資材総括グループ
2017年入社

先輩たちの横顔!

「優しい上司・先輩が多く、いつもフォローしてくれる安心感があります」と話す山本さん。先日には有給を取得して大阪旅行を楽しみ、人気テーマパークを満喫してきたそう。
経営管理グループに属する岩渕さんは、社長をはじめ経営陣ともフランクに話せる風通しのよさを実感する。休日にはラーメン、うどん、パスタなど麺類の食べ歩きを楽しむ。
若手・中堅向け研修を積極的に活用し、資格取得にもチャレンジする阿久津さん。「土日の休日には地元の友人や職場の仲間とゴルフを楽しみ、リフレッシュしている」と笑顔。

現場での経験が現在の配車業務でも活きている。視野が大きく広がった!(山本さん)

「電力×物流」という社会に欠かせないインフラに貢献できることに魅力を感じ、当社を志望しました。入社の決め手になったのは、ずばり「人」。面接でお会いする皆さんがとてもなごやかで、自分に合いそうと感じたのが入社の理由です。

入社後は、千葉支社で資材課の業務を1年半ほど経験。電線や変圧器、メーター、各種金具など、電力の供給に欠かせない資機材の在庫管理や品出し(ピッキング)、フォークリフトを使ったトラックへの積み込みなどを行いました。その後、同支社の業務課に移り、配車業務を中心に担当。また、当時私が受けた研修では約4カ月間、東京本社の営業部門や人事部門の業務も経験することができました。3年目の今は、中央支社の業務課で配車業務を行っています。

中央支社は当社最大の規模を誇り、資機材の輸送用として4~12トンのトラックが約15台稼働しています。業務課の私は、お客様からの「ケーブルを〇本、〇月〇日に工事現場に届けてほしい」といったご依頼をもとに、「どの車両にどの資機材を振り分け、どんなルートで納品に向かうか」をパソコン上でシミュレーションし、資材課の現場に指示するという役割を担っています。協力先の輸送会社や自社の資材課の人たちと連携し、安全第一にスケジュール通りに納品が完了するたびに、ぐっと達成感を味わっています。

多くのご依頼が重なることも少なくありません。「明日までに何とか輸送してほしい」と、緊急のご依頼をいただくこともあります。そうした際にも、限られた車両をいかに効率よく活用できるかが、業務課の腕の見せどころです。シミュレーションに苦戦しながらも、現場への負担が少ない段取りを組み、無事に納品できたときには、気持ちいい安堵感に包まれます。

入社1年目にピッキングや積み込みなどを経験したことで、現場の段取りや資機材の特徴などを理解し、現場の大変さも肌で感じることができました。その経験をふまえ、今は配車担当として現場の動きやすさを考慮した段取りを心がけています。現場を経験したからこそ、そうした視点を持てるようになったと思います。

どんな状況においても配車をスムーズに行えるよう、知識や経験を積み重ねることが現在の私の目標です。また、これまでの経験の中で大きく視野を広げることができました。そのため、ゆくゆくは会社全体に貢献できる職種・ポジションにもチャレンジしたいとも思っています。

売上・コストなど経営数値に携わる仕事。現場での経験が数値の理解につながった(岩渕さん)

入社後2年間は、研修を兼ねて中央支社の資材課、業務課、検査課をローテーションし、当社の最前線といえる業務に広く携わりました。その後、本社の流通サービス部にて4年間、メーカー各社から資機材を仕入れ、計画的に在庫を補充するという商社業務を経験。これらで得た知見を生かし、現在は本社の経営企画本部で業務を行っています。

具体的には、月々の売上・収支の集計、年間事業計画の立案、各種経営会議の運営、親会社の東京電力に向けた資料の作成・提出などがあげられます。まさしく取り扱うのは経営判断にかかわる数値であり、社長をはじめとする経営陣、各事業部門の管理職、関東を中心に展開する8支社の支社長など、上位層と直にやりとりしながら進めています。東京電力の経営企画部門や同じ東電グループの各社社長が目にする資料の作成も行うため、内容の正確性はもちろん、表現やレイアウトなどにも細心の注意を払っています。緊張感のある仕事といえます。

経営を支援する役割であり、私たち自身が売上をあげているわけではありません。売上向上やコスト削減などの成果は、支社や事業部門の人たちの日々の頑張りがあってこそ生み出されるもの。そうした意識を持ちながら事業計画を立てるように心がけ、現場の皆さんの頑張りによって月々の目標がクリアされるたびに、その喜びを分かち合っています。

資機材を仕入れ、在庫を管理し、輸送・納品する。この一連の流れにおいて、各現場が業務改善に取り組んできた成果が、収支の数値上にも如実に表れます。逆に数値が伸び悩んだ場合には、現場で何があったのか、どんな課題があったのかをひも解き、課題解決につなげる必要があります。そうした数値の裏側にある背景まで理解を深められるようになったのも、入社後の研修で現場の業務を経験したからだと思っています。逆に、現場を経験していなかったなら、数値一つひとつの意味まで理解できていなかったでしょう。経営管理に携わる今、何事も現場がベースになることを改めて実感する毎日です。

数値の集計や経営会議のアレンジなど、経営企画には「まとめる力」が求められます。また、グループ各社との調整や期日の順守といったマネジメントも大切な役割です。これからもまとめる力とマネジメント力を磨き、経営への貢献度を高めていきたいです。

本社から現場を後方支援。倉庫の自動化も推進し、負担軽減に貢献したい!(阿久津さん)

栃木支社の資材課で在庫管理や積み込み、棚卸しなどを経験後、中央支社の資材課では現場責任者を務め、倉庫全体の進捗管理やスタッフの指導・育成を行いました。その経験をベースに、入社8年目の今は東京本社の資材総括グループに所属しています。

資材総括グループでは、各支社および委託先の倉庫や業務車両の管理、資機材の調達、東京電力からの伝達事項の周知などを行い、支社の後方支援を担っています。物流現場を支える中核の部署の一員として、これまで培った知識・経験を注ぎ、それがひいては関東全域の電力の安定供給につながるという大きなやりがいと誇りを感じています。

各支社や委託先の企業からは、時には「長期的に保管している資機材をどう処理すれば?」といった相談が持ちかけられ、東京電力や電気工事会社、資機材メーカーなどの各社と調整し、課題解決に取り組むこともあります。そうした現場の困りごとに対応する際にも、現場目線に立って関係先との交渉に臨んでいます。各支社や委託先へ指示を出す場面でも、上から押し付けるのではなく、「現場でこうするとうまくいったよ」「こうやって失敗した」と、自身の現場での経験談も交えながら伝えるように心がけています。また、倉庫に足を運んで棚卸しのアドバイスをしたり、フォークリフトで庫内のレイアウトを変更したりすることもあります。

そうやって現場に寄り添うようにしていますので、現場の人たちから「いつも現場目線で考えてくれるので助かる」と言ってもらえると、役に立てていることを嬉しく思います。

現在は「倉庫高度化プロジェクト」という社内プロジェクトにも参画し、部署の垣根を越えて集まったメンバーたちと倉庫の自動化について検討しています。この取り組みにおいても、現場で体を動かしていた経験を生かし、何をどう自動化すれば現場がラクになるのかを考え、現場の負担を軽減したいと意気込んでいます。

私は中途入社で、前職では異なる分野で物流の仕事に励んでいました。しかし、休みが少なく、不規則だったので、ワークライフバランスを整えたいと考えて当社に転職。支社や本社の皆さんが温かく迎え入れてくれて、「わからないことがあって当たり前。どんどん質問してね」と、緊張をほぐしてくれました。ワークライフバランスもすこぶる良好。そうした人のよさや働きやすい環境も、当社の魅力です。

学生の方へのメッセージ

自分は何をやりたいのか、どんな仕事が向いているのか、学生の皆さんの中には漠然としている人が少なくないと思います。やってみないとわからない面もあるのですから、当然だと思います。

本ページに登場した3名のように、当社では物流の現場で基本を学んだ後には、配車業務、資機材の検査・修理、本社の経営企画や仕入れ、現場支援、総務・経理など、さまざまな職種・ポジションにチャレンジするチャンスがあります。年1回のキャリアシート制度を通じて、希望する職種やキャリアを上長と共有し、自分らしいキャリアをめざすことが可能です。

当社のように活躍フィールドやキャリアの選択肢が幅広ければ、いろいろと経験しながら自分に合う道を見つけやすいと思います。就職活動においても、視野を広げ、さまざまな業界・企業へアプローチしてみるのもよいと思います。そして、失敗を恐れず、第一歩を踏み出してみてください。

誰かと比べるのではなく、自分を信じて決断したことが、そのときの自分にとっての正解です。やってみて違和感を覚えたら、違う道を模索すればいいのです。当社では多様な職種があり、入社してからでもキャリアの方向を修正することが可能です。人事部門の私たちも寄り添いますので、安心して、のびのびとチャレンジしてほしいと思います。
(採用担当・西川 剛)

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「フォークリフトを操りたい、海外ビジネスに興味がある、経営企画をやりたいなど、入社後にさまざまな思いを広げられ、叶えるチャンスがある会社です」と話す西川さん。

マイナビ編集部から

言うまでもなく、各家庭が電気を利用するためには、電力を送るための電線やケーブル、変圧器、スイッチなどが欠かせない。東京電力グループの物流企業として、そうした電力用資機材と呼ばれる製品を関東全域の電気工事現場へ届けているのが、東電物流である。運ぶだけでなく、国内外からの仕入れや倉庫管理、リサイクル・リユースなどにも幅広く対応し、物流と商社、エンジニアリング会社などの顔を併せ持つ。

事業領域が幅広いということは、社員の皆さんの活躍の場も多彩ということだ。現に、今回取材した3名は、物流の基本を学べる資材課からキャリアをスタートし、配車業務や検査、流通サービス、経営企画、現場統括など、さまざまな職種・ポジションを経験し、「自分らしい場」を見つけている。採用担当の西川さんの「自分にどんな適性や可能性があるのかは、やってみないとわからない面もあります。幅広く経験すれば、自分に合う仕事も見つけやすいはずです」という話にも、なるほど符合する。

事業を柔軟に広げ、多様なキャリア形成を尊重する同社には、多様性や変化を前向きに受け入れるオープンな社風が育まれている。今後も太陽光発電のさらなる浸透や、家庭用蓄電池の普及、電気自動車の充電設備の整備などにともなって活躍フィールドが広がり、同社の未来は明るい。キャリアの可能性もさらに広がっていくことだろう。

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お互いの意見を受け入れ、認めあう社風が育まれ、部署の垣根を越えてフランクに話す光景も日常的。より柔軟な働き方や複線的なキャリアを描ける制度の導入も検討中という。

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