最終更新日:2025/3/1

JRAシステムサービス(株)

  • 正社員

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • 受託開発
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

JRAのパートナーとして、システム開発の上流工程から運用までトータルに支援

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国民的娯楽を高度な技術で支えるITのプロ集団

JRAのパートナーとして幅広いシステムの運用、企画、開発を手掛けるJRAシステムサービス。その最前線で活躍する3人のエンジニアとしてのキャリアを通して、仕事のやりがいや、職場環境の魅力を紹介する


写真左から)
Y.Aさん
2005年入社/システム開発部トータリゼータ開発課
理工学部電子情報工学科卒

S.Oさん
2011年入社/トータリゼータ運用部ネット投票システム課
理学部数学科卒

H.Tさん
2007年入社/トータリゼータ運用部トータリゼータセンター課
工学部電気電子工学科卒

JRAシステムサービスの魅力はココ!

システム開発の上流工程に特化できる環境と、自分から発信すれば希望が通りやすい風通しの良い社風。オンオフを切り替えて長く活躍できます。<Y.Aさん>
働き方改革に伴う法改正にも敏感に対応。資格取得のための外部研修の利用など教育制度も整い、仕事もプライベートも楽しみながら成長できます。<H.Tさん>
私の帰宅時間が近づくと「早く帰っていいよ」と周囲がいつも協力してくれるんです。そんな職場の暖かい雰囲気も当社ならではの魅力ですね。<S.Oさん>

数百万人が利用する大規模なシステム開発に設計段階から参画し、責任の重さとやりがいを実感

趣味が競馬だった私は、好きなことを仕事にできるのなら、何にでも挑戦しようという気持ちで当社に入社しました。最初の配属は東京競馬場。私が入社した当時は、まずは各拠点のシステム運用を1~2年経験してから本社に配属されるというのが一般的でした。私も1年間、東京競馬場のあらゆるシステムの運用・保守を担当。計算機室でサーバやネットワーク、各種アプリケーションのデータ抽出を通じて、競馬開催に関わるシステムの基礎を学びました。

2年目からは本社のシステム開発部に異動。勝馬投票券の発売・集計・払戻等を行うトータリゼータシステムの開発を担当するようになりました。開発というとプログラミングのイメージが強いですが、当社ではそうした製造工程は外部の協力会社に委託しています。当社社員は、システム開発の中でも上流工程といわれる部分に特化。JRAの担当者の要望に合わせて、どんな機能をシステム化するかといった要件定義やシステム設計、さらには開発を委託する大手Sierとの調整が主な業務となります。

当社が手掛けるのは、ネット投票会員だけでも300万人という全国の競馬ファンが利用する大規模システム。絶対にミスが許されない重要なシステムだけに責任は重大です。配属後は一人ひとりのスキルに合った業務が任されるなか、障害が発生しないように努めました。早い段階からプロジェクトマネジメントに携われる環境で、業務の優先順位の付け方や調整ノウハウなども少しずつ習得しました。1つのプロジェクトをマネジメントすることで、失敗も成功も経験として蓄積され、自分の成長につなげることができました。また、必ずレビューを行い、次のプロジェクトに活かすことを心掛けました。

豊かな生活を送るためにも娯楽はなくてはならないものです。競馬という国民的娯楽を裏方から支えられるのは当社ならではのやりがいです。また、そうした仕事面に加えてワーク・ライフ・バランスを実現しやすいことも当社の特徴。「共働きだから、この日は家で子どもの世話をしたい」といった希望にも柔軟に対応してくれます。休日には、職場の仲間と一緒に遊びに行ったり、自己啓発で資格取得の勉強をしたりと、自分の時間を大切にできる環境が気に入っています。今後はプロジェクトをリードできる人材を育てるためにも、若いメンバーにどんどん経験を積ませたいと思っています。
<Y.Aさん>

システムをゼロから企画・構築する総合企画部を経験したことで視野が大きく拡大

大学では馬術部に在籍し、競馬も好きだったことから当社に興味を持ちました。システム会社である当社なら、大学で学んだことを活かせる環境があり、好きなことが仕事になる。そう考えて入社を決めました。

入社後は中山競馬場で勝馬投票券の発売・集計・払戻等を行うトータリゼータシステムの運用・保守を担当。IT知識に関しては、先輩の指導のもと、実践的な業務知識を身に付けながら、自己啓発として情報処理技術者試験にも挑戦し、仕事では直接使用しない知識も系統立てて学習しました。初級システムアドミニストレータや基本情報処理技術者試験で基礎をしっかり固めた後、さらに上位資格であるネットワークスペシャリストや情報セキュリティアドミニストレータも取得して、知識の幅を広げていきました。

中山競馬場で2年間、競馬開催に必要なシステムに関する初期対応全般を経験した後、3年目からは本社の総合企画部で新しいシステムの企画に携わりました。各分野で経験を積んだスペシャリストが多いこの部署では、私が初の若手社員。JRAの担当者からどんなシステムをつくりたいか、運用はどうしたいかといったニーズをヒアリングして、各部署と連携していくという大変貴重な経験をさせていただきました。顧客のニーズをシステム化し、運用に落とし込むところまで見渡す必要があるため、関係する全ての部署を俯瞰して全体をとらえることができるようになりました。この時身に付いた、相手の立場で物事を考え意見するという習慣は、今の仕事でも活かされています。

現在はトータリゼータセンター課という勝馬投票の要となる部署に所属しています。現金・ネット投票の受付けや出走馬の取消しなど、正確に勝馬投票券の発売・集計・払戻までを制御する重要なシステムだけに、責任の重さを痛感しています。今はチームに若いメンバーが増えて、部下の育成も大切な役割の一つ。間違いがあってはならない業務では細かいところまで指示を行いますが、それ以外は若手が主体的に考えられるような指導を心掛けています。

今後はトータリゼータ以外のシステムにも関わってみたいですね。自分の仕事が競馬開催にダイレクトにつながる当社は、競馬が好きな人間にとって大変魅力的な職場です。
<H.Tさん>

運用業務の醍醐味は「当たり前」を支えること。家庭と仕事を両立しやすい環境も魅力

私の場合は、父親が競馬好きだったこともあって、競馬に特化したIT企業である当社に興味を持ちました。入社の決め手となったのは、競馬開催に必要なシステムを手掛けている当社でなら、他のIT企業では経験できない貴重な業務に携われると思ったからです。

入社後に配属になったのは、トータリゼータ運用部のネット投票システム課です。それまで、システムエンジニアはシステムをつくるのが仕事と考えていた私にとって、既にあるシステムを運用・保守するという業務があることに、まず驚きました。ネット投票システムは、インターネットを利用してお客様が勝馬投票を楽しむことができるというものです。運用担当はシステムを構成するサーバからネットワーク関連、アプリケーションまで、ネット投票に関わるシステム全般を担当します。配属当初はサーバやネットワークの基礎が学べる外部研修も利用しました。運用チームは情報系学部以外の出身者も多く、先輩たちがどうやってスキルアップしたかを参考にしながら、着実に知識を積み重ねていきました。

当社では、まず「お客様あり」という姿勢を学びます。トラブルが発生した際にも、一番にお客様への影響を調べることを徹底して教育されました。日本中の多くの方が利用するネット投票システムは、銀行や官公庁などのシステムと同じように、障害の発生が許されない基幹システムです。安全・快適に多くの方が利用できるように、最先端の技術が導入されています。社会的にも注目を集める大規模システムを、いつも「当たり前」に利用できるようにするためには、私たち運用担当者の地道な努力の積み重ねが不可欠です。

長年運用に携わってきましたが、知識が身に付けば身に付くほど自分の仕事の意味がわかるようになり、以前にも増して仕事が面白くなってきました。周囲にはシステムに詳しいスペシャリストがたくさんいるため、私も知識を吸収して周囲に頼られる存在になりたいです。
プライベートでは入社3年目に結婚して6年目に育児休業を取得しました。今は1時間の育児休業を利用して、家庭と仕事の両立を図っています。子どもも大きくなって余裕が出てきたので、今後は子どもが生まれる前のペースに仕事を戻して、運用の効率化や改善活動にも積極的に関わっていきたいと思っています。
<S.Oさん>

学生の方へメッセージ

【Y.Aさん】アプリケーション開発もインフラも、どちらも経験できる当社は、エンジニアにとっては幅広いスキルが身に付く素晴らしい環境です。オンオフのメリハリをつけて働ける環境も魅力の一つ。そうした自分の価値観に合う企業を見つけるためにも、ネームバリューだけではなく会社の説明会などにしっかり足を運び、納得のいく会社を選んでください。

【H.Tさん】学生時代は就職がゴールと思いがちですが、実は就職してからの人生の方が長く続きます。最近は転職も珍しくありませんが、新卒で入社できるのは1社のみ。新しい人生のスタートにふさわしい会社をじっくり選んでほしいですね。私自身、競馬が好きという気持ちを重視して当社を選択しましたが、入社以来一度もやめたいと思ったことはありません。

【S.Oさん】システムの運用・保守は、当たり前の日常を裏方から支えることにやりがいを感じる人に、ぴったりの仕事です。私自身、入社当時は競馬もITの知識もありませんでした。向上心を持って努力を重ねれば、仕事に必要な知識は入社してからも身に付けられる環境があります。心配しなくても大丈夫。思い切ってチャレンジしてください!

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当社は、キャリアや役職を意識せずにコミュニケーションが取れるオープンな社風。ワーク・ライフ・バランスも重視され、プライベートの時間も大切にできる。

マイナビ編集部から

テレビCMなどの影響もあり、最近では男性だけでなく女性の競馬ファンも増えている。日本中央競馬会(JRA)のパートナーとして、勝馬投票券の発売・集計・払戻等を行うトータリゼータシステムをはじめ、競馬に関わる様々なシステムの運用・企画・開発までの幅広いサービスを提供しているJRAシステムサービス。大手銀行系や官公庁システムに匹敵する大規模システムを担うIT企業として、最先端技術を駆使していることも同社の特徴だ。今回の取材では、キャリアの異なる3人のエンジニアにインタビューを実施。その仕事の面白さと共に、オンオフのメリハリのある働きやすい環境についても話を聞くことができた。

競馬が国民的なレジャーとして楽しまれている中で、競馬開催に不可欠なシステムには常に高い信頼性が求められている。運用・企画・開発とそれぞれの分野でキャリアを重ねてきた3名も、その責任の重さを痛感すると同時に、ここでしか経験できないやりがいを実感していることが伝わってきた。仕事だけでなく社員のプライベートを大切にしていることも同社の魅力。出身学部も問わず、ゼロからでも成長できる同社は、仕事もプライベートも充実させたい人に最適な環境といえるだろう。

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本社が入るビルは門前仲町駅から徒歩7分。競馬開催の重要システムに携われることは、同社ならではのやりがいにつながっている。

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