(株)フジヤマ

３年目までは主に文化財関連業務を担当し、発掘調査や遺跡の測量調査、史跡を適切に保存・整備するための各種計画策定など多岐に亘って様々な仕事を経験しました。今年から異動となりましたが、現部署は史跡整備の設計を担当している部署でもあるため、整備計画から設計までのプロセスを勉強することができる良いチャンスだとも思っています。その他にも、都市・地域創造部で実施している業務の幅が広く、初めて聞く単語もたくさん飛び交っていますが、イチから勉強のつもりで頑張っています。

学生時代は主に考古学を専攻していました。座学よりもとにかく現場が好きだったため、授業の無い日は自宅近くの発掘現場に参加し、長期休暇は泊まり込みで県外の城跡の発掘調査に出かけるような学生でした。発掘現場はチームワーク命であり、日々周囲との連携やコミュニケーションが必要不可欠でした。
また、「広く浅く」が私のモットーでもあり、人文地理学や保存修景学、民俗学、果ては他学部の心理学など、考古学以外の分野の講義も受講し、それによって広い視野で物事をとらえられるようになりました。
チームワーク、コミュニケーション力、広い視野で物事をとらえる力、、、仕事をするうえで当たり前のようで難しい力を学生時代に経験できたことで、今も楽しく仕事ができています。

この職種では自分の持つ知識量が武器となるので、武器を強く多く持てるように日々勉強する気持ちを忘れずに努力し続けたいと思っています。ただ、私はプライベートあっての仕事だと考えているので、仕事の最終目標は「プライベートの充実」です。元々各地の城巡りをはじめとした旅行が好きで、多少仕事がきつくても「〇〇城へ行くために頑張ろう！」と自分を奮い立たせています。
ただ、今まではお城に行ってもお城そのものにしか目が行かなかったのが、最近は仕事の影響で城内の園路や便益施設、情報発信の仕方なども気になってしまいます。

【憧れに携わる職種はひとつじゃない】
私自身、歴史が好きで歴史に携わる仕事に就きたいと思い、学部生の頃は行政専門職を目指していました。その後、色々と経験する中で歴史関係の仕事はもっとたくさんあるということに気づき、今の職を選びました。企業研究の中で弊社がヒットしたということは、少なからずあなたの憧れのどこかに携わっていると思います。うまくサポートできるか自信はありませんが、あなたの将来の一助になれるよう頑張ります！