最終更新日:2024/8/1

日本石油輸送(株)

  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 鉄道

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩100人100の就活

「あたりまえ」の暮らしを支える中堅・若手社員3人の挑戦と成長の軌跡!

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物流の“スペシャリスト”として社会を支える存在に!

私たちの生活・産業に欠かすことのできないエネルギー・物資を運ぶインフラ企業「日本石油輸送株式会社」。同社で活躍中の中堅・若手社員3人に企業研究のポイントや、入社後の仕事内容等について伺った。

■高圧ガス1部 LNGグループ 濱口広樹さん(2016年入社/法学部卒)
■コンテナ部 コンテナグループ 柴坂真太さん(2016年入社/法学部卒)
■化成品2部 海外グループ 柏井結衣さん(2022年入社/経済学部卒)

社員は語る!

「社員数150人強の少数精鋭の会社です。社員同士の距離感が近く、普段からお互いの顔を見ながら仕事ができる点、チームワークの良さが魅力です」(濱口さん)
「企業研究では『企業理念や行動理念に共感できるかどうか』『先輩社員の人柄や職場の雰囲気が自分に合っているかどうか』に着目するようにしていました」(柴坂さん)
「誰でも活躍できる環境が整っているのも当社の魅力。時短勤務やテレワークを活用しながら、仕事と子育てを両立している社員も少なくありません」(柏井さん)

先輩社員・人事担当者の人柄が入社の決め手に。LNG輸送事業をダントツの存在に!(濱口さん)

学生時代は法学部でアメリカ政治論のゼミに所属する傍ら、テニスサークルや飲食店でのアルバイトに力を入れていました。業界・企業研究をスタートさせたのは、大学3年生の冬頃です。物流業界のほか、メーカーや通信など幅広い業種・業界について情報収集を進め、インターンシップに参加。こうした中で当社を志望することになったのは、学内セミナーに参加したのがきっかけでした。子どもの頃から好きだった鉄道に関わる仕事に携わることができる点、私たちの生活や産業に欠かすことのできないエネルギー・物資を運ぶなど、社会的な使命を担っている点に魅かれ、エントリーすることにしたんです。高校生の頃、通学で利用していた駅に毎日停車していた石油タンク車が当社の車両だったことにも、ある種の“縁”を感じていました。

エントリーシート対策に関しても面接対策に関しても、心掛けていたのは背伸びせず、自分の素直な気持ちをストレートに伝えること。一人で抱え込むことなく、友人やゼミの先生に相談することです。大学4年生の夏頃には当社の内定を獲得。同時期に内定をもらっていた精密機械メーカーと、どちらの内定を承諾するかということで、かなり迷いましたが、先輩社員の優しくて、話しやすい人柄、面接のたびに人事担当者が丁寧なフィードバックを行ってくれたことに魅かれ、当社への入社を決めました。

2016年に入社して4年間は北海道支店に所属。運行計画表の作成やコンテナのメンテナンスなど、現場に近いポジションで鉄道コンテナおよびLNG(液化天然ガス)の輸送業務に携わった後、関東地方の拠点に異動して、グループ会社の高圧ガス輸送業務に3年間従事。2023年4月からは本社・高圧ガス輸送事業部の一員として、都市ガス事業者様と輸送費用に関する折衝や、最適な輸送方法に関するご提案のほか、LNGの積込み・荷卸しを行うグループ会社の乗務員を対象とした安全に関する研修会の講師等を担当しています。お客様の抱える課題を一緒に向き合って解決し感謝されたとき、新規案件に対して現地調査からはじめて最適な輸送方法をカタチにできたときには大きなやりがいを感じられる仕事です。今後は、現状に満足することなく、LNG輸送業界の圧倒的なNo.1に寄与できるようにアグレッシブに仕事に取り組んでいくことを目標としています。

友人の助けを借りて、自分の“コア”を突き詰める。目指すはコンテナ部門のスペシャリスト!(柴坂さん)

学生時代は法学部の国際企業関係法学科に所属。日本の六法や国際法に加え、政治学に近い分野についても幅広く学んでいました。卒業論文では東南アジアの政治体系について研究。野球サークルの活動や、食品工場や宅配便の仕分けのアルバイトにも取り組んでいましたが、勉学に力を尽くした大学4年間でした。

就職活動をスタートしたのは大学3年生の終わり頃です。私の場合は「どうしてもこの仕事がやりたい!」という明確なビジョンがなかったこともあり、志望業種・業界は敢えて絞らず、メーカーや金融、商社、マスコミ、物流など、幅広い分野の企業を見て回りました。そしてそのなかで出会ったのが当社でした。企業理念や先輩社員の人柄に加え、卒論で取り上げた東南アジアでのビジネス拡大に力を入れている点に魅力を感じ、エントリーすることにしました。

留学や長期インターンシップといった“ストロングポイント”となるような経験がなかったため、エントリーシート対策では「自分がどのような考えで学生生活を送ってきたのか」を丁寧に書き出すように心掛けました。ゼミの友人の助けを借りながら、自分自身について徹底的に深掘りすることで“コア”となる部分を突き詰めていきました。一方、面接対策では、背伸びをせず自分自身の思いや考えをストレートに伝えていきました。こうした取り組みが功を奏したのか、大学4年生の夏頃には内定を獲得。最終的には人事担当者の人柄に魅力を感じ当社への入社を決めました。

2016年に入社後は、東北支店、九州支店、関西支店で、コンテナ部門を中心に化成品部門や石油部門、高圧ガス部門の仕事を経験。2023年4月からは本社でコンテナ部門の業務に携わっています。コンテナの全国的な運用状況を見て配送の指示を出したり、「2024年問題」への対策として、トラックから鉄道へのシフトを検討されているお客様への対応、見積もり作成等を行ったりするのが私のミッションです。やりがいを感じるのは、スーパーマーケット等で地方の野菜やお米が販売されているのをみたとき。「私たちのような物流事業者の“リレー”があってはじめて生産物が店頭に並んでいるんだ」と思うと感慨深いものがありますね。今後は地方勤務の経験を活かしながら、コンテナに関わる人材にとってより仕事がしやすい環境の整備に力を入れていきたいと思っています。

家族・友人のサポートで選考をクリア。新入社員研修を経て、化成品のタンクコンテナの仕事へ!(柏井さん)

学生時代は経営学科で経営戦略を専攻。卒業論文では、コロナ禍をきっかけに盛んになった舞台芸術のライブ配信について、その強みや利用拡大に向けた訴求方法、今後の課題等について経営学の視点から考察しました。就職活動をスタートさせたのは、大学3年生の夏頃です。「一つの会社で長く働きたい」という思いを持っていた私は、社員の平均勤続年数や働きやすさに着目しながら、金融や物流を中心に幅広い業種・業界の情報を収集。インターンシップにも積極的に参加しました。こうした中で出会ったのが当社です。自分の求める条件にぴったりの会社だと思い、エントリーすることにしました。

エントリーシートの作成にあたって心掛けていたのは、できるだけ多くの人に読んでもらうことです。一人で書いたものはどうしても主観的な内容に偏りがちですし、自分にしかわからない文章になっていることも少なくありません。家族や友人に読んでもらい、自分では気づくことができないポイントを指摘してもらえたのは良かったですね。面接対策に関しても家族の力を借りました。親に模擬面接の相手になってもらうことで、上の世代の人と話す雰囲気、緊張感に少しでも慣れておきたいと思ったんです。多少の恥ずかしさはありましたが、自分のことを一番に考えてくれる家族の存在は心強かったです。役員面接ではかなり緊張したものの、練習の甲斐あって、無事内定を獲得することができました。

2022年に入社すると、まずは約1週間の新入社員研修です。営業部門の基本的な業務内容について学んだり、貨物ターミナル駅や製油所等の現場を見学した後、海外事業を扱う化成品2部に配属となりました。現在は、タンクコンテナを整備するデポと連携しながら、在庫管理や洗浄・メンテナンスに関する調整や書類作成、関係会社とのやり取りに取り組んでいます。国際基準に関する理解や英語でのやり取りなど、専門的な知識・スキルが求められる仕事ですが、デポとの信頼関係を深め、営業に役立つ情報を得られるようになったときには大きなやりがいを感じられますね。化成品のタンクコンテナの世界は非常に奥が深く、入社3年目の今も知らないことがまだまだ少なくありません。今後は“スペシャリスト”として頼りにされる人材になることを目標に、努力を重ねていきたいと思っています。

企業研究のポイント

企業研究をするとき、学生の皆さんは身近なモノやサービスに関わる企業に注目してしまう傾向が強いはず。当社のような「BtoB(企業間取引)系の企業は見えにくい世界だ」と敬遠してしまうこともあるかもしれません。

しかしながら、私達の生活にはBtoB系の企業の存在なしには形になることはないでしょう。その中でも手元にモノを届けるのに欠かせない物流会社の役割が重要視されていることは、コロナ禍で実感された方も多いと思います。改めてBtoB関連の業界、特に物流業界に着目して企業研究をすれば、視野は大きく広がっていくはずです。

当社の場合は、エネルギーや化学品という社会的に重要な存在の物流を得意としています。安定している分野と思われがちですが、過去の成功をそのまま踏襲するだけでは、人々の「あたりまえ」の生活を支えることはできません。 常に世の中のニーズを先取りしながら、挑戦を重ねてきた企業であると自負しています。

もし、皆さんが興味のある企業があるのであれば、その一員となったらどのような挑戦ができるのか、具体的に想像しながら業界や会社を見ていくのも、企業研究をする上での一つの切り口だと思います。挑戦したい内容が想像できたら、「どのような環境だったら実現できるか」、「どのような仲間とだったら自分の力が発揮できそうか」、という風に発展させて企業研究をやってみると面白いはずです。

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品川区大崎の本社オフィスにて。同社は北海道・東北・関東・中部・関西・九州のほか、シンガポールにも支店を構える。

マイナビ編集部から

鉄道・自動車・船舶など多様な輸送手段を組み合わせ(複合一貫輸送)、石油製品やLNGなどの高圧ガス、化成品、生鮮食料品、一般貨物など、私たちの生活・産業に欠かすことのできないエネルギー・物資を運ぶインフラ企業「日本石油輸送株式会社」。
今回、同社で活躍中の中堅・若手社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、物流に関する専門的な知識・スキルともにゼロで入社しながらも、“スペシャリスト”として着実に成長しつつあることだった。記事では触れられなかったが、同社は新入社員研修や若手パワーアップ研修、管理能力開発研修のほか、スキルアップのための研修や資格取得支援制度など、社員一人ひとりのキャリアアップをサポートするための仕組みも整備。その一方で、テレワークやフレックスタイム制度、時短勤務制度など、働きやすい環境をつくり上げている。このように、安心して仕事に取り組みながら、各分野の“スペシャリスト”を目指すことができる点に同社で働く魅力を垣間見ることができるだろう。物流業界に興味関心をお持ちの方はもちろん、「スペシャリストとして、世のため人のために役立つ仕事がしたい」という志をお持ちのすべての方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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若手のうちから裁量を持って、主体性を発揮しながら仕事に取り組むことができる社風が浸透。上司や先輩社員のサポートのもと、伸び伸びと働ける環境が整っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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