最終更新日:2025/5/2

社会福祉法人相和福祉会

  • 正社員

業種

  • 福祉サービス
  • 幼稚園・保育園

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愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

子どもたちや利用者さま、一人ひとりと丁寧に向き合いながら専門性を高められます。

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それぞれの部門の最前線で活躍する若手職員、成長の軌跡。

乳幼児から大人まで、さまざまなバックボーンを持つ方々の支援を行う各種施設を展開する、社会福祉法人相和福祉会。今回は、乳児院、障がい者入所施設に勤務する若手職員に、仕事の魅力を聞きました。

■M.K.さん(写真左)
乳児院「波うさぎ」保育士
2023年入職

■S.M.さん(写真右)
障がい者入所施設「パスピ・98」生活支援員
2023年入職

若手職員の1日

「シフトは早番・日勤・遅番・夜勤の4通り。食事の介助、排泄・入浴・着替えの支援、遊びや散歩のサポートなど、子どもたちの生活全般を支えています」(M.K.さん)
「午後からの創作活動は、利用者さまにとって大切な時間。道具を揃えたり、集中できる環境を整えたりして、サポートしています」(S.M.さん)
内定後、入職までの期間に、フォローアップ企画や現場実習(有給)を実施。事前準備をした上で配属になるため、安心して仕事を始められる。

家庭的な環境で、子どもたち一人ひとりとじっくり向き合える乳児院。成長を見守る喜びを感じています。

幼稚園教諭を目指して大学の保育科で学んでいた頃、興味を持ったのが児童福祉分野でした。調べていくうちに乳児院や児童養護施設という施設があることを知り、家庭的な環境で子どもたち一人ひとりに対してしっかりと関われる点に魅力を感じました。そこで出会ったのが、当法人の乳児院「波うさぎ」です。見学に行くと、職員の皆さんはどんなときも優しく声かけをしながら子どもたちと接しており、自分もこんな風に温かな雰囲気の中で、子どもたちと関わっていきたいと考えたのが、入職までの経緯です。

当法人の新入職員教育は、入職前から始まります。内定後、同期入職の仲間と一緒に、月に一度のフォローアップ企画に参加。そこでは、児童虐待に関する基礎知識や、現場に入るまでの心構えなどを身に付けます。さらに配属予定の施設で現場実習(有給)も行われ、具体的な業務の手順が書かれた「手引き書」に沿って先輩職員から説明を受けながら、子どもたちの支援を実践しました。この期間に業務内容について確認することができたので、4月から安心して現場に入れたのだと思います。

「波うさぎ」は、0歳から2歳までの乳幼児が暮らす施設。私たち職員は発達段階に応じた遊びや支援を通して、生活全般のサポートをしながら一人ひとりを大切に育てています。ここで暮らしているのは、家庭の事情により保護者のもとで暮らせない子どもたちです。不安やストレスを抱えている子もいるため、心の負担を少しでも和らげられるような接し方を心がけています。例えば「家に帰りたい」と泣く子に「パパやママに会いたいよね」と声かけをすると、寂しさや不安を増長することになってしまいます。そのため、まずはその子の気持ちを受け止め、寄り添い、安心して過ごしてもらうことが大切なのだと現場での経験を通して学びました。

やりがいを感じるのは、子どもの成長に立ち会った瞬間です。「立つ」「歩く」「話す」など、初めての「できた!」を職員みんなで見守り、家族のように喜ぶ。そんな特別な経験ができるのが、この仕事の醍醐味です。今後も経験と勉強を積み重ね、子どもたちが安心して成長できる環境を整えられる保育者を目指します。
(M.K.さん)

一人ひとりの障がい特性を理解してサポート。生活支援だけでなく生きがいづくりも重要です。

私が勤務するのは、障がい者入所施設「パスピ・98」。知的障がいや精神疾患を持つ、20代から80代の方々が生活しています。私たち生活支援員は、食事や入浴、排泄などの生活支援に加えてさまざまな日中活動を一緒に行い、生活をサポートします。当法人では4月の入職後の研修体制も充実しており、配属先でのOJTに加えて1か月後、2か月後、3か月後、6か月後、1年後…と定期的に法人が実施するフォローアップ研修があり、きめ細かな教育を受けることができます。その研修では経過期間に合わせて業務に必要なことを学ぶことができ、同期のみんなと会ってそれぞれの施設の状況を聞いたり、悩みごとの共有なども行うことができ、とてもよい機会となっています。

私たちが大切にしていることは、利用者さまの生きがいづくりです。絵画などの創作活動や音楽、キャンプなど利用者さまが夢中になって取り組める活動を一緒に行います。創作活動では陶芸、書道、絵画など自由に作品づくりが行える環境を整えています。利用者さまの感性は素晴らしく、私たち職員はできあがった作品にいつも感動させられています。コンクールに出展して受賞する方もたくさんいて、利用者さまもやりがいをもって取り組まれています。

利用者さまは、障がいの程度によってフロアを分けて生活しています。私は「中・軽度」のフロアを担当。コミュニケーションを取りやすい方が多いので、皆さんと関わることが楽しいです。時には支援がうまくいかず悩むこともありますが、対象利用者さまの背景にある気持ちを想像し、問題を解決できるように心がけています。そうすることにより信頼関係を築き、「今日は話を聞いてくれてありがとう」などと言ってもらえたときには、大きなやりがいを感じます。

利用者さまの変化を敏感に察知したり、創作活動をより楽しくするためのアイデアを発案したりと、先輩方は引き出しをたくさん持っています。私も先輩方のように支援の幅を広げていけるよう、日々努力を重ねていきたいと思います。
(S.M.さん)

若手職員が本音で語る、成長できる環境と働きやすさ。

「波うさぎ」は、2022年に開所した新しい施設。先輩職員も若い人が多く、活発な雰囲気です。職員同士の食事会に一定額の費用補助が出る「職員交流補助制度」などコミュニケーションを促す制度もあり、私も入職1年目の頃に利用しました。リラックスした場で先輩と向き合い、プライベートから仕事の相談までを話せたことで、安心した気持ちになりました。

配属後1か月ほどは先輩職員のもとで業務を学びますが、日によって指導担当の先輩が変わるので、多様な視点や支援法を身に付けられるのが魅力。独り立ちした後も先輩職員が常に見守りながら声かけしてくれるので、対応に困ったりわからないことがあったときは、その都度相談しています。子育てしながら働く先輩もいて、乳幼児の支援についてリアルな経験をもとにしたアドバイスをもらっています。日々の仕事の中で振り返りと改善を繰り返すことで、子どもたちと臨機応変に接することができるようになってきました。
(M.K.さん)

現在は生活支援員として働いていますが、いずれはスタッフをまとめる立場になりたいと思います。そのためには、利用者さまのことはもちろん、職員一人ひとりの様子にも気を配る観察力、フォローできる対応力などを養うことが必要。今は自分の仕事で手一杯ですが、今後は現場全体を見通せる広い視野を身に付けたいと考えています。
また、これからチャレンジしたいのは社会福祉士の資格取得。費用補助制度もあるので、積極的に活用したいと思っています。先輩たちの中にも、社会福祉士の資格を持っている人がたくさんいるんですよ。さらに、利用者さまとさまざまなところに出かけられるよう、中型免許の取得も目指したいです。

働きやすい環境も、当法人の魅力のひとつ。当法人にはリフレッシュ休暇制度があるため、連休の取得が可能です。私も、同期の仲間と休みを合わせて韓国旅行に出かけるなど、制度を利用してプライベートを充実させています。
(S.M.さん)

学生の方へメッセージ

乳児院では、少人数ユニットによる家庭的な環境のもと、一人ひとりとじっくり関わることができるのが魅力です。「波うさぎ」では、0歳児・1歳児は子ども4名に対して職員2名、2歳児は子ども3名に対して職員1名で対応しており、とても手厚い職員配置となっています。当法人ではどの施設も職員配置が豊富なため安心して働ける環境が整っています。
また、当法人は、ほかにも保育・児童・障がい分野の施設を多数運営しています。福祉や児童養護に興味がある人は、自分に合った分野や職場を見つけ、専門性を身に付けていけると思いますよ。
(M.K.さん)

私が当法人への入職を決めた大きな理由のひとつが、施設の環境です。日当たりがよく明るい雰囲気で、ここなら気持ちよく働けそうだと感じました。物理的な「明るさ」は、働くモチベーションに大きく影響すると思います。実際、陽の光をたっぷり浴びるだけで元気が出ますし、中庭で朝礼をするなど、開放的な空間で快適に働けています。また、先輩職員は皆さん親しみやすく丁寧に接してくれるので、安心して仕事に取り組めるのも魅力です。これから就職先を探す方は、施設見学や職業体験などの機会に現場の環境をよく確かめてみてください。
(S.M.さん)

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高い給与体系、リフレッシュ休暇、有給取得率100%、1分単位で算出する残業代、職員同士の食事会などの費用補助など働きやすい環境が整備されている。

マイナビ編集部から

福祉・保育・児童分野に関心のある学生にとって、キャリアの道筋や活躍の幅を広く確保しているのが相和福祉会だ。
今回は、乳児院「波うさぎ」と障がい者入所施設「パスピ・98」に勤務する若手職員2名を取材。どちらも、入職前の内定者を対象とした現場実習(有給)を通して、子どもたちや利用者との接し方の基本を学べたので、安心して仕事をスタートできたそうだ。もちろん配属後も、OJTで先輩のフォローのもと、その都度フィードバックを受けながら成長していける。この手厚い教育体制は、新入職員にとって大きな安心材料だろう。

また、職員同士の食事会の費用を一部補助する「職員交流補助制度」、年間10日のリフレッシュ休暇などの社内制度も充実。取材に答えてくれた2名とも、これらの制度をしっかりと活用し、先輩とのコミュニケーションを深めたり、同期と旅行を楽しんだりと、プライベートも充実させているようだ。

残業についても1分単位で管理されており、ワークライフバランスを保ちながら、福祉分野で専門性を極めていける。そんな環境で、誰もが自分らしく成長できそうだと取材を通して実感した。

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同法人が運営する施設のひとつ、児童養護施設「風の色」。小規模ユニットを導入し、家庭に近い環境で子どもたちを支援している。

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