最終更新日:2024/10/19

和建設(株)

業種

  • 住宅
  • 建設
  • 建築設計
  • 不動産(管理)
  • ホテル・旅館

基本情報

本社
高知県

取材情報

企業が取り組むSDGs

様々な可能性を柔軟に模索しながら、進化し続ける和建設のSDGs活動

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SDGsに関する多彩な取り組みを3名の社員が紹介!

今回は、社内のSDGsチームに所属している社員3名にインタビュー。SDGsに関する取り組みを中心に、入社のきっかけや仕事のやりがい、職場の雰囲気などいろんな話をお聞きしました!

◆中岡 竜太郎さん/社長室/2021年入社(写真右)
◆大野 みかさん/住宅事業部・営業/2019年入社(写真中央)
◆窪内 香菜子さん/住宅事業部・設計/2020年入社(写真中央左)

今回紹介するSDGsの目標
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標15:陸の豊かさも守ろう

先輩が語る和建設の魅力!

「当社は、既成概念や建築の枠にとらわれない自由な発想を大切にしている会社です。風通しも良いので、思いついたアイデアを遠慮なくどんどん発信できますよ」と中岡さん。
「人間関係の良さ、社員同士の仲の良さは、どんな会社にも負けていないのではないでしょうか。“仕事も遊びも全力!”という楽しいメンバーが揃っていますよ」と大野さん。
「当社の社員は、どんなことにも一生懸命に取り組むメンバーばかり。一緒に働いていると刺激をもらえますし、一員であることを心から誇りに感じています」と窪内さん。

最寄りの小学校でSDGsの出前授業を実施。これから先の展開が楽しみです!

代表とご縁があって、旅行会社から当社に転職したのは2021年のこと。現在は社長室に所属し、新規事業の立ち上げやブランディング、営業など、様々な業務に携わっています。当社は“超”がつくほど自由度が高く、いろんなことに挑戦させてもらえるのが何よりの魅力!前職での経験を活かし、新規事業として宿泊事業を立ち上げ、社内ベンチャーとして新たに旅行事業部も立ち上げました。また、SDGs推進の社内責任者を務めており、SDGsチームではリーダーとして、7名のメンバーを取りまとめながら様々な活動に取り組んでいます。

当社の戸建住宅事業には木材が絶対に必要であり、それは言ってみれば、森が健康でないと私たちのビジネスが成り立たない、ということでもあります。そして森の健康を保つためには間伐作業(森や木の間引き作業)が不可欠なのですが、この作業で出てくる間伐材は、現状としてはあまり利用されずにそのまま放置されていることが多いんですね。そこで当社は「CNCルーター」というコンピューター制御の加工機を用いて、間伐材を建築に有効活用している東京のベンチャー企業と結託し、宿泊事業で使用する高知県・芸西村の宿泊施設を間伐材で建築。こちらが8月に完成する予定です、また、コンクリート用の3Dプリンタを用いて、宿泊施設に設置するサウナを作りました。通常、コンクリートは量が読みづらいので「多めに用意して余ったら捨てる」という方式が取られることが多いのですが、3Dプリンタを使用することで必要なコンクリートの量を明確にでき、無駄をなくすことができるんですね。いずれは間伐材で作った木質ペレットでバイオマス発電をして、その電力で分譲マンションや宿泊施設、工事現場などの電力を賄うことができたらと構想を描いています。

SDGsチームとしては、月1~2回のペースでミーティングを実施しています。普段は違う部署で働いているメンバーが一同に介するので情報交換の場にもなっていますし、活動を通じてコミュニケーションがよりいっそう取りやすくなり、一体感も強まっていると実感します。この間は最寄りの小学校で「SDGs教室」の講師も務めさせていただき、次は岡山県の高校でも教室を実施する予定です。また、旅行事業部では小学生を対象にした「SDGsを学ぶ自由研究ツアー」を企画しており、これから先の展開が楽しみですね。
(中岡 竜太郎さん)

仁淀川町で森の間伐作業を体験。大学生と一緒に心地良い汗を流しました!

前職では不動産賃貸の営業をしていて、お客様の要望を余すことなくカタチにする注文建築の営業をしてみたいと思ったのが、当社への入社のきっかけ。果たして自分にできるのかと不安もありましたが、先輩や仲間のおかげで、着実に注文建築や営業ノウハウを吸収していけたのは大きな自信につながりました。設計やコーディネーター、現場監督などいろんな人たちと力を合わせ、お客様の夢のマイホームづくりのお手伝いをさせていただけるこの仕事に、今では言いようのないほど大きなやりがいを感じています。

注文建築の営業と同様に情熱を注いでいるのが、社内SDGsチームの一員としての様々な活動です。当社は2022年7月、森林保全活動と高知県産木材の利用促進に取り組んでいる仁淀川町とパートナーズ協定を結び、同町が進めている「協働の森づくり事業」に参画。同年8月には、仁淀川町にある「和の森」で、高知の大学生をはじめ総勢19名が参加して初めての交流活動が行われました。座学では仁淀川町産業建設課の方から、森林の多面的機能や間伐の必要性、町の取り組みなどをお話いただき、私たちSDGsチームもこれまでの取り組みや今後の目標などを発表。その後は森に移動し、森林組合の職員さんにサポートしてもらいながら、参加者全員で間伐作業を体験しました。慣れない作業に悪戦苦闘しながらも交代で切り進め、間伐した丸太状の木をチェーンソーで細かく切る作業にもチャレンジ!心地良い汗を流した後は、仁淀川の支流・中津川でアメゴ(渓流魚)のつかみ取りを楽しみ、昼食を食べて解散。肉体的にはハードでしたが、中身が濃く本当に有意義な時間を過ごすことができましたね。

伐採された間伐材がその後、どうなっているのかというと、中岡さんも触れていたように建築材料として使われることは少なく、そのまま放置されて朽ちているのが現状なんですね。小さいだけで木材としての品質が悪いわけではありませんし、何か良い使い道はないかとSDGsチーム内で思案し、現在、間伐材を使った木工教室の運営を検討しています。SDGsチームに入ったことで、様々な環境問題が待ったなしの状態であることを強く実感できましたし、今後も危機意識をしっかりと持ち、自分たちにできることを模索・実践していきたいと考えています。
(大野 みかさん)

間伐材でツリーハウスの模型を作成。いつかは森林ヨガも開催してみたいです!

設計担当として違った環境でスキルに磨きをかけたいと、当社の一員になって3年目になります。現在、設計チームには8名が在籍しており、個々のスキルの高さはもちろん、社員間の横のつながりも非常に強固。得意・不得意な分野を補い合ったりと、その時々の状況に応じて柔軟にフォローし合う風土がしっかりと根付いています。人間的にも温かで接しやすいメンバーが揃っており、過度な上下関係や余計なしがらみとは一切無縁ですので意識しなくても、自然と笑顔になって働いている自分がいます。

SDGsチームの一員となったのは、昨年のこと。「SDGs」という言葉は知っていましたが、内容についてはほぼ何も知らなかったので、知見を深めたいと思ったのが入ったきっかけでした。最近の活動で印象に残っているのは、やはり大野さんも紹介されている仁淀川町との交流活動ですね。実はその後、間伐体験で出た間伐材を少し持ち帰り、それを使ってツリーハウスの模型を作ったんです。事の発端は、地元の小学校の子どもに“将来住みたい木の家”というテーマで絵を描いてもらったのですが、素晴らしい作品がいくつも誕生したんですね。「せっかくだから社長賞に輝いた子どもの作品を、実際に模型にしてみよう」ということでチーム内で話がまとまり、その材料として、私たちが持ち帰っていた間伐材を使った、というわけなんです。SDGsのメンバーが力を合わせて作った家の模型は、地元のサッカークラブを応援する当社協賛の冠試合で多くの人々にお披露目され、その後、社長賞を受賞した子どもにプレゼントされました。

間伐材の有効的な利用方法に関しては、今後もいろんなアイデアを出して積極的に取り組んでいきたいですし、私たちの活動がここを中心にして徐々にいろんな方向に広がっていけば…と期待を寄せています。住宅事業部が家づくりに使う木材に関しても、現状では海外からの輸入材が主流なのですが、間伐材や高知県産の木材をより多く使用するように努め、地域内経済循環の促進に貢献したいですね。また、私はヨガが好きなので、自然と触れ合う機会の一つとして、いつか森林ヨガのイベントをチームで企画し、開催したいと夢を膨らませています。
(窪内 香菜子さん)


企業研究のポイント

企業研究には様々なスタイルがあると思いますが、PCやスマホだけで簡単に終わらせてしまうことはお勧めできません。ネットで得られる企業の情報は誰もが簡単に得ることができますし、それが全てではないと思うからです。興味がない業界でも視野を広げて、インターンシップには積極的に参加しましょう。そこでしか得られない“鮮度の良い情報”をたくさん得ることができますし、実際に働く社員と接して“空気感”を肌で感じることで、その企業をより深く知れるはずです。分からないことや聞きたいことも、恥ずかしがらずにどんどん質問しましょう。同じように企業研究をしているライバルに差をつけるためにも!

当社は今年、設計と施工管理のW体験型のインターンシップを予定しています。実際に手を動かし、現場ではそのスケールを体感してもらい、建築業界はもちろんのこと、和建設のことも深く知っていただけるような内容で、有意義な二日間になると思います。今後の活動は、人生の大きな節目の一つであることは間違いないので、後悔しないようベストを尽くし、心から納得できる結果につなげてくださいね。(人事担当/松村 浩明さん)

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「無限の可能性を秘めた若手社員の成長を、会社一丸となってバックアップしています。意欲さえしっかりしていれば、何も心配することは要りませんよ」と松村さん。

マイナビ編集部から

高知と岡山に拠点を置き、分譲マンション事業・戸建住宅事業・公共事業などを展開する和建設。ただハコ(建物)を作って売るのではなく、時代の一歩先を見据えながら、そしてその街の歴史や文化を大切にしながら想像を広げ、技術を磨き、社員一人ひとりが誇りを持って仕事に取り組む企業として、業界内で確固たる地位を確立している。また「わ、と書いて、カノウ建設」のユニークなキャッチコピーが過去には広く知られており、同社のホームページにはこれまでに制作したCMアーカイブのコーナーが設けられているので、ぜひチェックしてみてほしい。

今回の取材ではSDGsチームの所属メンバーを中心に複数の社員の方々にご協力いただき、皆さんの明るく接しやすい人柄に感激。身振り手振りでコメントを発するその姿は非常にエネルギッシュで、言葉の端々に会社への深い愛着がにじみ出ていたのが印象的だった。また写真撮影も終始和気あいあいとしたムードであり、一同が大笑いとなって撮影が一時中断する楽しいハプニングも!公私にわたる社員同士の仲の良さが、取材チームにもひしひしと伝わってきた。本当の意味での“豊かな暮らし”を目指し、幸せを育む住まい作りに飽くなき情熱を注ぎ続けてきた同社。そんな同社にとって、SDGsの17の目標は賛同と理解を感じられるものであることは間違いなく、これまで同様、今後の取り組みや展開にも大いに注目したい。(※2023年7月マイナビ調べ)

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足形でペイントされた巨大な木のアート作品は、昨年9月のイベント内で製作されたもの。制限時間1時間の間に469人が参加し、ギネス世界記録(※)として認定されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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