最終更新日:2025/3/1

京都府信用農業協同組合連合会【JAバンク京都信連】

  • 正社員

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)

基本情報

本社
京都府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

JAとともに府内の農業者、地域の方々への金融サービスを提供するJAバンク京都信連

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若手のうちから多彩な仕事を経験でき、自分の成長を実感できる!

JAバンク京都信連は京都府内の5つのJAをサポートする金融本部機関。金融に関する様々な分野において、JAを支援し地域に貢献しています。そのような環境でキャリアを積み、活躍する先輩職員の仕事に迫ります。

■遠山さん(右)
2011年入会
営業部 営業課
2度の産休・育休を経て、現在は営業事務に。内勤業務だが、農業者の生の声に触れるべく営業に同行も。その経験を仕事に活かしている。

■浦上さん(中央)
2014年入会
営業部 営業課
入会後に様々な部署を経験し、専門知識を培う。その経験を活かして現在は組合員に寄り添いながら農業融資に携わる。

■川勝さん(左)
2017年入会
JAバンク推進部 推進課
仕事を通じて幅広い人脈を築き、現在は京都府内の2つのJAのサポートを担当。事業の目標達成に向けて様々な提案を行う。

今後の目標は何ですか?

産休・育休を経て復帰し、営業課で業務に励む日々。上司がいい雰囲気を作ってくれるので、忙しくても仕事が楽しい!これからも家庭と両立しつつ働き続けたいです。(遠山)
課内全体を円滑に運営するマネジネント力が求められています。自身の仕事はもちろん後輩の仕事にも目を向けよりよい距離感をキープしサポートしていきたいですね。(浦上)
JAの事業目標達成や新規開拓による事業拡大を目指し、その先の組合員や農業者の方々の所得向上や経営改善につながるような提案をしていこうと思います。(川勝)

内勤の営業事務に携わりつつ、営業にも同行。農業者とのコミュニケーションで得た知識を仕事に活かしたい

営業課では「農機具を買いたい」「ハウスを建てたい」といった農業者のニーズに耳を傾け、最適なプランを提案して融資を行っています。その際に交わす書類の作成や手続きをするのが、営業事務としての私の業務です。基本はデスクワークで、融資決定の通知書などの重要書類を扱っています。ミスがないようダブルチェックをしたり、営業担当者をサポートするために速やかかつ正確な書類を用意するように心がけています。先日は自ら希望し、初めて営業に同行させてもらいました。その際に「猛暑で野菜が日焼けしてしまう」「水をやりすぎると腐るし……」といった苦労話を聞くことができました。書類だけではわからない生の声に触れることで、日常の仕事により責任感を持って取り組めるようになったので、足を運んでよかったと心から思っています。

私は現在入会14年目で、これまでに2度、産休・育休を取らせていただきました。産休・育休を取得した先輩は多く、前例が豊富にあるので安心して制度を利用できました。もちろん「妊娠中、迷惑をかけたらどうしよう?」「子どもが熱を出したら……」という不安がなかったわけではありません。しかし復帰後の配属先を考慮していただくなど周囲の協力に助けられ、乗り切ることができました。

時短勤務は法律上3年までですが、下の子が小学校に上がるまで、計8年間連続して時短勤務を取らせていただけたことも、仕事を無理なく続けられた理由です。小学校と保育園にお迎えにいくことができるので、勤務が1時間短いだけでもかなり助かりました。柔軟な対応はとてもありがたく、改めて当会で働けてよかったと実感しています。

フルタイム勤務に戻って半年。与えられた仕事をしっかりこなしていこうと奮闘中ですが、わからないこともあります。疑問が生じたら過去の資料を見て考え、それでもわからなければ上司に聞くようにしています。淡々と、地道にこなしていくのが営業事務。派手さはありませんが、与えられた業務を確実にこなしていくことが私の誇りであり、これからもその姿勢は大切にしたいと思っています。
(遠山さん)

農業者の夢の実現をサポートしたい

1年目は事務集中部で現金担当や為替など信用事業の基本を学び、3年目にはJAバンク推進部で商品の企画立案を担当。各種キャンペーンや口座開設でポイントが貯まるサービスをはじめ、組合員の方に喜んでいただき、JAの業績向上にもつながる施策を実施してきました。JAの方々から意見や要望を聞き、何度もすり合わせをしながら企画を考え、数字に成果が表れたときにやりがいを感じましたね。その後は3年間、住宅・マイカー・教育・農業などのローンについての専門知識を身につけることができたのは、自分自身の大きな武器になっています。

現在は営業部で農業融資を担当しています。具体的な業務としては、個人や法人の農業者の方から「農機を購入したい」「加工施設を建設したい」といった相談を受け、最適なプランを提案し、融資を実行することでみなさんの夢を叶えるお手伝いをしています。最近ではコンサルティング業務にも携わり、決算書や確定申告書を見ながら数字の分析・課題の抽出をし、経営課題の解決策と融資をセットで提案しています。

私が大切にしているのは、農業者の方々の事業への想いや熱意、将来のビジョンをじっくりと聞くこと。現在は物価高騰の影響で経営が圧迫され苦しい農業者が少なくありません。そのような方々に経営改善を実現し、お客様とそのご家族の幸せのために貢献できたときはやりがいを感じます。以前、ある方から「事業を継続してもコストがかかるのみ。もう廃業をしようか」と打ち明けられたことがありました。しかし、そこでは品質の高い商品をつくっており、その技術を失うのは惜しいと思い、JAグループの関連組織と交渉を重ねて融資を実行。今も一緒に経営改善に取り組んでいます。

これまで信用事業から金融商品、ローンの専門知識を身につけ、現在は農業金融に携わり、大型案件や経営改善の提案ができるほどに成長。少数精鋭組織で若いうちからやりがいのある大きな仕事を任され、上司や先輩などの人に恵まれた職場のおかげだと感謝しています。
(浦上さん)

JAグループのネットワークを活用して営業戦略を立案。JAと信頼関係を築きながら目標達成を目指す

農業を営む祖父からJAの本部機関を担う組織があると聞き、興味を持ったことが入会のきっかけになりました。現部署に異動する前は、出向し、JAグループ京都全体の広報に携わりました。
出向先は同じJAグループ内ではありますが、業務の内容が当会とは異なるため、大変な面もありました。しかし、出向しなければ出会えなかった農業者の方々と出会い、その苦労や努力を知ることができたことは、今の私の仕事に活かされています。また、物事の段取りや代案を考えられる力が培われ、臨機応変に対応できるようになったことは自分自身の成長だと感じています。

現在はJAバンク推進部で府内の2つのJAのサポートを担当。各支店を訪問してキャンペーンなどの企画や営業戦略の情報提供をはじめ、進捗状況や課題を把握しながら事業目標の達成に向けてサポートを行っています。常にみなさんに喜んでいただきたいと、きめ細かなサポートをしながら信頼関係を築いています。

異動して1年目はJAの組織全体を把握し、2年目からは一緒に営業戦略を考えて実行に移し始め徐々に成果を上げています。例えば、私が担当するJA京都やましろの管内には、JA全農京都が運営するガソリンスタンドがあり多くの売上に貢献しています。このガソリンスタンドを利用するお客様に信用事業も利用してもらうためお得なキャンペーンを紹介するチラシ配布を提案し、LINE登録者にも情報を発信。多岐に事業を展開するJAグループの強みを活かしてwin-winの関係をつくっています。

日々、問い合わせや相談の電話が私の携帯に届きます。そのようなときは「No」とは言わず、どのようなことでも100%応えることがポリシー。それが私の値打ちであり、頼りにされていることが喜びです。これからも事業目標の達成のために挑戦を重ね、地域のみなさんのライフプランを複合的にサポートしていきたいと思います。
(川勝さん)

学生の方へメッセージ

【遠山】経済学部だった私は、迷いなく金融業界に絞って企業研究を行いました。それも一つのやり方ですが、振り返ると「もっと広い視点で見てみるのもよかった」と思うのです。入会してから京都府内に5つのJAがあることや、各JAにたくさんの部署があると知って新鮮な気持ちになりました。いろんな会社があることを知れば、興味のなかったことに目が向くかもしれません。企業研究ではぜひ視野を広く持っていただきたいと思います。

【浦上】AIの普及により、今後なくなってしまう仕事もあると思います。そのため、将来を見据えて企業研究をすることをお勧めします。私が担当する農業融資は、数字ベースの判断であればAIでも可能ですが、農業者さんの熱意や想いは、人でなければ感じ取ることができません。人と人の信頼関係を大切にしながら社会に貢献できる企業がたくさん見つかります。自身と向き合い「仕事を通じて相手に何ができるのか」考えながら企業研究を進めましょう。

【川勝】「自分のやりたいこと」を考えることが大切です。仕事には苦労がつきものですが、自分が選んだ道であれば頑張っていけるからです。まずは幅広く企業研究をしてみましょう。また、社風も重視したいポイントです。今はSNSで動画を投稿する企業が増えているので、広くアンテナを張り、自分に合う職場を探すことも方法のひとつ。自分の感性を信じて「考えるな、感じろ」をモットーに行動しましょう!

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20・30代の若手も大いに活躍する活気溢れるオフィス。風通しのよい環境の中で、年次問わず、それぞれが意見や提案をしながら様々な業務に挑戦している。

マイナビ編集部から

京都府内の5つのJAと、92ある各支店の金融部門の本部機関を担っているのがJAバンク京都信連。貯金・貸出・為替・資金証券業務といった幅広い事業を展開している。農業者だけではなく、一般企業に対する融資も行いながら地域の発展に貢献している。また、JA単体で対応しきれない大型融資のサポートや府内全域の事業推進を目的とするキャンペーンの企画立案・実施、商品開発、JA職員の教育研修など業務領域は幅広い。多彩な仕事にチャレンジし、やりがいを感じられる環境であることが先輩たちの話から伝わってきた。上司や先輩に相談しやすいフランクな風土があり、若手からの意見や提案も積極的に聞き入れてくれるそうだ。裁量を与えてもらい、主体的に活躍する職員たちの生き生きとした表情が印象的だった。また、遠山さんのお話にあるように、結婚、出産、育児などライフスタイルの変化に応じた働き方ができるのも魅力。制度の充実もさることながら、周囲の協力体制が整っていることも働きやすい環境を作っているのだろう。

加えてJAバンク京都信連には、支店がないため転勤がない。一つの拠点で腰を据えてスキルを高めていきたい方には、最適な職場であると感じた。

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事務所は2020年に新設されたJAビル内にあり京都駅からほど近い好立地。キレイで快適な働きやすい環境が、職員の仕事へのモチベーションをさらに高めている。
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