最終更新日:2025/4/24

(株)友桝飲料

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 食品

基本情報

本社
佐賀県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

商品や仕事内容、職場環境に魅力あり!だから、やりがいをもって働ける。

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職種は違えど商品に対する情熱は同じ。(株)友桝飲料の魅力を語る

創業明治35年、120年以上続く佐賀県・小城市の老舗飲料メーカー「(株)友桝飲料」で勤務する若手社員3名に、入社の理由や仕事の面白さ、実体験をもとにした会社の魅力などについて語ってもらった。

■M.H.さん
営業部 広域流通課
2023年入社/広島大学 総合科学部卒業
プライベートブランド商品の製造に関わる社内登録・資材管理などを担当し、社内外と関わりながら営業をサポートする

■Y.K.さん
営業部 広域流通課 兼 マーケティング部 商品企画課
2019年入社/福岡工業大学 工学部卒業
プライベートブランド商品の大規模な取引先を任されながら商品企画課も兼務し、企業・商品ブランドの価値向上、営業部事業の推進支援に向けて活躍中

■T.N.さん
マーケティング部 開発課
2019年入社/東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 応用科学コース修了
生産課、営業企画課を経験し、現在は開発課にてレシピ開発を行っている

友桝飲料の魅力や社風は?

「全社員合わせても200名程度の規模ですし、私の部署も数名単位なので、一人ひとりに時間をかけて教えてもらえます。その都度質問もしやすくて心強いです」とM.H.さん。
「私がそうだったように、若手社員が自由にやれる環境が魅力です。チャレンジしてうまくいかない時には、上司がサポートしてくれる安心感があります」とY.K.さん。
「限られたスケジュール、限られた条件の中でお客様の望む最高の商品を完成させる、それがいつも感じる難しさであり、逆に一番のやりがいです。」とT.N.さん。

初めてホームページを見た時のワクワク感が入社の決め手。【M.H.さん】

企業説明会のシーズンが始まる前に自己分析に時間をかけて、食品業界に絞って就職活動を進めることを決めました。自分の身近にあるものに携わる仕事の方がイメージがわきやすいと考えたことが食品業界を志望した理由です。食品のなかでも私はドリンク類に興味があったので、飲料業界で働きたいと考えました。そのため企業選びの軸として、その企業の商品に自分自身が魅力を感じるかが大きなポイントになりました。営業職を志望したのは、いろいろな人と関わりながら自社商品を広めていく仕事がやりたかったからです。勤務地にこだわりはありませんでしたが、頻繁に異動を繰り返すのではなく、1か所で腰をすえて働きたいという希望がありました。

これらの条件をもとに企業を探す中で当社に出会いましたが、正直なところ社名や商品については知りませんでした。だからこそ、初めてホームページを見た時に様々な形やデザインがかわいいビン型の商品が並んでいるのを見て魅了されました。日常的に飲まれるペットボトルタイプの商品だけではなく、付加価値が提供できる多様なビン商品を手掛けていたことが当社に興味をもったきっかけです。営業所が東京、大阪、名古屋、広島にしかないので、大手企業のように転勤が多くなさそうだったことも惹かれたポイントの一つ。加えて企業研究を進める中で、業績が伸びていることや、それに伴って工場などの拠点を増やしていることを知り、企業の勢いにも魅力を感じました。選考の過程で心に残っているのは、社長や常務と対面した最終面接です。私の話を真剣に聞いて、私のことを理解しようとしてくれていると感じられる和やかな雰囲気でした。入社後に社長がその時の話を覚えていてくれたことも嬉しかったです。

1年目までは営業支援課で見積の作成や新規顧客登録などの自社製品に関わる仕事を行っていましたが、2年目からは広域流通課に異動になり、主に受注登録や資材管理などの、プライベートブランド商品に関わる営業サポートを行っています。営業とのやりとりだけではなく、社内の各部署と連携を図る機会が多くありますが、どの部署の方もフレンドリーで仕事がしやすいというのが入社後の印象。面接で感じた柔和な雰囲気の通りの働きやすい職場です。今後は、広域流通課でより多くのブランドを担当できるよう、社内外から信頼される人材になりたいと考えています。

企画から販促まで携われる営業の多様な仕事を通して人間としても成長。【Y.K.さん】

若い時に日本経済の中心である東京で働きたいという希望があり、その願いが叶って東京支社へと配属になりました。現在はプライベートブランド(PB)の商品営業を担当しており、既に当社が製造しているお客様と販促プランを考えたり、まだお付き合いのない小売店などに「PB商品を作りませんか」と提案したりと、関東一円から中部地方の一部までの幅広いお客様を担当しています。担当エリアだけではなく、業務内容が多岐にわたることも当社の営業の面白さ。例えばPB商品の炭酸水で新しいフレーバーを作ることを提案し、それが決まったら社内の商品開発チームなどと連携して新商品づくりにまで営業が深く携わります。だからこそ、自分が企画から販促まで一貫して携わった商品の売れ行きが好調だった時は最高に嬉しいです。1社で月に数百万本といったスケールの大きな商談に臨めることにもやりがいを感じており、営業ならではの充実感を日々味わっています。

以前、世界的な半導体不足などの影響で、当社の工場の1つが長期間にわたって稼働できない状況になりました。他の工場で代替生産ができない商品も多くあったため、誠実に真摯に対応策を検討。代わりとなる商品の提案などでなんとかピンチを乗り越えました。「あの時、しっかり対応してくれたから」と、今でもお付き合いが続いているお客様は私にとって宝物のような存在です。人間性や信頼が重要であることを改めて実感できた出来事でした。

入社6年目になり、営業部全体のことを考えて仕事ができるようになった点に成長を感じます。以前は自分の仕事だけで精一杯になり、周りのことまで考えられませんでしたが、今ではお客様との関係性や納期などの要望、工場の状況などを総合的に判断して、他の営業の発注を優先して工場を動かすなど、広い視野で物事を判断できています。ベースとしてお客様との信頼関係が築けていることも大きく関係しています。お客様と社内の各部署の間に入って調整するのが営業の役目なので、「自分がやらねば!」という主体性をもって積極的に行動することを心掛けています。また、新設された商品企画課も兼務しており、まずは「営業部事業の推進支援(自社商品の企画・販売促進立案)」をメインに取り組んでいます。新設されたばかりで手探りな状況だからこそ、トライ&エラーを繰り返してより良い形へと組み立てていけることに楽しさを感じています。

お客様に「喜び」「楽しみ」「驚き」を届ける商品を生み出したい。【T.N.さん】

商品開発を通じて人を笑顔にしたいという思いを持って就職活動に臨み、最初は特に興味のあった香粧品業界を中心に受けていました。そんな時、とある香料メーカーで「味の9割は香りで決まる」と聞き、食品メーカーにも視野を広げるように。私はもともと大手志向で業界の名だたる企業ばかりを受けていたのですが、信頼する知人から「おもしろい会社があるよ」と当社を教えてもらい、年間150もの新商品開発を手掛ける環境に魅力を感じて入社を決めました。当社は規模こそ大きくないですが、斬新な飲料開発における知名度は非常に高く、日本全国の様々な企業からオファーが寄せられるほど。ここならより多くのチャンスを掴み、成長できると思ったのが入社の決め手です。

商品開発に携わるにあたって、実際に現場でものづくりや営業を体感・経験することを会社自体が重視していて1~2年目は生産課で調合などの経験を積み、3~5年目は飲料のODM(お客様との共同開発)、OEM(提供された仕様・設計に基づく受託製造)に伴う味の設計からパッケージの企画、販売計画まで、ものづくりのトータルコーディネートを担う営業企画課へ。6年目となる現在、目標としていた開発課へ異動し、これまで開発課へ依頼していたレシピ開発を、今度は自分が行う番となりました。

開発課ではお客様のイメージを聞き出すところから、原料の選定や組み合わせ、配合のバランスを調整して試作を進めます。もちろん、原料にかけられる費用や、工場での使用可否など、色々な条件もありますが、その中で、自分の好みではなく、依頼内容に沿ったレシピを創造したり、再現することが難しいと感じています。それら条件をクリアしつつ、お客様に「喜び」「楽しみ」「驚き」を届ける最高の味を作ることを目標に、今後は頑張っていきたいです。

学生の方へメッセージ

仕事や企業を選ぶ上で、まず学生の皆さんに考えてほしいのは、自分にとっての「志」とは何かということです。「その会社に入って何がしたいのか」、さらに突き詰めれば、「人生において何を成し遂げたいのか」といったことを考えて軸となるものを見つけてほしいですね。私が考える「志」とは、「どんな時もブレることなく、困難に直面しても逃げずに自分を律する支えとなるもの」。プロとして仕事を通して賃金をもらう以上、どんな仕事にも大変なことは必ずあります。それをただ「辛い」と感じるか「苦しいけど楽しい」と感じるかは、その人次第。困難の先に夢や目標といった「志」があればこそ、やりがいや楽しさを感じながら頑張れるのではないでしょうか。考える時間がたっぷりとある学生時代に自分の「志」を定めることができれば、豊かな人生を送ることができると思います。

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「会社説明会や面談で『居心地が良いな』と思ってくれたら、それは当社と軸が合っているということだと思います」と話す代表取締役社長の友田諭氏。

マイナビ編集部から

部署や社歴の異なる若手社員への取材は、質問に対してテンポよく回答があり、とてもスムーズに進行した。言われた仕事をやるのではなく、自分で考えて主体的に動いているからこそ、自分の言葉で的確に質問に答えられるのだろうと感じられた取材だった。

「営業所で私が一番若手ですが、好きにやれています。何かあれば上司がフォローしてくれるという安心感があるから、思い切ってチャレンジすることもできますね」という営業社員の言葉や、「大手企業のように体系化された研修プログラムは整っていませんが、その分、一人ひとりの状況に応じたきめ細やかな教育サポートが受けられます」という入社1年目の新人の言葉に、同社の魅力が表れている。自由度の高い仕事と、カスタマイズされた丁寧なフォロー体制があるからこそ、若手社員が主体性をもって働き、そこで得た成功体験からやりがいを感じているのだ。

年間150品目以上のオリジナリティあふれる新商品から、小売業界大手のPB商品まで、多様な商品を製造できることは同社の大きな強みといえる。2015年に長野(木曽開田工場)、さらに2020年には山梨に最新の生産拠点となる富士山工場を開設し生産規模を拡大。2019年度に売上高100億円を突破したその勢いは、今もなお加速している。

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富士山麓の清らかな水を使った炭酸水の製造を手掛ける山梨県の富士山工場。東日本エリアにおける主力工場として、商品流通体制の強化を図っている。

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