最終更新日:2024/12/11

山田化学工業(株)

業種

  • 化学

基本情報

本社
京都府
資本金
4億8,000万円
売上高
22億3800万円(2024年3月期)
従業員
109名(2024年4月時点)

~卓越した技術と向上心で、未来を変える~

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会社紹介記事

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ものづくりが好きな人ばかり。頭脳の開発チームと職人の現場チームは、お互いに尊重しながら、ともに汗を流して新たな仕事に挑戦し続けています。
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お客様のご要望は開発者自身も直接聞いて、材料開発を進めていくのが当社のスタイル。成長進度に応じて、企業との打ち合わせや全体の進行管理などをお任せしています。

色素の可能性を追究して世に送り出す、ものづくり集団。

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少人数でプロジェクトを動かすので裁量も達成感も大きくなります。研究で壁にぶつかった時には上司からアドバイスがもらえますし、意見が言いやすい雰囲気です。

■社内外とのコミュニケーションによって開発のアイデアを得る
大学院ではフォトクロミック色素(以下、フォトクロ)と呼ばれるジアリールエテンを研究しており、さらに追究できる山田化学工業に入社しました。当時は研究レベルでしか扱われていなかった色素ですが、開発を重ねて量産化に成功。求めてくださる企業も多く、月に数回は出張して打ち合わせをしています。
お客さまは色材を扱う、さまざまな業界です。製品化の事例では調光サングラスもその1つ。紫外線を当てると色がつき、遮断すると透明になる性質が評価され、採用いただきました。現在はさらに細部を改良して、バージョンアップを図っているところです。
この仕事で難しいのは、ラボと製造現場で結果が異なること。スケールの大きい現場に入ると、ラボでは見えなかった課題に気づきます。何度も現場とやり取りしながらようやく作り上げたものが、世に出ていく瞬間は言葉にできないほど達成感でいっぱいになりますね。ものづくりが好きだからこそ続けてこられた21年。フォトクロは可能性豊かな色素ですから、今後さらに幅広く活用いただけるように開発を進めていきます!
(Tさん/2003年入社)

■スケールアップで問題発生!学生時代に得られた知識を生かして解決へ
学生時代は、広島大学工学部を卒業後、奈良先端科学技術大学院大学の物質創生科学領域に進んで色素系の研究を続けていました。「これからも合成を続けたい」というのが就職活動時の第一希望でしたし、色素に特化した山田化学工業なら学んだ知識を生かして仕事ができると考えて入社を決めました。
入社して驚いたのはスケールの違いです。大学なら1gや数10mgで扱っていたものが、ラボなら10kgクラスに。このスケールアップで壁にぶつかったこともありました。フタロシアニン系の色素を扱った時、1g単位なら溶けていたものが、スケールアップによって溶けなくなってしまったのです。
粉に溶媒を入れるか、溶媒に粉を入れるかなど、先輩にアドバイスをいただきながら試行錯誤を重ねました。ようやく課題を解決でき、取引先企業に買っていただけた時は本当にうれしかったですね。私はまだ既存の色素を合成する毎日ですが、将来的には先輩のように企業が求める新たな色素を開発したいです。
(Tさん/2018年入社)

会社データ

事業内容
機能性色素・染料・有機合成中間体の開発、製造、販売

【機能性色素】
 ・特定波長吸収色素
  可視光領域から近赤外領域において、特定波長領域の光を吸収する色素
 ・フォトクロミック色素
  光の外部刺激を受け発色、消色を繰り返す色素
 ・発光材料
  外部エネルギーによって励起したのち、励起状態から基底状態に戻る
  過程で光を放出する材料
 ・ロイコ色素
  pH変化によって発色、消色する色素
  サーモクロミック材料用など
【テキスタイル用染料】
 ・酸性染料
 ・媒染染料
 ・その他(クーラント用、透撮防止用、吸熱用)染料
【有機合成中間体】
 ・ジヒドロキシナフタレン他
【受託製造】
 ・各種有機材料の受託製造

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光学フィルタは、機能性色素の用途例のひとつです。

本社郵便番号 601-8105
本社所在地 京都市南区上鳥羽上調子町1-1
本社電話番号 075-691-4111
創業 1944年8月1日
設立 1949年4月1日
資本金 4億8,000万円
従業員 109名(2024年4月時点)
売上高 22億3800万円(2024年3月期)
平均年齢 44歳
沿革
  • 1944年8月
    • 京都市左京区聖護院において海軍監督工場・山田化学研究所としてイオン交換樹脂を製造する。
  • 1945年8月
    • 終戦により医薬品、工業薬品の製造に転換する。
  • 1947年9月
    • 合成染料の製造を開始する。
  • 1949年4月
    • 法人に改組し社名を(株)山田化学研究所とする。
      東京営業所を開所する。
  • 1950年8月
    • 現在地に移転する。
  • 1951年5月
    • 染料クロームブラックP2Bを上市。ユニフォーム、フォーマルウェア用途として国内繊維業界に定着する。
  • 1969年12月
    • 感圧色素を上市する。
  • 1972年12月
    • 資本金9,000万円に増資する。
  • 1974年11月
    • 現社名 山田化学工業(株)に変更する。
  • 1985年7月
    • 福井山田化学工業(株)を設立する。
  • 1986年8月
    • 資本金2億円に増資する。
  • 1988年12月
    • 資本金4億8,000万円に増資する。
  • 1990年3月
    • 感圧・感熱色素海外生産拠点として、米国にSofix Corporationを設立する。
  • 1995年12月
    • 光記録用途特定波長吸収色素を上市する。
  • 2001年12月
    • 電子デバイス関連用途近赤外光吸収色素を上市する。
  • 2003年7月
    • 電子デバイス関連用途特定波長吸収色素を上市する。
      PDP調色用色素として業界標準となる。
  • 2009年5月
    • 「2009年元気なモノ作り中小企業300社」に選出。
      (経済産業省主催)
      「第61回化学技術賞」を受賞する。
      (近畿化学協会主催)
  • 2011年3月
    • 感圧・感熱色素事業を福井山田化学工業(株)へ譲渡。
      Sofix Corporationを長瀬産業(株)へ譲渡する。
  • 2012年12月
    • 遮熱用途近赤外光吸収色素を上市する。
  • 2015年9月
    • 「イオン交換樹脂の工業生産にかかわる諸資料」が重要化学技術資料(未来技術遺産)に登録される。
      (独立行政法人国立科学博物館主催)
  • 2016年6月
    • KES・環境マネジメントシステム・スタンダード ステップ1を認証登録する。
  • 2021年6月
    • 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が実施する「SECURITY ACTION」 の一つ星を宣言する。

働き方データ

  • 平均勤続勤務年数
    平均勤続勤務年数
    • 24.0
    2023年度
  • 月平均所定外労働時間(前年度実績)
    月平均所定外労働時間(前年度実績)
    • 10.0時間
    2023年度
  • 平均有給休暇取得日数(前年度実績)
    平均有給休暇取得日数(前年度実績)
    • 11.0
    2022年度
  • 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)
    2022年度 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(男性) 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(女性) 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(合計)
    対象者 6 0 6
    取得者 2 0 2
  • 前年度の育児休業取得率(男女別)
    2022年度

    男性

    33.3%

    女性

    0%
  • 役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合
    役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合
    • 11.1%
      (27名中3名)
    • 2023年度

社内制度

研修制度 制度あり
階層別研修
新入社員・フォローアップ・リーダー・新任管理職・マネジメント など
自己啓発支援制度 制度あり
資格取得支援
メンター制度 制度なし
なし。先輩課員によるOJT。
キャリアコンサルティング制度
社内検定制度

採用実績

採用実績(学校)

<大学院>
愛知工業大学、愛媛大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪電気通信大学、岡山大学、岡山理科大学、鹿児島大学、関西大学、熊本大学、甲南大学、滋賀県立大学、島根大学、中部大学、東京農業大学、同志社大学、鳥取大学、名古屋大学、奈良先端科学技術大学院大学、兵庫県立大学、立教大学、龍谷大学
<大学>
大阪工業大学、岡山大学、岡山理科大学、神奈川大学、関西大学、九州工業大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都先端科学大学、近畿大学、甲南大学、摂南大学、同志社大学、鳥取大学、日本大学、福井工業大学、明星大学、龍谷大学
<短大・高専・専門学校>
宇部工業高等専門学校、大阪バイオメディカル専門学校、京都文教短期大学、久留米工業高等専門学校、佐世保工業高等専門学校、新居浜工業高等専門学校、和歌山工業高等専門学校

採用実績(人数)      2020年  2021年  2022年  2023年  2024年
----------------------------------------------------------------------
新卒    4名    5名     3名    2名    5名
中途    2名    1名     5名    0名   若干名
採用実績(学部・学科) 2024年
愛知工業大学大学院 工学研究科 材料化学専攻
東京農業大学大学院 生命科学研究科 応用化学専攻
兵庫県立大学大学院 工学研究科 応用化学専攻
京都先端科学大学 バイオ環境学部 バイオサイエンス学科
大阪バイオメディカル専門学校 バイオ学科

2023年
滋賀県立大学大学院 環境科学研究科 環境動態学専攻
大阪工業大学 工学部 応用化学科

2022年
近畿大学大学院 生物理工学研究科 生物工学専攻
京都産業大学 総合生命科学部 生命資源環境学科
甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命科学科

2021年
愛媛大学大学院 理工学研究科 環境機能科学専攻
熊本大学大学院 自然科学教育部 材料・応用化学専攻
島根大学大学院 自然科学研究科 環境システム科学専攻
ほか2名

2020年
名古屋大学大学院 創薬科学研究科 基本創薬学専攻
名古屋大学大学院 生命農学研究科 応用生命科学専攻
甲南大学大学院 自然科学研究科 化学専攻
鳥取大学 農学部 生物資源環境学科
  • 過去3年間の新卒採用者数(男女別)
    過去3年間の新卒採用者数(男性) 過去3年間の新卒採用者数(女性) 過去3年間の新卒採用者数(合計)
    2024年 5 0 5
    2023年 2 0 2
    2022年 3 0 3
  • 過去3年間の新卒採用者数・
    離職者数・定着率
    採用者 離職者 定着率
    2024年 5 0 100%
    2023年 2 0 100%
    2022年 3 0 100%

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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