最終更新日:2025/5/12

(株)アイ・テック

  • 正社員

業種

  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(建材)
  • 建設
  • 金属製品
  • 建材・エクステリア

基本情報

本社
静岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

変革を恐れず、挑戦と進化を続けるのがアイ・テックらしさ!

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社員一人ひとりを認め、伸ばす社風がここにはある

建築用の鋼材で強さを発揮しているアイ・テック。創業100年を経て、より勢いづく同社の魅力や強みについて、それぞれの視点から話を伺った。

(写真中央)
★志村 太一さん/専務取締役 事業本部本部長

(写真右)
★A.T.さん/営業統括部 仕入課/2018年入社

(写真左)
★R.A.さん/清水支店 営業課/2023年入社

アイ・テックらしさとは、どんなところ?

「重くて固い鋼材を扱いながら、会社としての考え方は柔軟です!社員にも地域にも、社会からも必要とされる企業として、発展を続けます」と語る志村専務。
「社員一人ひとりの考えを尊重する社風があり、良い意見は採用されるところが当社の良さだと感じています!」とA.T.さん。
「『こういう人になりたい』と思える先輩・上司が身近にいるのは、とてもありがたいこと。しかも、すぐ質問や相談ができるので、成長につながります!」とR.A.さん。

国内35拠点、100名以上の先輩社員が新人を支えます!

「社会・地域・お客様から求められる企業へ」を理念とするアイ・テック。鋼材の専門商社として国内外の製鉄メーカーから鉄を直接買い入れ、顧客のニーズに寄り添って納めています。国内に多くの拠点を持つため、大量に安く仕入れて、各種鋼材を必要とするお客様にスピーディにお届けできることが強みとなっています。

アイ・テックでは、鋼材を船で運ぶための自社岸壁を3か所、専有岸壁を1か所持っています。太平洋側と日本海側に合わせて4か所、自由に使える大型の停泊所を有するのは大きな強みです。また重くて大きい鉄などの鋼材を大量に運べる大型船舶の利用は、輸送コストの削減やスムーズな商品供給の面でメリットがあります。このように国内外の販路拡大を支えるのも、当社が選ばれる理由のひとつでしょう。さらに2024年10月には、岩手県北上市に新しい加工設備を導入した北上D・M・Cを開設し、東北・関東エリアの体制強化も図っています。

当社には100人を超える営業職がいます。その社員たちが60年以上の年月をかけて、大阪から北海道まで地域に根づいた営業網を築き上げてきました。いわば、頼れる先輩が100人超!この築き上げた土台に立って営業職としてのスタートを切れる点が、当社で働く上での大きな魅力ですし、先輩たちがこれから営業で活躍する若手社員を強力に後押ししてくれます。

さらに近年では、スポーツを通じて地域社会に貢献したいという思いからサッカーやラグビー、バスケットボールなど地元のプロスポーツチームの支援にも力を入れています。地域活性化はもちろん、スポーツ観戦を通じて社員同士の交流を深めることにもつながっています。

当社では若い社長が変革の先頭に立ち、300年、400年続く企業を目指していることに加え、若手社員とベテラン社員たちが協力して日々新しい歴史をつくっています。創業100年の歴史を持ちつつ、変化を恐れないのが当社のいちばんの魅力だと私は思います。
(志村さん)

ゼロスタートでも、大きなやりがいのある仕事を任される!

私は教育学部の出身で、教員という道も考えましたが「営利を目的とする民間企業で、学生時代までに有していないスキルを身につける挑戦をしよう!」と就職活動に臨みました。当社を選んだのは、地元企業であることに加えて、給与面で安定していること、さらに面接が印象に残ったためです。知らないから挑戦したいという私の思いを受け入れ、伸ばそうとしてくれる姿勢に好感を持ちました。入社時は管理本部・経理部への配属でしたが、3年目に事業本部へ事務職として異動。業務を行う中で思った以上に自分に合っていると感じたため、今年3月には自ら希望して事業本部・営業統括部の営業職に職域変更しました。

現在私が担当しているのは、集中購買という営業です。当社は各岸壁や内陸に大きな倉庫を有していますので、一次商社として大量の鋼材をメーカーから直接、安く安定的に購入して、それを支店の営業スタッフが販売するという形を取っています。その集中購買における仕入れ業務であるため、基本的には会社が収益を確保できるように各鉄鋼メーカーから鋼材をいかに安く買い取るかという観点が求められます。

これと並行して、社内の販売価格の統制や、マーケティング的な部分も担っています。業務を行う上で大切にしていることは、「知ること」。各メーカーの営業担当や同じ事業者と話すことによって自社内だけではなく、鋼材市況全体を見て情報収集をする必要があるのです。会社を代表する存在として市況形成を担う必要がありますし、結果は社内にもフィードバックする形となります。特に当社の主要な品種であるH形鋼については、在庫保有量は全国でも多いため、当社が大幅な安売りをしてしまえば市況は大きく崩れます。この辺りのバランスを上手く取って、リードしていくことが大事です。

今年10月、北上D・M・Cの開設にあたっては、どのような鋼材をどのくらいの量揃えるかなど、東北のマーケット・リサーチや物流体制を加味しながら計画を立てました。自分の見立てを話した上で先輩・上司に意見を求めて決定していくのは大変でしたが、面白みのある仕事でしたね。こうした仕事も任せてもらえるのが、当社の良さです。100年で築いてきた自社のノウハウや他者との関係性を、より良くして次にわたすことが私の役割のひとつだと思っています。
(A.T.さん)

学び、成長できる環境のもとで積極的に営業活動に取り組む

私は現代社会学部の出身です。賃金格差などの問題に取り組んだことを通して日本の経済に興味を持ち、就職活動の際はB to Bビジネスに携わりたいと考えて専門商社に絞り込んでいきました。営業志望で、金額の高い商材を扱って企業にアプローチする仕事をしたいと考えていたことから、当社に注目。鉄鋼に関する知識はゼロでしたが、社風に惹かれてこの会社を選びました。

当社は入社後の研修が充実しています。約1か月にわたる座学を中心とした学びでは、それまで見たことのなかった商材に接し、知らなかったことについて一から勉強できるのが新鮮でした。それに加えて、商社でありメーカーでもある当社では、工場でモノづくりの現場を体験しながら学ぶ貴重な機会があります。約半年間の工場研修では、何十種もの鋼材を直に見て、製造・加工や切削から出荷までの一連の流れを体感しました。工場での経験は後に、営業としてお客様との商談の際に大いに活かされることになります。例えば「こんな加工をお願いできる?」と相談されたり「このぐらいの納期でお願いしたい」とご依頼を受けた時、もちろん現場への最終確認はしますが、自分自身で「できそうかどうか」の判断をして対応することができるからです。

営業配属後は、まずは先輩の営業活動に同行して商談の進め方を学ぶことからスタートしました。他にも先輩の指示のもと、資料作成を行ったり自社の販売システムの使い方を学んだりして、入社2年目を迎える前には担当するお客様を持つように。現在は建築用の鉄骨を扱う鉄工所や製缶会社など60社以上を担当しています。商談の状況によって異なりますが、月に大体2千万円台の金額のやりとりをしていることになり、学生時代には想像していなかった手応えを感じています。

金額や取扱量以上に私が大切にしているのは、相手の視点に立ってスピーディに対応することです。これは「質問されて即答できない時には、すぐ調べて回答を」という上長の教えでもあります。わからないことは先輩たちにすぐ教われる環境なので、仕事に不安はありません。他にも、お客様のタイプに応じて、ハキハキとした挨拶を心がけたりムダのないやりとりを意識したりしながら、営業としてお客様と向き合っています。「アイ・テックさんだから」「あなただから」とお客様に選んでいただける存在となることが今の目標です!
(R.A.さん)

学生の方へメッセージ

1923年に創業したアイ・テックは、100年の時を重ね、現在では全国に展開する鋼材の専門商社に成長しました。このように、自らの殻を破って外へ出ていく革新の社風が当社にはあります。すでにこの先の200年を見据えて、私たちは動きはじめています。

当社には「ナチュラルに明るい人がそろっている」と言われ、社内にはポジティブな雰囲気が漂っています。そのため、新しく入って何もわからない社員でも会社になじみやすく、目標を持って頑張っている人が多いです。これから入社する方には、10年、20年後の当社の中核となる社員に成長してもらいたいと考えています。自発的に考え、行動できる人材に大いに期待しています!

働く一人ひとりが「自分の会社」と誇りを持って仕事に取り組めるよう、働く環境づくりの面でも変革に積極的な社内です。これまで社員教育の充実に努めてきましたが、今後もさらに充実させていく予定です。その上で、人事制度改革によって、頑張った人がより報われる制度設計を進めているところです。

今後も地道に売り上げを伸ばすことによって業界での存在感を高め、やがては、業界No.1の知名度となること、業界トップの給与水準へと高めていくこと、さらに地域の役に立つことが、200年に向かってスタートを切った当社の目指すところです。ぜひ一緒に挑戦していきませんか?
(専務取締役/志村 太一さん)

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フリーアドレスとなっている本社事務所。アイ・テックの風通しの良さは、このようなところにも表れている。

マイナビ編集部から

建築用の鋼材で全国的に知られる実績を持つアイ・テック。1世紀におよぶ歴史と信頼感、揺るぎない存在感を見せる同社だが、まるでベンチャー企業のようなみずみずしさも感じられた。就任8年目の若いトップが「最強の鋼材の商社を目指す」と意気込み、専務も若手社員も目を輝かせて自社を語る姿が印象的だった。

経営陣と一般社員の距離感が近く、例えば、社長は定期的に全支店を訪れ、社員の顔を見てコミュニケーションを取っているという。その一方でエリアの権限はできる限りエリア長に持たせ、スピーディな判断・実行を心がけているそうだ。また、若手社員の意見にも進んで耳を傾けるという経営陣に対して、若手社員からは、経験豊富な上司や先輩社員に気軽に話しかけたり、直接アドバイスを受けられるのはありがたいという声があり、そのバランス感は絶妙だ。

世の中が大きく変化し、鉄鋼業界も動きを見せている今。同社も今後はM&Aを活用しながら、さらなる挑戦と成長を見据えているという。その中にあっても、社員の成長を見守り、働きやすい環境づくりを大切にする姿勢に変更はない。素直に、「ここで働く社員たちは幸せだ」と思える取材だった。

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「若い社員にも挑戦のチャンスがある」「この先も海外展開など、発展と挑戦の可能性がある」と、明るい話題が尽きない。
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