最終更新日:2025/3/1

(株)やさしい手甲府

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

住み慣れた地域で当たり前の暮らしを。在宅支援特化で確かな安心を届けます。

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1年半の研修と継続的な成長支援で、技術と自信を育てます。

訪問介護や通所介護など在宅での支援を中心に、高齢者の方の「地域での暮らし」を支える同社。今回は各現場で活躍中の先輩3名に、介護の仕事を目指したきっかけや同社で働く魅力について話を聞きました。

【右から】
◆通所介護部生活相談員/標勇太さん/2020年入社
◆訪問介護部サービス提供責任者/石渡彩也花さん/2020年入社
◆訪問介護部サービス提供責任者/三井華佳さん/2020年入社

先輩の働き方をご紹介

食事介助や入浴の見守り等、計画に沿った訪問支援を実施。「あなたがいるから大好きなお風呂に入れる」「ありがとう」等の利用者様の笑顔がやりがいです。(石渡さん)
約20名のヘルパーさんが在籍する事業所で訪問計画を作成。サービス内容や利用者様の様子を情報共有して、誰もが安心して働ける環境づくりを目指します。(三井さん)
午後のレクリエーションの時間は、利用者様同士や職員との交流が深まるひと時。無理なく楽しい時間を過ごしてもらえるよう、様々な企画を用意します。(標さん)

「いつもの暮らし」に関わる訪問介護だからこそ、利用者様の尊厳を守る心配りを大事にしたい。

志望のきっかけは大学3年次、介護福祉士の資格を取得するために、当社で訪問介護の実習をさせてもらったこと。介護といえば入所支援のイメージしかなかった時に、初めて具体的な訪問介護の現場を知り、利用者様の日常に触れられる訪問での支援業務にとても魅力を感じました。

現在は介護度の軽い方に向けた日常生活の援助のほか、寝たきりの方や医療依存度の高い方の身体ケアや生活支援も行っています。最期を自宅で迎えたいという希望から訪問介護を選ばれている方も多いため、心がけているのは、大切な時間を私たちに委ねていただいている意味を常に考え、ご本人の尊厳やプライベートにできる限り配慮すること。訪問を始めた頃はうまくコミュニケーションが取れずに戸惑うこともありましたが、回数を重ねるうちに信頼関係ができて、「ありがとう」と笑顔を見せていただけた時はとても嬉しいです。
時には高齢の方だけでなく、若年で障がいをお持ちの方のご自宅にも伺います。言葉でのコミュニケーションが難しい方もいらっしゃいますが、そんな時もできるだけ利用者様主体で、どんな支援をしたらいいかを見極めることが大切。支援者目線で「こうしなければ」と決めつけるのではなく、その方がどうすれば心地よく日々を過ごせるかを考えるようにしています。

相手の視点に立つことは、サービス提供責任者として訪問計画を立てる際にも気に留めていることです。利用者様が何を望んでいるのか、どんな生活を目指されているのか、直接お会いして希望を汲み取ることは私たちの重要な役割。その上で状態変化があれば変化に添った計画をケアマネジャーさんに提案するなど、臨機応変な関わり方を目指しています。申込みの手続き対応や訪問計画の作成に加えて対人支援にも入るので、忙しく感じることもありますが、実際にご自宅に伺っているからこそ、より利用者様1人ひとりに寄り添った計画を立てられる強みもあります。
今後の目標は、新しく入社した方に訪問介護のやりがいを伝えていくこと。私自身、先輩から「こういう風な考え方をするといいよ」「こんな関わり方を目指すといいよ」と教わってから、この仕事の魅力に気付けたことも多いので、今度は自分が教える立場として、後輩の悩みにもしっかり寄り添っていきたいです。(石渡さん)

福祉専攻外から責任者の立場へ。継続して学べる手厚い研修が、基礎からの学びを助けてくれます。

大学では福祉を学んでいたわけではなく、図書館司書や中学教諭の免許取得を目指す学科に在籍していました。就活時に考えたのは、将来は自分の人生や暮らし方に影響を与えるような仕事に就きたいということ。教員だけでなく一般企業の説明会にも多く参加する中で、人と人との関わりが深い介護の仕事に、その点から少しずつ興味を惹かれるようになりました。
当社は福祉系企業の中でも、訪問介護やデイサービス、グループホームなど「地域での介護」に力を入れている会社。介護業務の知識がまだ乏しい中で、当社なら多彩な働き方の中から自分に合う仕事を選べそうだと思ったことが入社のきっかけです。

入社後は新任者研修で社会人としてのマナーや介護の基礎を学んだ後、訪問介護と通所介護の現場を半年ずつ経験。特に利用者様宅で支援を行う訪問介護では、プライベートな生活の場に入って相手と深く関われる点にやりがいを感じました。
1対1でご自宅に伺うことに最初は不安もありましたが、今では利用者様から「こんなことに困っているんだよ」「誰にも話せなかったけれど三井さんになら言える」と相談をいただくことも。すぐにサポートにつながるわけではなくても、話せる信頼関係を築けたと思うと嬉しいです。
ベテランのヘルパーさんと比べて、私は料理もその他の家事支援スキルもまだまだ勉強中。ですが、「煮物はこうやるとおいしくできるよ」など、利用者様から教わるのも大切な時間です。孫のような感覚で接していただけ、お互いに頼ったり頼られたりする関係を、これからも大事にしていきたいですね。

2年目からはサービス提供責任者として、訪問計画やヘルパーさんのシフトの作成も担当しています。支援目標を立て、実際の訪問を通して、利用者様の様子がどう変わったかを評価するのも大切な業務。ヘルパーさん1人ひとりが不安なく訪問できるよう、スマホで情報を共有したりケアマネジャーさんと連携したり、地域でのチームワーク強化も目指しています。
支援内容を組み立てるには、福祉行政制度に関わる知識を深めることも必要です。自分自身も対人業務のスキルを高めながら、今は改めて制度の勉強を続けているところ。来年には介護福祉士の資格を取得予定なので、いっそうのスキルアップを図りつつ、これからも訪問介護の仕事に力を入れていきたいと思います。(三井さん)

貴重な一日を笑って過ごしてもらうため、生活支援もレク企画も全力で取り組みます。

大学時代は公務員を志望して法学部へ進学しました。けれども就活が始まって一般企業のセミナーや説明会にも参加するうち、もっと直接人と関わる仕事が自分に合うのではないかと考えるように。当時、介護や福祉の仕事のことは全く知らず、当社の説明会が福祉業界に触れた初めての経験です。それまで漠然と大変そうなイメージを抱いていた介護職ですが、職員の方の明るい雰囲気に一気に印象が変わりました。
公務員を目指していたのも、もともと人の役に立つ仕事がしたいという理由から。説明会の後にデイサービスの事業所を見学させていただき、レクリエーションを楽しむ利用者様のキラキラとした表情を見て、こんな場所で自分も働きたいと思うようになりました。

現在は通所介護部で、デイサービスに来られる利用者様の食事や入浴等の生活支援、レクリエーションの企画等を行っています。ご高齢の方にとって、きっとこの一日・一瞬の生き方や時間の使い方はとても貴重で大切なもの。その中で私たちの施設に来ることを選んでくださった皆さんが、少しでも楽しく過ごせるよう、その人にとって良い時間を作ることを第一に考えて取り組んでいます。
敬老会やクリスマスなど月ごとの行事もさかんで、イベント内容を考えるのも楽しいですよ。時には着ぐるみで壇上に登場するなど、参加された方に笑っていただける工夫を凝らしてきました。
まだまだ未熟な点は多いですが、利用者様からの感謝の言葉は何よりやりがいです。お迎えの時に「今日は標さんがいてくれるんだね」と喜んでいただけたり、ご自宅に送った時に「楽しかったよ」と笑っていただけたりすると、頑張って良かったと嬉しくなります。

当社は教育体制が手厚く整っていて、専攻外から入社した自分にはとても助かりました。最初の1年半は研修期間として訪問介護・通所介護の両方の現場を見られるほか、入社年には週1回3ヶ月間の介護職員初任者研修に参加して、介護の基礎知識や実技を習得。体系的に学んだことを現場で活かせると、それが徐々に自信にもつながります。
今後の目標は配属先の事業所で、サブリーダーのようにリーダーの先輩をサポートできる立場になること。中学・高校の時に剣道部で部長を務めた経験も生かしながら、職員さんをまとめる役割を担って、利用者様により良いサービスを届けたいと考えています。(標さん)

学生の方へメッセージ

厳しいイメージをもたれがちな介護業界ですが、興味があるならぜひ、実習や施設見学など現場を知る機会を活用してください。デイサービスならその場に来てくださる方の楽しみをサポートできますし、訪問介護は利用者様のご自宅での暮らしを直接支えることが可能。業界でひとくくりにするのではなく、それぞれの具体的な支援方法を知ることで、自分に合ったやりがいを見つけられると思います。(石渡さん)

入社後に拠り所になるのは、自分がやりたいと決めた仕事だということ。私自身は入社時、親から「大変じゃない?」とかなり心配をされましたが、介護職に就きたいという気持ちを曲げることなく来たからこそ、長く頑張れている気がします。どの仕事でも大変な面はあるかと思いますが、自分が決定権を持って進んだ道なら、例え困難に当たっても乗り越えて、その中でモチベーションを高めていけるのではないでしょうか。(三井さん)

就活中は、自分にどんな仕事が合っているのか分からないと悩むこともあると思います。そんな時は改めて自分の原点を確認してみましょう。「これがやりたい」という譲れないことがあるなら、ぜひその芯の部分を大事にしてください。大変そうと敬遠されがちな職種でも、興味があるなら一度現場を見学するのもオススメ。実際に働く先輩たちの雰囲気を知ることで、業界イメージがガラッと変わることもあるかもしれません。(標さん)

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活躍中の先輩の大半は福祉専攻外からの入社。多彩な教育・研修制度に加え、困ったことをすぐに相談しやすい環境も、未経験からのキャリアアップを支えています。

マイナビ編集部から

1999年に設立以来、山梨県を中心に22施設を展開する同社。在宅介護支援分野では県内トップクラス、全国有数の事業規模を誇る。安定した成長を続けながら、訪問介護や通所介護(デイサービス)など在宅での支援に特化しているのは、創設時から「できるだけ自宅で生活したい」「家族や地域と関わりながら過ごしたい」という思いを汲み取ってきたから。今後も業態を変えたりいたずらに拠点を増やしたりするのではなく、現在のサービスの質を高めて、地域に根ざした介護支援を続けていくという。
今回お話を伺う中でも、在宅での暮らしを支える同社の事業に惹かれて入社を決めたという先輩が多かった。聞けば入社時は、福祉を学んでいない人が大半を占めるとのこと。そこを支えているのが、同社の体系立った研修制度だ。入社後は社内外の様々な研修で介護の基礎知識や実務に必要な技術を学べるほか、訪問介護と通所介護の現場を半年ずつ経験できる仮配属研修の期間も設定。本配属まで実質1年半の長い研修期間で、ゆくゆくは事業所の責任者として支援計画の作成等にも関われるようになるという。
「大事なのは相手に敬意をもって接することができるかどうか」と人事担当の吉良さん。「目配り・気配りの有無は素質と思われがちですが、実は経験から身につけられます」という言葉に、確かな教育で、心遣いの面からも人材を育んできた同社の強みを感じられた。

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対人支援業務を1~2年経験した後、サ責や生活相談員として事業所運営に関われるポジション。現場で学んだことを、介護計画の作成やヘルパーさんの相談対応に生かせます。

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