(株)コーユービジネス

メインは印刷機械を稼働する仕事です。
用意していただいた原稿、版を用いて、前回サンプルやカラーサンプルに合った製品を作成します。版の入れ方やインクの出し量などで製品の出来が変化します。
また、製品の多くはミシンや綴じ穴など、加工があるものが多く、印刷機で可能な分については、それらの加工も同時に行います。

私が担当しているのは大型の印刷機です。
機械が二つのフェーズに分かれており、前半で色を刷り、後半で刃物による加工を行います。
紙の長さでいうと、最初から最後までで0～30m程です。
機械が行う印刷の手順は、インクを複数のローラーを経由して版まで運び、ゴム製のものに転写して、さらに紙に写す形になります。

私が、一番難しいと感じるのは色を合わせることです。
インクの量は一瞬で変わるわけではないので、色を合わせるまでに紙と時間を消費します。そういったロスを無くしていくことが今現在の私の課題でもあります。

その印刷物の色濃度がかっちりはまった時や、自分なりに工夫してよい製品ができたときは嬉しいですし、達成感を感じます。
今も完全ではないですが、仕事を始めて一人の力でやりきった時には成長を感じました。
また、機械稼働においてスピードなどを求められることがあるのですが、それが思ったようにできた時には印刷のスキルの上達を感じました。
また、自分の生活の中で会社で手掛けた商品に出会った時、社会に製品が確実に貢献していることを実感できるのは、製造職の醍醐味だと思います。

複合的な理由があるのですが、絵を描くという趣味に業務内容が近かったことと、風通しのよさそうな職場だったことが大きいです。実際、上司との距離も近く、話もしやすい職場です。

人との関わりという点で、外部との関係という意味では若干少ないかと思います。
一方で、工場内でという意味においては多いと思います。
製品の精度や後工程における相談などで、上司や別チームの人とも関わりますし、二交代制の勤務の際は、相方の方と引き継ぎも行います。
新人に対しては、気にかけて声をかけてくれる人も多く、今日は誰とも話さなかったというような日はないです。

当社は面倒見のいい人が多いです。
一度、自分が急いでいたこともあって上司が複雑な作業をしていることに気づかず、話しかけてしまったことがありましたが、その時、上司の方はその作業をぱっとやめていやな顔一つせず、話を聞いてくれました。
質問などもとてもしやすいです。
私が所属している機械チームの他にも、機械を経験している方は多くいらっしゃるので、質問できる人も多いです。
私はミス、疲れたなどの負の感情、業務への意見など、自分の中にあるものを出せる人と仕事がしたいです。
コーユービジネスは、それを受け付けるだけの度量はある職場だと思います。

今は、まだ基礎的な部分を速く、正確に行えるようになることが目標です。
それができるようになれば、機械の内部のメンテナンスや機械のより精密な構造も学びたいと思っています。機械稼働以外の業務も多少あり、そちらの効率化など行えたらと思っています。