最終更新日:2025/5/2

クオール(株)【クオール薬局】 医療事務職(メディカルコンシェルジュ)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 医療機関
  • 福祉サービス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

薬局運営に欠かせないMCの存在。知識や販売力を活かし、医療人として活躍できる!

PHOTO

自らの学びを地域の人々に役立てていけるやりがい

医療事務職を「メディカル・コンシェルジュ(MC)」と位置付け、末永く医療人として活躍できるような人財育成を行っているクオール。MCとしてイキイキと成長を続ける先輩社員のキャリアストーリーを紹介します。

◆Y.Sさん
薬局事業第五本部 第一事業部(関東) ※2025年1月時点
2021年入社/日本文化学部卒

MC(メディカル・コンシェルジュ)の仕事風景

登録販売者として自分が学んだ知識を患者さまにきちんと説明でき、「ありがとう」「とてもわかりやすかった」といった感謝の言葉をいただけるときにやりがいを実感します。
薬剤師と連携しながら、薬局を円滑に運営することもMCの重要な役割。豊富な知識と視野の広さの両方を持ったメディカル・コンシェルジュを目指しています。
さまざまな患者さまが気兼ねなく立ち寄れる薬局を目指し、店内の整理整頓にも気を配っています。これからも地域の皆さまにクオールならではの安心を届けていきたいです。

地域医療への貢献を目指して入社。登録販売者資格も最短で取得できました!

クオール薬局は、一緒に暮らす祖母の”かかりつけ薬局”だったこともあり、学生時代から身近な存在でした。祖母が在宅介護になった際には薬を届けてくださったり、 介護を担う私たち家族のことまでサポートをしてくれたりと、不安の多い介護生活においても安心を与えていただいたことが心に残っています。

この経験をきっかけに、薬と安心を届けられるクオールMC職に注目。「地域の医療に貢献したい」と思う一方で、文系出身で、薬や医療に関する知識をまったく学んできていないことには一抹の不安もありました。ただ調べてみると、クオールは教育研修プログラムが非常に充実していることがわかり、面接の際に社員の皆さんの温かい人柄に触れて「こういった環境でなら頑張っていけそうだ」と思えたことから入社を決意。研修を通じて基本的な知識を養うに伴い、当初の不安は解消されていきました。

1年目の成長においては、フレッシュマンリーダー(FL)の存在も大きかったです。歳の近い先輩がマンツーマンで付いてくださり、些細なことでも気軽に質問ができる環境が心強かったです。わからないことはその都度解消することができ、お店が混み合って焦っているときには「落ち着いて」と優しく声をかけてくださりました。ときには、薬剤師さんも交えながら資格試験の仮問題を出してくださったりと、業務以外でもさまざまなサポートをいただきました。

2年目にはクオール独自のe-ラーニングシステム「Q.O.L.S.」をフル活用し、薬の成分や健康保険制度についての学びを深めました。内容がわかりやすくまとまっている動画の講座が特に活用しやすく、自分のペースで効率的に学習を進められたように思います。その甲斐あって、秋には登録販売者資格の試験にチャレンジし、一発合格できました。

3ヶ月ほど集中的に試験勉強をしたことで知識をグッと深めることができ、資格を取れたことで、医療人としてキャリアを歩んでいくことにも自信を持てたように思います。入社4年目になる現在では、薬剤師さんに確認しなくても、自力で薬の成分を考えながらOTC医薬品※やサプリメントの紹介ができるようになるなど、日々の業務に直接的に活かせています。仕事の幅が大きく広がるので、登録販売者資格はこれから入社する人にも、早めに取得することをおすすめしたいです。

※OTC医薬品…処方箋なしで購入できる一般用医薬品と要指導医薬品のこと

MCは薬局の顔。どんなときも焦らず笑顔で対応することを心がけています

クオールでは、自宅から1時間前後で通える店舗への配属が基本です。私も入社以来30分前後で通える店舗に勤務しています。小児科の門前薬局のため、親子連れの患者さまが多くいらっしゃいます。小さなお子さまは具合が悪いと嘔吐したり、泣き出したりしてしまうことも少なくありません。新人時代はどう対応すべきか迷うこともありましたが、先輩のやり方を見ながら覚えていき、お子さまをあやすこともできるようになりました。

また、店舗周辺には外国籍の方が多く住んでおり、来局されることも多々あるため、簡単な会話ツールを自分たちで作り、コミュニケーションが難しいときには翻訳機も使っています。会話に苦戦することもありますが、片言で「ありがとう」と仰ってくださったり、深々とお辞儀をしてくださったりする患者さまの姿を見ると、お役に立てたことを嬉しく感じます。

日々の仕事の中で大切にしているのは、祖母から教わった「和顔愛語(わがんあいご)」の姿勢です。「和やかな顔で愛のある言葉で話しかける」という意味の言葉で、この姿勢を心がけていることで、患者さまはもちろん、店舗のスタッフや関係各所の方々とも気持ちよくコミュニケーションが取れています。また、患者さまの気持ちを第一に考えて、「自分ならどう感じるか」を想像しながら、対応することを日々心掛けています。

入社前は、処方箋の入力や薬剤師さんのサポートがMCの役割だと思っていましたが、実際には患者さまと薬剤師をつなぐ”キーパーソン”であり、店舗をコントロールする役割もあると感じます。所属している店舗は夕方から夜にかけての時間帯に混み合うことが多いのですが、そういったときに薬局の顔であるMCが焦ってしまうと、全体のミスにつながりかねません。患者さまのご様子を私たちが的確に把握することで、薬剤師さんにもスムーズに引き継ぐことができ、常に調剤室と待合室の状況を確認し、患者さまをお待たせしないよう努めています。学生時代、弓道部で他大学との交渉や調整を担う役職として、いろいろな人と連携する力を磨けたことも、薬局を円滑に運営する上で役立っているように思います。

意見を交わし合うなど、店舗のチームワークは抜群。愛される薬局づくりを目指して

入社3年目以降は、後輩のフレッシュマンリーダーも担当しています。これまで2人の教育を担当しましたが、わかりやすく噛み砕いて説明することや、一度で理解してもらおうと思わず、気にかけて丁寧に教えていく姿勢を心がけています。専門用語を調べ直してまとめる機会も多く、私自身の勉強にもなっています。また最近は、お店全体のことを俯瞰的に考える目線も身に付いてきました。「この導線を変えると、皆がもっと働きやすくなるのでは?」と感じて薬局長に提案し、新しい棚を設置していただいたこともあります。

店舗には6名の薬剤師と3名のMCが在籍していますが、役割分担はしっかりしつつ、その垣根を越えた意見交換も積極的に行っています。薬については全般的に薬剤師の判断を仰ぎますが、保険やシステムの入力方法についてはMCが薬剤師に教える場面もあり、お互いの知識をうまく共有し合えています。薬剤師との連携プレーで忙しい一日を乗り切れたときの達成感は大きく、清々しい気持ちになります。

かかりつけの患者さまが増えたときには「地域医療に貢献できている」という手応えも感じられており、これからも地域に愛される薬局を作っていくことが目標です。簡単な血圧測定や血液診断ができる「健康フェア」なども実施しており、処方箋がなくても気軽に立ち寄り、頼っていただける薬局を目指して励んでいきたいです。

MCとしての力を磨いていくためにも、今後は大規模病院や他の診療科の処方箋を応需する薬局なども経験してみたいです。応援や研修で他店舗で働く機会は定期的にあるのですが、どの店舗のスタッフも優しく、帰る頃にはいつも寂しい気持ちになるので、店舗異動については全く心配していません。

シフト制勤務ですが、早番・遅番の希望は気軽に伝えることができ、希望休も通りやすいため、休日はコンサートなどに出かけて楽しんでいます。長期の海外旅行に出かけるスタッフや、育児短時間勤務制度を利用している先輩も身近にいて、先々のことも安心して働けています。

MCに向いていると思うのは、人の役に立ちたいという気持ちがあり、感謝の言葉を励みにできる人です。患者さまからの「ありがとう」や「また来ました」といったお声をモチベーションに、一緒に楽しく働ける仲間に出会えることを楽しみにしています。

採用担当者より学生の方へメッセージ

クオール薬局では、薬剤師と医療事務職(MC)が協力し合って店舗を運営しています。MCは事務処理だけでなく、処方箋の受付や調剤補助、OTC医薬品やサプリメントの販売まで、患者さまの健康を幅広くサポートできることが特徴です。

MCの社員には、登録販売者資格の取得を推奨しています。登録販売者になると、風邪薬や鎮痛剤などのOTC医薬品の販売やアドバイスができるようになり、仕事の幅を大きく広げることができます。実際に入社2~4年目の早いうちに取得する社員が多くいます。合格者には試験費用を全額補助している他、取得後も毎年必要になる登録販売者継続研修の費用も会社で支給しており、キャリアを支える一生モノの資格として役立てていくことができます。

またMCは、販売や接客のスキルも活かせる仕事です。クオールでは定期的に販売強化月間を設けており、各店舗の裁量で販売を進めています。患者さまに合ったサプリメントや健康商品をご提案して喜んでいただいたり、店舗の売上に貢献したり、といったやりがいも持てる仕事です。健康フェアを通じて患者さまの健康状態の見守りを行い、場合によっては医療機関に促すなど、地域医療においても重要な役割を担っています。

このようにMCの活躍フィールドは非常に広く、いろいろなバックグラウンドを持った社員が活躍しています。幅広い学生の方に興味を持っていただければ嬉しく思います。
<採用担当>

PHOTO
新入社員を丁寧にサポートする文化が根付いているクオール。チームワークや風通しも非常に良く、積極的に意見交換を行いながら、より良い店舗づくりに励んでいます。

マイナビ編集部から

全国約1,000店舗の調剤薬局を展開するクオールグループ。「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の頭文字に由来する社名の通り、地域で暮らす人たちの”生活の質”を高めることを使命とし、調剤薬局を軸に、地域に根差す多角的なサービスの創出に取り組んでいる企業だ。「気軽に立ち寄れる薬局を増やしたい」という思いに基づき、コンビニエンスストアや家電量販店、私鉄各社など、異業種と連携した店舗を積極的に展開していることも同社ならではの特徴。こうした異業種店舗で働ける可能性を持てることも、働く上での魅力の一つだろう。

さらに在宅医療サービスの強化、製薬会社のグループ化などを通して、総合ヘルスケアカンパニーとしての役割を全うしようとしている。多角的に事業を営んでいることもあり、経営基盤も盤石で、社員の安心感にもつながっているようだ。

自分次第で仕事の幅をいかようにも広げられるMCの仕事は、医療事務職プラスαのスキルを身につけたい、と思っている人にも最適だ。取材でも薬剤師のサポート役ではなくパートナーとして、主体的に店舗運営に貢献している様子が印象に残った。一般学部から医療系の仕事に就きたい、自分の学びを地域の人々に役立てたいといった思いがある人には、非常にやりがいのある仕事という印象を受けた。どんな人でもチャレンジできるよう3年間の育成プログラムも確立されているため、安心して検討してみてほしい。

PHOTO
「医療事務+α=∞(無限大)」というコンセプトを掲げ、医療事務の枠を越えたキャリアを目指せるクオール。知識や経験値を身に付けながら、活躍の幅を広げていけます。

トップへ

  1. トップ
  2. クオール(株)【クオール薬局】 医療事務職(メディカルコンシェルジュ)の取材情報