最終更新日:2025/4/30

(有)湖南荘

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ホテル・旅館
  • 外食・レストラン

基本情報

本社
山梨県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

心のこもったおもてなしで、世界のお客様に寛ぎのひと時を提供

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若手社員たちが見た湖南荘の仕事最前線

インバウンド需要の高まりを受け、大勢の外国人観光客で賑わう河口湖。その畔にたたずむ和風旅館・湖南荘では新卒入社の若手社員たちが最前線で活躍している。ここでは3名の先輩たちの仕事に迫ってみた。

海地 奏太さん
フロント係
外国語学部スペイン語学科卒/2022年入社

山岸 礼奈さん
フロント係
文学部比較文化学科卒/2023年入社

高野 睦さん
客室係
経済学部経済学科卒/2023年入社

先輩から一言

フロント係として2年以上のキャリアを積み重ねてきた海地さんは今、自信をもって接客できるようになってきた。挑戦する気持ちを胸に、さらなる成長を目指している。
お客様の快適な1日を実現するために、フロント、仲居、板前らが部署の垣根を超えて連携している。山岸さんはチームワークのいい会社だと改めて感じているという。
首都圏にある地元を離れて一人暮らしをしている高野さん。休日には趣味の登山に出かけてリフレッシュするなど、山梨の生活を満喫している。

【海地さん】多彩な仕事に挑戦できるのが、私のモチベーション

大学時代、カフェでアルバイトをして接客の楽しさを知ったのをきっかけに、よりフォーマルな場所で接客サービスが提供したいと考えるようになり、ホテル業界を志望しました。河口湖畔が以前から好きだったので、この周辺エリアで探していくと巡り合ったのが湖南荘。フォーマルとカジュアルのバランスのいいサービスを提供していること、ホテル内の明るい雰囲気に魅かれたことが入社の決め手となりました。

以来、フロント係として接客サービスの最前線に立っています。チェックイン・チェックアウトの対応、電話応対、お客様のお出迎えが主たる仕事ですが、男性の場合、マイクロバスのハンドルを握って河口湖駅~湖南荘間の送迎も担当しています。1年目の秋以降はインバウンド需要が復活して海外からのお客様が増えました。

お客様の8割が海外の方ですから、接客には当然、英語力が求められます。私自身、本格的に英語を学んできたわけではないだけに緊張して話しかけるのも躊躇していた時期もあります。それでも経験豊富な先輩たちが細やかな言い回しを教えてくれるので、だんだんと対応力も高まり、今では積極的に英語での会話を楽しみながらお客様と接することができるようになっています。チェックアウト時、「とても良い宿泊でした」との温かな言葉をかけていただけた瞬間は非常に嬉しい思いに包まれます。

少数精鋭の組織だけにフロント係も多岐にわたる仕事にかかわっており、手伝いで布団を敷いたり、ロビーに設置されたワインサーバの交換を行ったりしながら、さまざまな角度からホテルの運営を支えています。求められている物事が一つに留まらない点に面白みを見出しており、仕事にもどんどんのめり込んでいる自分がいます。

最近は予約や仲居の部屋割りといったバックフロント業務にもチャレンジしています。しかし、想像以上に調整は複雑で、頭の中が混乱してしまいました。今後は主体的にバックフロント業務に携わっていけるように、湖南荘にかかわる物事はもちろん、ホテル業界全体の知識を深めていきたいと思っています。

【山岸さん】お客様の笑顔のために、真っすぐに走り続ける

東日本大震災直後、地元・岩手県の旅館の女将さんが地域のために頑張っている姿勢をテレビで見たのをきっかけに、旅館業に憧れを抱くようになった私は、企業研究では旅館・ホテル業界を重点的に見ていました。大学が山梨県にあったのでキャンパス周辺エリアで探したところ、大学の就職課の紹介で湖南荘の募集を知りました。女将さんをはじめ、働くすべての人たちがやさしい人ばかりで、温かみにあふれる雰囲気に魅かれたのが入社を決める一番の理由となりました。

入社後はお部屋への案内などを通して業務に慣れつつ、5月の大型連休に入ってからはフロントに立ってチェックインや各種ご案内などに携わっていきました。お客様の大多数が外国の方ですが、英語に関しては昔から慣れ親しんでいたので抵抗はありませんでした。苦戦したのはチェックイン手順などのホテル業務の習得です。1つのミスがお客様にご迷惑をおかけしかねないだけに、最初は「上手くできているのだろうか?」と不安でいっぱいだった私も、先輩がどんな質問にも答えてくれたおかげで知識も増え、今では不明点が発生しても自分で調べて、自力で解決策を探し出す力が身に付いています。

先日はお客様がチェックインするとき「財布をどこかで落とした」との相談を受けました。財布には出国に必要なモノが入っており、このままでは帰国できないとお困りだったことから、まずは湖南荘までどのようにアクセスしてきたのか細かく経路を伺いました。その上で鉄道やバス会社に問い合わせていったところ、東京駅で保管されいることが判明。保管番号や保管場所までの道案内をするとお客様もホッとした表情を浮かべて「ありがとう」と声をかけてくださったときは、頑張ってよかったと嬉しい思いに包まれました。

お客様のくつろぎの時間を笑顔で支えられるこの仕事は、まさにやりがいにあふれています。まだまだフロント業務ではあやふやな部分が多いだけに、そこをしっかりと克服していくことで、自分一人だけですべてを解決できる力を身につけたいと思っています。近々、会計処理の対応も行う予定ですので、新しい業務の習得にも意欲的に挑んでいくつもりです。

【高野さん】世界のお客様と接することで、自分自身の視野も広がる

企業研究では業種業界を絞ることなく、ホテルや金融、メディア、種苗会社などを幅広く考えていました。一方でもともと登山やアウトドアが好きで、自然あふれる場所で暮らしたいとも思い描いていました。そんな中で河口湖にある湖南荘の存在を知って説明会に訪れてみると、スタッフが明るく生き生きと働いているのが伝わってきて好印象を持ちました。接客にも興味がありましたし、外国人観光客が主体の宿だけに、世界のさまざまなお客様と交流できる点にも共感して、当社で頑張って行くことに決めました。

客室係として配属されてからは、いわゆる仲居の仕事に取り組んでいます。担当する3~4部屋に関して夕食の配膳を軸にしつつ、お部屋案内時のお茶出し、館内説明などを手がけるのが私たちの役割。お客様と近い場所にいるので、言葉を交わすシーンが多いのですが、最初に立ちはだかったのは英語という言語の壁でした。

英語に関しては専門的に学んだわけではなかったので、参考書を読みながら少しずつ理解を深めていくと、次第にお客様との雑談にも花が咲くようになりました。「写真を撮りに行きたい」というお客様に対しては、地元の人間しか知らない穴場スポットを紹介して喜んでいただけたことも。また、別のお客様にはおススメのお土産屋さんを紹介すると、私の分まで買ってきていただけました。コミュニケーションを通してお客様に喜んでいただけるのがとても嬉しいと感じています。

湖南荘ではチェックアウト後にアンケートを書いていただいているのですが、「ムツミがよくしてくれたよ」とのメッセージをいただいたことがありました。心に残る接客を通して、私という人間を覚えてもらえるのもモチベーションにつながっています。お客様は世界各国からいらしていますので、多様な価値観や文化に触れられるのも刺激的です。

先輩を見ているとリピーターとして何度も通ってくださっているお客様から指名を受けています。私も先輩を見習い、これから多くのお客様に私を覚えていただきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

■企業研究をする上では、自分の得意なこと、好きなことに重点を置いて企業を選んでください。仕事していく上ではさまざまな困難に突き当たるでしょうが、好きなことであれば長く続けていこうという思いが自然と沸き上がってくるはず。「何が得意で、何が好きなのかがわからない」というのであれば、学生時代の今のうちに普段はできない多くの物事に挑戦しながら、自分にマッチする場所と出会いましょう。
<海地さん>

■自分に合った仕事を探すためには、自己分析というプロセスが重要な意味を持ってきます。といっても、一人で考え込んでいるだけでは自分の性格はなかなか把握できないので、私は家族や友人に「自分をどう思うか」を聞いてみるようにしました。周囲の声を通して自分では気付かなかった性格がわかってきたので、企業選びの方向性を決める上で大いに役立ちました。
<山岸さん>

■私の学生時代を振り返ると、企業選びで苦戦した記憶があります。どういう方向に進めばいいのかがわからなくなってしまったので、途中で気分を変えて山小屋でアルバイトを始めました。すると、人と接するのが楽しいという思いに気づき、接客サービス業を選択肢の一つに据えるようになっていきました。迷ったときにはプライベートを満喫すれば、自分に合った仕事が見つかるかもしれませんよ。
<高野さん>

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新卒入社の先輩たちも数多く活躍中。ホテルや旅館について専門的に学ばずとも、入社してから実践を通して学びを深める場を提供している。

マイナビ編集部から

山梨県にある富士河口湖温泉郷に位置する和風旅館である湖南荘は、富士山と河口湖の雄大な自然に包まれた絶景が楽しめる宿として、特に外国人観光客から圧倒的な支持を受けている。実際、宿泊客の8割は外国人で占められており、平日も満室に近い状態で予約が埋まっているというから、その人気のほどがうかがい知ることができる。

従業員の多くは河口湖町に地縁があるわけではなく、山梨県内外から集っている。それだけに安心して生活できる場を確保するべく、家具・電化製品付きでWi-Fi完備のワンルームマンションを3棟所有しているという。家賃は月5,500円だというから驚きだ。朝が早い仕事でもあるから、いずれも旅館から徒歩5~10分圏内にあるというのも嬉しい限り。また、シフトにもよるが食事も提供されるそうだ。経済面でかなり助けられているとの声は、今回取材に応じてくれた3人の先輩も異口同音に語ってくれた。

勤務時間もかっちりと決まっており、残業はほぼゼロ。シフト勤務だけに有給休暇なども調整しやすく、自分の時間も確保しやすい。何よりも自然豊かな立地だけに、心にゆとりをもって働くことができる。ホテル・旅館業界は考えていなかったという人も、企業研究の対象として湖南荘の魅力を深掘りしてみてはいかがだろう。

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「和風の雅な宿」をコンセプトとする湖南荘。河口湖を一望できるティーラウンジからは、四季によって表情が変わる雄大な自然を楽しむことができる。

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