医療法人福岡桜十字【桜十字福岡病院】

病院で使用する医療機器や診療材料の選定支援を担当しています。医療現場スタッフからの要望をもとに、メーカーや卸業者と交渉を行ったり、納期の調整を行っています。福岡県内のグループ病院で医療機器選定に携わることもあり、血圧計などの小型機器からCT・MRIなどの大型機器まで幅広い機器に関わることができます。また、患者さまに喜んでいただけるよう、病棟スタッフと協力して夏祭りやクリスマスツリーの設置など、季節のイベントの運営にも携わっています。患者さまと直接関わる機会は少ないですが、多職種と連携して、患者さまにとって安心できる環境づくりに貢献できる仕事です。

学生時代には、地域社会の発展やブランド化に関わる活動に取り組んでおり、就活では地域に貢献できる仕事をしたいと考えていました。病院は医療を通じて地域と密接に関わる存在であり、その運営に携わることで、自分の目指す地域貢献ができるのではないかと考え興味を持ちました。桜十字を知ったのは、大学の企業説明会がきっかけです。当初、私は経済学部に在籍していたため、病院業務には専門知識や資格が必要だと思い、選択肢として考えていませんでした。しかし、説明会の中で「新卒者研修（金の卵研修）」の話を聞き、医療の専門知識がなくても挑戦できる環境があると知り、自分の学んできたことを活かしながら成長できるのではないかと考え、応募を決意しました。

病院の運営を支えるために、医療機器の選定支援や業務改善の提案を行い、病院にとって最適なものを選定できたとき、自分の仕事が病院経営に貢献していることを実感し、大きな達成感を得られます。
また、桜十字福岡病院だけでなく、グループ病院にも関わる機会が多く、それぞれの地域の特性や特色に応じた病院機能を知ることができ、同じ「病院」という括りでも、施設ごとに違いがあり、学ぶことが多いのも魅力です。さらに、業務改善を進める中で、病棟スタッフや他部署と協力し、現場の課題を解決する機会もあります。調整の難しさはありますが、改善後に「助かった」「使いやすくなった」と感謝の言葉をいただくと、やりがいを強く感じます。病院全体の運営を支え、より良い医療環境に貢献できることに誇りを持っています。

病院の事務と聞くと、具体的な業務内容が分かりにくいかもしれませんが、医療事務だけでなく、システム、人事、経理等、病院の運営に必要な業務も多くあります。また、同じ医療業界という括りでも業務は多岐にわたり、調達部として、様々な企業とのやり取りを行う中で、「知らなかった仕事」や「この業務を専門にしている会社があるのか」と驚くことが多くあります。就職活動をしていると自分のやりたいこと、自分の将来について、不安を感じ視野が狭くなってしまうことがあると思いますが、少しでも、興味を持った企業や業界があれば、面倒と思う時もあるかと思いますが、説明会等に参加し、焦らずに視野を広げ、自分に合った道を見つけてください。