最終更新日:2025/5/1

(株)北海道クボタ

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

トラクターなど農業機械を通して、北海道の農業生産を支えるという責任とやりがい!

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農家の方々との信頼関係を築きながら、チームで生産をサポート!

今や農業生産に欠かすことのできない、トラクターなどの農業機械や作業機。多彩な機械を扱うクボタの一員として農業の現場を訪ね、より役立つ製品を提案・整備をする若手2名に、その仕事と目標を伺った。

■お客さまに頼りにされる存在になりたい
営業(セールス)部門 小清水営業所
A・Sさん/2022年入社/写真右

■営業として1番を目指していきたい
技術(サービス)部門 小清水営業所
K・Yさん/2023年入社/写真左

私の仕事、私の1日

「今はたくさんの農家さんを訪ねるようにしています。営業所に戻ると、興味を示してくれた方への提案の仕方など、先輩の力も借りながら試行錯誤する日々です」(Sさん)
「入社して初めて収穫作業に合わせてトラクターのタイヤの幅を広げるといった業務に取り組む毎日。先輩にゼロから指導してもらい、覚えていっています」(Yさん)
「担当するエリア内の約250軒の農家さん。顔と名前が一致してきました!」(Sさん)、「ハーベスタ、コンバインなど収穫機械の整備が増えていきていますね」(Yさん)

農家の経営主だけでなく、そのご家族ともやりとりしながら営業活動を行うことに、楽しさを感じています。

営業職を中心に就職活動を行うなかで、興味を抱いたのが北海道クボタでした。業界を絞らずに複数社の採用面接を受け、いくつか内定もいただきましたが、その1社である当社の仕事はエンドユーザーと向き合うB to Cの営業であること、そして、お客さまが農家さんであることに惹かれたんです。日本の食糧基地と呼ばれる北海道で生まれ育ったにも関わらず、縁のなかった農業という分野に挑戦してみたいと考えたこと、トラクターなど農業機械は高額なものが多く、大きな金額を動かせることにも魅力を感じました。

私の1日は、当日の予定をまとめたToDoリストを作成することから始まります。そして、ご注文いただいている農業機械の部品などの注文状況を確認したら、外回りの営業へ。まだ経験の浅い今は、とにかく担当エリアの農家さんを訪問し、お会いすることを大切にしています。午前中の訪問が終わると、受注に結びつきそうなお話が出た農家さんの情報を整理。夕方に戻ると先輩にアドバイスをいただきながら提案方法を考え、次回の訪問に備えます。同時に、クボタ製品をお使いいただいている農家さんへのアフターフォローも行います。

当社では、営業職も入社して1年目はトラクターなどの修理・整備を担う工場でメカニックの補助業務などを行います。農業機械の構造や仕様がわからないと提案ができないためで、直接、機械に触れることが目的です。とはいえ、その期間で覚えられることには限りがあり、農家さんの質問に答えられないこともあります。調べてお答えすればいいのですが、どうしてもわからない時は悔しい気持ちになりますね。でも、だからこそしっかりと学んでいこうという意識が高まりますし、着実に知識が身についてきているという実感もあります。

トラクターなどのご提案は、農家の経営主だけでなく、ご家族のご事情も考慮して行うケースも少なくありません。農業機械を使うのはご主人だったとしても、管理は奥さまが行う、ということもあるんですね。また、ご主人のお父さまなど、先代の経営主の意見が大切になる場合もあります。その点が、この仕事の難しさとも言えますが、私は家族の方々ともやりとりができることにおもしろみを感じています。仕事に向かう時は緊張感を持って、ひと息つくときは和気あいあいとした雰囲気で、メリハリのある営業所の環境にも、私は働きやすさを感じています。
(A・Sさん)

作業機械メーカーによる充実した研修により、土台となる知識が身に付きます。

知り合いが工場でアルバイトをするなど、クボタにゆかりのある人が身近にいたこともあり、小さい頃から農業関連には親しみを感じていました。東京農業大学網走キャンパスで農業経営などを学び、農業関連の仕事に照準を絞るなか、浮かんできたのがクボタ。農家さんとコミュニケーションを図り、二人三脚で農業を牽引するという役割に惹かれ、当社を選びました。

上記でお話しするSさんの内容にもあったように、当社では1年目は全員、整備の仕事に就きます。私は大学時代にアルバイトをしていた農家さんでトラクターは目にしていましたが、実際に触るのは初めて。洗車やオイル交換など簡単な作業から始まり、少しずつ覚えていっていますが、すべてが新鮮で、楽しいですね。アルバイトをしていた時、農機具メーカーの営業の方が現場で簡単な修理を行う様子に、お客さまファーストの姿勢を感じた経験もあり、農家さんのために一心に取り組む当社の風土に、入社当初から自然になじむことができました。

入社前後のギャップは感じることがなかった一方で、充実した研修制度には少し驚きました。本社で数日の基礎研修が行われた後は、北広島市の拠点でトラクターの基本を学ぶ研修。それが終わると茨城県の筑波工場で、グループ会社が実施する研修に参加し、その後は配属拠点に戻って整備業務に就くなか、6月と8月には道北の音威子府村で新人育成研修が行われます。ここではトラクターの操作方法などを学ぶほか、トラクターにつけるプラウ(土壌を起こす農具)、スプレイヤー(薬剤散布を行う農具)などのメーカーによる研修があります。充実した研修を通して業務の土台となる知識・技術を得ることができるんです。

社内環境でいうと、職場の人間関係で悩むといったことも今までまったくありません。よく有志が集まって飲みに行ったり、遊びに出かけるなど、社員同士、とても仲がいいですね。私はもうじき、整備の業務が終わり営業に移ります。とはいっても、当初1年間は営業目標の数字をもたず、先輩に同行しながら、仕事のイロハを教えていただくことになっています。さまざまなこだわりを持つ農家さんと出会い、クボタのトラクターを提案できることを楽しみにしていますし、「クボタってすごくいいよね」と言っていただけるファンを増やしていくことが目標です。
(K・Yさん)

しっかりとお客さまと向き合い、頼りにしてもらえる存在になる。営業としての理想を目指していきます。

■チームワークによって営業の仕事を進めています。
営業として農家さんの元をまわり始めて、もうすぐ1年。ようやく少しずつ、顔を覚えていただけてきたような段階です。予定を決めてお伺いすることもあれば、近くに寄ったり作業する姿が見えたりするとご挨拶に伺いますが、いつでも提案ができるよう、主要な機械や新製品のパンフレットなどは常に持ち歩くようにしています。販売促進を図る活動を行うことはもちろんですが、お客さまに頼りにされる存在になりたい、というのが今の目標ですね。

営業の仕事は、数字を達成するために一人で黙々とお客さまに向かっていくというイメージが抱かれがちですが、当社では、決してそんなことはありません。機械の調子が悪いとなれば、サービススタッフが駆けつけますし、営業内容によっては先輩が同行してくれるなど、チームワークで仕事を進めることが当たり前になっています。だからこそ、お客さまとしっかり向き合える環境があることはぜひ、お伝えしたいと思いますね。
(A・Sさん)

■オンとオフをはっきり分けて働ける環境です。
目標数字をもち、それをクリアすることを目指して活動を行うのは、営業に移って2年目から。私は、早くその時期が来ないかと楽しみにしています。数字を持ったからには、やはり1番を目指したいと思っています。当社ではトップになると表彰があり、評価・待遇にもつながるという制度があるからです。 そのために、お客さまである農家さんに納得して、気に入って選んでいただけるよう、信頼関係と提案力を磨いていく、というのが私の今の目標です。ちなみに、大学時代にアルバイトをした農家さんのトラクターは他社製だったので、ぜひタイミングがあえば真っ先にクボタの製品をアピールにいきたいと思っています。

農業そのものではなく、農業に欠かせないトラクターなどを扱い、一企業として生産に貢献できることが、当社の仕事の魅力だと思っています。精力的に農作業に向かう農家さんの要望に、タイムリーに応えていくために、まずは健康が第一。仕事をする時は仕事に集中する一方で、プライベートで遊ぶ時はしっかりと遊ぶ。そんなふうにオンとオフをはっきり分けることが大切だと思いますし、北海道クボタでは、そうした働き方を大切にしてくれる各種制度があります。その点でも、とても働きやすい環境だと思いますね。
(K・Yさん)

学生の方へメッセージ

農業に興味がある方も、もちろんそうですが、まずは学生生活を満喫してほしいですね。今しかできないことがたくさんありますし、その瞬間、瞬間を思い切り楽しんでください。働くということに対する不安もあるかもしれませんが、仕事に関しては、会社に入ると日々、勉学に励むことが多くなります。ですが、前向きな気持ちさえあれば、どんな仕事でも覚えていけるでしょう。先のことも大切ですが、まずは今という時間を大切にしてください。

また、農業に対して重労働なイメージを抱き、現場に行くと大変ではないかと危惧する方もいるかもしれません。確かに農業は土をいじり、自然のなかで働きますが、一方で、ICT(情報通信技術)が最も早く進んでいる分野です。最先端の現場では、無人のトラクターがGPSを活用して24時間稼働し、作業を行っています。クボタではほ場や農業機械の状態を、ICTを活用して【見える化】するシステムも開発し、提供を行っています。

こうした環境の変化もあり、近年は農業に関わる方の裾野が広がっています。それにともなって、当社でも、農業に関する知識・経験がなくても受け入れる体制を整えてきました。北海道の農業を、農業機械という側面から支えたい。そうした思いを抱いて、未知のことにチャレンジしたいという気持ちのある方は、ぜひ当社の働き方についても着目してみてくださいね。
(採用担当 小野 大樹さん)

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「トラクターがなければ農作業はできません。農業機械という分野から毎日の仕事を支え、その生産をサポートするという大きな役割をぜひ、担ってほしいですね」(小野さん)

マイナビ編集部から

農業機械、建設機械、水・ごみ処理機器、各種素形材などのメーカーとして130年あまりの歴史をもつ(株)北海道クボタ。同社はそのグループ会社として1964年に設立され、農機具の販売・整備を行っている。北海道全域を45の拠点でカバーし、北海道の農業を支えるには欠かせない存在と言っていいだろう。

同社では現在、道内各拠点のリニューアルを急ピッチで進めている。老朽化した施設の建て替えを行い、設備を新たにすることで業務効率を高め、生産性を上げると同時に、働きやすい環境を整え、社員が健康で安心して仕事に取り組めるようにすることも、その目的という。ちなみに、リニューアルに要する資金はすべて手持ちで行い、銀行借入はゼロなのだとか。安定経営のもと、「若手にはどんどん、新しいことにチャレンジしてほしい」とは採用担当の小野さん。安心して働ける環境がその背景にあることは、何よりの魅力だろう。

「周囲に何もない環境でトラクターや作業機を実際に操ったり、作業機メーカーの方々から指導を受ける音威子府新人育成研修が、今も強い印象として記憶に残っています」と話すのは入社半年のYさん。農業機械の知識がなくても、しっかりと覚えていける研修などが充実していることも、同社ならではのメリットだと取材を通して感じることができた。

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「メリハリのある働き方ができる職場」と入社2年目のSさんが話すように、仕事には集中し、休憩時間などではなごやかな雰囲気。取材中も人の良さを感じることができた。

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