最終更新日:2025/4/24

H.U.グループ【H.U.グループホールディングス(株)・H.U.フロンティア(株)・(株)エスアールエル・富士レビオ(株)・日本ステリ(株)・合同会社H.U.グループ中央研究所】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 医療用機器・医療関連
  • 薬品
  • 商社(精密機器)
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本の医療を支える「臨床検査」のスペシャリスト集団

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次世代に向けた変革を目指す、若きリーダー候補たち

臨床検査を中心に国内外のヘルスケアを支える企業群で構成されているH.U.グループ。今回はそれぞれのフィールドで活躍中の先輩社員たちに、仕事の内容や魅力、成し遂げたいことなどについて語っていただきました。

■合同会社H.U.グループ中央研究所
研究企画推進室 プロジェクト企画推進チーム
岡嶋さらさん(2016年入社)/研究開発職

■H.U.フロンティア株式会社
GP東日本営業本部 東日本営業部 東京南営業所
太田竜之助さん(2012年入社)/営業職

※取材当時

先輩からのメッセージ

検査の仕事に必要なのは好奇心と体力、そして自分の目標をしっかり意識すること。研究と同様、興味を持って取り組めば成長もやりがいも大きいと思います。
休日は一切仕事をしないと決めており、妻や2人の子どもと過ごす時間を満喫しています。客先訪問以外はテレワークで対応できる業務も多いので、効率よく働けています。
研修やセミナーなどが豊富にあり、知識を得る機会には事欠きません。医師や社内外の専門家から学ぶことも多く、能動的な人ならどこまでも成長できる環境です。

使命感を抱いて仕事に臨む。検査現場をよりよくしたいという思いから、社内公募制度に応募し研究所へ異動

人の役に立つ仕事がしたい、白衣を着て働きたい、実験がしたいという思いでたどり着いた「臨床検査」の仕事。特に、専門の免許がなくても検査員として成長できることに魅力を感じて当グループへの入社を決めました。入社後の3年間はエスアールエルの検査部門に配属され、ウイルス抗体検査を行うチームで検査業務を担当。私は生命科学部で感染の仕組みや検査の原理を学んでいたので、知識が役に立ちましたね。1年間は臨床検査技師として必要な勉強を先輩が支援してくれて、カリキュラムを終えた暁には修了書をいただきました。臨床検査技師の免許はあるに越したことはありませんが、ない方でも学べる環境があります。

最初の3年間で自分が担当する検査について深く理解し、著名な先生たちとも議論できるまでになれたので、自分なりに成長したと感じています。学会やフォーラムで発表したり、外部の研究班などに参加したりしたほか、3年目にはグループリーダーを拝命し、試薬の管理など幅広い業務経験を積むことができました。

この仕事のやりがいは、やはり医療従事者として社会の役に立てる点です。一つひとつの検体が患者さん一人ひとりに結びついており、私たちが行う検査は患者さんの将来を左右する可能性もあります。その責任を常に意識するとともに、仕事への誇りも感じています。だからこそ、検査現場の課題をできるだけ減らし、よりよくしていきたいという思いを強く抱くようになりました。そして、「外部からの視点や新しい人脈を持つことで、検査現場をよりよくできるのでは」と考え、社内公募に応募し、合格。異動して4年目から現在の研究所で働いています。

研究所では管理・運営・広報、グループのイベント企画など、幅広い業務を担当。新たな視点をいただける機会も多いですし、自動化のシステムを導入したり、新たな人脈を築いたりと、検査現場に貢献している手応えを感じています。また、新型コロナウイルス感染症関連の検査の手伝いも経験しました。試薬の検討や供給、変異体のスクリニーングなどの業務で再び白衣を着る業務を行い、検査は意義の大きい仕事だと改めて実感しています。一方で、法務や知財関連の知識は未熟なので、今後学ばなければならないと思っています。
(岡嶋さん)

医療に貢献する手応えは十分。大切なのは「人間力」です!

経営学部出身の私がこの業界を目指すようになったきっかけは、東日本大震災です。医療面で人々に貢献できる仕事を探すうちに当社の存在を知り、誰しもに身近で、貢献度の高い仕事だと興味を抱いたので、志望しました。

入社後は、志望どおり営業職として仕事をスタート。クリニックや病院を回り、医師や看護師、検査技師などに、血液の外注検査や医療機器、オペ機材滅菌などの幅広い商品を提案をします。検査の精度には絶対の自信がありますので、あとは「いかに病院やクリニックのメリットになる提案ができるか」が私たちの腕の見せどころ。コストを試算したり、患者さんのメリットをアピールしたりと、先方の要望や課題に合わせて多様な提案を行っています。最初の3年間は東京で、その後は神奈川の営業所で勤務しましたが、土地によってニーズが異なるので異動前後で営業スタイルを変化させて対応しました。

苦労したのは知識面。基礎的な部分は2カ月半の新人研修で学べましたが、現場でしか学べないことも多いですね。配属後は3カ月間の同行営業を経験し、それ以降は単独で回っています。知識が身に付いてからは先方の課題や悩みを解決できることが増え、Win-Winの関係を築く楽しさを実感するようになりました。質問に即答できると、信頼関係が深まりやすいと感じます。赤ちゃんから高齢者の方まで、幅広い患者さんの健康に貢献できることがやりがいになっています。検査は“売り切り”の商品ではないので、契約を結んだ顧客と長く深いお付き合いができるのも魅力です。

これまでで特に手応えの大きかった仕事は、地域の中核病院で全ての検査を当社に乗り換えていただいた案件ですね。病院が検査を依頼する会社を乗り換える場合、電子カルテなどのシステム変更も必要なので、特に問題がなければ普通は検討しません。しかし半年間、週に3回ほど通いつづけた結果、病院の皆さんの協力も得て契約につながりました。システム変更から納品までを一貫して依頼されるケースも多く、顧客としっかり向き合えることがこの仕事の醍醐味ですね。よい人間関係を築き、家族ぐるみでお付き合いをしている医師の方もいます。
(太田さん)

自分らしいキャリアを描く秘訣は?それぞれの挑戦と今後の展望

仕事で心掛けているのは、チャンスをもらったときに決してノーと言わないこと。どんな経験も役立つはずと考え、「やります」と言うようにしています。そのようにして多彩な経験をすることで、キャリアプランを具体的にイメージできるようになりました。具体的には、あと数年程度は新しいスキルを身に付けることに集中し、それから検査現場に戻ることを目標としています。

検査現場と研究所では、規模感や風土、社員に求められているものも違っています。今の研究所の仕事は事務作業がメインなので、在宅勤務も可能です。それと比較すると、検査現場では立ち仕事が中心で、感染対策などに神経を使いますし、責任が大きい分、精神的なタフさも必要です。それでも私は検査が好きなので、また携わりたいと思っています。

困難なことがあってもめげずに、「自分がどうしたいか」を強く意識しながら、誇りとやりがいを感じて働く人が活躍できます。ポジティブさ、根気強さを大いに生かせる職場だと思います。
(岡嶋さん)

営業の仕事以外にも、入社4年目には営業所の代表メンバーに任命され、6年目からは議長を務めています。全国規模で営業の戦略や方針を決定する会議にも毎月出席しており、非常にやりがいを感じていますね。私が代表に任命されたのは、業務効率化などに関する提案を積極的に行っていたことが評価されたからかもしれません。若手の意見を取り入れ、「まずはやってみな」と挑戦させてくれる会社なので、自由に働けている実感があります。

またここ数年でグループの体制が変わったことで、扱える商材の幅がかなり広がりました。新たな勉強は必要ですが、数百万円の大きな商材も扱えるようになったので、しっかり成果を上げていきたいです。新型コロナウイルス関連の検査を受託してイレギュラーな業務も増えているので、タイムマネジメントの能力を身に付けることが目下の課題ですね。

今後の目標は、私の上司のように、部下に成功体験をさせてあげられる人間に成長すること。係長、所長などの役職にも就きたいです。的確なアドバイスをくれる仲間に恵まれているので、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら将来の土台をしっかりつくっていきたいですね。
(太田さん)

学生の方へメッセージ

まずはインターンシップなどの機会を利用して、直接企業に足を運んでみるといいかもしれません。大きい業界ではなく、一般消費者向けの事業でもないため、私が企業研究していたときはウェブで調べるだけでは十分な情報を得られませんでした。「検査」の仕事には食品検査や環境検査といった選択肢もありますが、臨床検査の魅力は一つとして同じものがない人の検体を扱い、想像力を発揮できる点だと感じています。

当グループには社内公募制度があり、自らキャリアを設計しやすい環境です。私の場合は、応募条件を満たさない部分があったにもかかわらず、チャンスをもらうことができました。皆さんも、自分を人と比べたり、ないものねだりをしたりせず、「自分の持っているもので勝負する!」ということを意識してみてください。
(岡嶋さん)

学生時代は「人の目を見て話せない自分を変えたい」と奮起し、多くの友人を作りました。その経験を通して得た、初対面の人とも心を開き合って話せるスキルが自分の強みになっています。医療系は専門的な勉強が必要なイメージがあると思いますが、どんな分野の営業でも知識は必要ですから、特に心配しなくてよいと思います。医療業界で働くよさは、健康に詳しくなれること。自分や身近な人を間接的に健康にできている実感があります。
(太田さん)

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転職せずとも多彩な経験を積めるのがグループ体制の魅力。2022年にはグループのフラッグシップとなる「H.U. Bioness Complex」が開業。充実した施設で働くこともできる。

マイナビ編集部から

臨床検査の分野で大きな存在感を放つH.U.グループ。中核企業の一つであるエスアールエルが請け負う検査は、実に年間4億件に上る。血液検査の結果報告書などで、この企業名を見たことがある学生もいるだろう。花粉症やインフルエンザなどの身近な疾患の検査から、ゲノム解析や新型コロナウイルス感染症関連の検査まで多様な領域を網羅して深い知見を持つ企業であり、医療従事者から頼られている。

今回の取材で印象的だったのは、強い使命感と誇りを持って業務に取り組む社員たちの姿勢。医薬系の学部出身ではない両名の活躍ぶりから、志があれば文理を問わず活躍できることが伝わったのではないだろうか。近年はAIを活用した自動化 などが進められており、先端技術の研究・開発に携われる部署もあるそうだ。

大幅な組織変革を行ってグループ名も変更した2020年には、新たに「ヘルスケア領域」へ事業を拡大することを宣言。70年を超える歴史を持つ企業も有するグループの強みを生かすべく、変化の真っ只中にあるのだ。一つひとつの検査に真摯に取り組む姿勢を大切にしながら、若手の想像力やチャレンジ精神にも大きな期待を寄せる。医療や健康領域に興味がある方は、自身の希望する活躍フィールドがあるかどうか、まずは調べてみるといいだろう。

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H.U.グループは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査受託や、抗原検査試薬の開発・販売も行っている。医療に貢献したい人なら、使命感とやりがいを持って働けるだろう。

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