最終更新日:2025/5/16

新光化成(株)

  • 正社員

業種

  • 化学
  • 印刷・印刷関連
  • プラスチック
  • 文具・事務機器関連
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

丁寧にパッケージ製造の仕事に向き合い、着実にキャリアアップできます!

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よく行くドラッグストアのあちこちで、自分たちの仕事を発見!

ドラッグストアやコンビニに並ぶ商品に施された透明の包装。それら二次包装を行っているのが新光化成です。大手メーカー各社と直接取引があるため、店頭で自分たちが関わった商品を見る機会が多くあります!

人気のコスメや日用雑貨、文具、スポーツ用品など、多種多彩な商品を収める透明のパッケージやクリアボックス。多様な部署が連携して、お客様企業のイメージに沿ったパッケージ製造を行っています。
今回は、中堅から新人まで、3人の社員に仕事内容ややりがいについて語ってもらいました。

★佐藤 佳菜子さん/管理部 営業総務課 キャプテン/2016年入社
★森 渉さん/製造部 接着課/2020年入社
★古田 里穂さん/製造部 CAD、デザイン課/2023年入社

入社して感じた「新光化成の魅力」

佐藤さん:新光化成は全工程一貫体制のメーカーです。いろいろな部署がそれぞれ協力し合ってモノづくりを進めているので、チームワークの良さを感じます。
森さん:何といってもキレイな工場で気持ち良く働けます!個人的には、人混みが苦手なので、マイカー通勤で周辺に自然が多い職場に通えるのは精神的にラクですね。
古田さん:やっぱり、店頭で自社が関わった商品を見ることができるのは嬉しいです。有給休暇も取りやすいので、プライベートも充実しています。

わかるまで何度も聞ける環境で、業務に必要な知識を深める【佐藤さん】

クリアボックスや透明パッケージは、中の商品をより良く見せるために重要な要素です。私はもともとこの業界を目指していたわけではありませんが、こうしたモノづくりをしている新光化成に興味を持ち、入社を決めました。

営業総務課の私が担当する業務は多岐にわたります。お客様からメールやファックスでご注文を頂くと、その内容に沿って注文請書、製造指示書を作成していきます。例えば材料となるシートの厚みや形などの情報を整理したり、営業担当者に見積を確認したりなど、いろいろな部署から情報を集めて注文請書を作成します。リピート注文の場合と、新規案件注文の場合がありますが、製造指示書はその先のモノづくりの生産計画書となるものです。入社後、先輩たちに教えてもらい、実際に製造指示書を作成しながら何が必要とされるかを学んでいきました。

一つの製品づくりには、いろいろな部署の様々な人が関わっています。製造指示書に間違いがあると、各工程の作業に支障をきたすことになってしまうため、正確さが求められます。また、各部署の担当者に情報を伝える必要がありますが、どのように伝えれば相手にとってわかりやすく確実に伝わるかを考えることも重要となります。入社して3~4年目のころ、私も仕事に慣れてきて少し油断したのでしょう、一部に必要な情報が伝わっておらず、納期に間に合わなくなるかも……という出来事がありました。みなさんの協力と努力のおかげで何とか無事に納品できましたが、以来特に「正しく伝わる指示書づくり」を意識しています。それが功を奏して、様々な部署からの情報を収集して作成した製造指示書を通じて、他の書類の間違いに気づき、確認して修正を行ったことで損失を防げたという経験もあります。

私たちの仕事のやりがいは、やはり、店頭で実際に自分たちの仕事の成果を見られることでしょうか。例えば文具売場に並んだペンのパッケージに「この色を出すのが大変だったな」と進行中のエピソードを思い出しながら、愛おしさのようなものを感じたりします。その商品を購入している方を見るのも嬉しいものです。

社内には同世代の社員が多く、わからないことも気軽に聞けます。同じフロアに複数の部署があるのも、風通しの良さにつながっていると思います。そんな中で、今後は後輩を指導する立場として、知っている限りを伝えていきたいと思っています。

知識と経験を積み、扱える機械を増やしていきたい【森さん】

新光化成を知ったきっかけは合同説明会です。私は文学部の出身ですが、モノづくりに興味があり、会社の説明を聞いて魅力を感じました。体力には自信がないため、大きな製品を作って汗だくになって運ぶのは自分には無理だと思っていましたが、当社が扱うのはクリアボックスやパッケージです。会社見学に来て見たキレイな工場と、人事の方が好印象だったことから、ここで働こうと決めました。

私は入社以来、製造部で接着を担当しています。専用の機械を使って、箱の展開図の形に打抜きされたシートを折り曲げ、のりづけをします。生産計画に基づいて、今日はこの商品の接着、明日は別の商品の……と毎日違う商品を担当しています。いま接着している商品の種類は10~20ぐらいです。

形状ごとに折る場所が変わるため、機械の調整が必要です。入社後半年ほどは先輩が横に立って作業の一つひとつを教えてくれました。その後の半年は先輩が調整してくださった機械を扱って作業し、調整が必要になると先輩を呼んでお願いして、という感じでやっていましたね。2年目以降から、だんだんと自分一人で調整ができるようになってきました。

生産計画に合わせて、機械の調整が間違っていないかなどのチェックは念入りに行います。ささいなミスでも仕事の手を止めることになり、時間通りに作業を終えられなくなってしまうからです。何か気になることがあったら早めに先輩に相談することも心がけています。商品が変わると、折りの調整も必要ですし、材料シートの種類も変わり、給紙部の調整も必要になります。上手く進まなかったりシートにキズをつけてしまったりすると時間も素材もムダが生じるので、そうならないために、早めの相談が必要なのです。

いまでは自分が先輩の立場でもあります。自分の担当する作業をしながら、後輩の指導をしたことも。人に教えることが自分の勉強になりました。今後も毎日、少しずつ仕事の質を上げ、生産性アップにつなげていきたいと思います。また先輩方のように、いま自分が扱っている機械よりも複雑な構造の機械も扱えるようになりたいです。

自分が手がけたパッケージが店頭に並んでいるのが嬉しい!【古田さん】

私は地元である東濃エリアで働きたいと考えて就職活動をしていました。その中で、ドラッグストアの店頭などで見たことのあるモノづくりを行っている新光化成を知り、会社見学へ。その際に一つひとつの課を見せていただいて、丁寧な案内を受け、より興味が湧いたのが入社理由です。

入社以来、担当しているのは設計業務です。CADソフトを使ってクリアボックスの設計を行っています。入社後はまず、自社や製品について、クリアボックスがつくられるまでの流れを学び、理解を深めました。配属後は先輩から設計について一つひとつ学んでいった感じです。学生時代は生活デザイン総合学科で学び、少しだけCADに触れた経験はありましたが、業務に関連した操作については入社後に一から覚えていきました。

仕事の流れとしては、まず営業担当から「このお客様向けにこんなクリアボックスをつくりたい」という図面サンプル依頼書をいただき、時にはお客様企業の商品を取り寄せて実際に中に入れてみるなどして、その設計を行います。設計課に来る図面サンプル依頼書は1日に2~3件ほど。クリアボックスといっても、大きさも形も様々で、多くは手のひらに収まるサイズですが、大きいものだと両手でやっと持てるサイズです。基本はお客様の商品を包装するパッケージとして使用されるのですが、たまにトレーディングカード保管用のハードケースとして使われるなど、商品として販売するものをつくることもあります。

最初に担当した商品がドラッグストアの店頭に並んでいるのを見た時は感激しました。入社して半年ほどした頃、それがあると知らずに店頭で発見して興奮し、思わず写真を撮って母に報告しました。その後も、自分が担当したパッケージの商品を店頭で見たり、それを購入しようとしている方の姿を何度か目にしたりして、そのたびに感動しています。

入社2年目のいま、先輩の設計から学ぶことは多々あります。例えば、通常の箱形とは違う多角形のクリアケースを設計する際に、実際に量産機で加工可能な形状か……など。また、設計にあたっては数学的な考え方が求められ、実際にミリ単位の数字がたくさん出てきますが、私はどちらかというと数学が苦手な方なので、苦労しながらやっています。この先は、一人でできることを増やして、印刷や色調整の仕事にも挑戦していきたいです。

学生の方へメッセージ

製造業といっても多彩です。東海エリアでは特に自動車産業をはじめとする製造業が盛んですが、新光化成は、それとは一味も二味も違うモノづくりメーカーです。

「モノづくりに関心はあるけれど、自分には製造に関する知識がないから」と不安に思っている方も、当社なら大丈夫!製造部門で活躍している文系出身の先輩社員がいます。ゼロからスタートが可能なのは、丁寧な指導と、きっちりしたマニュアルがあるからです。

ユニークな形のクリアボックスや、色鮮やかな透明フィルムへのプリントといっても、私たちがつくっているのは芸術品ではなく工業製品。規定に基づいて同じサイズ・同じ品質のモノを製造することが求められており、マニュアルに沿って作業し、定められた通り製造の記録をとっていくことが必要です。こうした仕事の決まりを通じて、製造業ならどこでも通用するスキルも身に付きます。(もちろん、当社で長く働き続けてほしいです!)

理系・文系に関係なく、モノづくりに興味があって、素直に指導に耳を傾け、決められたことをきちんと守ることができ、その上で改善意欲がある方なら、当社にピッタリです。周りの仲間と協力し合いながら、より良い製品・品質を目指せます。多種多様な商品と関わるので、多角的な視点を養えます。「できること」を着実に一つずつ増やしつつ、新たな発想で次代のモノづくりに挑んでいきましょう!【堀さん/管理部・採用担当】

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ほとんどの方が、それと知らずに新光化成の二次包装に接していると思います。お客様企業からの信頼を受け、あらゆるジャンルの商品で透明なパッケージを手がけています。

マイナビ編集部から

この文具も、そのコスメも、商品の入っている透明なパッケージをワクワクしながら開けていくあの瞬間、私たちは新光化成の仕事に触れていることになる。透明なフィルムの断裁、プリントから折り、接着まで、全工程一貫体制で対応できるのは同社ならではだ。商品を包む薄いクリアボックスから、シャンプー・リンスセットの外箱となっている固くてしっかりした透明のパッケージまで、多彩な要望に応えた商品づくりが可能なのも、同社独自の強みとなっている。

幅広い製品について、大手メーカー各社からの依頼が絶えない同社。それだけに、ドラッグストアなどの店頭に立つと「あれも、これも、ウチで……」ということが多いという社員たち。今回の取材に応じてくれた3名とも「自分が関わった商品を店頭で見かけると嬉しい」と語っていた。モノづくりの仕事は多種多様にあるが、日常的に手に取れるモノづくりに携われる機会は意外に少ない。文字通り、手応えある仕事だ。

3名をはじめとする社員たちが働く環境も魅力的だ。冷暖房完備で明るくクリーンで、20代の若いスタッフの姿を多く見かけるのが岐阜県瑞浪市の本社工場である。きちんと休めて働きやすいからこそ、若い社員の定着率も高いのだろう。業績順調で、さらなる成長が見込まれる同社。「ここなら長く働き続けやすそう」という社員の言葉が印象的であった。

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夏の暑さ、冬の寒さを気にせず快適に働ける冷暖房完備の工場。チームで協力し合って進める仕事だけに、良好なコミュニケーションが働きやすさにつながっています。

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