最終更新日:2024/11/11

小野電産業(株)

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • その他メーカー

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

重要インフラの一つ、電気設備を通して、日常生活と経済活動を支えています!

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1940年の創業以来、地域に密着した安定経営を実現

公共施設やオフィスビル、病院、工場などの建築物の電気や空調、給排水設備を手掛けるエンジニアリング企業「小野電産業株式会社」。施工管理から保守、メンテナンスまでを担うワンストップサービスが強みです。

今回は、会社をまとめる社長、中堅社員、若手職員と立場の異なる3名にインタビュー。それぞれの仕事について、やりがいや社会インフラを支える思い、将来の夢について語っていただきました。

●小野 史宏さん(代表取締役社長/左から3番目)
●安福 愛翔さん(電設営業グループ/左から1番目)
●伊藤 光海さん(環境技術グループ/左から2番目)

「小野電産業株式会社」の魅力

「直接取引の多い当社では、お客さまから『ありがとう』の言葉を多くいただきます。その分、責任重大ですがやりがいも大きくなります」(小野社長)
「電気設備を担当した建築物が完成した時には、何ものにも代えがたい達成感が得られます。前を通るたび、その思いを噛み締めています!」(安福さん)
「社員一人ひとりが自立しているのが、当社の特徴です。皆それぞれの仕事に誇りを持って、生き生きと活躍しています!」(伊藤さん)

私を含め全社員が、一人ひとりがプロ=職人として活躍しています。

■創業以来、一貫して電気設備に携わる
リヤカーに電線をのせて運んだ創業当時から、当社は一貫して電気設備にまつわる事業を展開してまいりました。本社のある岐阜県大垣市は、自動車や電子、食品や流通など、さまざまな産業が集まるものづくりの地でもあります。地域に根付いた企業としてニーズに応えるうち、電気設備だけでなく、空調や給排水設備など、建築物に欠かせない設備を手がけるまでに成長。現在は、それらの施工管理および保守、メンテナンスをトータルに手掛けるエンジニアリング企業として、自治体や地域の企業から支持を得ております。

■直接取引が約50%を占める
東海エリアを中心に活動エリアに、工場やオフィス、店舗、公共施設などさまざまな建築物を担当。当社のお客さまとなるのは、建設会社はもちろん、自治体や建築物のオーナーなど。特徴としては、半数以上がお客さまと直接取引であるということです。お客さまのご要望や困りごとを直接ヒアリングし、それを現場に落とし込める環境に、社員たちはやりがいと誇りを持っています。

■一人ひとりがプロとして活躍
さまざまな職種がかかわる電気設備業界は、分業制が進んでいます。その中で当社は、全社員がプロ=職人として仕事に取り組んでいるのが特徴です。組織力を高めるチームワークも自慢の一つなのですが、各人に裁量権を与えることで、それぞれの仕事をまっとうできる環境を整えています。私自身も「社長業」をまっとうすべく、職場環境の改善、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入などに注力しています。

■社内システム管理を一新
2020年には職場環境の改善の一環として、20年以上使い続けた社内システムの一新を主導しました。これにより、作業効率がアップし、社員の負担軽減をめざしています。ほかにも、施工現場にタブレットを導入するなど、社員が安心して仕事をまっとうできる環境を整えています。

■ワンフロアで密なコミュニケーションを
先代の社長もそうでしたが、当社には社長室がありません。社員たちと同じフロアに机を並べることで、若手ともベテランとも直接意見交換ができるよう努めています。年齢、社歴、役職関係なく、誰でも遠慮なく発言でき、皆がそれを受け止める。そんなフラットな関係も自慢です。
(代表取締役社長 小野 史宏)

お客さま&現場の職人さんと密なコミュニケーションで、信頼関係を構築。

■「安定経営」「地域密着」に惹かれ入社
長く勤められる職場を探していた私は、「安定した経営基盤」と「地域に根ざした企業」をキーワードに就職活動を展開。その中で出会ったのが、当社です。充実した福利厚生にも惹かれて入社をしましたが、入社1年目の現在はさらに有給の取得しやすさも実感できるなど、恵まれた職場環境に感謝しています。

■電気設備の現場代理人として活躍
入社後は、お客さまからいただいた工事内容に沿って、施工内容の提案や電気図面作成、材料の発注、施工スタッフの手配などを担う現場代理人として活躍しています。現場は工場や学校、テナントビルなどさまざまですが、現在は大規模なビルの改修工事の現場を担当しています。

■人に寄り添うやさしさが必要
入社してすぐの頃、約半年間、工場の新築工事の現場に携わりました。ゼロからのスタートとなる新築工事には、驚くほど多くの会社が関わっており、多くの職人たちが現場を支えているということを知りました。その中で、お客さまの要望をお聞きし、職人に伝達する役割を果たす現場代理人には、コミュニケーション力が求められます。多くの人と接することになるため、その人の立場を理解し寄り添う気持ちを大切にしています。

■信頼関係を構築し、次につなげる
現場代理人には、施工現場の管理業務以外に、お客さまとの信頼関係の構築も重要な役割となります。密なコミュニケーション、寄り添った最善の提案を通して関係を築き、次の仕事につなげています。入社したばかりの私には少々ハードルの高い任務ですが、周囲の先輩方の活躍をまねて、それに負けないように日々奮闘しています。

■必要な資格を取得して一人前に!
電気設備については未経験からのスタートだったため、覚えることが多く苦労することも少なくありません。しかし、当社では先輩方がていねいに指導してくれるだけでなく、施工を担当する職人さんたちからもアドバイスがいただけるなど、恵まれた環境が整っています。さらに、勤務時間を利用して仕事に必要な資格取得のための講習が受けられたり、受験費用を負担していただいたり、資格取得のサポートも充実しています。少しでも早く先輩と会社に恩返しするため、早く一人前になりたい。そして、一人で施工現場を管理できるようになることが、現在の目標です!
(安福 愛翔)

自分なりのこだわりを持つことで、仕事がさらに楽しくなります!

■お客さまの困りごとを解決する重要な役割
入社6年目の私は、さまざまな建築現場において、建物の周りや駐車場などに設置される電気設備の施工を担当しています。具体的には、お客さまとの打ち合わせ、施工スケジュールの設定、材料の手配、職人の調整など、多岐にわたります。新築はもちろん改修工事も含め、お客さまの困りごと(コンセントの数を増やしたい、ブースのレイアウト変更に伴い照明も変更したい……など)を解決するのが重要な役割です。現在は、地域の公共施設の新築を担当しており、街灯や太陽光パネルの設置、噴水のポンプに必要な電気設備の導入などに携わっています。

■さまざまな現場で、幅広い経験を積める
当社は東海エリアを中心に事業を展開していますが、特に拠点のある岐阜県大垣市に根ざした企業でもあります。そこで公共施設はもちろん工場やオフィス、テナントビル、店舗、住宅など、さまざまな建築物に携わっています。特に個人住宅の場合は、お客さまと打ち合わせを繰り返し、照明の位置や種類などを一緒に決めることができるため、完成時には大きな達成感が得られます。住宅専門や大規模施設専門の会社もあると聞きますが、当社はそのどちらも経験を積めるのが魅力ですよ。

■他分野にもアンテナを張り巡らせる
最近は、お客さまもインターネットなどで知識や情報が得られる時代です。そのため、お客さまからの要望も「○○○を兼ね備えた電気設備」など、より複雑になっています。それに応えるためには、電気設備の知識だけでなく、時代の流行はもちろん、他分野の最新の情報も必要。私も普段からアンテナを高くし、他業種の方々と交流を深めるなど、引き出しを増やす努力を続けています。そして、今まで以上に多角的な角度からの提案をすることが目標です。

■こだわりを持つ人に最適な仕事
当社の社員には、言われたことだけをやる人や、マニュアル通りに作業をする人はいません。皆それぞれにこだわりを持ち、お客さまに最適な提案をすることで、その道のプロとして仕事に励んでいます。こだわるものは人それぞれですが、お客さまにベストな提案ができるよう、私も自分なりの考えを持つようにしています。当社には、自己研鑽を積みながら、楽しく成長できる環境が整っています!
(伊藤 光海)

企業研究のポイント

私自身の企業研究は、安定した職場を求めて「社会インフラ」に関わる企業に絞って進めました。社会インフラとひと口に言っても、電気やガス、上下水道、建築など、広範囲に及びます。そのため、そこからさらに「AIに取って代わられることのない仕事」、つまり必ず人の手が必要となる仕事に絞りました。その中で出会ったのが当社です。公式HPを見てみると、1940年創業という歴史、地域に根ざした事業ということが分かりました。特に、地域の公共事業に多く携わっていることから経営基盤が安定していること、転勤の必要がないことも大きな魅力に感じました。
電気設備にかかわる仕事といえば、理系出身者限定と思われるかもしれませんが、当社では文系出身者も多く活躍しています。工業大学出身の私も、入社後は新たに学ぶことが多く、資格取得のための講習で改めて理解を深めています。資格取得のための講習会の情報を与えてくれたり、そのための時間や費用を会社が負担してくれたり、サポート体制も抜群です。入社して改めて、出身学部関係なく、活躍できる環境が整っていると実感しています。
私は「社会インフラ」「人の手が必要な仕事」をキーワードに企業研究を進めた結果、とてもいい出会いがありました。皆さんもぜひ、出身学部にとらわれることなく、これからの長い社会人人生を見据えて、企業研究を進めてください!
(堀口 大輔)

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「当社には20~30代の若手社員が大勢活躍しています。みな明るく、話しやすい雰囲気の人ばかり。離職率の低さも自慢ですよ!」(堀口さん)

マイナビ編集部から

電気や空調、給排水設備の施工管理事業を手がける「小野電産業株式会社」。同社の社長に社風を伺うと「創業からこれまで、バブル崩壊やリーマンショックなど経済ショックに飲まれることなく、コツコツと真面目に成長し続けています。これこそが当社らしさであり、社風です」と、なんとも質実剛健な答えが返ってきた。その一方で、「歴史のある会社だし、社会インフラにかかわる会社だから、規律正しい保守的な雰囲気を予想していました。しかし、実際に入社してみると、個人の采配で仕事を進めることができるフラットな環境に驚きました」と話す社員もいた。
同社では一人ひとりが仕事のプロとして活躍しているため、自分の力を存分に試せる環境が整っており、社員たちはそれをおもしろいと感じている。さらにワークライフバランスへの理解も進んでおり、休日はもちろん有給もしっかりと保証されている。急な休みも、周囲のサポートにより問題なく仕事が進むなど、組織力もしっかり醸成されている。今回のインタビューからは、質実剛健な経営基盤を糧に、若手社員がのびのびと活躍する様子をうかがい知ることができた。
最後に社長から「朝起きてからを振り返ってみてください。電気のない生活を考えられますか?」と問われ、改めて社会インフラを支える仕事の需要性を実感した。

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良い商品を届ける技術も、良いサービス(商品を届けるまでの過程)も、実現するのはすべて社員の力です。そのため、人材育成には力を入れています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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