企業研究をする上でのポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
1.業務体制がしっかりしているか?
企業の評判は取引先を見ればわかるといいますが、業務体制を知る上で一つの参考にはなると思います。どんな会社と仕事をしているのか、どの部分を外注しているのかなど…。外注に頼ってばかりでは、何でも丸投げになってしまって自身の技術を高めることができなくなりますので、その辺りのバランスも見ると良いでしょう。要は規模や知名度だけでなく、ちゃんといい仕事をしているかということです。
2.財務状況がしっかりしているか?
学生さんにとって、会社の財務状況は毎月もらうサラリーに直結することです。今、いいだけでなく、研究開発や社員教育に継続して投資できる企業体力を有しているのかということも大切な着目点でしょう。情報通信技術の進化に応じた調査機器の導入、地盤情報の三次元展開など、既に導入されつつある分野に十分投資できるか、という視点もポイントの一つだと思います。
3.社内教育の体制
新人教育はOJT が主体となります。とはいえ、技術者不足が深刻な昨今、複数分野の専門技術者を社内に揃えるのも困難です。そこで、講習会や学会への参加といったOffJT で補完することが重要となります。所属学会や大学等の教育機関との連携や参加への「本気度」を会社訪問・先輩訪問等で推し量るのも良いのではないでしょうか。