【長谷川さん】
薬局で働いていると学生時代とは異なり「正解のない」問題と常に直面します。これは学校でどれだけ勉強していても避けられません。薬剤師としてそのような状況をどう感じるか、それを薬局実習時によく見つめましょう。面白いと感じたら薬局薬剤師に向いています。困惑しかなければ製薬会社の方が向いているでしょう。実習中は何かと大変だと思いますが、この点だけは見極めてください。
【戸島さん】
大切にしてほしいのは「自分が本当にしたいのは何か」という点です。企業研究を続けていると、どの会社も魅力的に見えてきます。そういう時は「何をしたいのか」という原点に戻れば、誤った選択はしないで済むはずです。
また、知り合いが早く内定をもらうと焦ってしまうかもしれませんが、落ちついて活動すれば大丈夫。一時の感情で誤った選択をしないよう気をつけましょう。
【金澤さん】
会社選びでは「相談できる先輩がいそうかどうか」は必ずチェックしてください。そういう存在がいないと会社はつらくなります。「新人が孤立しない人事システムがある」という会社より、「心おきなく相談できる先輩がいる」会社の方が居心地ははるかに上です。
そこをチェックできなければ、離職率を調べてみましょう。薬剤師はほかの職業に比べ転職が容易なので、雰囲気が良くない会社は少しくらい待遇が良くても離職率は高くなります。