最終更新日:2025/4/22

ハピネスデンキ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 設備工事・設備設計
  • 重電・産業用電気機器
  • 機械設計
  • 総合電機

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

制御盤を通して、暮らしやビジネスを支えるハピネスデンキ

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経験ゼロからでも、プロフェッショナルに成長できる!

ハピネスデンキでは、多種多様な建物内の電気をコントロールするのに欠かせない制御盤に関して製造・販売に取り組んできた。ここでは文系出身者ながら技術の最前線で活躍している先輩に話を聞いてみた。

F.R.さん
東京支社 技術部 技術課
2022年入社

S.R.さん
東京支社 技術部 製図課
2018年入社

Y.N.さん
技術本部 関西技術部 設計一課
2020年入社

先輩社員のオフ

保守という仕事柄、週末の作業もありますが、代休が取れます。有給休暇も取りやすく、土日に加えてさらに2日お休みを取り、大阪旅行を楽しんだりしています。(Fさん)
休日に遊ぶのを楽しみにして、日ごろは目いっぱい働いています。休みの日にはライブに出かけたり、友人とご飯を食べに行ったりと、外出して楽しんでいます。(Sさん)
オフはゲームや麻雀をしたり、友人と出かけたりすることが多いです。上司たちと一緒にゴルフに行くこともあり、コンペでは経営層とも交流する場面があります。(Yさん)

先輩の手厚い指導を受けながら、技術の土台を築き上げる <Fさん>

大学入学当初は小学校教員をめざしていたのですが、社会を知る中で企業への就職に興味が移るようになり、インフラ系企業に勤める両親の影響もあり、「人の生活に役に立つ仕事」という軸で就職活動を開始しました。当社に関しては文系出身者も技術職に登用される可能性があると聞き、第一印象としては「自分で対応できるだろうか」と不安を感じる部分もありました。しかし、よく調べていくと、制御盤の製造という独自性の高い事業を営んでいるからこそ、他にはない経験ができると感じ、思い切って当社で頑張ることにしました。

配属になった技術課では、過去に納品した制御盤に関して保守点検を行いつつ、古くなった設備の更新、新設された建物への機器の取り付けなどにかかわっています。まったくの未知の世界でしたが、長きにわたって学びの期間を設けてもらえたのが安心につながりました。自分の場合ですが、入社後半年にわたる新人研修が開催され、大阪の拠点での技術研修、茨城の工場での実習などを受講しました。配属後もすぐにお客さま先に出ることはなく、ブラザー制度を通して先輩がマンツーマンで指導してくれたおかげで、少しずつ知識を身に付けることができました。

2年目からは先輩と一緒に現場を回って、点検や取り付けといった作業に携わるようになりました。首都圏エリアの物件を主に担当しており、その中には誰もが知るような有名な建物も含まれています。そのような建物に作業で入る中で、100年以上の実績を有する当社への信頼と長い歴史を垣間見る思いがします。

基本的に停電して作業を行いますが、電気を扱う以上、作業には細心の注意が必要です。最初は右も左もわからなかった私も、隣にいる先輩が疑問に何でも応えてくれたおかげで、今では危険な作業が何であるかを把握できるようになりました。それに伴い少しずつ、私が主体的に任される仕事も増えてきています。

ときおり新設の巨大な建物に制御盤を設置するべく、長期間にわたって作業することもあります。すべての作業が終わったとき、先輩方と達成感を分かち合える瞬間はかけがえのないものです。また、破損した箇所を改修するときも、作業完了後、周囲から喜びの声が上がってくるのも嬉しい瞬間です。これからも技術を究めるべく、先輩たちの仕事に学びつつ基礎となる部分をしっかりと身に付けたいと思っています。

未経験から製図技術を身に付け、有名建築物にもかかわる <Sさん>

私の場合、もともとは保育士志望でした。しかし、社会を知らないまま教育の道を進むのは違うのではないかと考えはじめ、業種業態を問わない企業を視野に入れて就職活動を始めました。ハピネスデンキのような技術職は全く考えていなかったものの、説明会で出会った当社の“人”に魅かれたことが入社の決め手となりました。面接では複数の社員と対話を重ねましたが、どの社員も人柄がとてもよくて、当社ならば安心して働き続けられると直感しました。

以来、製図課の一員として、動力制御盤を専門とした図面制作に取り組んでいます。新築物件であれば設計担当の指示のもと、その建物の仕様や方針に合わせた図面を描いて、工場に引き渡していくのが基本的な仕事となります。新人時代は専門用語が呪文のように聞こえていましたが、最初の1年間はCADの操作を学び、工場での実習を経験させてもらえる期間を設けてくれたおかげで、だんだんと理解も深まっていきました。

本格的に業務に入ってからは、回路の組み方、CADの操作方法の習得、工場や営業との調整など、さまざまな面で悪戦苦闘しました。それでも“継続は力なり”と信じながら、今は学びの時期だと一つひとつにしっかりと向き合ってきました。その甲斐あって3年目頃には工場との調整も上手くできるようになり、スピーディに図面を描けるようになりました。

新設の場合、設計者がメインで動きますが、既設の動力制御盤の改造・更新では私が前面に立って仕事を進めていきます。私の担当物件の中には、有名百貨店のビルが含まれています。歴史ある百貨店には古い図面が多く、設備を更新するにしてもその解読から始める必要があります。突発的な故障時に対応する場合には、素早く図面を読み解くことはもちろん、適切な図面を一発で描かなくてはならない点が難しいところです。そのため、お客さまや工場と綿密に情報を交換することで、なんとか無事に課題を乗り越えようと努力を重ねてきました。

部署内には長年にわたって図面を描いているベテランの先輩たちが活躍しています。私が長い時間かけてもわからなかった問題であっても、質問をすると瞬く間に解決策を提示してくれる上に、付随する技術まで熱心に教えていただけます。私自身、まだまだ知識もコミュニケーション力も足りませんが、先輩たちの貪欲な姿勢にならって、自分を高めていきたいですね。

電気・機械の知識ゼロから設計職として活躍 <Yさん>

就職活動では業界・業種に関わらず、さまざまな企業を検討しました。その中で当社は就職エージェントから紹介してもらいました。エージェントに「ハピネスデンキの面白い仕事は何ですか?」と質問した際に「設計」が挙げられたことから、経済学部出身ですが設計職希望で面接を受けました。最終面接では、良いことばかりではなく、不安に感じることも含めて、本音を正直に話しましたね。それによって内定をいただけたので、ここならばミスマッチはないだろうと考え、入社を決めました。

仕事では、制御盤(配電盤・分電盤・動力制御盤)の設計を担当しています。具体的には、営業担当がお客様から預かってきた資料などをもとに、CADにて電気の回路図などを製図しています。資料ではわからないことなどは、直接お客様に連絡して確認することもありますね。図面が完成したら工場で製造してもらいます。心がけているのは、同じ仕事は前回より早くできるように、同じミスは繰り返さないように、ということ。それによって生産性を高めていきたいと考えています。

まだまだ知識不足なのですが、仕事のたびにわからないことが出てくるのが、むしろ面白いと感じています。設計では、限られたスペースに必要な機能を組み込む工夫をするのですが、頭を使ってパズルを解いているような感じです。やっていて飽きないし、面白いですね。設計職は「5年やって一人前になれる」といわれています。私がこれまでに担当してきた製品は小さいものがほとんどですが、大型製品を最後までやり遂げたときの達成感はさらに大きいだろうと思います。

もともと電気の知識はゼロで入社したので、入社当初は図面を見てもちんぷんかんぷんでした。書いてある記号や線の意味がまったくわからなかったのが、今では回路図を製図できるようになっています。そんな風に成長できたのは上司が丁寧に教えてくれたから。調べてもわからないことは、何でも聞いていましたね。今後は電気製図技能士や電気工事士といった資格の取得も検討しています。講座受講費や受験費用は会社負担で、報奨金も出してくれるため、チャレンジする人の背中を押してくれるこの風土は、キャリアアップを目指す人にとっては魅力的と言えるでしょう。

学生の方へメッセージ

<Fさん>
学生時代の今は後悔のないように、挑戦したいと思えることにはとことん向き合ってください。就職活動では自分の中に譲れないものを定めておくと、スムーズに進めていくことができるはず。その上で当社に興味を持っていただけたら幸いです。制御盤という特殊な製品を扱っていますが、新入社員を手厚くフォローしてくれる先輩がそろっているので、知識ゼロの状態で入社しても安心して成長することができます。

<Sさん>
当社は研修や実務を通して学んでいける体制は整っていますから、不安を感じることなく働いていけると思います。仕事上のミスは周囲がフォローします。失敗を恐れずに挑戦してください。ただし、時間の厳守、あいさつといった社会人としてのマナーは、徹底するようにしてください。面接ではどうしても委縮してしまいがちですが、面接官も皆さんと同じ人間です。一生懸命に話せば伝わりますから、過度に緊張せずに頑張りましょう。

<Yさん>
就職活動で忙しいとは思いますが、遊びでも何でも、残り少ない学生生活を楽しんでほしいですね。社会人になると友人と遊ぶ時間が学生の頃に比べて大幅に少なくなります。後悔しないためにも今しかできないことを思いっきり満喫しましょう。また、就職活動は落ちても無駄にはなりません。そこで得た経験や知識はより良い将来を選択するためのヒントになる。自分らしく前向きに就職活動を頑張ってください。

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選考では学生の本音を聞くことを重要視している。入社後に一人ひとりの長所が伸びるようなキャリアを歩んでもらうため、飾らない本当の気持ちを話してほしいという。

マイナビ編集部から

制御盤メーカーとして100年以上の歴史を誇るハピネスデンキ。制御盤とは、降圧して電気を建物に取り入れる「配電盤」、建物に取り入れた電気を照明などに分配する「分電盤」、エレベーターなどの動力を制御する「動力制御盤」のこと。同社ではさらに建物内の電気設備を一元管理する中央監視制御装置も開発している。建物にとって欠かすことのできない機器であるため、安定した業界ともいえる。

今回は主に営業や設計に携わる社員に話を聞いたが、同社ではほかにも品質管理や生産管理、メンテナンスなどの仕事もある。特徴的なのは技術職であっても文系出身者の応募が可能である点だ。インタビューに答えてくれたYさんも経済学部出身で電気設計に携わっている。とくに電気設計といった専門知識を要する職種は「文系出身だから」と諦める学生もいると思うが、同社では一から学び、スキルを身につけられる。

また、インタビューに登場いただいた3名ともが口を揃えるのは、社内のコミュニケーションの取りやすさだ。若手からベテランまでの社員がいる中で、堅苦しい上下関係などはなく、仕事の相談もプライベートの雑談もしやすいのだという。社員の1人は「物腰の柔らかい人が多い」と話してくれたが、取材に協力してくれた方々もまさにそんな人柄だと感じた。同社には、腰を落ち着けて長く働ける環境があるといえる。

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組織規模が大きすぎないため、柔軟にさまざまな業務を経験できる環境がある。それによって会社全体についての理解も深まるため、若手でも改善提案をしていきやすい。

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