最終更新日:2024/10/10

ビッグ測量設計(株)

業種

  • サービス(その他)
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

我が社自慢の制度・社風

経験ゼロの人材が育ち、誇りをもって働き続けられる場を整備

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教育制度や福利厚生制度から見たビッグ測量設計

鈴木 健
人事部/2015年入社

須藤 翠
人事部/2001年入社

測量の専門家集団として一都三県で実績を残しているビッグ測量設計では、学部学科を問わない人材が活躍している。経験ゼロからでも測量のプロになれるように、実践的な研修や教育を用意しているからだ。働きやすい環境を創出するべく、福利厚生面の充実化も図っているという。ここでは人事担当の鈴木さんと須藤さんから、教育や福利厚生をテーマに語っていただいた。

ビッグ測量設計の仕事最前線

キメ細かな研修やOJTによる指導を通して、未経験だった人材も測量技術者として立派に成長を遂げている。人と対話する仕事だけにコミュニケーション力が重要となる。
「サークル活動助成金制度」により、5つのサークルが誕生。部署を超えた繋がりを持つ場として有効活用されている。麻雀やボードゲームは本社会議室で活動しているそうだ。
鉄道工事を中心とする工事測量で実績を残すビッグ測量設計。学生にとっても極めて身近なランドマークの工事にも深く携わっている。

【鈴木さん】研修やOJTで測量の知識を伝授。資格取得にも挑戦できる

測量と一口に言ってもさまざまな形態が存在していますが、ビッグ測量設計が得意としているのは「工事測量」と呼ばれる分野です。建設中の現場で適宜、測量を行いながら、図面や手順に即した工事を進めるための指針を示すのが工事測量の役割となっています。元来、当社では鉄道の工事測量で強みを発揮しており、その発展で道路や飛行場などのインフラまわりで数多くの実績を積み重ねてきました。

測量と言えば、土木工学を専攻した人の独壇場だと思われがちですが、当社では学部学科不問で採用を行っています。モノづくりしながら作業を進める工事測量は特殊な部分が多く、学校の学びだけではカバーしきれないだけに、どんな学科出身であってもゼロからのスタートとなります。ならば、入社後に勉強できる場を数多く設けることで、さまざまな人材を測量のプロに育て上げていく方針を取っているのです。

新人研修で言えば例年、3週間ほど開催します。マナーやメンタルの研修はもとより、未経験者でも測量に関する機械を扱えるようにキメ細かく指導。距離と角度を測る「トータルステーション」、高さを見る「レベル」、測定用のレーザーを受ける「ミラー」といった機械を触っていくことになりますが、過去の新卒では機械操作でつまずいた人はいません。むしろ「未経験でも理解ができた」「やっていけそうだと思った」との声が返ってきています。三角関数を交えた計算などが必要になってくる点に難しさを感じる声は聞こえてきます。とはいえ、実作業では数値をはじき出すツールがあるので複雑な計算は省略できますし、大まかな仕組みさえ理解できていれば問題はないでしょう。

配属後はOJTによる実践指導となります。そもそも工事測量は2人ないしは3人のチームを組んで進めていきますので、いつでも先輩に質問ができる環境が整っていますから新卒にとっては心強い限り。また、2023年度からは階層別研修がスタートしました。さまざまな現場を経験してきた同年代の社員が自分の経験を伝えるとともに、社内横断の横のつながりを持つ貴重な機会となっています。

工事測量の場合は資格が必須ではありませんが、測量士・測量士補の資格を持っていればお客さまの信頼につながるだけに、社内で年数回の勉強会を開催するほか、合格後の資格手当を付与するなどして、各自のモチベーション向上を支えています。

【須藤さん】サークル活動や育児休暇などの福利厚生面も充実

社員がオフタイムを満喫できるように、ビッグ測量設計ではさまざまな福利厚生制度を用意しています。代表的な制度が「サークル活動助成金制度」。2つ以上の部署で3名以上の社員が集まったサークルに対しては年間10万円の活動費用を提供する制度で、既に『サバイバルゲーム』『釣り』『ボードゲーム』『テニス』のほか、最近は『麻雀』サークルが立ち上がりました。

この制度が始まったきっかけは、、新型コロナウイルスの流行でした。厳しい交流制限によって社内の横のつながりが薄れてしまったことから、改めて社員間コミュニケーションの活性化を目指すべくスタートしましたが、まさに全社的な交流を温める貴重な場となっています。

サークル活動後は社内掲示板での報告を義務付けていますが、記事を見ていると、楽しげに活動しているのが伝わってきますし、サークル未加入の社員が次回の参加を検討するきっかけにもなっています。情報発信という意味では月1回、社内報を発行。社内に張り出すとともにデータとして共有しており、サークルの活動内容はもとより、会社の新しい情報、現場の紹介、近所の飲食店のおいしいランチのレポートなど、多彩なコンテンツを網羅しています。

ワークライフバランスもしっかりと整えており、有給休暇なども事前申請すれば問題なく取得できます。現場に出ている社員は案件と案件の合間にまとめて取るケースが多いようです。また、出産・育児休暇に関しても、事務はもちろん、女性の測量担当で1名取得した実績があるほか、最近は男性育休を取る社員が増えてきました。期間は人それぞれで、2週間もいれば、3カ月、半年と長期にわたって育休に入った社員もいます。家のことに集中した時期を経験したおかげで、職場復帰してからも家庭と仕事を両立しやすくなったとの声が男性社員から上がっています。

休暇を満喫してもらえるように、伊豆の稲取と新潟の南魚沼市の2か所にリゾートマンション型の保養所を設けています。稲取は海の間近で、南魚沼市はスキー場のゲレンデ直結。利用料は1回1000円と破格ですから、多くの社員が利用に手を上げています。マンションと言えば、借り上げ社員寮も用意しており、南千住や青砥など本社から通勤30分以内の場所に月3万円で住むことができます。これからもさまざまな角度から社員を支援しながら、いっそう働きやすい環境を作っていきたいです。

チャレンジャー精神と温かさが共存する社風。風通しの良さも抜群

■新卒に関しては7~8年前から継続的に入社していますが、例年、半分程度は全くの未経験者で占められています。工事測量は現場の施工管理者や職人と何度も話し合いながら仕事を進めていくだけに、コミュニケーション力があれば問題なく成長を遂げられると感じています。
経験の有無を問わず、しっかりとその人の成長に向き合う仕組みもできあがっています。年2回にわたって行う上司との面談では、前回設定した目標の達成度を細かく確認し、報酬に反映していきます。将来のキャリアアップとしては、3~5年で主任に昇格して一つの現場を任せられるというのが一般的な流れとなっていますが、これもそれぞれのペースに合わせて評価していきます。
ちなみに元来、当社には新技術にどんどんチャレンジする企業文化が根付いており、話題となっている3D測量に関しては20年前から導入済み。当時は全く利益を生み出さなかったそうですが、時を経て今、技術指導や提案を先頭に立って行うチャンスが増えています。“やってみよう”との精神が根付いているのは当社の大きな強みと言えるかもしれません。
<鈴木さん>

■私は事務職として2001年に入社していますが、実は社内で初めて出産・育児休暇を取得しています。時短勤務なども柔軟に対応していただいたおかげで、双子を含めた4人の子どもを育てながら働いています。両立は簡単ではないですが、理解して支えてくれる環境があるのは心強いところです。コロナ禍以降に在宅勤務ができるようになったのも、子育てとの両立のしやすさを加速させました。
私が入社したときは従業員数50~60人だった当社も、20年以上の時を経た今では160名規模となり、私の人生とともに会社が成長している感覚を覚えています。ただ、今も昔も上司や部下の垣根もなく、経営陣とも距離が近いなど風通しのいい職場であるのは変わらないまま。最近はよりいっそう社員の声を反映していくために、月1回、アンケートを取って経営陣が読み込み、会社の改善につなげていくという試みも進めています。時代に即した働き方も導入しやすくなっていますので、若い社員たちにも率先して自分なりの意見を発信してほしいと思っています。
<須藤さん>

企業研究のポイント

■学生たちの話を聞くと、年々、企業研究する会社の数を絞っている傾向にあるようですが、非常にもったいないと感じています。興味を持った企業に関連する業種に広げていけば、世の中の仕組みが見えてくるようになり、楽しく企業研究を進めていけるはず。アンテナを広げていくのを忘れないでください。
当社に関しては土木のみならず、鉄道や飛行機などの業界から発展してたどり着いた学生が多くなっています。最初から測量について追いかけていたという人はほとんどいません。物事を多角的に捉える姿勢は、今まで想定しなかった存在に気付き、視野を広げるきっかけになると改めて思います。
<鈴木さん>

■自己分析を行っていると、興味を持っていなかった世界でも適性があるのを発見ということもあるでしょう。せっかく新卒のインターンシップや会社見学では業種業界を問わない企業の話を無料で聞くことができるので、最初から分野を決めしまうのではなく、あれこれと興味を広げていくのを心がけてください。知見を広げる感覚で、たまたま目に入った企業を調べてみるのも面白いと思いますよ。
当社もそうですが、世の中の多くの企業は人柄やコミュニケーション力を重視して社員を登用しています。学生時代の今のうちから、かかわる人とのつながりと関係性を大事にして、自分を磨いておくのも心がけてください。
<須藤さん>

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残業時間は月15時間程度。有給休暇も年8割は消化する社員が多いという。どうしても現場が忙しい時期もあるが、反対に閑散期もあるので休みやすい部分もあるという。

マイナビ編集部から

ビッグ測量設計は創業以来、一都三県の土木を中心とする「工事測量」を手掛けてきたプロフェッショナル集団である。その実績を見て行くと、まさに首都圏のランドマークがズラリと名を連ねているのがわかる。特に鉄道駅と付随する都市開発では非常に身近な名前が並んでおり、都心ターミナル駅の大改修工事でも同社が技術を提供しているという。

工事測量の場合、何も存在しない計画段階の状態からかかわっていくことになる。そこから少しずつ建造物ができあがり、最後に完成するまでのすべてのプロセスに立ち会っていくからこそ、無事に完成したときの喜びが大きく、社員たちもモチベーション高く仕事に臨んでいる。

今回はバックオフィス担当の2人の社員にインタビューしたが、測量技術者たちが安心して仕事に専念できるように、会社を挙げて多様な取り組みを展開しているのがよく伝わってきた。出身学部学科を問わない社員が活躍しているというのもユニークなポイントの一つ。測量技術に関しては実践の中で身につけられるように支えてくれているのは鈴木さんの話にもあった通りだ。社会に出てから手に職を付けて頑張っていきたいとの強い意志を持っていれば、経験ゼロでも問題なく成長できる会社である。

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本社は東京・上野に構えている。創業時、東北新幹線の測量を請け負ったことが、今の立地となるきっかけだった。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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