最終更新日:2024/8/27

千代田エクスワンエンジニアリング(株)

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 機械設計
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

設計、調達、建設、試運転を一貫して担当。自分がつくったプラントが動き出す感動!

  • 化学系 専攻の先輩

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“知識ゼロ”からスタートした技術系社員の挑戦と成長

プラントの設計、調達、建設、メンテナンスをワンストップで提供する総合エンジニアリング会社「千代田エクスワンエンジニアリング」。入社理由や研修、仕事内容、目標等について伺った。

■Y.Kさん(2020年入社/国際環境工学部 エネルギー循環化学科卒)
計装(制御)エンジニア

社風について

設計研修期間が終わっても、同期とはとても良い関係が続いている。本社にいるタイミングを見計らって、皆で食事に行くことも多いそうだ。
「アイデアや気付きがあれば、上司や先輩に気軽に提案できますし、しっかりと応えてくれる職場です。モチベーションを高く持って仕事に取り組むことができています」
「当社で活躍しているのは、仕事に対して誠実に向き合うことができる人。周囲の人々としっかりとコミュニケーションを取り、わからないことをきちんと聞ける人ですね」

化学研究からプラントエンジニアリングの世界へ。充実の新入社員研修で設計の基礎をイチから学ぶ

学生時代は国際環境工学部のエネルギー循環化学を専攻。研究室では、吸着剤「ゼオライト」の生成を中心に、有機化学や無機化学、分析化学について幅広く勉強していました。一方、企業研究にあたっては、当初からプラントエンジニアリング業界に絞って会社選びを進めました。大学で専攻していた化学とプラントエンジニアリングの仕事に、直接的なつながりはありません。にもかかわらず、なぜ、この業界を志したかといえば、私が九州・福岡で生まれ育ったことが大きかったですね。北九州工業地帯の一角を占める町で生まれ育ったこともあり、子どもの頃からプラントは身近な存在でした。こうした背景もあり、「将来はプラントに関わる仕事がしたい」という思いを持っていたのです。

数あるプラントエンジニアリング企業の中でも当社を選んだ理由としては、プラントの設計から調達、現場での施工管理、試運転に至る全てのプロセスを自分で経験できること。LNGプラントや石油精製プラントなど、化学と間接的なつながりのあるプラントを建設していることが大きかったですね。また、企業セミナー等で対応してくれた役員や先輩社員の人柄も決め手となりました。「遠くから来てくれたんだね」「地方出身者もたくさんいるから大丈夫」などと声を掛けてくださる気さくな対応に、とても魅力を感じたのです。また、私の場合は学生時代に計装・電気分野について専門的に学んだことがなく、“本当にやっていけるだろうか”と感じたこともありましたが、「研修が充実しているので“知識ゼロ”からでも大丈夫」ということだったので、安心して入社できました。

2020年に入社すると、まずは新入社員研修。当時の新入社員研修は約3カ月間の設計研修と、約半年間にわたる設計業務のOJT、約3カ月間の現場研修の3つの期間で構成されていました。最初の設計研修では、電気や制御、計測・計装機器に関する基礎知識のほか、工事図、計器図をはじめとする各種図面の見方など、プラントの設計に必要な知識、スキルをイチから学ぶことができました。わからないことがあればその場で気軽に質問できましたし、日次レポートに質問を書いて提出すると毎回、とても丁寧なレスポンスをもらえたので、落ちついて学習に取り組むことができました。

OJT・現場研修を経て、LNG火力発電所の建設現場へ。大切なのはコミュニケーション

設計研修が終わった後は、約半年間の設計業務のOJTです。私の場合、LNG火力発電所の電気・計装システムの設計に挑戦。主に計器の選定や調達に取り組みました。各ベンダーの製品が要求されるスペックを満たしているかどうかを確認した上で、見積もりを確認。上司や先輩のアドバイスを仰ぎながら、それでもわからない場合には、ベンダーの担当者とコミュニケーションを取りながら選定、調達を進めていきました。

そして、最後の現場研修では、OJTで関わったLNG火力発電所の建設現場で施工管理を経験。先輩の後ろについて現場での動き方を学んだ上で、工事業者やベンダーとコミュニケーションを取りながら施工管理の基本を学んでいきました。現場ではさまざまな分野の工事業者が並行して作業を進めるため、工程管理ではかなり苦労しましたが、入社から1年間で設計・調達、施工の一連の流れを経験することができました。入社前に想像していたよりも、はるかに壮大なプロジェクトに携われることがわかり、喜びとともに緊張を感じましたね。

入社2年目からは、新潟県上越市に建設していたLNG火力発電所で施工管理を担当。この現場で学んだのは、協力会社の皆さんとのコミュニケーションの大切さです。仕事やプライベートを問わず、普段から積極的にコミュニケーションを取って、良い関係を構築しておくことが、いざというときにモノをいうのです。実際、この現場では工事が中盤を迎えた頃に、お客さまから、大掛かりな設計変更のご要望があったのです。協力会社の立場からすると、かなり手間のかかる工事だったのですが、それまでに良好な関係性を築けていたこともあり、快く引き受けてくれました。仕事を覚えるという意味でも、トラブルに対処するという意味でも、コミュニケーション力は必須だと思いますね。

現在は大手化学メーカーが福島県に建設中の、食品用ラップフィルムの原料を精製するためのプラントの設計に携わっています。かなり大規模なプラントなので最大20~30人のチームになる予定ですが、いまは設計が始まったばかりの段階ということもありメンバーは4人。お客さまとコミュニケーションを重ねながら、計装機器仕様書の作成に向けた検討を進めています。

プラントエンジニアリングの仕事の醍醐味とは? 働きやすい環境、風通しの良い社風も大きな魅力

私たちの仕事のいちばんの醍醐味。それはプラントが一斉に動き始める瞬間に立ち会えること。自分たちで設計、調達、施工の全てのプロセスを担うわけですから、どのプラントにもかなりの思い入れがあります。だからこそ、プラントが稼働したときの達成感には言葉に尽くしがたいものがあり、「こんなに大きなプラントを、本当にゼロからつくりあげることができたんだ!」と、感慨にふけることも少なくありません。

入社から数年が経過し、後輩社員からの質問に応える場面も増えてきました。知らず知らずのうちに知識、スキルが身に付いていることを実感できるのはうれしいですね。来年には電気施工管理技士や計装士などの資格を取得できるようになります。当社には資格取得をサポートする仕組みが整っていますし、当社の社員が代々引き継いでいる重要ポイントをまとめた資料もあります。できるだけ早い段階で資格を取得し、キャリアアップを目指したいと思っています。プラントエンジニアリングに必要な知識、スキルを身に付けるために行ってきたことは、わからないことに直面するたびに、上司や先輩にどんどん質問すること。専門書を読んで調べることも大切ですが、本だけではわからないことも結構あります。その意味でも、コミュニケーション力に磨きを掛けることが大切だと思いました。

また、当社は働きやすい環境が整っています。チームのメンバーで情報を共有し、仕事を分担するカルチャーが浸透しているので、有給休暇も周囲に気兼ねなく取得できます。役職や入社年次を問わず、誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができることも、働きやすさにつながっています。

今後の目標は、現在設計に携わっているプラントを無事竣工させること。設計から調達、施工、試運転に至る一連の仕事を経験するなかで、リーダーとして活躍するために必要な実力を身に付けていきたいと思っています。工程管理のスキルアップなど、乗り越えなくてはいけない課題もたくさんありますが、当社には30代半ばの先輩がリーダーとして活躍している現場もありますので、励みにして頑張りたいと思っています。

企業研究のポイント

企業研究を始める時期は、人生の大きな変化点となります。まずは自己分析を徹底的に行い、「自分が何をやりたいか」を明確にしていただきたいと思います。それとともに、できるだけ視野を広げて会社選びを進めることも大切です。最初から一つの業界に絞り込むのではなく、それに付随する業界についても調べる努力を重ねることをお勧めします。

プラントエンジニアリング業界を志望されている方には、次の2つの軸に注目して会社選びを進めていただきたいと思っています。一つはプラントエンジニアリング専業会社とメーカーのグループ会社という軸です。前者ではさまざまな業種・業界のお客さまの多種多様なプラントに関わることができ、後者の場合には親会社から依頼される仕事が多くを占めることになります。もう一つは、設計・調達・施工に一気通貫で携わることのできる会社と特定のプロセスに専門的に関わる会社という軸です。多様な業務に一貫して携わることで幅広い知識を身に付けたいのか、専門性を徹底的に高めていきたいのかなど、自分の志向を明確にして会社選びを進めるようにしてください。

当社は、設計・調達・施工の全てに一気通貫で携わることのできるプラントエンジニアリング専業会社。大規模な案件の全てのプロセスを自分で手掛けることができる会社です。

【人事部 人財開発セクション Iさん・Yさん・Wさん】

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「学生時代には、それぞれの専門分野の基礎を習得するとともに、さまざまな物事に普段から疑問を持つ力、いざという時に自分の意見を発信する力に磨きを掛けてください」

マイナビ編集部から

「お客さま第一主義」をモットーに掲げ、プラントの設計・調達・建設・メンテナンスを手掛ける総合エンジニアリング会社「千代田エクスワンエンジニアリング」。同社は「千代田化工建設グループ」の一員だった千代田工商、千代田システムテクノロジーズ、千代田テクノエースの3社の合併により、2023年4月に誕生した新しい会社である。

同社がいま目指しているのは、合併による規模拡大のメリットをフルに生かし、ライフサイエンス分野やカーボンニュートラル分野、次世代電力システムといった新規事業に進出すること。これだけでも魅力的だが、特筆すべきは、こうしたチャレンジングな取り組みに若手のうちから参画するチャンスがあるという点だ。同社には実力ある若手に大きな裁量を与えるカルチャーが根付いていることに加え、きわめて風通しの良い社風が浸透。わからないことがあれば、役職や入社年次を問わず、誰にでも気軽に質問することができる。組織全体で積極的にコミュニケーションを取りながら、若手の活躍を力強く後押ししている会社といえる。

プラントエンジニアリング業界に興味関心をお持ちの方はもちろん、設計・調達・施工管理に一貫して携わりながら若手のうちから飛躍的に成長・活躍したいという志をお持ちの方に、企業研究をおすすめしたい会社である。

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横浜市神奈川区の本社にて。社名の“エクスワン(X-One)”には、「千代田の技術×One Teamでトランスフォーメーションに臨む」という決意が込められているという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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