最終更新日:2025/4/23

JCOM(株) 【理系技術職】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 通信・インフラ
  • 放送
  • 芸能・映画・音楽
  • インターネット関連
  • 電力

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまにとってのベストを考え、サービスを届ける。幅広い経験が積める会社です!

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営業として成長中の若手社員が、その先に見据えるキャリアとは?

通信インフラやエネルギー、コンテンツなど、暮らしを支えるサービスを幅広く届けているJCOM。本記事では入社3年目の社員をクローズアップ。入社理由や現在までの仕事内容、今後の目標や社風について伺いました。

大野 真依さん
ジェイコム埼玉・東日本さいたま南局営業部
2022年入社/国際文化学部卒

先輩社員の一日

「日中は車で市内のお客さま先を回り、夕方に帰社してデスクワークをするのが主な一日の流れです。金曜のノー残業デーに向け、効率も意識しながら計画的に動いています」
「地域の快適な暮らしを支え、プラスαの価値までお届けするよう意識しています。業務の合間は、オンライン学習サービスで提供されている動画を見て、知見を広げています」
「お客さまに必要としていただけることが、私のモチベーションです。『何でも解決してくれて神様みたいだ』と喜んでくださったお客さまのことは特に印象に残っていますね」

既存営業では、プラスαのお手伝いを心がけて「お客さま満足度」を追求

学生時代は海外の言語や文化を広く学び、5ヶ月間のスペイン留学も経験しました。学業以外ではアカペラサークルに所属し、イベントの開催や舞台の企画・演出に尽力。出演者や裏方として幅広い役割を担ったほか、アルバイトではアパレル店舗の接客・販売を担当し、コーディネート提案に注力していました。

こうした学生時代を過ごした結果、見出したのが「企画するのが好き」という自分の傾向です。とはいえ具体的に何をやりたいかは定まっていなかったので、幅広い業界を検討しました。当社に決めたのは様々な事業領域を手がけていて、企画の仕事を担えるチャンスがあることに加え、面接でも私の話を柔軟に受け止めてくれ、「人として尊重してもらえている」と社風に好感を抱いたことが理由です。

入社後はまず本社での集合研修があり、全国約120名の同期と交流しながら社会人として基礎的なことを学びました。6月から現在の拠点に配属。リーダーから当社のサービスや電線の仕組みなどについて教わった後、先輩との同行営業をスタート。当社とお取引のある個人のお客さま向けの営業活動のノウハウを教わりました。

7月からはひとり立ちし、契約更新や新しいサービスのご案内を回るように。契約しているプランを長年変更されていないご高齢のお客さま宅に訪問することが多かったので、創業当時のJCOMのことや地域のことなども広くお伺いでき、次の訪問先でも役立てる会話のスキルまで身につけることができました。ケーブルに関する技術的な知識や、お困り事を引き出す会話力も磨けた実感があります。

既存営業では、名刺に電話をくださったお客さまのところに複数回訪問することもあるので、関係性が深まりやすいです。技術スタッフでなければできない作業もありますが、機械的な営業にならないようプラスαでできることを常に考えていましたね。後から見返せるようメモを残すなど、お互いの負担を減らすための一工夫も心がけていました。

当社ではお客さまに向けて担当社員のアンケートをお願いしており、その点数を顧客満足度として図っています。お客さまに寄り添いながら日々励んでいた結果、支社内の「CX Award※」にランクインでき、非常に嬉しかったです。社内サイトに掲載されるトップ表彰の方のインタビューも参考にしながら、お客さまに喜ばれる対応を考えて行動していました。

※…社員別の顧客満足度を図るランキング

新規営業を経て、法人営業へ。いっそうお客さま一人ひとりの理解に努めています

1年目の終わりからは、新規営業の担当となりました。既存営業よりもハードルは高かったですが、新規営業を通じて「お客さまの性格傾向を見ながらまずお話を聞く」という姿勢を身につけられたように思います。もともと当社をご存じで、以前のサービスに不満を感じていたお客さまほど、きちんとお話を聞いて「今はそういった不安はない」ということをご案内すると理解いただけるケースが多かったです。

新しくサービスの導入を検討いただくには、比較対象として他社のサービス内容や料金体系、そして社内の過去事例なども把握しておく必要があります。そのため、この時期は能動的に情報を取りにいくことの大切さを実感する場面が多かったです。各自で調べたことはチーム内の掲示板にアップして全員が見られるようにしているので、私も自分が調べたことを積極的に情報共有するようにしていました。

新規営業を1年ほど経験した後、3年目になる今年度は法人営業を担当しています。それぞれで重視しているポイントは異なる印象があり、お客さまが喜ぶ気遣いを考えながら動いています。一人ひとりの価値観を見極めるためにも、定期的に顔を出して接点を増やすことも心がけています。

そういった意味で、法人営業は営業力以上に対人コミュニケーション力が必要な仕事だと感じますね。気遣いを持って良好な関係の構築に努めつつ、社内の部署と社外のお客さまとの間で橋渡しを行い、円滑なコミュニケーションができるよう働きかけを行っていくことも、目下の成長課題です。

個人で動くことも多い営業の仕事ですが、チーム一丸となって目標に向かっているので、チーム内の連携は活発です。困ったときは、他部署にいる前任者の先輩のところへも頻繁に話を聞きに行くなど、頼りになる先輩がたくさんいるので心強いです。

企画部門を目標に、自己研鑽にも注力。オン・オフのメリハリをつけて働けています

今後の目標としては埼玉エリアで当社のイベントを企画する部署に挑戦したいと思っています。JCOMでは、毎年秋に「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」という自転車競技のイベントを埼玉で開催しています。先輩がグッズ制作などを担当していたので、イベント企画の様子を間近で見ることができました。自治体の観光情報局と組んで「LOVE埼玉パーク Presented by J:COM」というブランドを立ち上げ、県内のお菓子メーカーの詰め合わせ商品やご当地Tシャツの企画制作・販売なども手掛けており、いろいろな仕事ができることに興味を持っています。

埼玉エリアで経験を積んだ後は、本社の企画部門にも興味を持っています。当社では研修の一環で先輩社員に話を聞きながらキャリアについて考える機会があり、私は企画系の仕事をしている先輩の話を聞かせていただき、将来の夢が広がっています。

また、仕事以外に関しても当社の特徴をお伝えするならば、社内にはスポーツ好きな社員が多いことが挙げられます。野球やフットサルなど有志の活動やイベントも行われており、特にフットサルのイベントは全国規模で、家族連れや応援だけでの参加も可能です。本気の「ガチチーム」と気軽に楽しみたい「フレンドリーチーム」に分かれて試合を楽しむのですが、私は後者のチームで毎年参戦しています。

お休みに関しても、夏季は最大で9連休が取得できるので、海外旅行なども楽しめています。今年は台湾に行き、来年はベトナムに出かける計画を立てています。

学生の方へメッセージ

就職活動の時期にやりたいことが見つからないと、不安を感じる人は少なくないと思います。私も志望が固まっている友人たちを見て、引け目を感じた時期がありました。しかし入社から3年経って思うのは、「社会に出てから、やりたいことが見つかってくることもある」ということです。昔の自分に心配しなくていいよ、と伝えたいですね。

「いろいろな人に相談してみることで開けてくる視点がある」ということも、社会人になって知ったことです。人に話すことで自分の本心が見えてくることもありますし、必ずしも相手の意見に同調できなくても構わないので、積極的に人に話を聞き、周りに頼ることも心がけながら就職活動を進めていくと良いと思います。

一人で抱え込みがちだった私がこんな風に思えるようになったのは、同期や上司との距離が近い当社の環境の影響もある気がします。先輩社員に「大野さんは『こう思う』という自分の考えを持った上で、質問してきてくれる」と言ってもらったこともあり、人との関わりのなかで自分の特性にも気づくことができました。

当社には優秀な先輩たちが大勢いて、営業手法なども自分から手を伸ばせば快く教えてくださいます。惜しみなく経験値やノウハウをシェアしてくださるので、自分の成長にもつなげられている実感があります。社会に出てから成長するためにも、積極的に人の話を聞く姿勢は学生のうちに身につけておいて損はないと思います。

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入社時は運転初心者だったという大野さん。「最初の頃は上長が同乗してサポートしてくれたことも有り難かったです。安心できる状態になってから単独訪問を開始しました」

マイナビ編集部から

2025年に設立30周年を迎えるJCOM。全国各地域のケーブルテレビ事業を集約しながら現在の形となり、インターネットや携帯電話が急速に普及した2000年代には、高速インターネット接続事業や電話・モバイル事業を、2010年代には電気やガスなどエネルギー分野の事業にも着手。2020年以降は、動画配信やメディアエンタテインメント分野にも事業領域を広げている。

暮らしに不可欠なサービスを幅広く手がけている同社で、どのように若手社員が成長し、活躍しているかを伺えた今回の取材。まず印象に残ったのが、入社3年弱のうちに「営業」の一言では言い表せないくらい幅広い経験をしていることだ。顧客層や契約・サポートのフェーズごとに役割が細分化されており、その過程で自分の適性や志向を理解し、将来のキャリアの方向性を見出していけるような育成環境が敷かれている。

今回取材した大野さんは、営業活動の対象となる相手は変わっても、常に「目の前の相手の役に立つためにはどうしたらいいか」を自分の頭で考え、積極的に先輩社員らの知見も吸収しながら営業手法を磨いていた。お客さまを気遣い、喜ばれる方法を探った営業経験は、今後のキャリアでもきっと役立つことだろう。コツコツとひたむきに努力を続ける彼女を通じて、健全で芯の強い同社の社員像が垣間見えた気がした。

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「暮らしのうれしいと地域の豊かさを進化させるパートナーへ」。そんな同社の思いを体現すべく、社員はお客さま一人ひとりの声に日々丁寧に耳を傾けている。

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