就職活動では、型にハマりすぎないことをおすすめします。私は「企業は何万人もの学生を見ているだろうから、テンプレート通りでは印象に残らないだろう」と考え、我流で就活に取り組むことを意識しました。エントリーシートでも個性が伝わるような特徴的な話題を選びましたが、「相手から自分がどう見えるかを考え、見せ方を工夫する」というのはデザインの観点にも通じる部分かもしれません。
面接に進んだ後も、接客のアルバイトで培った「お客様を楽しませる」という意識を持って自分をアピールしました。「このやり方でダメなら、自分とは相性が良くないのだろう」と肩の力を入れずに取り組めたことも、功を奏したように思います。結果、複数の会社から声をかけていただき、選択肢を持つことができました。
また、会社について気になった点があれば、待ちの姿勢ではなく、自分からどんどん質問すると良いと思います。たとえば当社では、半年近い研修期間があり、デザイン以外のIT知識もひと通り勉強します。その情報を把握しないで入社すれば、「初日からデザインの仕事をすると思っていたのに!」とギャップを感じてしまうかもしれません。そうならないよう「入社後にどんなふうに過ごし、どのように経験を積んでいけるのか」についても、できる限り情報収集をしておくと良いと思います。
(Y.Yさん)