最終更新日:2025/4/3

(株)新潟材協

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 住宅
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
新潟県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

私たちの活躍が、建築業界に活気をもたらします!

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めざすのは建築資材のプロフェッショナルです

工務店やハウスビルダー等に建築資材を提供する新潟材協。現場に必要な資材をタイムリーにお届けすることで、施工が滞りなく進み、取引先や業界のイメージアップへ貢献しています。

(写真左から)
真島 葵さん/商材部/2021年入社
学生時代にデザイン系の建築を学び、新卒で入社。地元の新潟市内で営業もできる建築関連の会社を探す中、新潟材協と出会った。

小林 拳輔さん/商材部/2023年入社
経済学部出身の新卒入社。大学のある大阪に引っ越す際に、家具を見る中で建築の世界に興味を持ち、資材を扱う仕事を選んだ。

武藤 さくらさん/商材部/2022年入社
山形の大学で建築系を専攻し、新卒で入社した。決め手となったのは、実家からの距離の近さと、会社見学の際に感じた雰囲気の良さ。

就職活動で意識したこと

大学が秋田でコロナ禍の活動だったため、企業がどれだけ感染予防に努めているかを見ていました。基本的にWeb面接の会社しか受けていません(真島さん)
コロナ禍で人と接する機会が減っていたため、あえて就職活動を遅らせ、アルバイトで社会に慣れることから始めました。内定をもらったのは、4年生の1月です(小林さん)
学生時代に一人暮らしをしたことで、実家のありがたみを痛感しました。そのため地元へのUターン就職を、私の中で一番の軸に置いていました(武藤さん)

仕事を覚える上で、お客様のためにも遠慮は不要です。

私は建築系の学科卒。とはいっても仕事で必要な計算等は学んでおらず、業務知識は入社後に1から学びました。わからないところがあればネットや本で調べたり、もちろん先輩たちも「これは、こうだよ」と丁寧に教えてくれました。
かつては新しいことに消極的なタイプだったのですが、大学3年生の時に、勇気を出してインドネシアへ1週間の短期留学に行き、生まれ変わりました。現地の人と英語で話し、度胸がついたのです。今ではすっかり物怖じしない性格となり、仕事でも役に立っています。
“こんなこともわからないのかと思われたらどうしよう”ではなく、“仕事で必要だから何度でも聞く”という姿勢で、上司や取引先の現場監督にも積極的に質問を投げかけています。

現在、私は営業といっても、社内での発注や見積り作成、電話対応が基本。時々、上司について現場を見に行く毎日です。お客様と面と向かって会話をする機会が少ない分、電話での声のトーンを高めたり、丁寧な言葉づかいには気をつかっています。
最初は1社のみだった担当も、今では3社に増え、時には1人で打ち合わせに行くこともあります。この仕事の腕の見せどころは、いかにお客様が“買いたい”と思う商品を提案できるかだと思っています。そのためには日頃からの信頼関係はもちろん、何より商品知識が欠かせません。メーカーの展示会などにも積極的に参加し、知識の習得に努めています。
中には、お客様の方から「断熱性を高めるために、施工方法を変えたい。それに合う設備機器はないか」といったご相談もいただきます。その時にしっかりとした回答ができるかで、その後の進捗が変わってきます。

当然、新人の頃から何でもうまくできたわけではありません。何度か叱られ、成長してきました。簡単な仕事ではない分、段取り良く進み、問題なく終わった現場に出会った時が仕事のやりがいです。
最近では、後輩に教えるケースも出てきました。私がしてきたように、わからないことはすぐに聞くよう伝えています。これから入ってくる人に期待するのも、遠慮せずに質問等をしてくれる活発さです。
私自身は宅建や建築士の資格取得をめざすとともに、自ら考え、即決できる今の上司のような人材になりたいと思っています。(真島さん)

大学で専門的に学んでいなくても、意欲があれば必ず成長できます。

私が入社した年は、1ヶ月ほどの新入社員研修があり、建築に必要な資材や木材について、さらには土地の権利なども学びました。建築とは無縁の学部出身のため、見ること聞くことのすべてが新鮮でした。
業務としては図面や仕様書を見て、どんな材料が必要かを拾い出す練習を1ヶ月ほど経験。図面上に“何尺”と書かれていても、実際のサイズの想像がつかず、その点は苦労しました。仕事を覚えるために、学生時代の授業の時のようにたくさんメモを取り、必要と思う箇所に線を引いたりもしていました。
もちろん上司や先輩もつねに気にかけてくれ、質問をすれば仕事の手を止めてでも教えてくれました。当社の場合、部署の中に複数のチームがあります。少数で活動する分、みんながサポートをしてくれるのが大きなメリットです。

今は上司と一緒に現場に行き、カーポートやフェンスなどエクステリア関連の見積りや発注業務をしています。見積りの際に品番で記してしまいがちなのですが、そうすると工務店の方はわかりません。「“カーポートの屋根”のように、誰が見てもわかるように」とアドバイスを受け、それから気をつけるようにしています。
それと私自身が心がけているのは、まわりをよく見ることです。特に施工現場に行った時には、安全確認をしっかり行っています。また新人ということもあり、第一印象が大事だと思っており、誰よりも早く、大きな声での挨拶も意識しています。

仕事でやりがいを感じるのは、完成したカーポートなどを見た時です。私が提出した見積りで工務店などのお客様に購入いただき、その結果がこれなんだと思うとうれしくなります。人として、社会人として必要なマナーが身についた点でも成長を感じています。
学生のみなさんの中には、私と同じように建築以外の専攻から、この業界をめざしたいという方もいるでしょう。当社なら研修や実務を通じて、1から学べるので安心。しかも私のように経済学部出身なら、見積りの際に簿記のスキルを活かしたり、お客様と接する時には接客業のアルバイト経験も役に立ちます。
2年目からは自分で担当する仕事も増えるため、まずは任されたことを完璧にすることが目標。将来的には「キミから全部買いたい」と言っていただける営業をめざします。(小林さん)

自分で決めた目標に対しては、決して妥協せずにやり遂げます。

私はもともと注文住宅の設計職を希望し、入社しました。勉強のために商材部の業務からスタートしたのですが、この働き方はとても気に入っています。大学の建築の授業でも建材のことは学んでおらず、でもそれを知らないと、設計者としてお客様に詳細な提案をすることができないからです。
ただ最初は何を、どこに発注するのかさえわからず、ひたすら質問をし、メモを取る毎日でした。たまたま隣りの席の事務職の方が知識も豊富で、面倒見の良い方だったのも幸いしました。「ここは、こうした方が良いよ」というアドバイスはもちろん、ミスに対する改善策も一緒に考えてくれたのです。

今の私の担当は商材部の中でも少し特殊で、社内の住宅営業からの依頼に対し、発注や見積り作成などをしています。言ってみれば社内が取引先。だからと言って発注ミスで、違う商品が現場に届いたりすると大変なことになりますし、同じ会社の仲間だからこそ、甘えや雑な行動にならないよう心がけています。
その点では、学生時代の課題でゴールや正解がない中、1ヶ月の中で“ここまで、やろう”と自分で決め、取り組んだことが役に立っています。仕事でも、できないからとあきらめたり、放って置かず、失敗は必ず改善してから次へと進む姿勢につながっているのです。
1度、発注で失敗した現場があり、それがとても悔しくて、以降はそれまで以上に報連相を徹底するようになりました。

仕事のやりがいは、発注業務だけだった1年目から、2年目になって見積りも任されるようになったことと、仕入先との価格交渉がうまく行き、お客様から感謝されるときです。
最近は発注業務などを後輩に任せることもあります。その時に、やることは同じでも人によって作業工程の違いがあることを知り、新たな勉強になっています。
今後は住宅営業の部署とより密なコミュニケーションを図るとともに、お客様にもわかりやすい見積りの雛形をつくることが目標です。そして将来的には商材部での学びを活かし、住宅営業で、設計職として活躍することが夢です。
学生のみなさんも自分の中で譲れない「軸」を持ち、就職活動をして下さい。もし当社に興味を持ってくれるなら、新人だからと臆すことなく、気さくに声をかけてくれる後輩を歓迎します。(武藤さん)

学生の方へメッセージ

建材商社は、卸売という中間事業者になります。建築の最初や最後の段階に関わるわけでもなく、やりがいというものは人それぞれ。仕事を通じて自分で見つけていくものだと思っています。あえていうなら、納めた建材を使った家がカタチになっていくことでしょうか。
そうした仕事のため、採用活動でもあえて学生のみなさんに応募を促すのではなく、自主性や各自の判断を尊重するようにしています。
どの業界、会社が合うかを自分で見つける姿勢は大切ですし、当社が求めるのも自分で仕事を見つけ、報連相を行った上で、何をすべきかを判断できる人材だからです。

会社としても、社員のためになると思うことは積極的に取り入れ、変化しようという気概に満ちています。例えば新人研修などは2021年は3ヶ月間、去年と今年は1ヶ月間実施し、来年は3週間にしようかと考えています。研修後に新人から話を聞き「ここは少し長かった」「夏と秋に分けてやるといい」などの意見を参考に、つねに改善を進めています。
事業に関してもM&Aや、新たな業種へのチャレンジなど、いろいろな計画を立てています。そうした風土をおもしろいと感じられるかどうかも、会社選びでは重要になってきます。
(頓所祐一/経営戦略室室長 経理課長)

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新人は新潟市の本社勤務となり、基本的には転勤もない。また建築資材の部署では、上司と3~4名によるチーム制を採用。目標も個人ではなく、チームに与えられる。

マイナビ編集部から

新潟材協を志望する学生は、“BtoBのビジネスに興味を持った”という理由が大半とのこと。確かに法人相手の営業活動は自身の成長にもつながり、動かす金額も醍醐味も大きいだろう。ただし一般消費者相手の事業ではない分、学生にとっては企業情報を入手するのも簡単ではない。その中から同社を見つけ出し、入社を決めた社員たちの仕事にかける思いは相当なものに違いない。そのあたりは今回取材に登場した3名の話からも、記者にはひしひしと伝わってきた。

働く環境も魅力的なようだ。「有給も申請をすれば、ほぼ確実に取得でき、リフレッシュもしやすい環境です。私は休日は趣味のバイクを楽しんでいます(真島さん)」「上司も冗談話など、気軽に声をかけてくれます。年齢の近い先輩とは趣味の話をしたり、食事に行くこともあります(小林さん)」「服装は自由。デスク周りに推しのフィギュアを置いたり、社内ではスリッパ履きでもOKです(武藤さん)」とのことで、まさに伸び伸びと働けそうだ。
ちなみに同社では、物価高騰や他社の動向に合わせ、昨年から新卒の初任給を1万円アップしたとのことで、そうしたエピソードからも、社員思いの企業だなと実感した次第だ。

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創業140年以上の歴史を有し、取引先からも厚い信頼を得ている。そのお客様を上司や先輩から引き継ぐため、新人でも活動しやすく、まわりもサポートしやすい。

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