企業研究というと企業HPや就職サイトなどを活用する人が多いと思いますが、受け身の情報ばかり集めても“想像の域”は超えられません。一見華やかに見える世界にも必ず表と裏があるもの。実りある企業研究のためにも、自分の目で“現場のリアル”を確かめておくことが大切です。その際ぜひ有効に活用していただきたいのが仕事体験。それも、可能な限り早く、できれば1~2回生のうちから参加してみるのがおすすめです。
仕事体験は、必ずしも3回生向けのものではありません。むしろ特定の業界や企業に目を向けはじめる前に参加しておくと、縛りなくより客観的に社会を見渡すことができ、その後の業界・企業選びにもプラスに働きます。また、1~2回生の参加者は企業側の印象にも残りやすいですから、有機的なつながりをつくっておくという意味でも非常に有効です。
いっぽう、ある程度方向性の定まりはじめた3回生以降は、オンラインも活用して“数”を稼ぐことも必要でしょう。ただし、やはりそれでも「現場を知る」姿勢は欠かせません。仕事内容だけでなくその場の雰囲気や働き方、人間関係にも目を光らせ、給与や休みの取りやすさなど気になることは何でも積極的に質問しましょう。弱みやデメリットに触れる質問ほど企業側は“本気度の高さ”と捉え、歓迎してくれるはずです。
<人事担当/入交さん>