最終更新日:2025/4/25

テイコクテーピングシステム(株)

  • 正社員

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • 機械設計

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一人ひとりに合わせ、成長につながる仕事を任せてくれます

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モノづくりの醍醐味を満喫しています!

半導体の製造装置という専門性の高い製品を手がける一方で、文理を問わず積極的な新卒採用を行っているテイコクテーピングシステム。その背景には、人材を育てる豊富なノウハウがあります。

■野呂 知里さん(中央)/管理ユニット/2024年入社/創造表現学部卒
“グローバル”をキーワードに就職活動を進める中で同社を知り、未来を創る一助になりたいと入社を決めた。

■巴 靖傑さん(右)/プロダクトユニット/2024年入社/機械工学系専攻修了
中国出身。日本の大学院を卒業し、半導体に関わる仕事を通じてアジア圏に貢献したいと志望した。

■有馬 萌絵さん(左)/管理ユニット/2024年入社/人間科学部卒
学生時代に保育士の資格を取得したものの、半導体分野に関心を持つようになり、少数精鋭の環境で力を試そうと入社した。

~私の毎日~

突発的な注文の多い仕事です。毎朝メールをチェックし、受注があれば在庫を確認。倉庫になければ発注し、出荷の準備を進めます。(野呂さん)
先輩に指示を仰ぎながら、製造部門で組み立て・取り付けなどを行っています。モノづくりの醍醐味を実感する毎日です。(巴さん))
メールを確認し、納品物が届いていれば検品したり、発送する装置の梱包をします。装置の扉の製造にも携わっています。(有馬さん)

納期管理などの正確さが求められる仕事が、私の性格に合っています/野呂さん

私の仕事は、半導体製造装置に必要な部品の追加注文や出荷。人のサポートをすることが好きなため、製造を陰から支える今の仕事は私にピッタリだと思っています。入社後の2か月ほどは、部品の検品や仕分け業務を行っていました。文系出身なので、もともと装置の知識は皆無。ただ私たちがミスをすると、製造の流れが止まってしまうため、大量の部品の選別ではかなり緊張しました。先輩たちに質問をしたり、どこにどの製品が使われるかを観察することで、仕事を覚えていったものです。

今(2024年11月の取材時)は年末に向けて、装置の出荷がピークを迎えようとしている時期です。生産量も増え、社内にも装置がたくさん置かれているうえ、パートさんなど人も増え、入社した頃とは少し違う雰囲気で、とても活気に満ちています。当然、スペアのパーツの注文も毎日絶え間なく入ってきます。私自身は、発注業務にはまだ本格的には携わっておらず、納品された部品の管理をしつつ、覚えている段階です。後輩が入ってきたら、発注担当を任せていただく予定なので、それまでに部品に詳しくなりたいと思っています。

この仕事のやりがいは、部品などが組み合わされ、製品ができあがり、出荷されるまでの工程を目の当たりにできる点。また部品の手配を担当する私たちのスピード次第で、お客様に早くお届けできるようになり、当社の利益も向上します。先輩から感謝の言葉をもらうこともあり、頑張りが報われる瞬間もたくさんあります。入社したばかりの頃は、単純に“難しそうな仕事だな”という印象でしたが、知識が増えてくると、思っていた以上に身近な製品であることもわかってきましたね。

今後は、さらに半導体や自社製品に関する理解力を高めていくことが目標です。発注や図面への問い合わせ対応など、社内外をつなぐ役割もあるだけに、会社のことを熟知することで活躍のチャンスも増えていくはずです。また海外とのやり取りでは英語も必要なため、語学力も高めていきたいと思っています。メール対応の際など、誰もいないと私が任されることもあり、今は焦りつつ、つたない文章で説明をしたり、納品をしたりしているので、その点を少しでも解消していきたいですね。

貪欲に学び、いつかは半導体製造装置におけるアジアとの架け橋に/巴さん

大学院時代から、半導体や材料の分野に興味を持っていました。当社は約90%が海外の半導体メーカーとの取引であり、中国出身の私なら、将来的に役に立てるのではという思いがあり、入社を決めました。現在、私は製造部門のエンジニアとして活動しているのですが、技術力は一朝一夕では身に付かないなと痛感しています。特に組み立ては0.01mm単位の精度が求められる緻密な作業。失敗を繰り返しつつ、学んだことや経験したことを次に活かす姿勢が必要です。

一方で入社以来、着実に成長したという実感も得ています。最初はシリコンウエハと呼ばれる、半導体の基板部分に使われる保護用テープを剥がす「リムーバー」を担当し、フレームの組み立て、ローラーなどの部品の組み立て・取り付け、配管をしていました。最近はウエハを貼る装置を担当しており、今は組み立て以外の部品の取り付けや、配管などを任されています。リムーバーよりもローラーなどの部品の数も多く、精度を出すことがより難しくなっていますし、次は配線も学ばなくてはいけません。

覚えることや苦労することが多い分、達成感も格別です。初めて装置のフレームを完成させた時は、大きな責任感を感じることもできました。そして、これが製品となり、お客様のもとで使われると考え、ワクワクしたものです。またつい先日、シンガポール支社の人が本社に来たため、良い機会だとコミュニケーションを取らせてもらいました。テーピングプロセスの中で、当社の役割や立ち位置を詳しく知りたいと思っていたところだったこともあり、装置のことだけでなく、半導体業界全体の情報も得られ、とても有意義な時間になりました。

職場としてはプレッシャーを感じることもなく、のびのびと仕事に打ち込むことができる点が気に入っています。先輩たちも、とても丁寧に指導してくれます。私としてはこれからも謙虚な姿勢で仕事に取り組み、いずれは社内の製造に関する、すべての工程の技術を身に付けて、多能工的な活躍ができればと思っています。そして将来的に機会があれば、中国を始めとするアジアの市場の取引に、何らかの形で貢献したいですね。

会社や仕事について、もっと詳しくなりたいという意欲が湧きました/有馬さん

私は納品物の検品、機械の扉部分の製作、社内への発注依頼、二次加工の管理など、製造と管理の双方の仕事に携わっています。学生時代は保育士の道をめざしていたので、当然、モノづくりの経験も知識もありませんでした。配属になったばかりの頃は、部品の検品業務から始めたのですが、傷やへこみの許容範囲がまるでわからなかったものです。それが製造のお手伝いをすることで知識も付き、少しずつ業務の流れも理解できるようになってきました。

ただ製造エンジニアの立場ではないため、装置の深い部分まではわかりません。部品の役割などの話になると付いていけないこともあります。そういった点を含め、普段から不明点をそのまま放っておかないことを意識しています。報連相を怠り、自分勝手に進めることで、会社に迷惑をかける事態につながることもあるからです。疑問に感じたことはすぐに質問し、先輩に教えてもらうようにしています。

仕事のやりがいも、少しずつ感じられるようになってきました。製造のサポートをする中で、細かい作業などがうまくできた時はうれしいものです。頼まれたことを実行し、感謝の言葉をもらう時もあります。あるいは、出荷に向けた梱包をしている時などは、“これが世界各国に届けられるんだ”と感慨に浸ることもあります。また、初めての社会人生活で、人間的にもずいぶん成長できたと思っています。特に毎朝決まった時間に起きて出社し、帰ってきたらご飯をつくるという、規則正しい生活リズムが培われましたね。

2年目になると、後輩たちも入ってくるでしょう。今もパートさんたちに教えていますが、指導をすることで自分の振り返りにもなり、改めて未熟な点も見つかります。できないことを減らし、「立派な先輩だ」と言ってもらえるようになるのが、今の目標です。後輩ができたら、私が手本を示し、次にやってもらいつつ、丁寧に教えてあげたいと考えています。将来的には管理ユニット内で仕事の幅を広げ、会社に貢献したいですね。

学生の方へメッセージ

就職活動の軸は、たくさんあっても大丈夫。進める中で、本当に必要なものが残っていきます。また、少しでも気になるワードがあれば、積極的に説明会に参加することで、新しい発見もあるはずです。面接に関しては、一語一句決めてしまうと、忘れた時に取り返しがつかなくなります。私は発表のようなものを考えてしまい、当日、頭の中が真っ白になった苦い思い出があります……。(野呂さん)

ミスをしたら、その原因や対策を考え、次への糧にできる方と一緒に働きたいですね。半導体製造装置は、今や中国を始めとするアジアの多くの国が注目しています。業界で強い競争力を持っていた日本が、再び競争力を取り戻そうとする流れの中で、会社と一緒に成長していく楽しみが待っていますよ。(巴さん)

就職活動では、うまくいかなかったり、悩むことも多々あるでしょう。でも焦って決めてしまうと、後から後悔します。大変さにめげることなく、自分のやりたいことを突き詰めてほしいですね。ちなみに当社の説明会は少人数で実施され、思っていることを質問でき、会社の人も丁寧に答えてくれます。面接も、特に一次面接は穏やかな雰囲気のもと、あなたの考えを発信できるでしょう。(有馬さん)

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同期の存在も大きな心の支え。仕事でも関わる機会があり、何かあれば声を掛け合ったりしている。仕事終わりに、同期同士で飲みに行くこともあるそうだ。

マイナビ編集部から

自動車や電化製品、医療機器など、多彩な分野における半導体の役割を耳にしたり、半導体不足のニュースを目にしたことがある学生の方も多いだろう。そうした半導体の製造に欠かせない装置を手がけているのがテイコクテーピングシステムだ。B to B企業のため、なかなか学生にはわかりづらく、ハードルが高いと感じるかもしれない。しかし、入社後に基礎からしっかりと学ぶことができ、文系出身者なども大勢活躍している。

「私のように文系出身でも、できる業務、できる範囲がたくさんあります。安心して飛び込んで来てください(野呂さん)」「親会社の経営基盤も万全。休日や待遇面も整っていて、一人暮らしを希望する人には家賃補助もあります(巴さん)」「わからないことに対し、とがめたり、“自分で考えろ”ということは決してありません。新人には必ず誰かが付き、丁寧に指導してくれます(有馬さん)」と、取材に登場した3名も会社の魅力を語ってくれた。

何より3名のインタビューを通して、のびのびと活動し、仕事を楽しんでいる様子が伝わってきた。同社の場合は37名の少数精鋭ということもあり、一人ひとりに目が行き届く分、活躍ぶりや悩んでいる姿を見逃すことがない。働きやすい環境で、世界に誇るモノづくりに携わりたい方には最適な環境が広がっていることだろう。

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海外にも拠点を有し、世界18か国以上のメーカーと取引をしている。2025年春には、製造と管理ユニットのフロアが分かれた新社屋も、現在の本社近くに完成予定だ。

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