加藤産商(株)

入社後、約半年間は社内で受発注業務をしつつ、先輩・上司の外出訪問に同行しながら、営業活動というものを体感した。部内の状況も考慮して、人によって営業を始める時期に差がある。自分の場合は、一部のお客は上司に指導を受けながら7月頃には実務をやり始めた。
商社というのは、自社製品というものを持っておらず、営業担当者が自らに存在価値を生み出して、仕入先と客先のはしご役となり、両者の利害をできる限り一致させなければならない為、難しい仕事であると感じる。
現在の仕事内容としては、入社以降、世界的にCOVID-19の影響を受けた為、モノの調達や価格面で(主に値上げ)お客と交渉をすることが大半である。

会社の雰囲気としては入社前から予想していた通り、考え方も業務上も少し古い体質である。業界的にも古い為か、時代の趨勢に従うというよりは昔からの慣習のようなものを重んじているように感じる。
働いている人達は性格的に良い人が非常に多く、人間関係の面で苦労することはないとほとんどないと感じる。
また、仕事面でもサポートしてくれる先輩・上司が多いので、一人で抱え込まず、相談をすれば一緒に解決を図ってくれる。
そういった面から会社は明るく、良い雰囲気であると感じる。

大学4年生としての就職活動は一生に一度しか無い為、面倒くさがらず、自分自身としっかりと向き合って、自分がどのような人間で何をやりたいのかということをしっかり熟考して取り組むことを心からお勧めします。
ただ、たとえ就職活動で思い通りにいかなかったとしてもその後の自分の行動次第で、軌道修正は可能ですので、気負いし過ぎず、頑張って下さい。